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あなたがいれば
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誰もいないリビングは久しぶりだった。家にはずっとめぐりちゃんがいてくれたから、ここに来れば必ず出迎えてくれる。この家で一人になるなんて考えてもみなかった。
自分の部屋に戻っていった、めぐりちゃんは悲しかったんだ。僕がめぐりちゃんの気持ちを考えなかったからだ。力がうまく入らないまま、立ち上がる。先ほどまで見ていた、DVDを取り出して片付ける。映画の中で、恋人同士は家族の反対を押し切って二人で静かに暮らしていた。僕らの先にもそんなハッピーエンドが待ってくれればいいと思う。どう足掻こうとも、僕らの物語は、映画のように上手くいかないからこそ、憧れてしまう。謝りたいけれど、また言葉を間違えてしまいそうだ。家の中は暖かい色のLEDが照らしている。暖かい色のはずなのに、先ほどよりも冷たく感じてしまう。僕が伝えようと思ったことはまだ全部伝えられてない、話さなくちゃ伝わらない。めぐりちゃんに心配してもらえて嬉しかったことは間違いじゃなくても、それが当たり前だなんて思っちゃいけないんだ。素直な気持ちを伝えるのは苦手だけど、話すことから逃げてはいけない。
僕はめぐりちゃんの部屋の前に立って、コンコンとドアを叩く。もう寝てしまったのか、返事が返ってこない。泣かせてしまったから、まず初めになんて謝っていいのかわからなくて緊張していたのか心拍数が上がっているのを感じた。もう一度、ドアをゆっくりと叩く。
「めぐりちゃん、ごめんね。冬休みまでとは言ったけどめぐりちゃんが本当に帰りたくないなら、白井さんと話すから。」
もう寝てしまっているなら、謝るのは明日にしようか。でも、もしもまだ起きているなら、聞こえているはずなんだ。
「僕はめぐりちゃんといる時間が大切で大好きなんだよ。僕も、子供の頃はいつもひとりぼっちで、たまに遊んでくれたのは叔母様の、君のお母さんだけ。めぐりちゃんと一緒にいて初めて家族ってこういうものなのかなって思ったんだ。」
こんな話は、今することではないのかもしれない。めぐりちゃんを悲しませておいて、僕の話なんかして分かってもらおうなんて無理だろうけど、話しておきたかった。
「めぐりちゃんと、僕もずっと一緒にいたいんだよ。」
そういったときドアノブが動いた。隙間から見えてくるめぐりちゃんの目には泣あとはあるものの、もう涙は溢れていなかった。もう泣いていないのかと安心してとき僕の腕は掴まれて部屋の中に引っ張り込まれた。次に瞬きしたとき、めぐりちゃんの顔が目の前にあった。唇に何かが当たって、それがめぐりちゃんの唇だって気づくのに時間がかからなかった。
「いいの。ハルキといる時間を大切にしたい。」
目の前で笑っている少女は、前を向いてくれていた。ここに連れてきた時とは、違う。自分の意思を言える子になったと思う。泣かせてしまったことを謝って、その後一緒にこれからの話をした。僕らの時間は限られてしまっているから、来年の話なんてできないけど、あと少しの時間何をしたいのか話した。めぐりちゃんが聞きたがるから叔母様との思い出話をした。遅くまで話していてどこまで起きていたかも思い出せない。それでも、幸せな時間はゆっくりと過ぎていく。めぐりちゃんが居てくれるなら、もう何もいらない気がした。
自分の部屋に戻っていった、めぐりちゃんは悲しかったんだ。僕がめぐりちゃんの気持ちを考えなかったからだ。力がうまく入らないまま、立ち上がる。先ほどまで見ていた、DVDを取り出して片付ける。映画の中で、恋人同士は家族の反対を押し切って二人で静かに暮らしていた。僕らの先にもそんなハッピーエンドが待ってくれればいいと思う。どう足掻こうとも、僕らの物語は、映画のように上手くいかないからこそ、憧れてしまう。謝りたいけれど、また言葉を間違えてしまいそうだ。家の中は暖かい色のLEDが照らしている。暖かい色のはずなのに、先ほどよりも冷たく感じてしまう。僕が伝えようと思ったことはまだ全部伝えられてない、話さなくちゃ伝わらない。めぐりちゃんに心配してもらえて嬉しかったことは間違いじゃなくても、それが当たり前だなんて思っちゃいけないんだ。素直な気持ちを伝えるのは苦手だけど、話すことから逃げてはいけない。
僕はめぐりちゃんの部屋の前に立って、コンコンとドアを叩く。もう寝てしまったのか、返事が返ってこない。泣かせてしまったから、まず初めになんて謝っていいのかわからなくて緊張していたのか心拍数が上がっているのを感じた。もう一度、ドアをゆっくりと叩く。
「めぐりちゃん、ごめんね。冬休みまでとは言ったけどめぐりちゃんが本当に帰りたくないなら、白井さんと話すから。」
もう寝てしまっているなら、謝るのは明日にしようか。でも、もしもまだ起きているなら、聞こえているはずなんだ。
「僕はめぐりちゃんといる時間が大切で大好きなんだよ。僕も、子供の頃はいつもひとりぼっちで、たまに遊んでくれたのは叔母様の、君のお母さんだけ。めぐりちゃんと一緒にいて初めて家族ってこういうものなのかなって思ったんだ。」
こんな話は、今することではないのかもしれない。めぐりちゃんを悲しませておいて、僕の話なんかして分かってもらおうなんて無理だろうけど、話しておきたかった。
「めぐりちゃんと、僕もずっと一緒にいたいんだよ。」
そういったときドアノブが動いた。隙間から見えてくるめぐりちゃんの目には泣あとはあるものの、もう涙は溢れていなかった。もう泣いていないのかと安心してとき僕の腕は掴まれて部屋の中に引っ張り込まれた。次に瞬きしたとき、めぐりちゃんの顔が目の前にあった。唇に何かが当たって、それがめぐりちゃんの唇だって気づくのに時間がかからなかった。
「いいの。ハルキといる時間を大切にしたい。」
目の前で笑っている少女は、前を向いてくれていた。ここに連れてきた時とは、違う。自分の意思を言える子になったと思う。泣かせてしまったことを謝って、その後一緒にこれからの話をした。僕らの時間は限られてしまっているから、来年の話なんてできないけど、あと少しの時間何をしたいのか話した。めぐりちゃんが聞きたがるから叔母様との思い出話をした。遅くまで話していてどこまで起きていたかも思い出せない。それでも、幸せな時間はゆっくりと過ぎていく。めぐりちゃんが居てくれるなら、もう何もいらない気がした。
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