憧れのゲーム世界へ

胸脇苦満

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バーミリオン流 『MYO』入会

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本日2話目の投稿です。




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師匠アノールドが飛び去ったあと相変わらずのチート魔法の余韻に浸る。

筋肉バカではあるが魔法師としては一級品である。
レイン自身も使ってみてわかったチート魔法の威力。免許皆伝の魔道具もなかなかのものである。『シェイカー』別名プロテイン製造機。破格の身体能力強化ドリンク製造機。
『MYO』の入会特典もさぞやすごい代物なんだろうと思うと口角が上がるような気もしないでもないようなあるような。どうせ筋トレ道具か何かであろうことは容易に予想がつくのだが欲しいものは仕方ない。


「はぁ…登るか。」


体の疲労はないが精神的に疲れているレインはうんざりした気持ちで岩壁に手をかける。
さっき自分が作った階段のとこまで登るがいまいち興が乗らない。
取り尽くさないように採取した壁だ。もうちょっと採取したいがこれ以上とっては自然破壊になってしまう。
ゲームとはいえ採りすぎてしまってはリポップまでの時間が長いのだ。なぜか自然の影響が反映されてるゲームだというのは有名な話だ。初心者プレイヤーが薬草を取り尽くしてその場所に数週間薬草が生えないということはよくある話なのだ。

反対の壁面もギリギリまで取り尽くしているために何の楽しみもない壁を、いや階段を登る。
途中で飽きてしまったレインは試しに岩盤を掘って緩やかな勾配をつけながら地上を目指すことにする。
降りる方法も登る方法も魔法さえ使わなければ特にルールがないのだ。

しばらく掘り進めると空洞に当たった。4畳半ほどの広さの空洞でその半分は20㎝ほどの水たまりだった。綺麗な水で生物が住めないほど透き通り清らかな水のようだ。
このまま掘り進めても地下を荒らすことになりそうだと思ったレインは崖登りを再開するために元の場所まで戻る。
さっさと済ませようと全速力で登り始める。
降りに比べて楽々に登れるようで倍以上のスピードで登る。途中珍しい鉱石や植物を採取したり襲ってくるモンスターを踏み台にして距離を稼いでいくとあっという間に登り切ることができた。
早朝から始まったこの試練も終わってしまえば夜になっている。ほぼ1日かけてクリアしたことになる。

「ふぅ~~~~やっと終わった~~~~~」

レインが伸びをして疲れたアピールをするがどう見ても疲れてるようには見えない『MYO』メンバー。
最速クリアが3日の試練を1日でクリアした怪物がそこにいた。
とはいえ現在所属する『MYO』のメンバーも今やれば同様のことはできるだろう。この試練を受けた当時の自分と比べて破格な強さなだけで今どつきあいをすれば半数以上は余裕を持って勝利する。逆に言えば約半数は接戦で勝つか負けるかわからない実力を持つという異常事態。バーミリオン流の神器を持たないものがこの強さという規格外に皆驚いている。

「ヴァ~ハッハ!やるではないか!」
「ヌハハハ!さすが師匠が認めた男!」
「ウフフフ。そうねぇ~いい筋肉だわ~ん」
「ガジャジャ。我輩も負けてられぬ。」

アノールドが初めに魔法を教えた4人の高弟が賞賛する。
順に
身長4メートルで真っ黒に日焼けしたスキンヘッドの人種巨人族のベネル・T・ダグワード。
半円の耳が頭から生えているクマの獣人で先祖の因子が色濃く出ているのか体毛が濃く外見はほぼツキノワグマ獣人種熊族のダッカス。
赤い肌に角が二本にひたいに縦に割れた目があり三つ目でおカマ妖精種鬼族のツカサ。
黄金の瞳に首と手の甲それに足に鱗がある魔人種蜥蜴族のジャグラ・F・リーレンス。

「あ、あははは」

レインは4人の賞賛に苦笑いしつつ目をそらす。
正直暑苦しい。

「ではレインを『MYO』の入会を認めこれを進呈しよう!」

アノールドはそういうとマウスピースを渡してくる。

「え?」

何でマウスピース?レインはどう思いつつ受け取る。

「疑問があるような顔だな。それは俺が開発した魔道具で『ガム』という。筋肉というのはどんな時でも頼りになる友であり武器でまた魔法の触媒ともなり得る。だがな、ここから先のトレーニング…いや、レインの場合はすでにその域に入ってるが筋肉を最大限に発揮するためには歯をくいしばることが重要となる。だがな鍛え抜かれた筋肉のせいで歯が持たんことがよくある。ひび割れてしまうのだ。そこでこの『ガム』の出番というわけだ。これは口に入れて使用するのだが、どんなに歯を食いしばっても歯をガードし、なおかつ筋肉を最大限に使用することができるのだ。これがあるためにバーミリオン流の詠唱は少し特殊で強引なものとなってしまっているのだ。」

自信満々に説明するアノールドにその話を神聖なものを聞くかのように右手を左胸に当てて聞き入る兄弟子たち。
一種異様な風景であるが言ってること自体は正しいように思えてくるレイン。
リアルでもちょっと筋トレをしたときに顎が痛くなったり歯が浮くような経験が多少あるので必要なのはわかるのだがどうにもこの雰囲気に流されてるような気分になる。

「先ほど渡した『シェイカー』そしてこの『ガム』はどちらも強力ゆえに使用法を間違ってしまえば大きな災いが起きよう。『シェイカー』は強靭な筋肉を作る栄養を効率よく育てる飲み物を作れる。筋肉は鎧とも武器とも魔力を溜め込む触媒ともなり得る人間にとって重要な器官。これを誰でも簡単に育てられるようになるのは危険だ。『ガム』はその作り上げた筋肉を最大限に発揮する。一般人にはさほど必要なものではないがちょっと鍛えれば筋肉はつく。ほんの少しの筋肉でもこの『ガム』を使えば大きな力を得るだろう。ただし骨がそれに耐えれないがな。だがそう言ったリスクさえ無視すれば強力な兵器となり得る。この二つの存在は公にすることなどできないのだ。だからこそバーミリオン流の弟子入り条件は厳しい。修行期間には人格も鍛え上げる。そうしてふるいにかけて残ったものが我々『MYO』だ。今後過酷な選択を迫られるだろう。だが鍛え上げられた筋肉さえあれば乗り切れることもあるかもしれん。己が意思を貫くために持っていけ!」

どちらも協力な魔道具であることはわかったし、秘密にする理由も弟子入りの難易度が異常だったのも理解した。
だが筋肉があれば解決することって何!レインはその言葉が引っかかりどうも納得がいかない微妙な気分になる。

「ワカリマシタ。キモニメイジテオキマス。」

ぎこちない返事とともにレインは今『MYO』に入会する。



最終試験も問題なくクリアしたレイン。
蠱毒の迷宮がどうなったのか気になっていたので掲示板を開くとドロップ品一覧を検索する。
どれもこれも他の場所で出てくる同系モンスターとは微妙に違う形をしている。亜種だったのか希少種だったのか。
名前が同じでも『蠱毒の』とつくだけでコレクター心をくすぐるものに違いない。特にボスドロップ品はかなり強力な素材が出るようでこのモンスターのレアアイテムが無性に気になる。
モヤモヤとした気持ちで掲示板を眺めつつ『MYO』入会の祝いをしたいという兄弟子たちとともにご飯を食べに居酒屋へと移動する。
バーミリオン流は別にボディービルをする集団ではないために食べてはいけないものは特になく、月に数日適切な食事をすること以外食事制限というものは一切ない。中にはかなりストイックなものもいるがお祝いの時ぐらいは居酒屋で食べることはままある。
居酒屋でご飯を食べてどんちゃん騒ぎしていると高弟の4人がレインの元へと集まる。

「ヴァハハハ。レインよ今日は素晴らしい筋肉だった!某と一度パーティーを組んでみんか?」
「ヌハハ!それは面白そうだ俺も一枚噛ませろ!」
「あら~なんの悪巧み?んもう変な遊びは教えちゃダメなんだ・か・ら!私も保護者としてついていくわよ!じゅるり!」
「ガジャジャ!我輩それが一番危険だと思うぞ。」
「ヴァ~ハッハッハ!確かにの!」
「俺もそう思う。昔急な仕事でツカサに弟子を預けたら内股になって帰ってきたからな!!」
「あんら~そんな細かいこと時効じゃないの~。女々しい男ねぇ。」
「何が女々しいだ!人の弟子を食いおって!俺の里のものだったんだぞ!!あの後里で白い目で見られてしまったではないか!!」
「それはダッカスの育て方が悪かっただけじゃないの?私は手取り足取り教えてあげただけよ?」
「それが原因だと言ってるのだ!!」
「ヴァハハ!こんな2人は置いといてどうだレイン。某と数日パーティーを組まんか?」
「ガジャジャ!我輩も行こう。」
「あ!私も~」
「あ!テメェ抜けがけすんじゃねぇ!俺も行くからな!こんなカマ野郎のせいでレインがダメになってもいけねぇ。」

4人の圧力に何も言えないままとりあえず頷くことしかできないレイン。
これがパワハラというものかと実感した瞬間であった。

「ヴァハハハ!決まりだな。レインはどこか行きたいとこはあるか?ダンジョン、迷宮、禁足地どこでも言ってみぃ。某が合格祝いに連れてってやろうではないか!」
「あんら~優しいわねぇ。ベネルがそんなこと言うなんてどんな風の吹き回し?」
「何も裏などないわ。ただ…レインはミヤビ洋服店で服作りを手伝ってると聞いた。某を含め巨人族はなかなかいい服がない。魔法衣類もあるにはあるのだが職人も少ない上にちょっと動くとダメになるものも多い。色々調べたが洋服といえばミヤビとレインのコンビが1番の職人であると聞いてな…店を紹介しろとは言わんから数着融通してもらえないいものか?」
「ガジャジャ!我輩も服は鱗が擦れてダメになってしまうな。」
「おいおいお前らそれって裏あるじゃねぇか!紹介せずに融通なんてできっこねぇし矛盾だらけじゃねぇか!」
「あんら~そういえば私も気になってたのよねぇ~。筋肉があるからセクシ~な洋服ってなかなか着れなくってぇ。私も欲しぃわぁ~。」

この時レインは驚愕していた。ミヤビ洋服店を開店したのはつい三ヶ月ほど前。しかも開店した店の場所はこの大陸ではなく『紀の国』と言う半年ほど前に発見された日本風の島国である。一見さんお断りな上にレインが手伝ってることはまだ誰も知らないはずであったのにもかかわらずこの4人はさも当然かのように知っていた。いくらゲームといえど全ての情報を知ってるNPCなど存在しないよう設定されてるはずなのにこの4人の情報収集力が計り知れないことにビビる。
レインはとんでもない集団に所属してしまったことに内心引きつつもかなり頼もしく思った。

(あれ?これなら蠱毒の迷宮行けんじゃね?)

ふと蠱毒の迷宮を思い出しここにいる4人が手伝ってくれればいいとこまでいけそうな気がしてきた。
欲を言えば『MYO』のメンバー全員で行きたいところだがレインには職業取得数のペナルティーがあり6人以上での戦闘時に全メンバーの全耐性ダウンのペナルティーがある。他にも人数が増えれば触れるほどペナルティーがかかるためにパーティーメンバーに迷惑がかからない範囲が自身を含めて5人のパーティーだ。よってレイド系のものは全てパスしていたのだがこのメンバーならなんとか工夫すればいけるんじゃないかと思う。

「あの~。ミヤビのお店を紹介しますし、いくつか洋服プレゼントするのでお願いしたいことがあるんですがいいですか?」
「何!?いいのか!」
「あら?いいの?」
「我輩ができることならやろうではないか。」
「弟弟子が遠慮すんじゃねぇよ!」

4人はレインのお願いを聞きもせずに同意してしまう。全く現金なものだと思いつつチートNPCが仲間になる心強さにレインは胸が踊る。

「蠱毒の迷宮に挑んで見たいのですが……さすがに5人では無理、ですよね?」

恐る恐る聞いてみるレイン。

「ヴァハハ!そんなことでいいのか!!では明日から攻略といくか。」
「「「問題ない。」」」

二つ返事で受けてくれた4人。遠くの方でアノールドが混ざりたそうにそわそわしていたが次の弟子を育てることを思うと参加したくてもできない歯がゆさにモヤモヤとしていた。

「一度声ぐらい…」

大人気なくもちょっと拗ねていたのだがお祭り騒ぎの筋肉集団の声にかき消される。




翌朝レインは準備万端整えて蠱毒の迷宮入り口で待っていた。
本当に来てくれるのか若干不安になりつつも周りのプレイヤーがヒソヒソと話している声が聞こえてくる。

「見ろよ蒐集家コレクターだぜ。1人で何しに来たんだ?」
「表層のモンスターでも狩るんじゃね?」
「誰かのおこぼれを買い取るんだろ?」
「無謀な自殺プレイじゃね?」
「あれレインよね?」
「かっこいいわよね~」
「え?タイプなの?」
「ゲームなんだし顔じゃなくて性格がよ?」
「あ~確かに紳士的よね。アタックしてみようかな?」

攻略組に限りなく近い実力者であるレインに表立ってケンカを売るものはいないがある種の有名人となると陰口ぐらいは叩かれる。リアルの辛さに比べればこの程度そよ風のごとく流せるレインだが時折レインのことを知らないプレイヤーやNPCも混ざっているために1人でいるレインに喧嘩をふっかけたり有名であるがゆえ逆ナンじみたプレイヤーも存在する。
少し周りがうるさくなってくる頃に図体のでかい巨人族が遠くの方から手を振りながらのそりのそりと歩いてくるのが見える。あの黒光りした頭はベネルで間違いない。

「ヴァハハ!すまん遅れてしまったな。」
「ガジャジャ。まだ時間より15分は早いがな。」
「あんら~早いのねぇ。私早いのも個性としてはいいと思うの。あんまり遅いと体力的にもしんどいし痛くなってくるもんねぇ~」
「おい!」
「あら何かしら?待つのって退屈でしんどいわよ?突っ立ってるのも足が痛くなるし。」
「この!」

ダーン

「ヴァハハ!ツカサもダッカスも仲がいいな!そら!揃ったことだしアタック開始だ!」


ツカサとバッカスの背中を叩いて先を促すベネルだが叩いた音がおかしい。
ツカサとバッカスの足元が若干凹んでいる。

「「この馬鹿力!加減しろよ!(なさい!)」」
「ガジャジャジャジャ。夫婦漫才も大概にせい!我輩たちは先に行くぞレイン。」
「え?いやでもパーティー…連携……」

特に何も打ち合わせすることもなくジャグラに腕を敷かれて迷宮何に拉致られる。
慌てたように後ろから3人が駆けつけるがこんなパーティーで攻略できるのか不安になりつつ迷宮攻略を開始することになった。



蠱毒の迷宮前広場は喧騒に包まれる。

「おいおい見たか?」
「見た見た四頭筋だろ?」
「なんだよそれ?」
「「おま!しれねーのかよ!」」
「なんなんだよ。」
「さっきコレクターと迷宮に入ってったゴツい四人いたろ?」
「あぁ」
「バーミリオン四頭筋つってな。バーミリオン流魔法師の四天王みたいなもんだ。」
「強いのか?」
「バッカお前!この前のスタンビートにいただろうが!最前線で大暴れしてた四人だよ!!」
「は!?攻略組が紙くずみたいに死んでったあの前線にいたの?」
「そうだよAランクモンスターをまるで雑魚かのように蹴散らしてたやつらだよ。」
「え?じゃあコレクターはバーミリオン流に?」
「弟子入りの噂は本当だったんだな…」
「マジかよ」

こんな会話がいたるところでされていたとかされてないとか。
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