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あなたがいれば
38.
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一緒にいる時間が長くなると、考えていることも伝わってしまうのかな。いつも通りにしているつもりだったのに、頑張って、振舞っていたことがバレてしまっていた。めぐりちゃんと一緒にいる時間があと少しということは、本人に言うかどうかを迷っていた。あと少しの時間のことを考えていた。まっすぐ聞いてくれているのに、また誤魔化そうとしてしまった自分が嫌になった。何から話せばいいだろうか。
「上がったよ。」
ちょうど、DVDを持ってきた頃めぐりちゃんはお風呂から出てきた。
「髪の毛がまだ濡れてるよ。」
めぐりちゃんをソファーに座らせて、その隣に持っていたDVDを置いた。肩にかかっていたタオルを取って、吹き始めた長い髪の毛はまだ暖かった。大人しく座っているめぐりちゃんは、華奢でまだ中学生なんだと思い出す。たまに大人っぽいことを言って、大人みたいに周りの大人たちに気を遣っていたのは本当に小さな子供だってんだ。
「はい、だいたい乾いたよ。」
こうして、めぐりちゃんの髪の毛を拭いてあげられるのもあと少しなのかなと思うと少し寂しくなった。
「ありがと。」
自分の髪の毛が乾いているか確かめて手櫛で解いている。
「どんな映画なの。」
「フランスの恋愛映画なんだけど、」
映画の説明をしているだけで、つまらなそうな顔をするめぐりちゃんは、最後まで起きていられるだろうか。
「嫌なら、見なくてもいいんだよ。」
「みるよ。」
頰を膨らませて、座っている様子が可愛らしかった。音声はフランス語しか入っていなかったので、日本語字幕で見ていたけれど、案の定字幕を追いながらでは内容が上手く入ってこなかったのか途中で僕の肩が重くなってしまった。
「画面の奥で流れる時間はこちらに流れる時間よりも速くて、主人公の男女が、出会っては別れてそしてまた出会う。こちらの時間がゆっくりで良かったと思う頃には、めぐりちゃんの頭は僕の膝の上にあった。うまく内容がつかめなければ眠くなってしまうのも無理はないが、映画が終わったことにも気付かず気持ち良さそうに眠っているめぐりちゃんを起こす気にはなれなっかた。DVDを取り出しに行こうとしたけど、起こさないことには動けないくて、立ち上がることはめぐりちゃんが起きるまで待つことにした。頭を撫でるとサラサラな髪の毛が指の間に入ってきた。この子には家族が悲しいものじゃないと知っていて欲しいと思った。僕の中だけでめぐりちゃんのためにと考えても、どうしようない。残りの時間何をするか考えるためにも話そうと思った。
「上がったよ。」
ちょうど、DVDを持ってきた頃めぐりちゃんはお風呂から出てきた。
「髪の毛がまだ濡れてるよ。」
めぐりちゃんをソファーに座らせて、その隣に持っていたDVDを置いた。肩にかかっていたタオルを取って、吹き始めた長い髪の毛はまだ暖かった。大人しく座っているめぐりちゃんは、華奢でまだ中学生なんだと思い出す。たまに大人っぽいことを言って、大人みたいに周りの大人たちに気を遣っていたのは本当に小さな子供だってんだ。
「はい、だいたい乾いたよ。」
こうして、めぐりちゃんの髪の毛を拭いてあげられるのもあと少しなのかなと思うと少し寂しくなった。
「ありがと。」
自分の髪の毛が乾いているか確かめて手櫛で解いている。
「どんな映画なの。」
「フランスの恋愛映画なんだけど、」
映画の説明をしているだけで、つまらなそうな顔をするめぐりちゃんは、最後まで起きていられるだろうか。
「嫌なら、見なくてもいいんだよ。」
「みるよ。」
頰を膨らませて、座っている様子が可愛らしかった。音声はフランス語しか入っていなかったので、日本語字幕で見ていたけれど、案の定字幕を追いながらでは内容が上手く入ってこなかったのか途中で僕の肩が重くなってしまった。
「画面の奥で流れる時間はこちらに流れる時間よりも速くて、主人公の男女が、出会っては別れてそしてまた出会う。こちらの時間がゆっくりで良かったと思う頃には、めぐりちゃんの頭は僕の膝の上にあった。うまく内容がつかめなければ眠くなってしまうのも無理はないが、映画が終わったことにも気付かず気持ち良さそうに眠っているめぐりちゃんを起こす気にはなれなっかた。DVDを取り出しに行こうとしたけど、起こさないことには動けないくて、立ち上がることはめぐりちゃんが起きるまで待つことにした。頭を撫でるとサラサラな髪の毛が指の間に入ってきた。この子には家族が悲しいものじゃないと知っていて欲しいと思った。僕の中だけでめぐりちゃんのためにと考えても、どうしようない。残りの時間何をするか考えるためにも話そうと思った。
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