11 / 30
第十一話 第二の断罪? 今度は私が主催です
神殿都市セラフィナの中央広場は、かつてないほどの熱気と殺気に包まれていました。
「見ろ、あの女だ! 聖女様をいじめたという!」 「神殿に火を放ったとも聞いたぞ!」 「なんて恐ろしい……黒薔薇の魔女め!」
詰めかけた群衆から、容赦ない罵声が浴びせられます。 広場の中央には、処刑台を思わせる巨大な石造りの演壇が組まれ、その周囲を武装した神殿騎士たちが固めていました。
これは『神明裁判』。 神の名のもとに行われる、異議申し立て不可能な絶対の断罪劇。
その演壇の頂点には、真っ白な祭服に身を包んだリリア嬢と、威厳たっぷりのレオンハルト王太子殿下、そして厳めしい顔をした高位司祭たちが待ち構えています。 リリア嬢は両手を組み、震える声で何かを訴え、民衆の同情を誘っていました。
対して、その演壇の下に立たされているのは、私とヴァレリウス様だけ。 完全なる『アウェイ』です。
「……ひどい言われようですわね。『魔女』だなんて。私はただの、善良な元婚約者ですのに」
私が日傘を差しながら呑気に呟くと、隣に立つヴァレリウス様が、眼鏡のブリッジを指で押し上げました。
「気にするな。これは裁判ではない。ただのショーだ」
「ええ。それにしても、随分と大規模なショーですこと。私のためにここまで予算を使うなんて、神殿も王家も太っ腹ですわ」
「皮肉を言っている場合か。……来るぞ」
ヴァレリウス様の視線の先で、恰幅の良い禿頭の男が一歩前に出ました。 彼こそが、神殿の実権を握る保守派の重鎮、バルタザール筆頭司祭です。 彼は拡声魔法を使い、広場全体に響き渡る大声で叫びました。
「静粛に! これより、罪深き者たちへの審問を行う!」
広場がしんと静まります。
「被告、ルシエル・フォン・レイヴンハート! および、その協力者ヴァレリウス・グランツ! 汝らは神聖な誓印を偽造し、聖女候補リリア嬢を精神的に追い詰め、あまつさえ神殿の聖庫に放火して重要書類を焼失させた! これらは神への冒涜であり、万死に値する!」
「そうだ! 恥を知れ!」
殿下が横から合いの手を入れます。 リリア嬢は「うっ……ううっ……」と泣き崩れる演技を始めました。 完璧な布陣です。 普通の令嬢なら、この圧力だけで気絶しているでしょう。
しかし。
「……異議あり」
凛とした声が、空気を切り裂きました。 私ではありません。 ヴァレリウス様です。
彼は懐から一枚の羊皮紙を取り出し、まるで今日のランチの注文をするかのような気軽さで手を挙げました。
「バルタザール司祭。貴殿の告発には、法的な根拠と証拠が一切欠落しています。……よって、この裁判の管轄権を認めません」
「な、なんだと!? ここは神の庭だぞ! 貴様の屁理屈など通用せん!」
「神の庭であっても、ここはルミナリア王国の領土です。王国法典第一条、『すべての裁きは法と証拠に基づく』。……貴殿らは、放火の実行犯を見たのですか? 誓印偽造の現場を押さえたのですか?」
「そ、それは……神の啓示が……!」
「啓示は証拠能力を持ちません」
バッサリ。 広場がざわめき始めます。 「あれ? 法務官様が押してるぞ?」「なんか理路整然としてるな」
焦ったバルタザール司祭は、リリア嬢に目配せをしました。 リリア嬢は涙を拭い、悲劇のヒロインの顔で叫びました。
「ひどいです、ヴァレリウス様! 証拠ならあります! 私の……私の心が傷ついたことが、何よりの証拠です! ルシエル様に睨まれた夜は怖くて眠れませんでした! それが真実です!」
「おお、可哀想なリリア……!」
殿下が彼女を抱き寄せます。 群衆の感情がまた揺れ動きます。 やはり『涙』は女の武器、そして大衆扇動の最強ツールです。
ここで私が黙っていては、ヴァレリウス様の論理も感情論に押し流されてしまうでしょう。 私は日傘を閉じ、一歩前に出ました。 そして、にっこりと微笑みました。
「リリア様。……泣く係はお任せしますわ」
「えっ?」
「だって、私は泣きませんもの。私がここに来たのは、断罪されるためではありません」
私は、ドレスのポケットから『あるもの』を取り出しました。 それは、ヴァレリウス様が用意してくれた、魔法投影機です。
「皆様! ご覧ください! これが、リリア様と神殿が隠そうとした『真実』ですわ!」
スイッチを入れると、空中に巨大な映像が投影されました。 そこに映し出されたのは、リリア嬢が燃やしたはずの帳簿――その焼け残った革片と、そこに記されたサイン。 そして、私たちが作成した『祝福の不正流出ルート』を示す地図でした。
「な、ななな……!?」
壇上の全員が絶句します。 群衆も、空中に浮かぶ動かぬ証拠を見上げ、息を呑みました。
私は朗々と声を張り上げました。
「神殿は、特定の貴族……具体的には王太子派閥にのみ、祝福を過剰供給していました! その隠蔽工作のために、私の婚約破棄が利用され、我が家の領地への祝福が止められたのです! これは聖なる裁きなどではありません! ただの『横領』と『口封じ』です!」
「で、デタラメだ! そんな紙切れ一枚で!」
殿下が叫びますが、ヴァレリウス様がすかさず追撃します。
「デタラメではありません。この署名は、殿下の側近ゲオルグ氏の筆跡と、魔力紋まで完全に一致しました。……現在、王宮憲兵隊がゲオルグ氏の聴取を行っています」
「ゲオルグが……!?」
殿下の顔から血の気が引きました。
「さらに」
ヴァレリウス様は、冷徹な視線をバルタザール司祭に向けました。
「ルシエル嬢の誓印に加えられた改竄術式。その魔力波形は、バルタザール司祭、貴殿が過去に行使した『禁止儀式』の記録と酷似しています。……これについても、合理的な説明を求めます」
「ぐ、ぐぬぬ……!」
司祭は脂汗を流し、言葉を失いました。
形勢逆転。 群衆の目は、もはや『魔女』を見る目ではありません。 『不正を暴くジャンヌ・ダルク』を見る目に変わっていました。
「すげえ……あの令嬢、神殿相手に一歩も引かねえぞ」 「王太子様、側近に裏切られてるのか?」 「祝福を横流しって、俺たちの分もかよ!?」
広場に怒号が飛び交い始めます。 今度は、壇上の彼らが追い詰められる番です。
リリア嬢は震え上がり、殿下の背中に隠れようとしましたが、殿下自身が腰を抜かしかけていました。
「お、おのれ……! こうなれば……!」
バルタザール司祭が、狂気を孕んだ目で私を睨みました。 彼は懐から、赤黒い輝きを放つ水晶を取り出しました。
「神罰を下してくれる! 異端者どもめ!」
「いけません! それは……!」
ヴァレリウス様が叫んだ瞬間、司祭は水晶を地面に叩きつけました。
パリーン!
水晶が砕け散ると同時に、広場の地面に描かれていた魔法陣が赤く発光しました。 とてつもない魔力の奔流が、渦を巻いて吹き荒れます。
「きゃあぁぁっ!」
強風に煽られ、私は吹き飛ばされそうになりました。
「ルシエル!」
ヴァレリウス様が瞬時に私を抱き寄せ、自らの背中で風を受け止めました。 彼の腕の中で、私は見ました。 赤い光が、広場の上空に集まり、禍々しい形を成していくのを。
「……あれは、古代の防御システム? いや、違う」
ヴァレリウス様が呻くように言いました。
「祝福の『逆流』だ。……奴ら、自分たちの悪事がバレるくらいなら、この広場ごと証拠を消し飛ばす気か!」
「そんな……! ここにいる民衆まで巻き込むつもりですの!?」
「神殿にとっては、民の命より自分たちの権威の方が重いということだ!」
暴走する魔力。 悲鳴を上げて逃げ惑う人々。 壇上のリリア嬢たちも、想定外の事態に腰を抜かしています。
絶体絶命のピンチ。 しかし、ヴァレリウス様の瞳は死んでいませんでした。 彼は私を強く抱きしめたまま、耳元で囁きました。
「ルシエル。……君の『破棄された誓印』が必要だ」
「え?」
「あれはまだ、完全に無効化されていない。……君の指輪に残る契約のパスを使って、この暴走したシステムに『割り込み』をかける」
「割り込み……ハッキングですの?」
「そうだ。だが、私一人では魔力が足りない。……君と、同調する必要がある」
彼は、真剣な眼差しで私を見つめました。
「私を信じてくれ。……君の心拍数も、体温も、すべて私に預けてくれ」
この極限状態で、そんな殺し文句を言うなんて。 私は恐怖も忘れ、力強く頷きました。
「もちろんですわ! 私の全て、あなたに委ねます!」
「……よし。いくぞ!」
ヴァレリウス様が私の左手を取り、指輪に自らの魔力を流し込みました。 二人の手が重なり、光が溢れます。
それは、第二の断罪劇の終わりであり、私たちの本当の戦いの始まりでした。
「見ろ、あの女だ! 聖女様をいじめたという!」 「神殿に火を放ったとも聞いたぞ!」 「なんて恐ろしい……黒薔薇の魔女め!」
詰めかけた群衆から、容赦ない罵声が浴びせられます。 広場の中央には、処刑台を思わせる巨大な石造りの演壇が組まれ、その周囲を武装した神殿騎士たちが固めていました。
これは『神明裁判』。 神の名のもとに行われる、異議申し立て不可能な絶対の断罪劇。
その演壇の頂点には、真っ白な祭服に身を包んだリリア嬢と、威厳たっぷりのレオンハルト王太子殿下、そして厳めしい顔をした高位司祭たちが待ち構えています。 リリア嬢は両手を組み、震える声で何かを訴え、民衆の同情を誘っていました。
対して、その演壇の下に立たされているのは、私とヴァレリウス様だけ。 完全なる『アウェイ』です。
「……ひどい言われようですわね。『魔女』だなんて。私はただの、善良な元婚約者ですのに」
私が日傘を差しながら呑気に呟くと、隣に立つヴァレリウス様が、眼鏡のブリッジを指で押し上げました。
「気にするな。これは裁判ではない。ただのショーだ」
「ええ。それにしても、随分と大規模なショーですこと。私のためにここまで予算を使うなんて、神殿も王家も太っ腹ですわ」
「皮肉を言っている場合か。……来るぞ」
ヴァレリウス様の視線の先で、恰幅の良い禿頭の男が一歩前に出ました。 彼こそが、神殿の実権を握る保守派の重鎮、バルタザール筆頭司祭です。 彼は拡声魔法を使い、広場全体に響き渡る大声で叫びました。
「静粛に! これより、罪深き者たちへの審問を行う!」
広場がしんと静まります。
「被告、ルシエル・フォン・レイヴンハート! および、その協力者ヴァレリウス・グランツ! 汝らは神聖な誓印を偽造し、聖女候補リリア嬢を精神的に追い詰め、あまつさえ神殿の聖庫に放火して重要書類を焼失させた! これらは神への冒涜であり、万死に値する!」
「そうだ! 恥を知れ!」
殿下が横から合いの手を入れます。 リリア嬢は「うっ……ううっ……」と泣き崩れる演技を始めました。 完璧な布陣です。 普通の令嬢なら、この圧力だけで気絶しているでしょう。
しかし。
「……異議あり」
凛とした声が、空気を切り裂きました。 私ではありません。 ヴァレリウス様です。
彼は懐から一枚の羊皮紙を取り出し、まるで今日のランチの注文をするかのような気軽さで手を挙げました。
「バルタザール司祭。貴殿の告発には、法的な根拠と証拠が一切欠落しています。……よって、この裁判の管轄権を認めません」
「な、なんだと!? ここは神の庭だぞ! 貴様の屁理屈など通用せん!」
「神の庭であっても、ここはルミナリア王国の領土です。王国法典第一条、『すべての裁きは法と証拠に基づく』。……貴殿らは、放火の実行犯を見たのですか? 誓印偽造の現場を押さえたのですか?」
「そ、それは……神の啓示が……!」
「啓示は証拠能力を持ちません」
バッサリ。 広場がざわめき始めます。 「あれ? 法務官様が押してるぞ?」「なんか理路整然としてるな」
焦ったバルタザール司祭は、リリア嬢に目配せをしました。 リリア嬢は涙を拭い、悲劇のヒロインの顔で叫びました。
「ひどいです、ヴァレリウス様! 証拠ならあります! 私の……私の心が傷ついたことが、何よりの証拠です! ルシエル様に睨まれた夜は怖くて眠れませんでした! それが真実です!」
「おお、可哀想なリリア……!」
殿下が彼女を抱き寄せます。 群衆の感情がまた揺れ動きます。 やはり『涙』は女の武器、そして大衆扇動の最強ツールです。
ここで私が黙っていては、ヴァレリウス様の論理も感情論に押し流されてしまうでしょう。 私は日傘を閉じ、一歩前に出ました。 そして、にっこりと微笑みました。
「リリア様。……泣く係はお任せしますわ」
「えっ?」
「だって、私は泣きませんもの。私がここに来たのは、断罪されるためではありません」
私は、ドレスのポケットから『あるもの』を取り出しました。 それは、ヴァレリウス様が用意してくれた、魔法投影機です。
「皆様! ご覧ください! これが、リリア様と神殿が隠そうとした『真実』ですわ!」
スイッチを入れると、空中に巨大な映像が投影されました。 そこに映し出されたのは、リリア嬢が燃やしたはずの帳簿――その焼け残った革片と、そこに記されたサイン。 そして、私たちが作成した『祝福の不正流出ルート』を示す地図でした。
「な、ななな……!?」
壇上の全員が絶句します。 群衆も、空中に浮かぶ動かぬ証拠を見上げ、息を呑みました。
私は朗々と声を張り上げました。
「神殿は、特定の貴族……具体的には王太子派閥にのみ、祝福を過剰供給していました! その隠蔽工作のために、私の婚約破棄が利用され、我が家の領地への祝福が止められたのです! これは聖なる裁きなどではありません! ただの『横領』と『口封じ』です!」
「で、デタラメだ! そんな紙切れ一枚で!」
殿下が叫びますが、ヴァレリウス様がすかさず追撃します。
「デタラメではありません。この署名は、殿下の側近ゲオルグ氏の筆跡と、魔力紋まで完全に一致しました。……現在、王宮憲兵隊がゲオルグ氏の聴取を行っています」
「ゲオルグが……!?」
殿下の顔から血の気が引きました。
「さらに」
ヴァレリウス様は、冷徹な視線をバルタザール司祭に向けました。
「ルシエル嬢の誓印に加えられた改竄術式。その魔力波形は、バルタザール司祭、貴殿が過去に行使した『禁止儀式』の記録と酷似しています。……これについても、合理的な説明を求めます」
「ぐ、ぐぬぬ……!」
司祭は脂汗を流し、言葉を失いました。
形勢逆転。 群衆の目は、もはや『魔女』を見る目ではありません。 『不正を暴くジャンヌ・ダルク』を見る目に変わっていました。
「すげえ……あの令嬢、神殿相手に一歩も引かねえぞ」 「王太子様、側近に裏切られてるのか?」 「祝福を横流しって、俺たちの分もかよ!?」
広場に怒号が飛び交い始めます。 今度は、壇上の彼らが追い詰められる番です。
リリア嬢は震え上がり、殿下の背中に隠れようとしましたが、殿下自身が腰を抜かしかけていました。
「お、おのれ……! こうなれば……!」
バルタザール司祭が、狂気を孕んだ目で私を睨みました。 彼は懐から、赤黒い輝きを放つ水晶を取り出しました。
「神罰を下してくれる! 異端者どもめ!」
「いけません! それは……!」
ヴァレリウス様が叫んだ瞬間、司祭は水晶を地面に叩きつけました。
パリーン!
水晶が砕け散ると同時に、広場の地面に描かれていた魔法陣が赤く発光しました。 とてつもない魔力の奔流が、渦を巻いて吹き荒れます。
「きゃあぁぁっ!」
強風に煽られ、私は吹き飛ばされそうになりました。
「ルシエル!」
ヴァレリウス様が瞬時に私を抱き寄せ、自らの背中で風を受け止めました。 彼の腕の中で、私は見ました。 赤い光が、広場の上空に集まり、禍々しい形を成していくのを。
「……あれは、古代の防御システム? いや、違う」
ヴァレリウス様が呻くように言いました。
「祝福の『逆流』だ。……奴ら、自分たちの悪事がバレるくらいなら、この広場ごと証拠を消し飛ばす気か!」
「そんな……! ここにいる民衆まで巻き込むつもりですの!?」
「神殿にとっては、民の命より自分たちの権威の方が重いということだ!」
暴走する魔力。 悲鳴を上げて逃げ惑う人々。 壇上のリリア嬢たちも、想定外の事態に腰を抜かしています。
絶体絶命のピンチ。 しかし、ヴァレリウス様の瞳は死んでいませんでした。 彼は私を強く抱きしめたまま、耳元で囁きました。
「ルシエル。……君の『破棄された誓印』が必要だ」
「え?」
「あれはまだ、完全に無効化されていない。……君の指輪に残る契約のパスを使って、この暴走したシステムに『割り込み』をかける」
「割り込み……ハッキングですの?」
「そうだ。だが、私一人では魔力が足りない。……君と、同調する必要がある」
彼は、真剣な眼差しで私を見つめました。
「私を信じてくれ。……君の心拍数も、体温も、すべて私に預けてくれ」
この極限状態で、そんな殺し文句を言うなんて。 私は恐怖も忘れ、力強く頷きました。
「もちろんですわ! 私の全て、あなたに委ねます!」
「……よし。いくぞ!」
ヴァレリウス様が私の左手を取り、指輪に自らの魔力を流し込みました。 二人の手が重なり、光が溢れます。
それは、第二の断罪劇の終わりであり、私たちの本当の戦いの始まりでした。
あなたにおすすめの小説
お前との婚約は、ここで破棄する!
もちもちほっぺ
恋愛
「公爵令嬢レティシア・フォン・エーデルシュタイン! お前との婚約は、ここで破棄する!」
華やかな舞踏会の中心で、第三王子アレクシス・ローゼンベルクがそう高らかに宣言した。
一瞬の静寂の後、会場がどよめく。
私は心の中でため息をついた。
第一王子と見捨てられた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
アナトール公爵令嬢のマリアは婚約者である第一王子のザイツからあしらわれていた。昼間お話することも、夜に身体を重ねることも、なにもなかったのだ。形だけの夫婦生活。ザイツ様の新しい婚約者になってやろうと躍起になるメイドたち。そんな中、ザイツは戦地に赴くと知らせが入った。夫婦関係なんてとっくに終わっていると思っていた矢先、マリアの前にザイツが現れたのだった。
お読みいただきありがとうございます。こちらの話は24話で完結とさせていただきます。この後は「第一王子と愛された公爵令嬢」に続いていきます。こちらもよろしくお願い致します。
王子、おひとり様で残りの人生をお楽しみください!
ちゃっぴー
恋愛
「ラーニャ、貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの真っ最中、ナルシストな第一王子ウィルフレッドに身に覚えのない罪で断罪された公爵令嬢ラーニャ。しかし、彼女はショックを受けるどころか、優雅に微笑んで拍手を送った。
なぜなら、ラーニャはとっくに王子の無能さに愛想を尽かし、この日のために完璧な「撤退準備」を進めていたからだ。
すみっこ婚約破棄同盟〜王子様による婚約破棄のすみっこで〜
まりー
恋愛
ある夜会で王子とその側近達の婚約破棄が行われた。腕に恋人をぶら下げて。所謂、王道断罪劇である。
でもこのお話の主役は麗しのヒロインでも、キラキラ王子でも、学園一の秀才や騎士団期待のホープでもない。これは王道のすみっこで行われた、弱小貴族と商人の子息たちの婚約破棄のお話である。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
「もう俺ら、恋なんてしない!」と言う小学生の息子の話を参考に書きました。登場人物の男子たちの頭は小学生レベルだと思って読んでください。
【完結】悪役令嬢とは何をすればいいのでしょうか?
白キツネ
恋愛
公爵令嬢であるソフィア・ローズは不服ながら第一王子との婚約が決められており、王妃となるために努力していた。けれども、ある少女があらわれたことで日常は崩れてしまう。
悪役令嬢?そうおっしゃるのであれば、悪役令嬢らしくしてあげましょう!
けれど、悪役令嬢って何をすればいいんでしょうか?
「お、お父様、私、そこまで言ってませんから!」
「お母様!笑っておられないで、お父様を止めてください!」
カクヨムにも掲載しております。
悪役令嬢の断罪――え、いま婚約破棄と?聞こえませんでしたわ!
ちゃっぴー
恋愛
公爵令嬢アクア・ラズライトは、卒業パーティーの最中に婚約者であるジュリアス殿下から「悪役令嬢」として断罪を突きつけられる。普通なら泣き崩れるか激昂する場面――しかし、超合理的で節約家なアクアは違った。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?