偽りの華

伝説の暗殺者4

はぁ…。人の寿命はこんなに短いんだ…。
坂月さん…僕はどうしたらいいの…。
その時だ。僕のことを信用してくれる人に会ったのは…。
「君、大丈夫？」声を掛けられた。
「誰だい」
「私？私は鬼灯莉朱、貴方の名前は？」
「僕は天月銀だ。」
「いい名前ね」彼女は微笑んだ。
彼女は優しかった。たぐっちに似てる。
「なんで、僕に優しくするの？」
彼女は答えた。
「弟の伝言だからかな」
「えっ…」僕は驚いた。伝言…。僕があった人の知り合いなのかな。
「貴方は誰かの知り合いなの？」
「坂月は私の弟」
「えっ…」坂月さんのお姉さんなんだ。この人。
そこから僕は生きる理由を知った。この人を守ることだ。でも長くは続かない
それを自覚していた。

その後、彼女は老衰した。