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第四章 彷徨うウンディーネとシルフのガレット
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カフェ・ノードから一番近いバス停は歩いて五分もかからない。バス停には都合の良いことに京都駅行きのバスが止まっており、小走りでそれに駆け寄ると私たちもそれに乗りこんだ。一番後ろの席が空いていて私たちはそこへと横並びに座る。
揺れ始めたバスは街の景色を少しずつ変えていく。休みのお昼前だからか乗りこんでくる人は多くバスの中はいっぱいになっていた。私たちは一番後ろの席に座りながらは端に寄り、窓際になったミアスは流れていく街並みを眺めている。ミアスの絵画みたいな横顔を桜花ちゃんはニコニコしながら眺めていて、私もまた目を奪われた。
ねぇねぇと隣に座る私よりも大人に見える女の子、大学生だろうか?ふたり組は互いに肩をたたき合いながらミアスの横顔をうっとりと眺めている。
なんとも歩くだけで絵になる人だと私はふぅと息を吐いた。
バスはゆっくりと街の中を進み、窓の外を眺めているミアスの横で私と桜花は他愛もない話に花を咲かせた。最近流行っている音楽や動画、両親といった旅行の話。聞けば聞くほど仲の良い親子だと思ったし、私もまた小さい頃はこうやってよく両親と旅行にいったなぁ。なんてことを考えていた。
「お母さんが忙しそうだったからウチが代わりにお買い物にいくといったの。心配していたけど大丈夫だって言って出てきた。お母さんがっかりするかなぁ」
桜花は視線を落としてポツリとこぼす。
「それは違うよ。それにこんな遠い所までひとりでいけるようになったって喜んでくれるよ」
そうかな?と桜花は無邪気な笑顔を私に向けてそれに私も笑みで応える。
私の母は学校にいかずに、学校にいっていた時と比べて楽しい日々を過ごしている私のことをどう思っているだろうか。何度も聞こうとして聞けなかった問いがずっと胸をイバラで包む。
バスは京都駅へと到着し、そこで私たちはバスを降りた。ここからは歩いていく方がいいかな、それとも電車でいくべきか。私が悩みながら桜花の歩調に合わせて駅の構内へと歩いているとミアスが急に立ち止まる。
「ミアスはお腹が空いた。この近くに知り合いのお店があるから行こう」
思えば時刻は正午に近い。ミアスのその言葉に桜花もー!と小さな少女は手をいっぱいに広げてそういった。まぁいいかと私はミアスが進む方向に合わせて桜花と共に歩く。
駅を西側に歩いていると大きなショッピングセンターが目に入り、さらに南下する。
すぐに大きなビルに囲まれた一角に四席ほどのオープンテラスと並んだ大きな赤と白のパラソルが目に入った。
私たちがいる北区と比べると下京区はずっと暖かいためか、オープンテラスに腰掛ける人もまた多い。
お店の仲もとても広く赤い屋根には『シルフィード』と流れる文体で書かれていた。
なんともおしゃれなお店だと尻込むする私とは裏腹に、ミアスは遠慮することなく店へ入る。お店の仲には四角のテーブルが六つ並んでおり、カフェ・ノードが三つくらい入りそうな広いお店だと思った。
入るとすぐにいらっしゃいませーと鼻にかかる声がする。
駆け寄ってきた人は巻き毛の緑色の髪をしていた。私は驚いてその人を見る。店の制服だろうか、
その姿は北欧の民族衣装に身を包まれていて、真っ白なエプロンは駆け寄るその店員に合わせて揺れていた。
「いらっしゃいませシルフィードに!三名様でよろしい・・・ってミアスさま!?」
口元に手を当てうっとりと表情を崩すその店員は、はぁぁと吐息にも似た声をもらす。
丸くやわらかい頬と細い顎先、眉はきれいに整えられていて、目元はまん丸でとても愛嬌のある顔立ちをしている。そしてそれを覆うように分厚い丸眼鏡がなんとも可愛らしいと思った。
「ミアスはお店の中がいい。テーブル席だともっといい。三人で座れる所。そして琴音。こいつはコルっていう。琴音ならわかるだろう?」
はいぃ。と間延びした返事をしながら硬直するその精霊を見て私はうなずく。
きっとみんなには髪の色が私と違って見えるのだろう。きれいな新緑にも似た緑色の髪をするこの店員さんも精霊なのだ。ミアスが知り合いというのだからきっとそれは確かだ。この髪の色とお店の名前からして、シルフではないのだろうかと私は首をひねる。
考えている間にコルは再び私たちのもとへと駆け寄ってきて、お席の準備ができましたと声をかける。通されるままに店内の中央にある四人掛けの席へと腰をかけた。目の前にあるメニューにはガレットやクレープが並んでいる。
「普段、お昼に炭水化物はとらないけれど、今日は特別」
そういってミアスはメニューを私たちの前に広げる。わぁと桜花はどれにしようと嬉しそうな声を響かせ、何度もメニューの上を目線が行ったり来たりとしている。
結局ミアスはチーズと目玉焼きの乗ったシンプルなトマトのガレットを、そして私は生ハムのガレットを頼み、桜花は食べきれるかなと不安そうな表情を浮かべながら、ソーセージのガレットを選んでいた。
なんともおしゃれな食卓だと、今度ミーナさんにも作り方を聞いてみよう。そんなことを私は考えた。
すみません!と私が店の中でコルと同じ制服に身を包む店員さんへと声をかけると、一番遠くにいたはずのコルがこちらへと風のように駆けてきた。
「ご注文をおうかがいしますミアスさま!近くで見ていると直視できないくらいになんとも尊い!それにそちらの女の子と、さらに小さな女の子・・・まさか子連れ!?ミアスさま!どういうことですか!?いや・・・それはそれで・・・ボクにはいいのですが」
早口でまくし立てるコルに呆気に取られている私と桜花を気にせずに、ミアスは淡々と注文を告げるとかしこまりました~とコルは厨房へと駆けていく。
「なんだか賑やかな方ですね」
まぁそうだなとミアスは答える。桜花は足をフラフラと揺すりながら店内を見渡している。
「いつもああいう感じなんだ。そのうち慣れるよ。前にミアスのバンドを見にきていてばったりとこのお店で会った。打ち合わせがあってね。それからあんな調子。わかっているとは思うけどコルはシルフの精霊。同じ精霊同士だから落ち着くんだ」
ハッと私は桜花を見る。しかし桜花は何も聞こえていないかのように楽しそうに、店内にぶら下がる大きな看板をまじまじと眺めていた。ほっとして私はミアスへ視線を戻すとミアスは私をまっすぐと見ている。
「琴音はなんでそんなに周りの目を気にするんだ?ミアスにはそれがわからない。そういう所がすごくミアスには変に見える」
揺れ始めたバスは街の景色を少しずつ変えていく。休みのお昼前だからか乗りこんでくる人は多くバスの中はいっぱいになっていた。私たちは一番後ろの席に座りながらは端に寄り、窓際になったミアスは流れていく街並みを眺めている。ミアスの絵画みたいな横顔を桜花ちゃんはニコニコしながら眺めていて、私もまた目を奪われた。
ねぇねぇと隣に座る私よりも大人に見える女の子、大学生だろうか?ふたり組は互いに肩をたたき合いながらミアスの横顔をうっとりと眺めている。
なんとも歩くだけで絵になる人だと私はふぅと息を吐いた。
バスはゆっくりと街の中を進み、窓の外を眺めているミアスの横で私と桜花は他愛もない話に花を咲かせた。最近流行っている音楽や動画、両親といった旅行の話。聞けば聞くほど仲の良い親子だと思ったし、私もまた小さい頃はこうやってよく両親と旅行にいったなぁ。なんてことを考えていた。
「お母さんが忙しそうだったからウチが代わりにお買い物にいくといったの。心配していたけど大丈夫だって言って出てきた。お母さんがっかりするかなぁ」
桜花は視線を落としてポツリとこぼす。
「それは違うよ。それにこんな遠い所までひとりでいけるようになったって喜んでくれるよ」
そうかな?と桜花は無邪気な笑顔を私に向けてそれに私も笑みで応える。
私の母は学校にいかずに、学校にいっていた時と比べて楽しい日々を過ごしている私のことをどう思っているだろうか。何度も聞こうとして聞けなかった問いがずっと胸をイバラで包む。
バスは京都駅へと到着し、そこで私たちはバスを降りた。ここからは歩いていく方がいいかな、それとも電車でいくべきか。私が悩みながら桜花の歩調に合わせて駅の構内へと歩いているとミアスが急に立ち止まる。
「ミアスはお腹が空いた。この近くに知り合いのお店があるから行こう」
思えば時刻は正午に近い。ミアスのその言葉に桜花もー!と小さな少女は手をいっぱいに広げてそういった。まぁいいかと私はミアスが進む方向に合わせて桜花と共に歩く。
駅を西側に歩いていると大きなショッピングセンターが目に入り、さらに南下する。
すぐに大きなビルに囲まれた一角に四席ほどのオープンテラスと並んだ大きな赤と白のパラソルが目に入った。
私たちがいる北区と比べると下京区はずっと暖かいためか、オープンテラスに腰掛ける人もまた多い。
お店の仲もとても広く赤い屋根には『シルフィード』と流れる文体で書かれていた。
なんともおしゃれなお店だと尻込むする私とは裏腹に、ミアスは遠慮することなく店へ入る。お店の仲には四角のテーブルが六つ並んでおり、カフェ・ノードが三つくらい入りそうな広いお店だと思った。
入るとすぐにいらっしゃいませーと鼻にかかる声がする。
駆け寄ってきた人は巻き毛の緑色の髪をしていた。私は驚いてその人を見る。店の制服だろうか、
その姿は北欧の民族衣装に身を包まれていて、真っ白なエプロンは駆け寄るその店員に合わせて揺れていた。
「いらっしゃいませシルフィードに!三名様でよろしい・・・ってミアスさま!?」
口元に手を当てうっとりと表情を崩すその店員は、はぁぁと吐息にも似た声をもらす。
丸くやわらかい頬と細い顎先、眉はきれいに整えられていて、目元はまん丸でとても愛嬌のある顔立ちをしている。そしてそれを覆うように分厚い丸眼鏡がなんとも可愛らしいと思った。
「ミアスはお店の中がいい。テーブル席だともっといい。三人で座れる所。そして琴音。こいつはコルっていう。琴音ならわかるだろう?」
はいぃ。と間延びした返事をしながら硬直するその精霊を見て私はうなずく。
きっとみんなには髪の色が私と違って見えるのだろう。きれいな新緑にも似た緑色の髪をするこの店員さんも精霊なのだ。ミアスが知り合いというのだからきっとそれは確かだ。この髪の色とお店の名前からして、シルフではないのだろうかと私は首をひねる。
考えている間にコルは再び私たちのもとへと駆け寄ってきて、お席の準備ができましたと声をかける。通されるままに店内の中央にある四人掛けの席へと腰をかけた。目の前にあるメニューにはガレットやクレープが並んでいる。
「普段、お昼に炭水化物はとらないけれど、今日は特別」
そういってミアスはメニューを私たちの前に広げる。わぁと桜花はどれにしようと嬉しそうな声を響かせ、何度もメニューの上を目線が行ったり来たりとしている。
結局ミアスはチーズと目玉焼きの乗ったシンプルなトマトのガレットを、そして私は生ハムのガレットを頼み、桜花は食べきれるかなと不安そうな表情を浮かべながら、ソーセージのガレットを選んでいた。
なんともおしゃれな食卓だと、今度ミーナさんにも作り方を聞いてみよう。そんなことを私は考えた。
すみません!と私が店の中でコルと同じ制服に身を包む店員さんへと声をかけると、一番遠くにいたはずのコルがこちらへと風のように駆けてきた。
「ご注文をおうかがいしますミアスさま!近くで見ていると直視できないくらいになんとも尊い!それにそちらの女の子と、さらに小さな女の子・・・まさか子連れ!?ミアスさま!どういうことですか!?いや・・・それはそれで・・・ボクにはいいのですが」
早口でまくし立てるコルに呆気に取られている私と桜花を気にせずに、ミアスは淡々と注文を告げるとかしこまりました~とコルは厨房へと駆けていく。
「なんだか賑やかな方ですね」
まぁそうだなとミアスは答える。桜花は足をフラフラと揺すりながら店内を見渡している。
「いつもああいう感じなんだ。そのうち慣れるよ。前にミアスのバンドを見にきていてばったりとこのお店で会った。打ち合わせがあってね。それからあんな調子。わかっているとは思うけどコルはシルフの精霊。同じ精霊同士だから落ち着くんだ」
ハッと私は桜花を見る。しかし桜花は何も聞こえていないかのように楽しそうに、店内にぶら下がる大きな看板をまじまじと眺めていた。ほっとして私はミアスへ視線を戻すとミアスは私をまっすぐと見ている。
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