その後のセプトクルール

マイマイン

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すぐるとリリスの凸凹大冒険『ゴールデン・エイジの財宝』

1-6 アスモ参上

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「なんだ!?ここはお前たちが入っていいところじゃない!見張りは何をしていたんだ!?」
「アスモ!こんなところで何をしているのじゃ!?」
リリスがアスモを指さして叫びます。

「なんだ?そんなことを聞きたいのか?決まっているだろ?オレのガールフレンドたちの食事の用意さ!」
これに、女魔族たちが口々に言いました。

「アンタも魔族なら知っているでしょう?精気を吸えば寿命じゅみょうばし、若返ることができる!美しさを永遠にたもつことができるの!そして、たましいを吸えば魔力を高めることができる!」
「アンタはそれをしないから、下級魔族って呼ばれているのよ!すぐる君だって、リリスがいい体をしているから結婚したんでしょ?」
これにアスモも言います。

「そういうことだ!そのついでにちょっと金儲かねもうけをしているのだ!ハーレムの維持いじにはお金がかかるし、ファミリーにも金を流しているのだ!」
リリスは首を横に振ります。

「お主ら、何もわかっておらぬ!誰かを犠牲ぎせいにして、自分だけが幸せになることほどみにくいものはない!」
「それに、ぼくはそんな理由で彼女と結婚したわけじゃないぞ!」
すぐるも身構えます。
「シェリーを返してもらうぜ!」
ボブは剣を抜きます。

「魔力を持たない戦士風情ふぜいが!身の程をわきまえさせてやる!」アスモは闇の魔力をまとった風を放ってきましたが、ボブはそれを剣で切り裂き、一気にアスモに向かって行きます、すると、魔族の姿になっているシェリーがアスモをかばうように立ちふさがったのです。

「シェリー!?」
「アスモ様にひどい事をしないで!」
その目はうつろだったのです。
「テメェ!シェリーに変なことをしやがったな!?」

「もちろん、オレの魔術で従順じゅうじゅんな性格にしたのさ!今やシェリーはオレの物!さぁ、今度はお前たちをなぶり殺しにしてやる!」
アスモたちはボブたちを取りかこみます。

「これじゃ身動きが取れないよ!」
「ならば、妾に任せるがよい!」
リリスがおどり出ると、後頭部こうとうぶに両手をやってポーズを取ります。

「お主たち、せ方がなっておらぬな!妾の蠱惑こわく香気こうきを味わうがいい、うっふ~ん♡」
リリスのわきと口からピンク色の香気が放たれると、それがVIPルーム中に充満じゅうまんしていったのです。

「なんて甘い香りなんだ・・・頭が・・・ぼーっとしてきたぜ・・・!」
アスモは骨抜きになり、その場にへたり込みます。女魔族たちも魅了みりょうされてフラフラします。リリスはこのチャンスを逃さず、一気にアスモへ向かって行き、ワンツーと腹にパンチを決め、そく頭部とうぶに回し蹴りを叩き込み、アスモを打倒したのです。

「ふーっ!ざっとこんなもんじゃ!すぐる!クリアーオールを・・・すぐる!」
リリスが振り向くと、ボブはおろか、すぐるまでリリスの香気で目がうつろになって、フラフラしていたのです。

「ああ、なんていい香りなんだ・・・気持ちいい・・・」
すかさずリリスは、すぐるのほおを両手で何度もはたきます。

「お主!魅了されておる場合ではないぞ!早くクリアーキュアを!」
その衝撃しょうげきで、すぐるは我に返りました。

「ああ、ぼくは何を・・・魔族の毒でてい抗力こうりょくをつけても、リリスの香気こうきにはあらがえない・・・」
すぐるはクリアーキュアの魔法を使うと、絵筆型の杖の房から白い光が放たれ、光を浴びた者たちは、正気をとり戻していきます。
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