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chapter7

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「そうです。これは国王陛下とレオン様と僕の写真です。これは僕が生まれたときに撮ったものです」

カイル君は写真に説明した。カイル君は写真をしまって、話を続けた。

「僕は国王陛下と愛人との間に生まれた子供です。僕は王族ではありませんが、血筋は本物です。国王陛下は僕を認知してくれましたが、公にすることはできませんでした。僕は秘密裏に育てられましたが、国王陛下やレオン様と時々会っていました」

「そんなこと……」

レオンはカイル君の話に呆然とした。お父様もカイル君の話に呆然とした。

「それで、どうしてここに来たんだ?君はリリアナに何か言いたいことがあると言っていたが……」

私はカイル君に疑問を投げかけた。カイル君は私に一礼して言った。

「そうです。私はリリアナ様にお詫びしたかったのです」

「お詫び?何でですか?」

「それは……実は僕、リリアナ様と婚約していました」

カイル君は私に一礼して言った。カイル君は私と婚約していたのだ。

私はカイル君の言葉に驚いた。レオンもお父様も驚いた顔をした。

「婚約?何を言っているんだ?君は俺の弟だぞ!君はリリアナと婚約できないぞ!」

レオンはカイル君に怒鳴った。レオンはカイル君を見て、憤りの目を向けた。

「そうです。僕はあなたの弟です。でも、僕はリリアナ様と婚約できました。それは国王陛下のご命令でした」

カイル君はレオンに冷静に言った。カイル君はレオンに説明した。

「僕は国王陛下から、リリアナ様と婚約するように言われました。それはリリアナ様の幸せのためでした」

「幸せのため?何を言っているんだ?」

「それは……実は国王陛下は、レオン様がリリアナ様と婚約破棄することを知っていました。それはレオン様がアリシアさんに恋をしたからでした」

「父上が知っていた?どうしてだ?」

「それは……実はアリシアさんも、国王陛下の愛人との間に生まれた子供です。アリシアさんも王族ではありませんが、血筋は本物です。国王陛下はアリシアさんを認知してくれましたが、公にすることはできませんでした。アリシアさんも秘密裏に育てられましたが、国王陛下やレオン様と時々会っていました」

「そんなこと……」

レオンはカイル君の話に呆然とした。お父様もカイル君の話に呆然とした。

「それで、どうして父上が君にリリアナと婚約するように命じたんだ?」

「それは……実は国王陛下は、レオン様とアリシアさんが結ばれることを望んでいました。それはレオン様とアリシアさんが本当に愛し合っているからでした」

「愛し合っている?そんなことないぞ!俺はアリシアを愛してなんかいないぞ!」

レオンはカイル君の話に否定した。レオンは私の方を見て、必死に言った。

「俺はリリアナを愛しているんだ!俺はリリアナと結婚したいんだ!俺はリリアナと幸せになりたいんだ!」




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