小さな星の絆物語

シュレア

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第一章 旅立ち

3 紅い空と魔物

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その日の夜だ。窓から照らされた紅い光にアイカは目がさめた。その紅い光を見ようと窓を開け、空を見つめた

「なんだ、あの紅い空は。。。はっ!」

町の外をみると、魔物が押し寄せるように町に攻め入ってくる。アイカは《ルクシア》を担ぎ、外に出ては町の外にでて、攻め入ってくる魔物たちと対決しようと構える。《ルクシア》は

『これは。。あの紅い空の影響ですね。明らかに違う。。気をつけてください』

「ん、わかった。尋常じゃないのは私でもわかるよ。けど、、町が危ないなら、1歩も通させないよ。行くよ《ルクシア》」

と、《ルクシア》に合図をかければ、剣が光だし、形状を変えては大鎌になり、向かって来る魔物たちを見つめ、構える。

「さあ、魔物狩りと行こうか。」

向かって来る魔物達を大鎌で切り裂いては、町に触れさせないよう。こちらに気を引かせながら、切り裂く。するとアイカは魔物達の強さを見つめ

「紅い空のせいか、、いつもより、小型も中型もなぜか、強い。。。一体、何があったの?」

呟くと、再度空を見つめ、暫く魔物たちを切り裂いたあと、紅い空からゆっくりといつもと変わらない綺麗な夜空に変わる。

アイカは、それを見つめ、なにか異変があったと考え、町に戻っていく。その姿を何者かが、見つめ

「強い。。。あの人なら」

と、黒いフードを被った少女が呟いては、背を向け、歩き去っていく。

それから、朝になり、ゆっくりと起き上がるアイカは

「おはよ、《ルクシア》。昨日は驚いたね。」

『はい、しかし、、紅い空が気になりますね。調べますか?』

と、私に問いかけてくるので、私は頷き、《ルクシア》を担いでは、宿主に金の入った小袋を渡し、手を振り、その場を出ていく。

「町に出る前に、ちょっとなにか買ってこうかな。」

『そうですね、長旅になるかもしれませんし。。。』

と、話していると、後ろから黒いフードを被った少女が声をかけ

「あなた、とても強いですよね。少し、お話、しませんか?」

と話しかけられ、アイカは振り向き、首を傾げては

「君は?」

と声をかけては黒いフードを被った少女は

「私は、、、そうですね、クロ。と名乗っておきます。そして、紅い空の発現を調査しようとしてる者です」

と、名と目的を告げては、ゆっくりとフードをはずし、白銀のショートの小顔な綺麗な少女で

「クロ。。。?へえ、、その調査をしてる人が私になんの用?」

「またまた、同じ目的なのに、、私も貴方と行動したいと思ってましてね?もちろん、私は帝国の人では無いですよ。それに、知力のある者がいて、損はないと思いますよ。」

と、告げては《ルクシア》は

『あなたは、普通の人、では無いですね。ここは、協力しても良いかと。』

と、アイカに提案し

「普通の人じゃないのに?。。。まあいいや、道中、君のこと、話してもらうよ」

「構いませんよ。おそらく、[同じ目的]だろうと思いますし。まずは、この先の山岳、ルガスト山岳に行きません?紅い空の後遺症なのか、凶暴した魔物がいると聞きました」

「同じ目的?。。。一体何を。。まあいい、わかった。山岳に行こう。」

疑問に思い、2人は町を後にし、道中を歩き、少女クロの言う山岳へ、歩き出す。
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