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3章
すぐる編3-2 魔聖えいじ
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城の中は白い円柱に支えられた石の壁に、木のフローリングの床に、レッドカーペットが敷かれており、エントランスの広間には石造りの噴水がありました。魔女は城の奥にある一室にすぐるとリリスを招き入れ、二人は魔女と向かい合うようにテーブル席に座りました。
「まさか、あなたがこの城においでになるなんて、まるで、えいじ殿が初めてこの城に訪れた時の再来でしたよ、申し遅れました、わたくしはこのローゼンクロイツ城で生徒たちに魔法や学問を教えているマチルダと申します、以後、お見知りおきを」
「へぇ、ぼくの祖父もここに・・・その時の話を聞かせてもらってもいいですか?」マチルダは快くうなずきました。
「いいでしょう、あれはもう七十年以上も昔の事、当時はまだ駆け出しのB級魔法使いだったえいじ殿は、世界を救う旅の途中で、古くから魔法使いたちの育成や魔法の伝承を手掛けてきた魔法結社『バラ十字団』の本部であるこの城『ローゼンクロイツ城』を訪れました。
聞けばえいじ殿はこことは違う世界『現実界』からやってきた者で、当時の現実界では世界の覇権をめぐる大戦が繰り広げられていて、えいじ殿は大戦に反対の意見を持っていましたが、受け入れられず、現実界から追われるようにこの幻想界にやってきたそうです」話を聞いたすぐるはうなずきました。
「そうか、じいちゃんがそんなことを・・・!」マチルダは話を続けます。
「そして当時の幻想界も、悪魔王カオスが世界征服をしようと暴れまわっていて、えいじ殿はカオスに対抗するための力をつけるべく、当時のバラ十字団の団長に師事し、一人前のA級魔導士となった後にこの城を旅立ち、『四聖獣』と言う四人の英傑たちと共に悪魔王カオスを倒したと言われています」
「それはぼくが幼い頃、祖父から聞いた話と同じです」すぐるは目を輝かせてマチルダの話を聞きます。
「悪魔王カオスを倒した後、えいじ殿は数十年の間、この城で後世の魔法使いたちの教育に心血を注ぎ、私を含め多くの魔法使いたちの師となられたのです」
「すごいや、ぼくのじいちゃんって・・・!」
すぐるは感激しています。
「そしてある時、えいじ殿はスピネル王国に呼ばれ、王国の宮廷魔導士になって欲しいと頼まれたわけです。えいじは世話になった王国への恩を返すべく、ローゼンクロイツ城を去り、十数年間スピネル王家に仕えて国民たちに尽くし、そして、余生を家族と過ごしたいと言って幻想界を去ったと言われています」
すぐるは深くうなずいて言いました。
「へぇ、じいちゃんは人生の半分をこの世界で過ごしたんだ・・・!」
「まさか、あなたがこの城においでになるなんて、まるで、えいじ殿が初めてこの城に訪れた時の再来でしたよ、申し遅れました、わたくしはこのローゼンクロイツ城で生徒たちに魔法や学問を教えているマチルダと申します、以後、お見知りおきを」
「へぇ、ぼくの祖父もここに・・・その時の話を聞かせてもらってもいいですか?」マチルダは快くうなずきました。
「いいでしょう、あれはもう七十年以上も昔の事、当時はまだ駆け出しのB級魔法使いだったえいじ殿は、世界を救う旅の途中で、古くから魔法使いたちの育成や魔法の伝承を手掛けてきた魔法結社『バラ十字団』の本部であるこの城『ローゼンクロイツ城』を訪れました。
聞けばえいじ殿はこことは違う世界『現実界』からやってきた者で、当時の現実界では世界の覇権をめぐる大戦が繰り広げられていて、えいじ殿は大戦に反対の意見を持っていましたが、受け入れられず、現実界から追われるようにこの幻想界にやってきたそうです」話を聞いたすぐるはうなずきました。
「そうか、じいちゃんがそんなことを・・・!」マチルダは話を続けます。
「そして当時の幻想界も、悪魔王カオスが世界征服をしようと暴れまわっていて、えいじ殿はカオスに対抗するための力をつけるべく、当時のバラ十字団の団長に師事し、一人前のA級魔導士となった後にこの城を旅立ち、『四聖獣』と言う四人の英傑たちと共に悪魔王カオスを倒したと言われています」
「それはぼくが幼い頃、祖父から聞いた話と同じです」すぐるは目を輝かせてマチルダの話を聞きます。
「悪魔王カオスを倒した後、えいじ殿は数十年の間、この城で後世の魔法使いたちの教育に心血を注ぎ、私を含め多くの魔法使いたちの師となられたのです」
「すごいや、ぼくのじいちゃんって・・・!」
すぐるは感激しています。
「そしてある時、えいじ殿はスピネル王国に呼ばれ、王国の宮廷魔導士になって欲しいと頼まれたわけです。えいじは世話になった王国への恩を返すべく、ローゼンクロイツ城を去り、十数年間スピネル王家に仕えて国民たちに尽くし、そして、余生を家族と過ごしたいと言って幻想界を去ったと言われています」
すぐるは深くうなずいて言いました。
「へぇ、じいちゃんは人生の半分をこの世界で過ごしたんだ・・・!」
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