25 / 53
第四章 彷徨うウンディーネとシルフのガレット
-1-
しおりを挟む
季節がちょっとだけ進み十月の末に入ると、街に吹く風は本格的に冷たくなる。私は藍色のジャケットの下に、白く首元に小さな黒いリボンのセーターを着込む。
カフェ・ノードでのランチタイム限定のお手伝いもだいぶん慣れてきたと思う。そんな姿を見て母もまた絶対今度いくからね!と家を出る度に私へ声をかけた。
いつも通りの大通りを歩いていると車線の向こう側に目を惹かれる。真っ青の長い髪は色味を落としながら腰辺りまで伸び、細く艶やかな髪はその人が歩く度に揺れていた。髪よりちょっと深い色をした長めのニットへ身を包み、黒いワイドパンツの下には白い靴紐の真っ青なスニーカーが見える。まるで湖みたいな素敵なファッションセンスだと思った。
私よりもだんぜん細い体は先にあるコンビニへと吸い込まれていく。どこかのモデルさんかなぁ。私は大通りをいつものように北上してカフェへとたどり着く。いつものようにシャッターを開ける康夫さんに挨拶をして階段を上ると、ブイヨンの温かい香りと空気に包まれた。
「おはようございます。いい匂いですね」
私が厨房のミーナさんに声をかけると、まだ眠たそうにあくびを手のひらで隠した。
「寒くなってくると早めに目が覚めるから嫌だよねぇ。でも食事がおいしくなるから困ります」
そうですね。と私は慣れた手際で開店準備を進める。いつものような開店前の空気はとても澄んでいてもうすぐ冬かあと呑気に私はそう考えていた。
その開店準備が終わったと共に階下でドアの開く音がした。そしてガヤガヤと互いに褒めあうような。からかいあうような会話が聞こえる。この西賀茂倶楽部の訪れは開店の合図みたいで私はいつだってホッとする。
「あらぁ。琴音ちゃん今日も可愛いね!」
「本当にもう。なんだか琴音ちゃん見ているとホッとするわぁ。うちのバイク屋にはおっさんしかいないから」
「あら何?若さを吸い取っちゃダメよ?塚田さんみたいに琴音ちゃんがでっぷりしたら嫌なんだから」
ねぇ?と清さんは満面の笑みを浮かべ、塚田さんはムッと眉間にしわを寄せる。やったらウチにほしいわぁと平井さんはうっとりと頬に手を当てると案内されるままに席へと腰を下ろす。
こうやっていつものカフェ・ノードは始まる。この素敵なご婦人方との会話が落ち着く頃に、ランチタイムに訪れる街の人たちが席を埋めていくのがいつもの光景だった。
しかし今日はそれが少しだけ違う。西賀茂倶楽部の面々へといつものハンバーグランチが運ばれると、もう一度ドアの開く音がした。珍しいなと私は階段のすぐ見える場所まで足を進める。
ハッと息を飲んだ。
階下からだんだんと見ててくるその髪色が、揺れるたびに色彩を変える湖面のような色をしていたからだ。
触れたら壊れてしまいそうなくらいに端正な顔をしていた。細くしっかりとした瞳の下にはまっすぐと長い鼻筋が通り、細く薄いピンク色をした唇はまっすぐと結ばれている。瞳の奥からはあまり他人へと興味を示さない視線と青みのかかった瞳が見えた。
男の人かな?それにしては顔立ちが整いすぎていて、やっぱりモデルさんだろうか?それにしても人間離れした美しさだと私は今朝方に街で見かけたその人を見る。四条河原町のビルでエルフのファッションショップを営むソルマと、その上司であるウアヴァルのことを私は思い出した。
「あら。ミアスちゃんこんな時間に珍しいわね。それにとてもお久しぶり」
ミーナさんは使い終えたフライパンを洗いながら声をかける。ミアス。私は口の中でその名前を反復する。この人もまた聞き慣れない名前をしているからきっと魔女の世界にいる人、もしくは精霊なのだろうかと私は首をひねる。
「仕事が忙しかったからミアスはあまりここに来れなかった。今日からちょっとだけ休み」
波間を漂う流木みたいなやわらかいイントネーションでミアスは答え、案内されるのを待たずにカウンターの一番左端へと腰をかける。そしてミアスに気がついた西賀茂倶楽部の面々があらやだ!と互いに肩を叩きある。
「ミアスちゃんじゃない。お元気?お久しぶりね」
平井さんが声をかけると、どうもとミアスは会釈を返す。
「しかし本当にきれいねぇ。ウチにもそのきれいさをわけてほしいわぁ」
「塚田さん!ちょっとだけじゃ足りないかもよ。それに骨格や肩幅、手足の長さと骨格が全然違うわ」
それって全部ってことじゃないの!と塚田さんは清さんへと口をとがらせる。口元にはすっかりと食べ終えられたハンバーグのかけらが付いていた。それを笑いながら清さんが指摘すると恥ずかしそうにうつむく。平井さんは顔中へ幸せそうな筋の刻まれた笑みを浮かべる。
「それにしてもミアスちゃんはだいぶん日本語がうまくなったね。うん。とってもお上手!」
これあげる。と平井さんは小さな肩がけカバンの中から色とりどりの包装紙に包まれた飴玉を出す。あらやだ私も!と塚田さんと清さんもそれを受け取ると席を立ち上がりミアスの隣へと重ねていく。すっかりと飴玉が積もったそれをミアスは表情もなく眺めていた。
「ありがとう。しかしミアスはあまりたくさん食べられないから、この人にもわける」
そういってミアスはそのやりとりを静かに眺めていた私を手招きする。その時ミアスと目があった。きれいなブルーの瞳はまるで宝石のように差し込む秋の太陽を映している。
長い睫毛は目元に影を落とし、色素の薄い肌は陶器のように細くて長い指先を器用に動かした。
やっぱりこの人もまた人ではないと私は確信する。アールを初めて見た時と同じような違和感を感じたのだ。
「ありがとうございます。おいしそうですね」
いっぱいに積まれた飴玉の半分を私のポケットに、ミアスが淡々と詰め込んでいくとポケットは存分に膨れた。どうしようと私がポケットの膨らみを隠そうとしていると、
ミアスは私の瞳の、一番を奥を覗いていた。
カフェ・ノードでのランチタイム限定のお手伝いもだいぶん慣れてきたと思う。そんな姿を見て母もまた絶対今度いくからね!と家を出る度に私へ声をかけた。
いつも通りの大通りを歩いていると車線の向こう側に目を惹かれる。真っ青の長い髪は色味を落としながら腰辺りまで伸び、細く艶やかな髪はその人が歩く度に揺れていた。髪よりちょっと深い色をした長めのニットへ身を包み、黒いワイドパンツの下には白い靴紐の真っ青なスニーカーが見える。まるで湖みたいな素敵なファッションセンスだと思った。
私よりもだんぜん細い体は先にあるコンビニへと吸い込まれていく。どこかのモデルさんかなぁ。私は大通りをいつものように北上してカフェへとたどり着く。いつものようにシャッターを開ける康夫さんに挨拶をして階段を上ると、ブイヨンの温かい香りと空気に包まれた。
「おはようございます。いい匂いですね」
私が厨房のミーナさんに声をかけると、まだ眠たそうにあくびを手のひらで隠した。
「寒くなってくると早めに目が覚めるから嫌だよねぇ。でも食事がおいしくなるから困ります」
そうですね。と私は慣れた手際で開店準備を進める。いつものような開店前の空気はとても澄んでいてもうすぐ冬かあと呑気に私はそう考えていた。
その開店準備が終わったと共に階下でドアの開く音がした。そしてガヤガヤと互いに褒めあうような。からかいあうような会話が聞こえる。この西賀茂倶楽部の訪れは開店の合図みたいで私はいつだってホッとする。
「あらぁ。琴音ちゃん今日も可愛いね!」
「本当にもう。なんだか琴音ちゃん見ているとホッとするわぁ。うちのバイク屋にはおっさんしかいないから」
「あら何?若さを吸い取っちゃダメよ?塚田さんみたいに琴音ちゃんがでっぷりしたら嫌なんだから」
ねぇ?と清さんは満面の笑みを浮かべ、塚田さんはムッと眉間にしわを寄せる。やったらウチにほしいわぁと平井さんはうっとりと頬に手を当てると案内されるままに席へと腰を下ろす。
こうやっていつものカフェ・ノードは始まる。この素敵なご婦人方との会話が落ち着く頃に、ランチタイムに訪れる街の人たちが席を埋めていくのがいつもの光景だった。
しかし今日はそれが少しだけ違う。西賀茂倶楽部の面々へといつものハンバーグランチが運ばれると、もう一度ドアの開く音がした。珍しいなと私は階段のすぐ見える場所まで足を進める。
ハッと息を飲んだ。
階下からだんだんと見ててくるその髪色が、揺れるたびに色彩を変える湖面のような色をしていたからだ。
触れたら壊れてしまいそうなくらいに端正な顔をしていた。細くしっかりとした瞳の下にはまっすぐと長い鼻筋が通り、細く薄いピンク色をした唇はまっすぐと結ばれている。瞳の奥からはあまり他人へと興味を示さない視線と青みのかかった瞳が見えた。
男の人かな?それにしては顔立ちが整いすぎていて、やっぱりモデルさんだろうか?それにしても人間離れした美しさだと私は今朝方に街で見かけたその人を見る。四条河原町のビルでエルフのファッションショップを営むソルマと、その上司であるウアヴァルのことを私は思い出した。
「あら。ミアスちゃんこんな時間に珍しいわね。それにとてもお久しぶり」
ミーナさんは使い終えたフライパンを洗いながら声をかける。ミアス。私は口の中でその名前を反復する。この人もまた聞き慣れない名前をしているからきっと魔女の世界にいる人、もしくは精霊なのだろうかと私は首をひねる。
「仕事が忙しかったからミアスはあまりここに来れなかった。今日からちょっとだけ休み」
波間を漂う流木みたいなやわらかいイントネーションでミアスは答え、案内されるのを待たずにカウンターの一番左端へと腰をかける。そしてミアスに気がついた西賀茂倶楽部の面々があらやだ!と互いに肩を叩きある。
「ミアスちゃんじゃない。お元気?お久しぶりね」
平井さんが声をかけると、どうもとミアスは会釈を返す。
「しかし本当にきれいねぇ。ウチにもそのきれいさをわけてほしいわぁ」
「塚田さん!ちょっとだけじゃ足りないかもよ。それに骨格や肩幅、手足の長さと骨格が全然違うわ」
それって全部ってことじゃないの!と塚田さんは清さんへと口をとがらせる。口元にはすっかりと食べ終えられたハンバーグのかけらが付いていた。それを笑いながら清さんが指摘すると恥ずかしそうにうつむく。平井さんは顔中へ幸せそうな筋の刻まれた笑みを浮かべる。
「それにしてもミアスちゃんはだいぶん日本語がうまくなったね。うん。とってもお上手!」
これあげる。と平井さんは小さな肩がけカバンの中から色とりどりの包装紙に包まれた飴玉を出す。あらやだ私も!と塚田さんと清さんもそれを受け取ると席を立ち上がりミアスの隣へと重ねていく。すっかりと飴玉が積もったそれをミアスは表情もなく眺めていた。
「ありがとう。しかしミアスはあまりたくさん食べられないから、この人にもわける」
そういってミアスはそのやりとりを静かに眺めていた私を手招きする。その時ミアスと目があった。きれいなブルーの瞳はまるで宝石のように差し込む秋の太陽を映している。
長い睫毛は目元に影を落とし、色素の薄い肌は陶器のように細くて長い指先を器用に動かした。
やっぱりこの人もまた人ではないと私は確信する。アールを初めて見た時と同じような違和感を感じたのだ。
「ありがとうございます。おいしそうですね」
いっぱいに積まれた飴玉の半分を私のポケットに、ミアスが淡々と詰め込んでいくとポケットは存分に膨れた。どうしようと私がポケットの膨らみを隠そうとしていると、
ミアスは私の瞳の、一番を奥を覗いていた。
0
あなたにおすすめの小説
神のミスで転生したけど、幼女化しちゃった! 神具【調薬釜】で、異世界ライフを楽しもう!
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
旧題:神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!
電子書籍は、2026/3/9に発売です!
書籍は2026/3/11に発売(予約受付中)です!メロンブックス様より、特典の描き下ろしSSペーパーがあります。詳しくは、メロンブックス様へお願い致します。
イラストは、にとろん様です。よろしくお願い致します!
ファンタジー小説大賞に投票して頂いた皆様には、大変感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる