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第三章
第54話 新スキル確認
しおりを挟むまず槍玉にあげられたのは慶介の持つ"水の友"というスキルだ。
「ええっと、僕の"水の友"っていうスキルの効果は、あの資料室で見た本には『水属性への耐性強化』と『水中で動きやすくなる』だそうです。どちらも試す事が出来てないので、どんなものかはまだ分かりませんけど……」
早速あの資料室が役立ってくれたようで、何となくしか把握できていないスキルも、こうして効果を調べる事が出来ていた。
「うーん、水中かー。向こうに戻って水泳選手になったら凄い事になりそうだね!」
「由里香ちゃん、すでにここにいる人たちは、向こうに戻ったら誰でも凄い事になると思うよ~」
「それもそうだね! あたしも百メートル走とか走ったら世界記録出しちゃうかも!」
キャイキャイと盛り上がり始めたいつもの二人を置いといて、引き続き次のスキル説明に移る。
「私の"付与魔法"はどうやらバフ専用といった感じみたいね。"結界魔法"同様に直接戦闘に関与できるものではないけど……。あ、バフってのは補助系の魔法って事ね。武器に炎属性を付与したり、一時的に筋力などを増強したりできるようだわ」
"付与魔法"についての説明をしていた陽子だったが、周囲の反応を見て途中でバフについての説明も加える。
「筋力増強っていうとドーピング的なイメージはあるけど、そこは魔法なんだし問題はないのか……。それじゃあ次は、細川さんの"癒しの祝福"という奴かな」
考え事をしているようだったメアリーだが、信也が話を振ると考え事を中断し、自らのスキルについて語り始めた。
「ええと、"癒しの祝福"は"回復魔法"や"神聖魔法"で治療した際に、効果がより強くなるみたいです。他にもスキル所有者である私自身に掛けられた治療魔法の効果も高まるみたいで、私が自分に"回復魔法"を掛けると二つの効果で大分強化されるみたいですね」
「おー、完全にヒール専門って感じだなー」
「そうですね。私も里見さんと同じで、直接戦闘する感じではなさそうです。……何か戦闘手段を模索した方がいいのかしら?」
きっちり役割が決められてるMMORPGでは、中途半端な能力よりも何かに特化した者達同士で補い合うようなパーティーを組むのが良いとされる事がある。
無論それはゲームにもよるし、そもそもゲームのようなシステムはあるようだが、ここは現実である。
余りひとつの役割に特化しすぎると適応力も下がりそうなので、メアリーや陽子にも戦闘能力……例えば何か武器を用意する位はしておいた方がいいだろう。
そういった事を龍之介や咲良が助言しており、二人もその意見には賛成のようだ。
「よし、とりあえず二人の方針についてはそれでいいとして、次は龍之介の"パリィ"というのは何なんだ?」
「お、これか? こいつは剣を使って相手の攻撃を受け流すスキルみてーだな。地味な感じはすっけど、多分大事なスキルなんじゃねーかな」
そう口にしながらも、余り"パリィ"については期待をしてなさそうだ。
もし強そうなスキルなら、これ見よがしにペラペラと話していただろう。
「そうか。説明を聞く限りは俺にも覚えられる可能性はありそうだな……。で、俺が取得した"光剣"というのは剣に光属性を付与する、というものらしい。これもバフ魔法? バフスキル? の一種という事だろう」
陽子はシディエルから"付与魔法"について教わっていたが、どうやら"付与魔法"で武器に属性を付与する魔法は、全ての属性に対応している訳ではないらしい。光や闇、神聖属性などはそれぞれ対応する魔法スキルの方に付与するための魔法があるようだ。
"光魔法"にも【ライトウェポン】という光属性付与の魔法があり、これと"光剣"スキルを同時に使うと、より光属性の効果が増すらしい。
「それで次は……」
「わたしのスキル。"従属強化"ですね~」
さっきまで由里香と話していた芽衣だったが、しっかりと話を聞いていたようで、信也が次の説明を促す前に説明を始めていた。
「ん~と、このスキルはどうやら『魔物使い』の人がつかうみたいです。スキルを使うと~、手懐けた魔物が一時的につよくなるみたいですね~」
「ああ、そいつは俺がスキル書を読んでて見つけたやつだな! 本では魔物使い用と書いてあったけど、長尾が覚えたって事は召喚した魔物にも効果はあるって事だろうな!」
『魔物使い』とはその名の通り、魔物をテイミングして自分の支配下に置き、仲間として魔物と共に戦う職業だ。
召喚士系ほどではないが、こちらも数が少ない職業系統だ。
とはいえ、召喚士に比べれば遥かに数は多いので"従属強化"についてもこうして情報を得る事が出来たという訳だ。
「また今度召喚をいろいろためしてみたいな~」
有用そうなスキルを覚えた事で早速テストしてみたい所ではあるが、どうやら"召喚魔法"はレアな魔法スキルのようなので、街中でいきなり使って魔物を呼び出す訳にもいかない。
試すとしたら恐らくは《ジャガー村》への帰路の途中になるだろう。
「気持ちは分かるが、街中での召喚は勘弁してくれよ? 次は……今川さんは"エレメンタルマスター"については詳細は判明したのか?」
信也の質問に、浮かない顔を浮かべる咲良。
「それが、調べても載ってなかったんですよ。人数もいたから、大分資料室のスキル関連の本は調べられたとは思うんだけど……」
「いーなー。調べても出てこないって事は、レアなスキルってことだろー? "エレメンタルマスター"って響きもなんか凄そうだし」
「でも、効果が分からないなら無用の長物よ。精霊関連のスキルだとは思うんだけど」
龍之介と咲良がそんな話をしていると、横から別の人物の声が割り込んできた。
「別の視点から考えてみたらどうだぁ。今川は四大魔術士とかいう職業に就いてから、一気に魔法スキルを二つも覚えたんだろう? 大層な職業名をしているし、少し特別な感じもする。この職業に就けた事にその"エレメンタルマスター"が関わってるんじゃないのかぁ? 他の奴らも大体保有スキルに関係する職業に就いているしなぁ」
ここで転職について少し説明をすると、転職の際にはまず幾つかの選択肢が脳裏に浮かんでくる。
それは本人の現在の状態と素質によって決まるとされていて、中には十とか二十以上の選択肢が浮かび上がる者もいる。
例えば芽衣の場合だと、『召喚士』と『雷術士』。それから『魔術士』と『召雷術士』という四つの選択肢があり、ひとつの職で両方を兼ね備えていると思われる『召雷術士』を芽衣は選択した。
「んー。私、転職の時に『四大魔術士』と『侍祭』以外の魔法系の職業って浮かばなかったのよねえ。それで『四大魔術士』になった途端"火魔法"と"水魔法"を一気に覚えて……という事は、職業の名前からして"風魔法"と"土魔法"も覚えられそうな気がしてきたわ」
北条の言葉が契機になったのか、ブツブツと呟きだす咲良。
やがて何かを思いついたのか「あっ!」という声を上げたかと思うと、今度は黙りこくってしまう。
しかし確信を得たのか、気が付いたことについて訥々と語りだした。
「多分、だけど"エレメンタルマスター"がどんなスキルか分かったわ。このスキルは四大属性、つまり火・土・風・水の魔法を習得しやすくなる効果がある、んだと思う。精霊は直接は関係なかったようね……。そう考え方を切り替えてみると、うん。確かに今までしっくりと来ていなかったスキルの感覚が、ピタリとはまったような感じがする。あ、それと恐らくだけど、この四つの属性の魔法を使う際には威力も強化されると思うわ」
明らかになった"エレメンタルマスター"のスキルは大したものだったようで、龍之介などはしきりに「いーなー」と連呼している。
「けどヒーラーが二人しかいないから、PTを分けたら余り攻撃に参加してばかりもいられないわね」
「その辺はMPと相談しながらだろうな」
信也はそう口にするが、この世界では一般的にMPという言葉ではなく、単純に魔力と呼ぶらしい。
HPは生命力でMPは魔力。
それだと"筋力"とかと同じステータスのカテゴリー内にある"魔力"と混同しそうなのだが、その辺は特に区別されていないようだ。
そもそもレベルやスキルなどはステータス鑑定で判定できるのだが、そこには"筋力"だの"敏捷"だのといった項目は表示されない。
恐らくは存在しているのではないか? と龍之介などは思っているのだが。
「それで後は気になるのは……武田の"ステゴロ"という奴か」
「あ、うん。あたしのスキルだね! えっと、この"ステゴロ"っていうのは素手で殴る時に威力が上がるみたいっす! ただ、ナックルなどは付けると効果がなくなるみたいっす」
どうやら"ステゴロ"は素手での殴り合いに特化したスキルのようだ。
普段魔物と戦う時はナックルを装備しているので、余り使用する事はなさそうではあるが。
「何だか現段階で殴り合いの喧嘩でもしたら、武田にかなうものはいない気がしてきたな……。まあ、いい。これで一通り情報も出揃ったことだし、肝心のパーティー編成を決めていこうか」
「あ、ちょっと待って。ひとつ聞きたいことがあるんだけど」
ようやくパーティーの編成が始まるかと思った所で、横合いから待ったの声が掛かる。それは腕を組んで思案顔の陽子からの発言だった
「今ここで糾弾するつもりまではないけど、スキルを非表示にしてる人は明かすつもりはないの?」
陽子の言葉に、初期スキルを非表示にしている四人は各々反応を見せる。龍之介は相変わらず「スキルってのはその人にとって生命線だからなー。そうホイホイ明かす訳にはいかねーぜ」などと宣っているし、楓と石田は黙りこくったままだ。
長井も不本意という表情を見せながらも、
「癪だけど、私もそこのガキと同じで手札を晒すつもりはないわ。冒険者とやらに必要なスキルって訳でもないし」
「で、でも! どんなスキルか分からない人と組むのは不安って人もいるんじゃない?」
未だに苦手意識があるのか、おっかなびっくりといった調子で長井に反論する陽子。
そして周囲の反応を窺うように一同を見回す。
「…………」
「んー……」
即座に賛同の意を示す者はなく、考え込んでいる人の割合が多い。
中には慶介やメアリーのように、そんなに悩むような事なのかと戸惑いの様子を見せる者もいた。
「まあ、少し待ってくれ。俺たちはなんだかんだでここまでは一緒にやってこれたんだ。里見も糾弾するつもりはないんだろう?」
「それは確かにそう言ったけど……。でもこういったスキルシステムがあるって事は、相手のスキルを強奪するようなスキルだってあるかもしれないのよ。その手の作品ではよくチート扱いされてるもので、そうめったに得られないって設定は多いけど……」
陽子の言葉を聞いて、そういった作品に疎い信也やメアリーなどは驚いた表情を見せる。
そして改めて何か思案し始める信也。やがて口を再び開き、
「ううむ、そういったスキルがあるのは初耳だ。ならその知識を前提に尋ねるが、非表示にしてる四人はこの集団から脱退する気はあるのか?」
信也の問いに対し、手を上げる者はない。それを確認した信也が続きを話し始める。
「もし里見のいうようなスキルを持っているのなら、何も俺達に拘る必要はないハズだ。街まで来れたんだし、ターゲットは他にもたくさんいる。それに、もし俺達に対してスキルを悪用したら、それが発覚した時にはどういう事になるかは流石に理解しているだろう」
そう言って改めて非表示組の事を、じっと観察するように見つめる信也。
「それに、だ。実際問題、じゃあ他に代わりのメンバーを入れるとしても、そいつが信用できるかは結局分からない。別にスキルを全て表示していようと、裏切って寝首をかくなんてことも出来る訳だしな」
そこまで言われると、陽子も当初の勢いが削がれていってしまう。
元々強く突き詰める気はなかったので猶更だ。
「俺たちは同じ日本人だ。もちろん、だからといって安易に信頼できる訳ではないが、少なくとも俺はこの街で活動してる冒険者よりは、お前たちの方が信頼できると思っている」
案外お人好しな性格なのか、信也がそのように自分の考えを述べると、北条も話に加わってきた。
「あー、和泉はそう言っているがぁ、結局俺達はまだ出会って日がない。無理に信頼をしなくてもいいし、寧ろ身内といえど常に最低限の警戒心を持っておくべきだぁ」
話をまとめに掛かった信也の話を、再び混ぜっ返すかのような北条。
「だがぁ、今のところは俺もこの十二人で行動するのが最適だと判断している。いまいち信頼出来ない相手がいたとしても、同じ目的の為に相手を利用する。そんな風に捉えておけばいいさぁ」
しかし、結局北条もなんだかんだで現状維持派のようで、信也や慶介のような性善説的な考えの人以外への説得材料を述べた。
「……まあ、そういうことだ。後は心配ならば各人注意をしておく事と……あとは、非表示にしている者は、それだけで他の者の信頼が損なわれているという事を理解しておいてくれ」
北条の言葉に少し微妙な表情を浮かべた信也だったが、そう言って口を閉じた。
「……チッ」
そこに小さな舌打ちの音が聞こえてくる。音の出どころは非表示組の一人である石田からだった。
「ほらよっ」
そう言って石田は手にしていたギルド証を操作してから、乱雑に信也に手渡した。
その意を理解した信也は、改めて石田のギルド証を確認してみる。
するとスキルの欄には、
≪スキル:ナンパ、闇魔法、魔力操作、闇耐性≫
と書かれていた。
それを見た信也は、表情が抜け落ちたような顔になり、無言で他のメンバーに石田のギルド証を手渡しする。
その内容を見た面々は何とも言い難いといった反応を見せる中、最後に受け取った龍之介は「ナンパって……ナンパって……」と笑いが抑えきれない様子だ。
そんな龍之介の反応を見て更に顔を顰めた石田が、弁解するように話し始める。
「……仕方ねーだろ。急に訳分からん声が聞こえたかと思えば、訳分からんものが表示されて、三十秒で選べとか言われてよ。まともに内容を確認する余裕なんてなかったんだよ」
そんなあたふたした状態で目についたのが"闇魔法"と"ナンパ"スキルだったようだ。
ちなみに"ナンパ"スキルは一般スキルに分類されるもので、比較的取得がしやすい類のスキルだ。
効果はナンパの成功率が上がる、というその名の通りのものとなっている。
「……もういいだろ。返せよ」
そう言って龍之介の手からギルド証をもぎ取る石田。
「えええっと。石田の能力に関してはこれでいいな? あとは他の三人だが……」
改めてそうして残る三人の意志を確認するが、相変わらず提示するつもりはないようだ。
「分かった。これ以上続けても平行線になりそうだし、パーティーの編成についての話に移るぞ」
最終的に信也はそう言葉を締める。
こうして各人の思惑の絡むパーティー編成会議がようやく始まった。
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