追放された悪役令嬢、魔界で家庭教師になる。「人間は怖い」と教えたら、魔王の息子たちが「先生を泣かす人間は滅ぼす」と過保護な最強軍団になった件

六角

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第11話 王国の追手、境界を越える

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 ルーンバルド王国の王都は、かつてないほどの混沌に包まれていた。

 空はどんよりとした厚い雲に覆われ、時折、遠くから雷鳴のような音が響く。  それは天候のせいではない。  王都を守護していた絶対防衛結界『大聖壁』が崩壊し、周辺の魔物たちが活性化している音だ。

「おい、パンがないぞ! また値上げか!」 「役所は何をしているんだ! 魔獣被害の補償金はまだか!」 「カイル王子はどうした! 聖女様のお祈りは効かないのか!」

 大通りには怒れる市民が溢れかえり、暴動寸前の騒ぎとなっていた。  商店の窓は板で打ち付けられ、路地裏にはゴミが散乱している。  かつて「大陸一美しい」と謳われた王都の面影は、見る影もなかった。

 王城の一室、文官たちの執務室もまた、地獄の様相を呈していた。

「だ、誰か! 決裁者はいないのか! このままでは北部の堤防が決壊するぞ!」 「騎士団からの連絡が途絶えたままだ! カイル殿下率いる本隊はどこへ行ったんだ!」 「財務省から悲鳴が上がっています! 国庫が……国庫が空です!」

 書類の雪崩に埋もれながら、文官たちが叫び声を上げている。  その片隅で、一人の若い女性文官が、震える手で眼鏡を直していた。  彼女の名はセシル。  かつてアリア・ローズベリーの直属の部下として働き、その事務処理能力の高さを買われていた才女だ。

(……もう、限界だわ)

 セシルは、目の前に積み上げられた未処理案件の山を見つめ、絶望的なため息をついた。  これらは全て、アリア様がいれば数時間で片付いていた仕事だ。  彼女の神がかり的な処理速度と、的確な判断力。  それが失われた今、この国の行政機能は脳死状態にある。

「アリア様……」

 セシルは懐から、一枚のメモを取り出した。  それはアリアが追放される直前、こっそりとセシルに渡してくれた引き継ぎ書だ。  『私が不在の時は、重要書類の優先順位をAからDに分類し、Aのみを王子に見せること。ただし、王子が理解できなさそうな顔をしていたら、補佐官に回すこと』  そんな細かい気配りが書かれたメモを、セシルはお守りのように握りしめた。

「あの人は、悪役令嬢なんかじゃなかった。……誰よりもこの国を愛し、支えていた人だったのに」

 涙が滲む。  カイル王子は「アリアは国を呪って出て行った」と吹聴し、国民の怒りを彼女に向けさせようとした。  だが、現場を知る人間たちは気づいている。  アリアがいなくなったから国が傾いたのではない。  アリアという柱を失ったことで、元々腐っていた土台が崩れ落ちただけなのだと。

 バンッ!  突然、執務室の扉が開いた。

「おい、セシル! 逃げるぞ!」

 同僚の男性が血相を変えて飛び込んできた。

「え? どうしたの?」

「暴徒が城門を突破したらしい! それに……南の空から、見たこともない『黒い軍勢』が迫ってきているという噂だ!」

「黒い軍勢……?」

「魔王軍だよ! カイル殿下の軍が壊滅した今、やつらが攻め込んできたらひとたまりもない! この国はもう終わりだ!」

 同僚は自分の荷物をひっ掴むと、逃げるように部屋を出て行った。  後に残されたセシル。  窓の外を見ると、確かに城下町のあちこちから火の手が上がっているのが見える。

 終わり。  本当に、この国は終わるのか。

(……いいえ。まだ、希望はあるはず)

 セシルは立ち上がった。  彼女の脳裏に浮かぶのは、唯一無二の上司の姿。  どんな困難な状況でも、「あら、問題ありませんわ。分析して対処すればいいだけのことです」と涼しい顔で解決してみせた、あの方の姿。

「アリア様なら……アリア様なら、なんとかしてくれるかもしれない」

 それは盲目的な信仰に近かった。  だが、今のセシルには、それに縋るしか道はなかった。

「行こう。……『死の森』へ」

 セシルは決意を固めた。  カイル王子たちは「アリアを捕まえる」と言って出て行ったが、彼らは戻らなかった。  ならば、自分がアリア様に会いに行き、真実を伝え、助けを乞うしかない。  たとえ、そこが魔獣の巣窟であろうとも。

 セシルは最低限の荷物と、アリアの残したメモを鞄に詰め込み、裏口から城を脱出した。  彼女はまだ知らない。  その『死の森』が、今や人間界よりも遥かに安全で、かつ高度な文明社会(魔王城)に変貌していることを。

          ◇

 一方、魔界。  ルーンバルド王国が崩壊の危機に瀕していることなど露知らず、私は優雅な休日を過ごしていた。

「わあ……すごい賑わいですね!」

 私は魔王城の城下町、魔都『パンデモニウム』の大通りを歩いていた。  今日はゼスト様が「たまには城の外の空気も吸うといい」と勧めてくれたので、お忍びで視察(という名の観光)に来ているのだ。

 護衛には、人間に変装したギルとルウがついている。

「先生、はぐれないでね。ここは変な奴も多いから」 「僕の手を握っていて。空間座標を見失わないように」

 二人は左右から私の手をがっちりとキープし、周囲に鋭い眼光を飛ばしている。  すれ違う魔族たちが、二人の顔を見た瞬間に「ヒッ!」と悲鳴を上げて道を空けるので、とても歩きやすい。モーゼの十戒状態だ。

 それにしても、魔都の発展ぶりには驚かされる。  街並みは黒曜石と発光鉱石で作られた幻想的なものだが、そこに並ぶ店や商品は、どこか人間界のそれに近くなっていた。

「いらっしゃい! 今流行りの『アリア様風ドレス』だよ! これを着れば君も家庭教師になれる!」 「こちらは『アリア様考案レシピ』の再現料理! 煮込みハンバーグ、限定五十食!」 「『教育的指導』と書かれた扇子はいらんかねー!」

 ……あちこちから、私の名前が聞こえてくる。  しかも、私の着ている服や、私が授業で教えた料理が、一大トレンドになっているようだ。

「……ねえ、ギル君、ルウ君。これはどういうこと?」

 私は引きつった笑顔で二人に尋ねた。

「え? ああ、みんな先生のことが大好きだからね」 「先生は魔界のファッションリーダーだから」

 二人は悪びれもせずに答える。

「それにしても、私の名前を勝手に商売に使うのは肖像権の侵害では……」

「大丈夫だよ、先生。売り上げの八割は、自動的に先生の口座に振り込まれるシステムを構築済みだから」

 ルウが得意げに言う。  いつの間に。私の教え子、ちゃっかりしすぎている。

「見て、先生! あそこの店、人間界の道具を売ってるぜ」

 ギルが指差した先には、『輸入雑貨』と書かれた看板の店があった。  店頭には、見覚えのある王国の工芸品や、書物などが並んでいる。

「まあ、懐かしいわ。でも、どうやって仕入れているのかしら? 人間との交易は禁止されているはずじゃ……」

 私が店主に尋ねようとすると、ルウがさっと前に出た。

「ああ、それはね先生。『リサイクル』だよ」 「リサイクル?」 「うん。森に捨てられていたゴミ……じゃなくて、落とし物を有効活用しているんだ」

 ルウは店主に向かって、無言の圧力をかけた笑顔を見せた。  店主(トカゲ人間)はガタガタと震えながら、「そ、そうです! 森で拾いました! 持ち主はもう……必要としていないようでしたので!」と早口で答えた。

 なるほど。  先日、ルウ君が森の大掃除をしてくれた時に、遭難者が残していった荷物を回収したのだろう。  魔界のエコ意識の高さには頭が下がる。

「あのティーカップ、王都で流行っていた柄だわ。懐かしいから買っていこうかしら」

 私が商品を手に取ると、店主は「さ、差し上げます! アリア様に使っていただけるなら本望です!」と涙ながらにプレゼントしてくれた。  ……魔界の人たちは、本当に親切ね。

          ◇

 買い物を楽しみ、カフェで休憩していると。  不意に、街の入り口の方が騒がしくなった。

「おい、人間だ!」 「人間が結界を抜けて入ってきたぞ!」 「殺せ! アリア様を害しに来た刺客かもしれん!」

 殺気立った怒号が飛び交う。  私はハッとして立ち上がった。

「人間? まさか、迷い込んでしまったのかしら」

 『死の森』を抜けてここまで来るなんて、よほどの強運か、実力の持ち主だ。  放っておけば、魔族たちに袋叩きにされてしまう。

「ギル君、ルウ君、行きますよ! 保護しなくては!」

「えー、放っておけばいいじゃん。どうせろくな奴じゃないよ」 「先生が見る必要はないよ。僕たちが『処理』してくるから」

 二人は渋ったが、私が「ダメです! 命は大切にしなさい」と睨むと、しぶしぶ従った。

 現場に駆けつけると、そこには一人のボロボロの女性が、大勢の魔族兵士に取り囲まれて震えていた。  泥だらけのローブ、割れた眼鏡、そして必死の形相。

「お、お願いです! 私は怪しい者ではありません! アリア様に……アリア様に会わせてください!」

 彼女は悲痛な声で叫んでいた。  その声に、聞き覚えがあった。

「……セシル?」

 私が声をかけると、女性はハッとして顔を上げた。

「アリア様……!? ああ、アリア様!」

 セシルは私を見るなり、兵士たちの包囲をかいくぐって(というより、兵士たちが私の知り合いだと察して道を空けた)、私の足元にすがりついた。

「よかった……生きていらっしゃった……! ご無事で……!」

 彼女は私のドレスの裾を握りしめ、子供のように泣きじゃくった。

「セシル、どうしたの? そんな格好で。……王宮はどうしたの?」

 私が問いかけると、セシルは涙を拭い、眼鏡の位置を直した。

「国が……ルーンバルド王国が、滅びかけています!」

「え?」

「カイル殿下率いる騎士団は行方不明、聖女ミナ様も帰還せず、結界は消滅。王都は魔獣と暴徒で溢れかえっています! アリア様、どうか……どうかお知恵をお貸しください! このままでは、民が死に絶えてしまいます!」

 セシルの言葉に、周囲の魔族たちがざわめいた。  「ざまぁみろ」「自業自得だ」という嘲笑の声も聞こえる。

 私は呆然とした。  カイル殿下が行方不明?  あの自信家の彼が、国を放り出してどこへ?

「……まさか、私を探しに来て、遭難した……?」

 私の脳裏に、最悪の可能性がよぎる。  もしそうだとしたら、私が原因で国が危機に陥っていることになる。

「アリア様! カイル殿下はどうでもいいのです!(暴言)」

 セシルが叫ぶ。

「重要なのは、今、国を動かせる人間がいないということです! 宰相も逃げ出しました。残っているのは、私のような下級官吏だけ……。私たちだけでは、どうしようもありません!」

 彼女の瞳は真剣だった。  嘘をついている目ではない。

「……なるほど、状況は把握しました」

 私は冷静さを取り戻し、思考を巡らせた。

「でもセシル。私はもう、あの国の人間ではありません。追放された身です。今さら戻って指揮を執ることなど、許されるはずがありません」

「ですが……!」

「それに、私にはここでの生活があります。大切な生徒たちもいます」

 私はギルとルウを引き寄せた。  二人は、冷ややかな目でセシルを見下ろしている。

(……この女、余計なことを) (先生の心を乱す『ノイズ』だ。消去した方がいいかな?)

 そんな心の声が聞こえてきそうなほど、彼らの視線は鋭い。

「で、ですが……アリア様を信じて待っている民もいます! 孤児院の子供たちや、下町の職人たちは、みんなアリア様の帰還を……!」

 セシルが食い下がる。  その必死な様子に、私は心を痛めた。  情がないわけではない。  かつての部下や、お世話になった人々が苦しんでいるのは忍びない。

 その時。  ふわり、と私の肩に手が置かれた。

「……アリア。話は聞かせてもらった」

 いつの間にか、背後に魔王ゼスト様が立っていた。  変装などしていない、堂々たる魔王の姿で。  周囲の魔族たちが一斉に平伏する。

「ま、魔王……!?」

 セシルが腰を抜かす。  無理もない。伝説の恐怖の象徴が目の前にいるのだから。

「その女の言うことは真実のようだ。……王国の諜報員からの報告とも一致する」

 ゼスト様は静かに言った。

「アリア。お前はどうしたい?」

「私、は……」

 私は迷った。  助けたい気持ちはある。でも、戻りたくはない。  このジレンマ。

「もし、お前が望むなら」

 ゼスト様が、私だけに聞こえる声で囁いた。

「俺が手を貸そう。……魔王軍の『人道支援』という名目でな」

「人道支援……ですか?」

「ああ。国を救うには、強力なリーダーシップと、物理的な武力が必要だ。今の王国にはそれがない。ならば、我々が一時的に介入し、秩序を回復させる。……もちろん、お前の指揮下でな」

 ゼスト様の提案に、私は目を見開いた。  魔王軍が人間を助ける?  そんなことがあり得るのだろうか。

「ただし、条件がある。……その国を、お前の『属国』……いや、『新しい庭』にすることだ」

 ゼスト様がニヤリと笑う。

「お前を追い出した愚か者たちの国ではない。お前が作り直す、お前のための国にするなら、力を貸してやってもいい」

 ……それはつまり、事実上の征服宣言では?  でも、ゼスト様の瞳は真剣だった。  彼は私のために、本気で国一つをプレゼントしようとしているのだ。

「先生、やろうよ」

 ギルが私の袖を引いた。

「俺たちが介入すれば、暴動なんて一瞬で鎮圧できるよ。魔獣もポチ(ドラゴン)で追い払える」

「僕も賛成。……王国の行政システムを、先生好みに最適化するのは楽しそうだ」

 ルウも眼鏡(伊達)を光らせて頷く。

(よし、これで合法的に王国を支配下に置ける) (先生を『聖女』どころか『救国の女神』として君臨させ、愚かな人間どもを跪かせるチャンスだ)

 双子の邪悪な思惑はさておき、彼らの申し出は魅力的だった。

「……わかりました」

 私はセシルに向き直り、手を差し伸べた。

「セシル。あなたの勇気に免じて、力を貸しましょう。ただし、私は王国には戻りません。ここから、遠隔で指示を出します」

「と、遠隔で……?」

「ええ。今の魔王軍には、優秀な転移魔法使いや通信手段があります。物資の支援や、戦力の派遣はここからでも可能です」

 私はニッコリと笑った。

「勘違いしないでくださいね。これは『家庭教師の課外授業』です。……出来の悪い生徒(王国)を、更生させるためのね」

 セシルは呆気にとられていたが、やがて私の手を取り、涙を流して頷いた。

「はい……! ありがとうございます、アリア様! 一生ついていきます!」

 こうして。  私の元部下セシルは、新たに魔王城の『連絡係』として雇用されることになった。  そして、魔王軍による前代未聞の『王国救済(という名の乗っ取り)プロジェクト』が始動することになる。

 ――なお、セシルが後に地下牢でカイル王子と聖女ミナの変わり果てた姿を目撃し、「ひっ!」と悲鳴を上げて記憶を封印することになるのは、もう少し先の話である。  アリアはまだ、カイルたちが「行方不明(どこかで遊んでいる)」と信じ込んでいるのだから。

 王国の運命は、アリアの「善意」と、魔王一家の「殺意」のサンドイッチによって、劇的な変貌を遂げようとしていた。
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