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第53話 想い
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エレノアこそがユーリの悲惨な過去を引き起こした張本人だった。
悲しみに胸を痛めるユーリを見ると、
クリスはエレノアへの怒りが収まらない。
そこへ突如としてクレア達が現れた。
「ふふふ、みんな勢揃いね」
「エレノア、相変わらず性格が悪いね」
賢者は嫌悪感を露わにしながら口にする。
昔から賢者は、エレノアのやり方を好ましく思っていなかった。
「ロゼ、裏切り者の分際で、
何を粋がっているの?」
「ふん、早く気づくべきだったよ……
お前が門番に化けていたなんてな」
居合わせる者は、予想外の事実に驚く。
エレノアは、三名の容疑者に化けておらず、
門番に化けて入口から監視していたのだ。
賢者は、霧に紛れてユーリに近づく門番の男が見えていた。
「流石はロゼね!
その観察力、お見事だわ」
いくら四天王とはいえ戦力では圧倒的に不利のはずだ。
この自信に満ち溢れた笑みから、
何か企んでいると賢者は推測している。
そして物陰から魔族の少女が現れる。
赤い髪のショートカットの女の子。
「魔族の奴隷、サリー
魔界からわざわざ連れてきたのよ」
そして少女から魔力が溢れていく。
そのサリーの波動に見覚えがあり、
賢者は即座に警笛を鳴らした。
「まずい、最大限警戒をしろ!
これは奴隷術のスキルだ!」
「え?」
周りの霧が少しずつ晴れていく……
視界がひらけてくると、
そこには里の住民が周りを囲んでいる。
ユーリは感じていた違和感の正体に気付く。
過去に魔女と差別された経験があった。
しかし、里に入ってから自分に向けられる嫌悪感を全く感じなかった。
その理由は里の全員が奴隷術によって支配されていたからだった。
「もっと早くに気づくべきだったよ……
もう既にエルフの里は、
エレノアに支配されていた……」
賢者が言った事実に、クリスは驚きを隠せない。
そして里の住民、三千人に囲まれる。
この状況こそがクレアが、
亡くなった原因の可能性が高い。
クリスは、今こそ勝負どころだと認識した。
エルフ達が、奴隷術によって操られている。
クレアは光の剣でエルフ達の足を狙い、
更に気絶させた。
クリスや賢者も格闘術で気絶させて、
命に危害を加えないように配慮する。
カートは周囲を警戒し、
敵の攻撃からユーリを守った。
余計な血を流さないように立ち回る。
しかし余りに多い人数を相手にして、
少しずつ疲労が蓄積し判断力が鈍っていた。
そして、ついに四方から迫る攻撃に対して、
カートは守りきれず、ユーリを連れ去られてしまう。
エルフの里にユーリの泣き声にも近い悲鳴が響いた。
その悲鳴を聞き、恐れていた事態に気付く。
「ユーリ!」
クレアも大声で叫ぶ。
しかし、周りのエルフの対処にそれどころではない。
そして多くの敵を相手にしている中で、
クレアの魔力が底を尽いてしまう。
「何故だ……
何故、ここで私は……」
クレアは涙を流しながら唇を噛み締める。
ユーリとクリスを守るために、
死に物狂いで訓練してきた。
だが残酷にも魔力が底を尽き、
戦う術がなくなってしまう。
そして隣にいたカートが、
クレアを必死に守っている。
その様子を見た俺は、
ここが正念場だと理解した。
そして姿を変えて覇王を発動する。
「クリス……」
クレアは、広場に輝く光を見て、
クリスが覇王を発動したと理解した。
必死に住民から自分の身を守る事しか出来ず、
クレアは自分の不甲斐なさを痛感していた。
クリスは、高速で移動して二人まで辿り着く。
そして合流すると共に離れた丘の上まで二人を逃した。
「二人とも……
今はここで待っていてください」
「だが、まだユーリが……」
クレアに殆ど魔力は残されていない。
このまま敵に向かわせると、
確実に殺されるとクリスは確信していた。
「母上、後は俺に任せてください……
必ずユーリを救います」
クレアは、自らの責任で、
ユーリを危険に晒したと後悔している。
「クリス……
私のせいでユーリが……」
「母上….」
「頼む、クリス!
私はどうなっても良い……
ユーリを救ってくれ!」
涙を流しながらクリスに頼み込む……
大切な人を守れず、悲痛な叫びをあげていた。
クリスはその想いを受け止めるかのように母親の手を握る。
「母上、きっと……
今日ここでみんなを救うために、
俺は未来から来たんだと思います」
魔力が枯渇してしまったクレアに、
クリスは魔力を分け与える。
「カートさん、母上を頼みます」
「クリス、お前に全て任せてしまい、
本当に申し訳ない……
ユーリを救ってくれ」
カートも罪悪感に苛まれそうだった。
囮捜査を提案したのは、カートだからだ。
「カートさん、俺は最強の宮廷魔術師、
クレア・レガードの息子です!
絶対にユーリを連れて帰ってきます」
「クリス……」
クレアの瞳に再度、涙が溢れる。
決して悲しいからではない。
自分の想いを受け止めて、
更に叶えてくれる息子が傍に居る。
それが心から嬉しかったのだ。
「クリス、必ず戻ってきてくれ」
カートも瞳に涙を溜めて、
願いを口にする……
二人の想いはクリスに届いている。
その想いを胸に、クリスは走り始めた。
そして道中で賢者と合流する。
賢者もこれからユーリの元へ向かうところだった。
「クリス、二人はどうした?」
「母上の魔力が枯渇していたので、
離れた場所に逃しました」
「そうか……」
可愛いクレアを想うと、賢者は胸が痛い。
しかし、ここからは誰も死なせるわけにはいかない。
心を鬼にして振る舞う。
「クリス、覚悟は良いね?」
「はい」
賢者の目を正面から見て返事をした。
クリスの覚悟は決まっている。
「恐らく、既にユーリは、
使い魔にされている……」
「…………」
「だが手がない訳ではない。
事前に話していた通りだ」
クリスは無言で頷く。
賢者から万が一の時に、
使う手段は伝えられていた。
「クリスの魔力量からしても、
チャンスは一度きりだろう」
「必ず成功させます!」
「私が突破口を見出す……
クリスはあのくそ魔女に、
一発かましてやりな!」
クレアとカートの想いを胸に、
クリスは、賢者と共にエルフの里を駆け抜ける。
必ずユーリを連れ戻して、
また幸せな日々を取り戻すために……
悲しみに胸を痛めるユーリを見ると、
クリスはエレノアへの怒りが収まらない。
そこへ突如としてクレア達が現れた。
「ふふふ、みんな勢揃いね」
「エレノア、相変わらず性格が悪いね」
賢者は嫌悪感を露わにしながら口にする。
昔から賢者は、エレノアのやり方を好ましく思っていなかった。
「ロゼ、裏切り者の分際で、
何を粋がっているの?」
「ふん、早く気づくべきだったよ……
お前が門番に化けていたなんてな」
居合わせる者は、予想外の事実に驚く。
エレノアは、三名の容疑者に化けておらず、
門番に化けて入口から監視していたのだ。
賢者は、霧に紛れてユーリに近づく門番の男が見えていた。
「流石はロゼね!
その観察力、お見事だわ」
いくら四天王とはいえ戦力では圧倒的に不利のはずだ。
この自信に満ち溢れた笑みから、
何か企んでいると賢者は推測している。
そして物陰から魔族の少女が現れる。
赤い髪のショートカットの女の子。
「魔族の奴隷、サリー
魔界からわざわざ連れてきたのよ」
そして少女から魔力が溢れていく。
そのサリーの波動に見覚えがあり、
賢者は即座に警笛を鳴らした。
「まずい、最大限警戒をしろ!
これは奴隷術のスキルだ!」
「え?」
周りの霧が少しずつ晴れていく……
視界がひらけてくると、
そこには里の住民が周りを囲んでいる。
ユーリは感じていた違和感の正体に気付く。
過去に魔女と差別された経験があった。
しかし、里に入ってから自分に向けられる嫌悪感を全く感じなかった。
その理由は里の全員が奴隷術によって支配されていたからだった。
「もっと早くに気づくべきだったよ……
もう既にエルフの里は、
エレノアに支配されていた……」
賢者が言った事実に、クリスは驚きを隠せない。
そして里の住民、三千人に囲まれる。
この状況こそがクレアが、
亡くなった原因の可能性が高い。
クリスは、今こそ勝負どころだと認識した。
エルフ達が、奴隷術によって操られている。
クレアは光の剣でエルフ達の足を狙い、
更に気絶させた。
クリスや賢者も格闘術で気絶させて、
命に危害を加えないように配慮する。
カートは周囲を警戒し、
敵の攻撃からユーリを守った。
余計な血を流さないように立ち回る。
しかし余りに多い人数を相手にして、
少しずつ疲労が蓄積し判断力が鈍っていた。
そして、ついに四方から迫る攻撃に対して、
カートは守りきれず、ユーリを連れ去られてしまう。
エルフの里にユーリの泣き声にも近い悲鳴が響いた。
その悲鳴を聞き、恐れていた事態に気付く。
「ユーリ!」
クレアも大声で叫ぶ。
しかし、周りのエルフの対処にそれどころではない。
そして多くの敵を相手にしている中で、
クレアの魔力が底を尽いてしまう。
「何故だ……
何故、ここで私は……」
クレアは涙を流しながら唇を噛み締める。
ユーリとクリスを守るために、
死に物狂いで訓練してきた。
だが残酷にも魔力が底を尽き、
戦う術がなくなってしまう。
そして隣にいたカートが、
クレアを必死に守っている。
その様子を見た俺は、
ここが正念場だと理解した。
そして姿を変えて覇王を発動する。
「クリス……」
クレアは、広場に輝く光を見て、
クリスが覇王を発動したと理解した。
必死に住民から自分の身を守る事しか出来ず、
クレアは自分の不甲斐なさを痛感していた。
クリスは、高速で移動して二人まで辿り着く。
そして合流すると共に離れた丘の上まで二人を逃した。
「二人とも……
今はここで待っていてください」
「だが、まだユーリが……」
クレアに殆ど魔力は残されていない。
このまま敵に向かわせると、
確実に殺されるとクリスは確信していた。
「母上、後は俺に任せてください……
必ずユーリを救います」
クレアは、自らの責任で、
ユーリを危険に晒したと後悔している。
「クリス……
私のせいでユーリが……」
「母上….」
「頼む、クリス!
私はどうなっても良い……
ユーリを救ってくれ!」
涙を流しながらクリスに頼み込む……
大切な人を守れず、悲痛な叫びをあげていた。
クリスはその想いを受け止めるかのように母親の手を握る。
「母上、きっと……
今日ここでみんなを救うために、
俺は未来から来たんだと思います」
魔力が枯渇してしまったクレアに、
クリスは魔力を分け与える。
「カートさん、母上を頼みます」
「クリス、お前に全て任せてしまい、
本当に申し訳ない……
ユーリを救ってくれ」
カートも罪悪感に苛まれそうだった。
囮捜査を提案したのは、カートだからだ。
「カートさん、俺は最強の宮廷魔術師、
クレア・レガードの息子です!
絶対にユーリを連れて帰ってきます」
「クリス……」
クレアの瞳に再度、涙が溢れる。
決して悲しいからではない。
自分の想いを受け止めて、
更に叶えてくれる息子が傍に居る。
それが心から嬉しかったのだ。
「クリス、必ず戻ってきてくれ」
カートも瞳に涙を溜めて、
願いを口にする……
二人の想いはクリスに届いている。
その想いを胸に、クリスは走り始めた。
そして道中で賢者と合流する。
賢者もこれからユーリの元へ向かうところだった。
「クリス、二人はどうした?」
「母上の魔力が枯渇していたので、
離れた場所に逃しました」
「そうか……」
可愛いクレアを想うと、賢者は胸が痛い。
しかし、ここからは誰も死なせるわけにはいかない。
心を鬼にして振る舞う。
「クリス、覚悟は良いね?」
「はい」
賢者の目を正面から見て返事をした。
クリスの覚悟は決まっている。
「恐らく、既にユーリは、
使い魔にされている……」
「…………」
「だが手がない訳ではない。
事前に話していた通りだ」
クリスは無言で頷く。
賢者から万が一の時に、
使う手段は伝えられていた。
「クリスの魔力量からしても、
チャンスは一度きりだろう」
「必ず成功させます!」
「私が突破口を見出す……
クリスはあのくそ魔女に、
一発かましてやりな!」
クレアとカートの想いを胸に、
クリスは、賢者と共にエルフの里を駆け抜ける。
必ずユーリを連れ戻して、
また幸せな日々を取り戻すために……
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