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『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』をAmazonプライムビデオで二回観たので語りたい
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年明け最初に観たAmazonプライムビデオは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』だったのだが、あまりに面白くかつ嬉しかったので少し語らせてほしい。Amazonレビューは高評価だったのだが、ネットで見た限り、映画評論家からは不評が多く、海外でとくにその傾向が強いという。私は映画の最初から最後まで、「面白くかつ嬉しかった」という思いで一杯で、「つまらなかった」という感想は微塵も抱かなかった。それはなぜか? そこも合わせて語りたい。
まず、私は自称”中級ゲーマー”である。根っからの”任天堂ユーザー”で、保育所時代から「ゲームボーイ」で遊んでいた。当時は携帯ゲーム機にゲームソフトのカセットをガチャリとはめ込んで起動していた。ちなみに遊んでいたタイトルは、『テトリス』、『ボンバーマンGB3』、『ポケットモンスター赤/緑』、そして、『スーパーマリオランド』である。
振り返ってみると、ずいぶん前から「マリオ」に慣れ親しんできたのだなと思う。家庭用ゲーム機「NINTENDO64」では、『スーパーマリオ64』、『マリオパーティ』シリーズ3作品をプレイした。『64』のマリオの躍動感やあの声は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でもいかんなく発揮されていた。もちろん、クッパも、クッパのあのピーチ姫に対する強い執着心も、ピーチ城やピノキオ、おなじみの敵キャラクターたちも、3Dで表現されていた『64』時代からその多くが反映されていた。
あらためていうまでもなく、それ以前のファミコン時代、また後年の『スーパーマリオ ギャラクシー』や『スーパーマリオ オデッセイ』などからも映画にそれらの要素が反映されており、また派生作品である『マリオカート』シリーズからの要素も多く見られた。映画オリジナルの要素といえるのは、マリオ兄弟の家族の存在と、ルマリー(よろずやチコ)の性格改変くらいではないだろうか。
映画は冒頭から私を楽しませてくれた。「元祖マリオ的」ともいえる、マリオが配管工であるという設定、横スクロールアクションの映像、例の緑の土管を通ってワープする展開…いやはや、面白い、というか、嬉しいのだ、こういう「マリオ」が観たかったのだ。
正直、「スーパーなマリオがクッパにさらわれたピーチ姫を助け出すお話」なら、ここまで感動はしなかった。というかそんな展開ならゲームで十分過ぎるほどやってきた。「現実世界のマリオが異世界転移して大活躍するお話」だからこそ面白く観れたのである。
加えて、敵役のクッパとその手下たちが、ちゃんと敵役として機能していたところも大きい。クッパは最初から最後まで悪役で、しつこくて、容赦がない。気に入らなければ口から火を噴いて焼き払い、手下を虐め、こき使う。「最後は改心しました、チャンチャン」ではないのだ。これがいい。
個人的に嬉しかった敵キャラクターたちの見せ方は、ヘイホーがホラーとしてちゃんと機能していたこと、ムーチョがダースベイダーっぽく表現されていたこと、『マリカ』で一位を狙って飛翔し爆発する青トゲゾー甲羅、ボムキング(の慌てる姿と諦めの顔)とボステレサ様…などである。次回作があるならば、ぜひボスパックンを登場させてほしいと思う、大好きなので。
ヒロインであるピーチ姫は、昨今のポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)を意識してキャラクターに反映したと見ることもできるが、正直私は「こっちのピーチの方がいいな」と思った。「強くて勇敢で臆することなく悪(=男性)に一人で立ち向かう女性」というのは、あまりに理想的過ぎるというか現実離れし過ぎている風に男の私には映ったが、いっつも「ヒーローのマリオに助けられて感謝」よりは断然良い。任天堂もヒロインの扱い方について苦慮していると思われる。ピーチ姫しかり、ゼルダ姫しかり。ただゼルダは『ティアーズ オブ ザ キングダム』において従来の殻を破ったと見ることもできるし、ピーチに関しては『プリンセスピーチ Showtime!』(2024年3月22日発売予定)で主役を担うことになっている。
映画では、また「結婚」という”重い”テーマを匂わせている節も見受けられた。無論『オデッセイ』の要素(クッパがピーチに求婚する)の反映は前提としてあるのだが、”男性主導の婚姻”と、そうした”呪縛”からの解放が、ピーチの変身(アイスフラワーによってアイスピーチになる)によって表現されているように思われた。アイスピーチ姫の水色の衣装を見て、『アナと雪の女王』を思い出したのは私だけではないはず。
エッセイの冒頭で私は「面白くかつ嬉しかった」といった。こう心からいえるのは、私が昔から「マリオ」を知っていて、ゲームをいくつかプレイ済みであるからだと思っている。映画評論家からの評価が低いのは、その意味で理解できる。彼らが「なぜ?」「どうして?」と思うところが、私には「わかる」からである。これは致し方ない。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、ゲームのマリオをある程度知っていて、キャラクターを見て、音楽を耳にして、「そうそう!」とか、「あのキャラまで出してくれるの!? 嬉しい!」とか、「あの曲キター!」とか、そうやって個人的に、または諸々知っている者たち同士で楽しむ映画なのだ。
次回作を匂わせる演出が映画の最後にはあった。確かに、スーパードラゴンことヨッシーとマリオとは、切っても切り離せられない関係のはずである。どう料理するのか見ものだ。
私はマリオファミリーの中ではデイジー姫が一番好きなので、次回作があるならば、ぜひ彼女にもスポットライトを当ててほしいなとは思っている。もちろん、任天堂にも。
まず、私は自称”中級ゲーマー”である。根っからの”任天堂ユーザー”で、保育所時代から「ゲームボーイ」で遊んでいた。当時は携帯ゲーム機にゲームソフトのカセットをガチャリとはめ込んで起動していた。ちなみに遊んでいたタイトルは、『テトリス』、『ボンバーマンGB3』、『ポケットモンスター赤/緑』、そして、『スーパーマリオランド』である。
振り返ってみると、ずいぶん前から「マリオ」に慣れ親しんできたのだなと思う。家庭用ゲーム機「NINTENDO64」では、『スーパーマリオ64』、『マリオパーティ』シリーズ3作品をプレイした。『64』のマリオの躍動感やあの声は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でもいかんなく発揮されていた。もちろん、クッパも、クッパのあのピーチ姫に対する強い執着心も、ピーチ城やピノキオ、おなじみの敵キャラクターたちも、3Dで表現されていた『64』時代からその多くが反映されていた。
あらためていうまでもなく、それ以前のファミコン時代、また後年の『スーパーマリオ ギャラクシー』や『スーパーマリオ オデッセイ』などからも映画にそれらの要素が反映されており、また派生作品である『マリオカート』シリーズからの要素も多く見られた。映画オリジナルの要素といえるのは、マリオ兄弟の家族の存在と、ルマリー(よろずやチコ)の性格改変くらいではないだろうか。
映画は冒頭から私を楽しませてくれた。「元祖マリオ的」ともいえる、マリオが配管工であるという設定、横スクロールアクションの映像、例の緑の土管を通ってワープする展開…いやはや、面白い、というか、嬉しいのだ、こういう「マリオ」が観たかったのだ。
正直、「スーパーなマリオがクッパにさらわれたピーチ姫を助け出すお話」なら、ここまで感動はしなかった。というかそんな展開ならゲームで十分過ぎるほどやってきた。「現実世界のマリオが異世界転移して大活躍するお話」だからこそ面白く観れたのである。
加えて、敵役のクッパとその手下たちが、ちゃんと敵役として機能していたところも大きい。クッパは最初から最後まで悪役で、しつこくて、容赦がない。気に入らなければ口から火を噴いて焼き払い、手下を虐め、こき使う。「最後は改心しました、チャンチャン」ではないのだ。これがいい。
個人的に嬉しかった敵キャラクターたちの見せ方は、ヘイホーがホラーとしてちゃんと機能していたこと、ムーチョがダースベイダーっぽく表現されていたこと、『マリカ』で一位を狙って飛翔し爆発する青トゲゾー甲羅、ボムキング(の慌てる姿と諦めの顔)とボステレサ様…などである。次回作があるならば、ぜひボスパックンを登場させてほしいと思う、大好きなので。
ヒロインであるピーチ姫は、昨今のポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)を意識してキャラクターに反映したと見ることもできるが、正直私は「こっちのピーチの方がいいな」と思った。「強くて勇敢で臆することなく悪(=男性)に一人で立ち向かう女性」というのは、あまりに理想的過ぎるというか現実離れし過ぎている風に男の私には映ったが、いっつも「ヒーローのマリオに助けられて感謝」よりは断然良い。任天堂もヒロインの扱い方について苦慮していると思われる。ピーチ姫しかり、ゼルダ姫しかり。ただゼルダは『ティアーズ オブ ザ キングダム』において従来の殻を破ったと見ることもできるし、ピーチに関しては『プリンセスピーチ Showtime!』(2024年3月22日発売予定)で主役を担うことになっている。
映画では、また「結婚」という”重い”テーマを匂わせている節も見受けられた。無論『オデッセイ』の要素(クッパがピーチに求婚する)の反映は前提としてあるのだが、”男性主導の婚姻”と、そうした”呪縛”からの解放が、ピーチの変身(アイスフラワーによってアイスピーチになる)によって表現されているように思われた。アイスピーチ姫の水色の衣装を見て、『アナと雪の女王』を思い出したのは私だけではないはず。
エッセイの冒頭で私は「面白くかつ嬉しかった」といった。こう心からいえるのは、私が昔から「マリオ」を知っていて、ゲームをいくつかプレイ済みであるからだと思っている。映画評論家からの評価が低いのは、その意味で理解できる。彼らが「なぜ?」「どうして?」と思うところが、私には「わかる」からである。これは致し方ない。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、ゲームのマリオをある程度知っていて、キャラクターを見て、音楽を耳にして、「そうそう!」とか、「あのキャラまで出してくれるの!? 嬉しい!」とか、「あの曲キター!」とか、そうやって個人的に、または諸々知っている者たち同士で楽しむ映画なのだ。
次回作を匂わせる演出が映画の最後にはあった。確かに、スーパードラゴンことヨッシーとマリオとは、切っても切り離せられない関係のはずである。どう料理するのか見ものだ。
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