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第119話 光
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神々しい光の中心に女神が現れた。
しかし、その顔は紛れもなくクレアにとって、
愛する人物に他ならない。
「ユーリ!」
クレアは必死にユーリを呼ぶが、反応がない。
それを見たラグナは、憎たらしい笑みを浮かべて声を発する。
「魔族が研究所を支配していると言ったが……」
そしてユーリの首輪を嫌らしくなぞり、
驚愕の事実を口にした。
「それは違う!
魔族を泳がせ、利用していたんだよ……
隷属の首輪を作らせ、ある対象を操るために」
教皇は髪をオールバックに掻き上げて、
再度その対象を口にした。
「その対象は、海の女神、
テティスだよ!」
その声を発した瞬間、
ユーリに乗り移る女神テティスは手を振り下ろす。
光線が賢者達を襲い、瞬時に回避したが、
上を見渡すと天井に穴が空いてしまった。
「恐ろしい破壊力だろ……
この光が女神の裁きだよ」
ラグナは女神の攻撃を、
まるで自分のスキルのように自慢げに語る。
「ハハハ、防戦一方じゃないか!」
更に光線が放たれ、クレアと賢者を分断した。
神速で回避に優れたクレアを遠ざけて、
ラグナは先に賢者を殺そうと画策する。
「女神の裁きで死ね」
ラグナが女神に指示すると照準を賢者に合わせて、
すぐに発射しようとした。
この距離からではクレアは間に合わない。
しかしその時、先ほどの天井に穴が空いたため、
何事かと様子を見に来た者達が上階から降りた。
正式な儀式の間は、真上だったのだ。
「母上!」
即座にアリス、シャルロット、カートが合流する。
それを見たラグナは攻撃を一旦停止した。
「な、何なのよ、あれは!」
シャルロットは、目前のユーリの姿に驚愕して、
その神聖な雰囲気から只事ではないと察知した。
「何事かと思えば、虫が増えたか」
そして合流した者達は、本性を露わにしたラグナを見て即座に状況を理解した。
気を取り直して、ラグナは賢者に攻撃を続けるが、
偶然にもカートが、賢者の近くに着地していた。
その位置が功を奏して、賢者の結界魔法と共に、
大楯で上手く光線の軌道を逸らす。
「アリス、行くぞ!」
クレアとアリスは、お互いに限界まで速度を上げてラグナに接近するが、サラと女神が立ちはだかる。
「ユーリ、目を覚ませ!」
クレアは光の剣をラグナに放ちたいが、
祭壇の上に立つラグナには通用しない。
そのためラグナの元までアリスを向かわせて、
剣で攻撃させようと考えた。
「ユーリ、少し痛むが我慢しろよ!」
レベルアップした光の剣を呼び出し、
女神とサラに向かわせて足止めする。
「いけ!アリス!」
クレアが2人を引き付けている隙に、
アリスがラグナに接近を試みた。
神速に近い動きで接近して、雷神剣を繰り出す。
「甘いな!」
すると祭壇の周りに水の壁が生まれて、
後僅かだけ届かず、アリスは悔しさに唇を噛み締めた。
「やはり仲間だと本気で攻撃出来ない!」
ラグナは、嫌らしく笑いながら指示を出して、
女神にクレアを積極的に攻撃させた。
そして戦いは膠着状態に陥っていたが、
ようやく、賢者がある人物の魔力を感知した。
「やっと到着したね……
全く!待ちくたびれたよ」
ついにクリスが儀式の間に到着したのである。
覇王の波動を感知した賢者は、歓喜した。
「お前達、クリスがもうすぐに来る!
それまで持ち堪えるぞ!」
賢者は、クリスが合流すれば、
戦力の均衡がこちらに傾くと判断し、
全員の士気を上げた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
水の神殿、聖剣の儀式の間。
記憶の世界から俺は帰ってきた。
後ろには台座に聖剣が佇んでいる。
「マリア……」
マリアと目が合った瞬間、
気付けば抱きしめられていた……
「おかえりなさい……」
「マリア、ただいま」
潤んだ瞳を見ると、堪らなく愛おしくなり、
ずっと抱きしめたい衝動に駆られるが、
そういう訳にはいかない。
マリアから事情を伺うと、ユーリ救出の為に、
皆は一つ下の階に向かったと聞いた。
そして戦場に向かう前に、
鑑定の腕輪を使用して試練の成果を確認する。
名前:クリス・レガード Lv.122
MP:92800
取得スキル:
休憩 Lv.3→Lv.4
覇王Lv.8
聖剣技Lv.2→Lv.4
獣王剣Lv.9
強化格闘術Lv.8
地獄の業火Lv.7
神速Lv.6→Lv.7
従属化Lv.6→Lv.8
探知Lv.7→Lv.8
同調Lv.5→Lv.6
取得魔法:火魔法Lv.1
回復魔法Lv.3
水魔法Lv.8
融合魔法Lv.6
幻惑魔法Lv.5→Lv.7
封印魔法Lv.5→Lv.7
聖剣技は使用頻度が高くLv.4まで上がった。
他のスキルも全体的にレベルが上がり、
自分のレベルも120を超えている。
「これならユーリを救える」
スキルを確認して、自信は確信へ変わる。
試練を乗り越えて更に強くなり、
どんな敵でも勝てると確信したのだ。
しかしこの時は忘れていたのかもしれない。
女神を恨む、もう1人の人物がいることに。
その人物は既に水の神殿に侵入していた……
しかし、その顔は紛れもなくクレアにとって、
愛する人物に他ならない。
「ユーリ!」
クレアは必死にユーリを呼ぶが、反応がない。
それを見たラグナは、憎たらしい笑みを浮かべて声を発する。
「魔族が研究所を支配していると言ったが……」
そしてユーリの首輪を嫌らしくなぞり、
驚愕の事実を口にした。
「それは違う!
魔族を泳がせ、利用していたんだよ……
隷属の首輪を作らせ、ある対象を操るために」
教皇は髪をオールバックに掻き上げて、
再度その対象を口にした。
「その対象は、海の女神、
テティスだよ!」
その声を発した瞬間、
ユーリに乗り移る女神テティスは手を振り下ろす。
光線が賢者達を襲い、瞬時に回避したが、
上を見渡すと天井に穴が空いてしまった。
「恐ろしい破壊力だろ……
この光が女神の裁きだよ」
ラグナは女神の攻撃を、
まるで自分のスキルのように自慢げに語る。
「ハハハ、防戦一方じゃないか!」
更に光線が放たれ、クレアと賢者を分断した。
神速で回避に優れたクレアを遠ざけて、
ラグナは先に賢者を殺そうと画策する。
「女神の裁きで死ね」
ラグナが女神に指示すると照準を賢者に合わせて、
すぐに発射しようとした。
この距離からではクレアは間に合わない。
しかしその時、先ほどの天井に穴が空いたため、
何事かと様子を見に来た者達が上階から降りた。
正式な儀式の間は、真上だったのだ。
「母上!」
即座にアリス、シャルロット、カートが合流する。
それを見たラグナは攻撃を一旦停止した。
「な、何なのよ、あれは!」
シャルロットは、目前のユーリの姿に驚愕して、
その神聖な雰囲気から只事ではないと察知した。
「何事かと思えば、虫が増えたか」
そして合流した者達は、本性を露わにしたラグナを見て即座に状況を理解した。
気を取り直して、ラグナは賢者に攻撃を続けるが、
偶然にもカートが、賢者の近くに着地していた。
その位置が功を奏して、賢者の結界魔法と共に、
大楯で上手く光線の軌道を逸らす。
「アリス、行くぞ!」
クレアとアリスは、お互いに限界まで速度を上げてラグナに接近するが、サラと女神が立ちはだかる。
「ユーリ、目を覚ませ!」
クレアは光の剣をラグナに放ちたいが、
祭壇の上に立つラグナには通用しない。
そのためラグナの元までアリスを向かわせて、
剣で攻撃させようと考えた。
「ユーリ、少し痛むが我慢しろよ!」
レベルアップした光の剣を呼び出し、
女神とサラに向かわせて足止めする。
「いけ!アリス!」
クレアが2人を引き付けている隙に、
アリスがラグナに接近を試みた。
神速に近い動きで接近して、雷神剣を繰り出す。
「甘いな!」
すると祭壇の周りに水の壁が生まれて、
後僅かだけ届かず、アリスは悔しさに唇を噛み締めた。
「やはり仲間だと本気で攻撃出来ない!」
ラグナは、嫌らしく笑いながら指示を出して、
女神にクレアを積極的に攻撃させた。
そして戦いは膠着状態に陥っていたが、
ようやく、賢者がある人物の魔力を感知した。
「やっと到着したね……
全く!待ちくたびれたよ」
ついにクリスが儀式の間に到着したのである。
覇王の波動を感知した賢者は、歓喜した。
「お前達、クリスがもうすぐに来る!
それまで持ち堪えるぞ!」
賢者は、クリスが合流すれば、
戦力の均衡がこちらに傾くと判断し、
全員の士気を上げた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
水の神殿、聖剣の儀式の間。
記憶の世界から俺は帰ってきた。
後ろには台座に聖剣が佇んでいる。
「マリア……」
マリアと目が合った瞬間、
気付けば抱きしめられていた……
「おかえりなさい……」
「マリア、ただいま」
潤んだ瞳を見ると、堪らなく愛おしくなり、
ずっと抱きしめたい衝動に駆られるが、
そういう訳にはいかない。
マリアから事情を伺うと、ユーリ救出の為に、
皆は一つ下の階に向かったと聞いた。
そして戦場に向かう前に、
鑑定の腕輪を使用して試練の成果を確認する。
名前:クリス・レガード Lv.122
MP:92800
取得スキル:
休憩 Lv.3→Lv.4
覇王Lv.8
聖剣技Lv.2→Lv.4
獣王剣Lv.9
強化格闘術Lv.8
地獄の業火Lv.7
神速Lv.6→Lv.7
従属化Lv.6→Lv.8
探知Lv.7→Lv.8
同調Lv.5→Lv.6
取得魔法:火魔法Lv.1
回復魔法Lv.3
水魔法Lv.8
融合魔法Lv.6
幻惑魔法Lv.5→Lv.7
封印魔法Lv.5→Lv.7
聖剣技は使用頻度が高くLv.4まで上がった。
他のスキルも全体的にレベルが上がり、
自分のレベルも120を超えている。
「これならユーリを救える」
スキルを確認して、自信は確信へ変わる。
試練を乗り越えて更に強くなり、
どんな敵でも勝てると確信したのだ。
しかしこの時は忘れていたのかもしれない。
女神を恨む、もう1人の人物がいることに。
その人物は既に水の神殿に侵入していた……
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