【R-18】俺のザーメンでしか魔力補給ができないと魔法少女(29)が迫ってくるんだが誰か助けてくれ

最高のオナニーのために 前

　ビンビンハローポルノチューブ。どうも、ＴＡＭＡＫＩＮタマキンです。

　オナニストの諸君、ムスコは元気か？

　突然だが……ひとえに「オナニー」といっても、星の数ほどのやり方があるだろう。
　オーソドックスに利き手を上下に動かしているだけでは、真の快楽は享受できない。

　そこで今回、オナニーのプロ、オナニスト・オブ・オナニストの俺が、最高の手法を紹介しようと思う。ぜひ最後まで聞いてくれ。

　さて、オナニーを行う上で重要なのは大きく分けて、オカズコンテンツと手段テクニックの二つだと思う。ここで言及したいのはテクニックについてだ。

　なぜならオカズのほうは人により嗜好が多種多様で、掘り下げると収集がつかなくなるからである。

　たとえば……そうだな、俺のネット上の友人にＳＣＵＭＡＮスカマンという奴がいるんだが（ＨＮハンドルネームの由来はＳＣＵＭ―ＭＡＮ、クズ人間だと言っていた）、なんでもそいつは女性型ロボットに興奮するらしい。それも○鳩のマ○チとかペ○○ナのア○ギ○とかみたいなのじゃなくて（あんなの人間と変わらねえって言ってた）、メダ○ットみたいなガチのロボだ。ＳＣＵＭＡＮが言うにはそれ専門のエロ同人誌まであるって言うから世界は広いよな。
　さすがに俺もそこまではカバーできそうにない。だから最高のオカズは各自で見つけてくれ。

　話は戻るがテクニックについてだ。

　俺は今まで様々なテクニックを見聞きし、実践してきた。
　左手、逆手、左手の逆手。皮オナに脚ピン、床オナ。そんなのは序の口に過ぎない。

　オナクールはなかなかよかったがリスクが見合っていないな。個人的にはローション代わりにトニックシャンプーを使った方法のほうが好みだ。

　先に大事なことを言っておこう。俺が重視するのは「コスパ」だ。
　ここで言うコスパというのは「快楽の度合い」と「安全性」、「器具の入手ハードル」、そして「準備・片付けの容易さ」だ。
　快楽の度合いだけでなく、これらの要素を総合的に満たしたものが優れたテクニックである、と俺は思う。

　それから当然、器具を用いた手法もひと通り試した。ローション、オナカップ。オナホールは卵型から据え置き型まで。電動も試した。あれは始めて使うと感動するけれど、毎日使おうとは思えないんだよな。片栗粉Ｘをはじめとした自作系にもチャレンジしたが、手間の割に快感はそこまででもなく、これなら市販のほうがいいな……と思ったよ。

　……前置きが長くなったな。
　そんな俺が、小学校高学年から長い旅路の果てにたどり着いたひとつの到達点がある。


　それが『スク水オナニー』だ。


『スク水オナニー』と聞いて、おそらく女児の着るアレを思い浮かべたと思う。だが、違う。

　ここで用いるスク水とは、男児用・・・なのだ。

　動揺するのはわかる、わかるが、まあ焦らずに聞いてくれ。

　まず小さめ(一一〇～一三〇センチ用サイズ)の男(児)用スク水を用意する。生地が薄くてトゥルトゥルなら、千円しないくらいの安いのでいい。
　ただし、ブリーフ型ではなくトランクス型にしてほしい。

　トランクス型の水着は前二面、後ろ二面の計四面あることがわかるだろう。
　このうち隣接した二面を使う・・んだ。

　やり方は簡単だ。まずお好きな一面をムスコに被せ、さらにその上・・・に隣接した一面を被せる。チンコ・トゥルトゥル・トゥルトゥルのミルフィーユ状態にするんだ。これで準備は万端。

　ここからが実践編だが、チンコに直接かぶさっている方の面は動かさず、上に被せている面だけを擦るんだ！

　するとどうなるか？　トゥルトゥルな面同士が摩擦抵抗を限りなくゼロに近づけ、ローションを一切使用していないのにトゥルントゥルンのニュリュンニュリュンな感覚を味わえるのであるッ！

　たったこれだけ、実にシンプルだ。だが、シンプルだからこそ奥深く、飽きが来ない。
　もちろん、一面目に輪ゴムを装着したり。二枚重ねではなく三枚重ねにしたりとオリジナルの手法を模索する余地は残されているぞ。

　さらに床オナやローション手コキなど、海綿体や皮膚に負荷がかかる手法と比べて、肉棒への負担はかなり小さい。

　準備や片付けも簡単だ。被せて・シコって・洗濯機にポンだ。水着なので洗って速攻で乾く。ほぼ、たたいてかぶってジャンケンポンみたいなもんだな（？）

　入手時のハードルもかなり低い。どこでも簡単に入手できて、たった数百円しかかからない。
　ハードルとなるのが購入時にレジを通すときだな。できればセルフレジのある店がいいだろう。

　だがセルフレジの無い店でも心配するな、「弟がプールの時間に使うっていうから買いに来たんですわ」って顔をすればいい。もしくは「変わった素材のトランクスだな。ボクこれ気になっちゃった」って顔でもいい。これで解決だな。

　なんだ？　まだ言いたいことがありそうな顔をしているな。でもわかってる、わかってるぞ。

「毎回洗うのはちょっとな……」
　
　そう言うんだな？
　そんなワガママなオナニストの声に応え、さらに利便性を上げるために編み出したのが、ゴムを使う手法である。

　ゴム、すなわちコンドームである。
　使用するのは安い業務用で構わない。密林などで一四四枚入りが二、三千円で売っているからおすすめだ。

　これをチンポに装着し、表面の潤滑液をティッシュで拭う。あとは同じ方法でいい。

　どうしても生・の快感には劣るが、我慢汁が染みて水着素材の滑りが悪くなるということも無くなり、フィニッシュまで安定したトゥルトゥル感を味わえるという利点もある。

　トゥルトゥルスク水オナニー。これが俺のたどり着いたひとつの極致だ。この動画を見ているオナニストたちはぜひ実践してみてほしい。

　というわけで今回はこのへんで。
　次は大型オナホのレビュー動画を予定しているから楽しみにしてくれよな！


　＊　＊　＊


「……という動画をアップしたら五分でＢＡＮされた」

　スマホ画面を見せてきた玉置によれば、唐突に動画配信者としてデビューしようと思い立ったらしい。

　まずは市場調査と適当な動画をザッピングしていたら、配信者の多くは自分の知識やスキルを活かしたキャラで勝負しているということがわかった。なるほどここまではいい。

　だが武器として思いついたのが、「オナニーマスター・ＴＡＭＡＫＩＮ」とは……。

「アホなのかな？」

　俺の言葉に同意を示しつつも、報知と増渕は口々に言った。

「でも、俺は好きだな」
「俺も」

　俺は深々と溜息を吐いてから顔を上げ、項垂れるＴＡＭＡＫＩＮ、いや、玉置をじっと見据え口を開いた。

「そんなの、俺も大好きに決まってるだろ！」

　その後、俺たちが総合スーパーの衣料品売り場に走ったのは言うまでもなかった。


　＊　＊　＊


　寄り道をして帰宅後、さすがに買ったまま使う・・のは憚はばかられたのでスク水を洗濯機に放り込んだ。ゴウンゴウン動いている間に風呂でも入ろうと、手早くすっぽんぽんになって戸を開けた俺は、そのまま失神しそうになるのをすんでのところで踏みとどまった。

　ピッチピチのスクール水着を身に着けた魔法少女(29)が、湯の入っていないバスタブの中、膝を抱えてこちらを見ていた。