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虚しさ
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私は、陸と本当の元凶。瑠花さん ... いや 佐野秋雷を
殺害する事にした。でも私にできるのかな。人を殺すなんてはじめてだし、ましてや元幼馴染を殺す事なんて。陸はこういう事、経験した事あるのかな。私は陸と待ち合わせした。でも正直まだ驚いている。だって私の幼馴染が陸や私にこんな事するなんて誰かに取り憑かれているのかな。とりあえず陸に会わないと。私は桜の木まで走った。
「 陸 ~ 。」
「 おせぇよ 。雷 。」
「 ごめんって 。 とりあえず、 人を殺すんだよね 」
「 そうだけど 。 」
私は、黙ってしまった。本当に殺るとは思っていなかったからだ 。
幼馴染を殺す事は自分にとってどれだけ辛い事か陸には分からないのかな。
「 どうやって…。殺害するの … ?」
私は思わずそう聞いてしまった。
「 どうやって …って 普通に桜の木で 存在ごと消すだけだよ」
「 … 。」
私は動揺を隠せず。思わず陸にビンタをしてしまった。
「 なんで、ビンタするのさ 」
陸は痛くなさそうに私に聞いてきた。
「 なんでってそんなの。幼馴染を殺すなんて私にはできないし、ましてや存在ごと消すのは可笑しいからっ!!」
私は陸に怒鳴った。なんで、なんでこうなってしまったの。私は何を間違えたの。秋雷に会ったこと、陸に会ったこと。何を間違えたのっ!
「 なら、君は参加しなくていい 」
ビンタされた所が少し痛いのか頬に手を当てており
「 えっ… 。」
「 だって、殺せないんだろ。そんな奴仲間にする必要はない。 」
陸は、私を睨みつけて最後の願いを話してくれた。
” 秋雷 ”という少女が消えたらボクも消える。でも君には生きていてほしい。ボク達を後を追わないでほしいと。そこから私の意識はなくなり気づけば朝になっていた。
「 遅刻する っ !」
私は慌てて外に出て学校に向かった。でも、いつも通る道はなんだか寂しさを感じる。誰かと通っていた道な気がする。でも思い出せない。
「 ちょっと ー 。雷 。」
ふと、背後から声がした。
「 ん … ?」
私は後ろを向いた。そしたらそこには、桜の木と”佐野秋雷”、私の幼馴染がいたのだ。
「 えっ。」
私は動揺していた。死んだはずの秋雷がいる。
「 何、驚いてんの。早く学校行くよ アンタを待っていたせいでこっちも遅刻しそうなんだよ」
桜の木から降りては走り出し。
「 待ってよ 。」
私も後を追うように走り出して。秋雷が生きている。でも何故、私はこんなに虚しいの。もう1人大切な人がいた気がする。
殺害する事にした。でも私にできるのかな。人を殺すなんてはじめてだし、ましてや元幼馴染を殺す事なんて。陸はこういう事、経験した事あるのかな。私は陸と待ち合わせした。でも正直まだ驚いている。だって私の幼馴染が陸や私にこんな事するなんて誰かに取り憑かれているのかな。とりあえず陸に会わないと。私は桜の木まで走った。
「 陸 ~ 。」
「 おせぇよ 。雷 。」
「 ごめんって 。 とりあえず、 人を殺すんだよね 」
「 そうだけど 。 」
私は、黙ってしまった。本当に殺るとは思っていなかったからだ 。
幼馴染を殺す事は自分にとってどれだけ辛い事か陸には分からないのかな。
「 どうやって…。殺害するの … ?」
私は思わずそう聞いてしまった。
「 どうやって …って 普通に桜の木で 存在ごと消すだけだよ」
「 … 。」
私は動揺を隠せず。思わず陸にビンタをしてしまった。
「 なんで、ビンタするのさ 」
陸は痛くなさそうに私に聞いてきた。
「 なんでってそんなの。幼馴染を殺すなんて私にはできないし、ましてや存在ごと消すのは可笑しいからっ!!」
私は陸に怒鳴った。なんで、なんでこうなってしまったの。私は何を間違えたの。秋雷に会ったこと、陸に会ったこと。何を間違えたのっ!
「 なら、君は参加しなくていい 」
ビンタされた所が少し痛いのか頬に手を当てており
「 えっ… 。」
「 だって、殺せないんだろ。そんな奴仲間にする必要はない。 」
陸は、私を睨みつけて最後の願いを話してくれた。
” 秋雷 ”という少女が消えたらボクも消える。でも君には生きていてほしい。ボク達を後を追わないでほしいと。そこから私の意識はなくなり気づけば朝になっていた。
「 遅刻する っ !」
私は慌てて外に出て学校に向かった。でも、いつも通る道はなんだか寂しさを感じる。誰かと通っていた道な気がする。でも思い出せない。
「 ちょっと ー 。雷 。」
ふと、背後から声がした。
「 ん … ?」
私は後ろを向いた。そしたらそこには、桜の木と”佐野秋雷”、私の幼馴染がいたのだ。
「 えっ。」
私は動揺していた。死んだはずの秋雷がいる。
「 何、驚いてんの。早く学校行くよ アンタを待っていたせいでこっちも遅刻しそうなんだよ」
桜の木から降りては走り出し。
「 待ってよ 。」
私も後を追うように走り出して。秋雷が生きている。でも何故、私はこんなに虚しいの。もう1人大切な人がいた気がする。
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