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プロローグ
日常
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「すぐる、起きなさい!」母親の呼び声で、すぐる少年は自室のベッドから起き上がりました。
「あっ・・・もう七時か・・・」白いシャツと青い半ズボンを着用し、黒髪のショートヘアーでパッチリとした黒い瞳を持つ童顔で十四の少年すぐるは、寝ぼけ眼で目覚まし時計を見て言いました。
すぐるは中学の黒い制服に着替えて一階の食堂に降りて来ると、早速、白いシャツとピンクのスカートを着用し、肩まで黒髪を伸ばしたすぐるの母親とパンや目玉焼きと言った朝食をとり、黒い手提げかばんと緑色の傘を持って中学へと登校していきます。
中学を目指して、日本の某所にある晴れ渡る住宅地の中を走る道を進んで行くと、白くて高い塀にある黒い鉄格子の門の奥に、日本には似つかわしくない白い壁に青い屋根の洋館があり、その中央の窓からは、白いドレスを着用し、青い瞳を持つ長い金髪の少女が顔を出して遠くを見ているような視線が気になって、すぐるは足を止めました。
「なんだろう?あの子は・・・なんだかきれいだな・・・おっと、それよりも学校に急がないと、遅刻してしまう!」すぐるは再び中学目指して屋敷前を後にしました。
中学についたすぐるは二年生の教室に入り、窓際の机の席に着席すると、他の生徒たちも次々と教室に入ってきますが、誰もすぐるに近づく者はおろか、あいさつをする者もいなかったのです。みんな彼を好奇の目と言う言い方がもっともあてはまる視線を送ります。
「やっぱり・・・こんな事はもう慣れっこだけどね・・・」すぐるは特に意にも返さない様子で窓の景色を眺めていました。
いよいよ授業が始まると、すぐるは国語担当の中年の男性教師から質問され、漢字の読み書きなどもソツなくこなし、数学の授業でも他の生徒が解けないような数式も、すぐるは難なく正解を導き出したのです。他の授業でもすぐるは同じように答えを叩きだしました。
昼食が終わりお昼休みになると、話しかけてくれる者がいないすぐるは図書室へと足を運びだします。生徒たちが行きかっている廊下を歩いていると、素行の悪そうな三人の男子生徒がすぐるの前に現れました。
「おい、化け物!最近、生意気なんだよ!」リーダー格の背の高い長髪の不良生徒がにらみを利かせて言います。
「ちょっと頭いいからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!」いがぐり頭で小太りの生徒も怒鳴ります。
「いい子ぶるなよ!」目つきの悪い背の低い生徒もすぐるを小突いてきます。
「なに・・・?そこを通して・・・!」すぐるはその場を離れようとすると、不良生徒たちは回り込みます。
「オレたちを無視してんじゃねぇぞ!」
「やるのか!?」
「やってしまえ!」
不良生徒たちがすぐるにむかって拳を振り上げようとすると、すぐるは目をぎゅっとつむります。すると突然、不良生徒たちが宙に浮き、後方にふっとばされてしまったのです。その様子を見ていたボーズ頭で黒人の男子生徒はあっけにとられます。
「あいつ・・・!三人を同時にふっとばしやがった!いや、それにしては吹っ飛びすぎだ・・・!それにあいつ・・・手を使ったか・・・?」不良生徒たちはゆっくりと起き上がり、怒りの形相ですぐるに向かってきます。
「やってくれるじゃねぇか!化け物め!」
「わぁああっ!」すぐるは両腕で顔をおおいます。
「おい!弱い者いじめもいい加減にしろ!」みんなが見て見ぬふりをする中、様子を見ていた黒人の生徒が不良生徒の前に立ちはだかりました。
「なんだこいつ!」
「ジャマするのか!?」
「面白れぇ!やってしまえ!」
向かってくる三人の不良を、黒人の生徒はパンチやキックで次々と返り討ちにすると、三人の不良は恐れをなして逃げて行きました。
「大丈夫か!?」黒人の生徒はすぐるの元に駆け寄ります。
「ああ、ありがとう、すごいねきみ!武器を使わないであの三人をやっつけてしまうなんて・・・!」すぐるが感心して言うと、黒人少年は照れくさそうに言います。
「なぁに、大したことねぇよ!いってー!」黒人の生徒は頭にできた傷を痛そうに押さえて言います。
「あっ!ケガしている!大変だ!」すぐるは精神を集中させ念じると、彼の手から優しい光が放たれ、それが黒人の生徒の傷を照らすと、なんと見る見るうちに頭の傷がふさがって行ったのです。
「おっ!もう痛くねぇ!お前もすごいな!」黒人の生徒はすぐるの肩を軽く叩いて言いました。
「いいや、そうでもないよ、えっと・・・君は・・・?」これに黒人の生徒はこう言いました。
「おれ、ボブって言うんだ!お前は?」
「ぼくはすぐるだよ」
「おう、すぐる、またな!」
「あ、そうそう、帰りがけは雨が降るみたいだよ、それじゃ」すぐるはボブに手を振ってその場を後にしました。
「何言っているんだ?今日は雲一つないぜ?じゃあな」
下校時間が迫ってくると、晴れ渡る空に灰色の雲が広がって行き、やがて大粒の雨が降り始めました。傘を持ってこなかったボブをはじめ、多くの生徒が校舎の入り口で足止めを食らい、中には雨の中を大急ぎで帰ろうとする者もいます。
「天気予報では今日は晴れと言っていたのに、すぐるが言ったとおり雨になったぞ・・・!」ボブはやむのを待たずに走って帰ろうとした時、すぐるが開いた緑色の傘をボブの前に差し出します。
「入りなよ、確かぼくと君はお隣同士だったね・・・」
「おお、ありがてぇ!」ボブはすぐるの隣に並び立ち、雨が降りしきる中を進んで行きました。
ボブの家はすぐるの家のはす向かいにある赤い屋根の家です。
「いや~助かったぜ、またな!」
「こまった時はお互い様だよ」ボブはすぐるに礼を言い、自宅の木戸を開けて中に入って行くと、すぐるも自宅のドアを開けて、なんだかうれしい気持ちで入って行きました。
「あ~あ、またやっちゃった・・・」すぐるはため息をついて自室のベッドに仰向けになって考え込みました。
「なんで、ぼくにはこんな『力』があるのかな・・・?この『力』のせいで、ぼくはみんなから化け物あつかいされる・・・でも、あのボブって子はそんなぼくでも普通通りに接してくれた・・・そう言えば、死んだじいちゃんは、魔法使いだったって言っていたっけ・・・ぼくもその血を受け継いでいるってことなのかなぁ・・・?じいちゃんが話してくれたもう一つの世界『幻想界』の話、おもしろかったなぁ・・・魔法に幻想界・・・本当にあるのかな・・・?じいちゃんといえば、こんな事も言っていたっけ・・・「お前が人にはない『力』を持ったのには何か意味がある、その『力』は世のため人のために使え、そして普通の人では救えない人を救ってやれ」って・・・」
「あっ・・・もう七時か・・・」白いシャツと青い半ズボンを着用し、黒髪のショートヘアーでパッチリとした黒い瞳を持つ童顔で十四の少年すぐるは、寝ぼけ眼で目覚まし時計を見て言いました。
すぐるは中学の黒い制服に着替えて一階の食堂に降りて来ると、早速、白いシャツとピンクのスカートを着用し、肩まで黒髪を伸ばしたすぐるの母親とパンや目玉焼きと言った朝食をとり、黒い手提げかばんと緑色の傘を持って中学へと登校していきます。
中学を目指して、日本の某所にある晴れ渡る住宅地の中を走る道を進んで行くと、白くて高い塀にある黒い鉄格子の門の奥に、日本には似つかわしくない白い壁に青い屋根の洋館があり、その中央の窓からは、白いドレスを着用し、青い瞳を持つ長い金髪の少女が顔を出して遠くを見ているような視線が気になって、すぐるは足を止めました。
「なんだろう?あの子は・・・なんだかきれいだな・・・おっと、それよりも学校に急がないと、遅刻してしまう!」すぐるは再び中学目指して屋敷前を後にしました。
中学についたすぐるは二年生の教室に入り、窓際の机の席に着席すると、他の生徒たちも次々と教室に入ってきますが、誰もすぐるに近づく者はおろか、あいさつをする者もいなかったのです。みんな彼を好奇の目と言う言い方がもっともあてはまる視線を送ります。
「やっぱり・・・こんな事はもう慣れっこだけどね・・・」すぐるは特に意にも返さない様子で窓の景色を眺めていました。
いよいよ授業が始まると、すぐるは国語担当の中年の男性教師から質問され、漢字の読み書きなどもソツなくこなし、数学の授業でも他の生徒が解けないような数式も、すぐるは難なく正解を導き出したのです。他の授業でもすぐるは同じように答えを叩きだしました。
昼食が終わりお昼休みになると、話しかけてくれる者がいないすぐるは図書室へと足を運びだします。生徒たちが行きかっている廊下を歩いていると、素行の悪そうな三人の男子生徒がすぐるの前に現れました。
「おい、化け物!最近、生意気なんだよ!」リーダー格の背の高い長髪の不良生徒がにらみを利かせて言います。
「ちょっと頭いいからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!」いがぐり頭で小太りの生徒も怒鳴ります。
「いい子ぶるなよ!」目つきの悪い背の低い生徒もすぐるを小突いてきます。
「なに・・・?そこを通して・・・!」すぐるはその場を離れようとすると、不良生徒たちは回り込みます。
「オレたちを無視してんじゃねぇぞ!」
「やるのか!?」
「やってしまえ!」
不良生徒たちがすぐるにむかって拳を振り上げようとすると、すぐるは目をぎゅっとつむります。すると突然、不良生徒たちが宙に浮き、後方にふっとばされてしまったのです。その様子を見ていたボーズ頭で黒人の男子生徒はあっけにとられます。
「あいつ・・・!三人を同時にふっとばしやがった!いや、それにしては吹っ飛びすぎだ・・・!それにあいつ・・・手を使ったか・・・?」不良生徒たちはゆっくりと起き上がり、怒りの形相ですぐるに向かってきます。
「やってくれるじゃねぇか!化け物め!」
「わぁああっ!」すぐるは両腕で顔をおおいます。
「おい!弱い者いじめもいい加減にしろ!」みんなが見て見ぬふりをする中、様子を見ていた黒人の生徒が不良生徒の前に立ちはだかりました。
「なんだこいつ!」
「ジャマするのか!?」
「面白れぇ!やってしまえ!」
向かってくる三人の不良を、黒人の生徒はパンチやキックで次々と返り討ちにすると、三人の不良は恐れをなして逃げて行きました。
「大丈夫か!?」黒人の生徒はすぐるの元に駆け寄ります。
「ああ、ありがとう、すごいねきみ!武器を使わないであの三人をやっつけてしまうなんて・・・!」すぐるが感心して言うと、黒人少年は照れくさそうに言います。
「なぁに、大したことねぇよ!いってー!」黒人の生徒は頭にできた傷を痛そうに押さえて言います。
「あっ!ケガしている!大変だ!」すぐるは精神を集中させ念じると、彼の手から優しい光が放たれ、それが黒人の生徒の傷を照らすと、なんと見る見るうちに頭の傷がふさがって行ったのです。
「おっ!もう痛くねぇ!お前もすごいな!」黒人の生徒はすぐるの肩を軽く叩いて言いました。
「いいや、そうでもないよ、えっと・・・君は・・・?」これに黒人の生徒はこう言いました。
「おれ、ボブって言うんだ!お前は?」
「ぼくはすぐるだよ」
「おう、すぐる、またな!」
「あ、そうそう、帰りがけは雨が降るみたいだよ、それじゃ」すぐるはボブに手を振ってその場を後にしました。
「何言っているんだ?今日は雲一つないぜ?じゃあな」
下校時間が迫ってくると、晴れ渡る空に灰色の雲が広がって行き、やがて大粒の雨が降り始めました。傘を持ってこなかったボブをはじめ、多くの生徒が校舎の入り口で足止めを食らい、中には雨の中を大急ぎで帰ろうとする者もいます。
「天気予報では今日は晴れと言っていたのに、すぐるが言ったとおり雨になったぞ・・・!」ボブはやむのを待たずに走って帰ろうとした時、すぐるが開いた緑色の傘をボブの前に差し出します。
「入りなよ、確かぼくと君はお隣同士だったね・・・」
「おお、ありがてぇ!」ボブはすぐるの隣に並び立ち、雨が降りしきる中を進んで行きました。
ボブの家はすぐるの家のはす向かいにある赤い屋根の家です。
「いや~助かったぜ、またな!」
「こまった時はお互い様だよ」ボブはすぐるに礼を言い、自宅の木戸を開けて中に入って行くと、すぐるも自宅のドアを開けて、なんだかうれしい気持ちで入って行きました。
「あ~あ、またやっちゃった・・・」すぐるはため息をついて自室のベッドに仰向けになって考え込みました。
「なんで、ぼくにはこんな『力』があるのかな・・・?この『力』のせいで、ぼくはみんなから化け物あつかいされる・・・でも、あのボブって子はそんなぼくでも普通通りに接してくれた・・・そう言えば、死んだじいちゃんは、魔法使いだったって言っていたっけ・・・ぼくもその血を受け継いでいるってことなのかなぁ・・・?じいちゃんが話してくれたもう一つの世界『幻想界』の話、おもしろかったなぁ・・・魔法に幻想界・・・本当にあるのかな・・・?じいちゃんといえば、こんな事も言っていたっけ・・・「お前が人にはない『力』を持ったのには何か意味がある、その『力』は世のため人のために使え、そして普通の人では救えない人を救ってやれ」って・・・」
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