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ぱきら。

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第八話

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~バレンタイン当日~

やっと!この日が!来たんですよ!
僕とひな先生の努力が報われるべきこの日が!!
いざ、リビングへ突入!!

「おはよーございます!!
…って、あれ?優くんは…?」

いつもならこの時間にリビングに居るのに…。

義「華原くんなら、今日は早めに家を出ていったぞ!何やら、完成させたい作品があるそうだから、今日は帰りも遅くなるかもしれないって言ってたぞ☆」

「作品って、絵の?」

義「多分そうだな!」

わあすごい。ここに来て多分みんな忘れているであろう〝絵を描くことが趣味〟設定をだしてくるとは。

「んー、そっかぁ、どうしよう…。チョコレート、いつ渡せばいいんだろ…」

義「華原くんの大学に行って渡して来たらいいんじゃないか?」

「それだー!
ありがとう、父さん!」

義「おう!日頃からもっと感謝の気持ちを持って接してくれていいんだぞ☆」

「いや、それとこれとは話が別だしというか調子乗らないでくれる?そんなんだから優くんにドン引きされちゃうんだよ?」

義「21才の息子の反抗期辛ぁい…」

利己太「こらーっこなきぃ!ししょーをいじめちゃ駄目だぞぉ!」

「あ、利己太さん、これどうぞ!今日バレンタインなので、チョコクッキー作ったんです!」

利己太「よし許す」

義「利己太君見捨てないで…。というか父さんの分は…?」

「えっ?あるわけないでしょ?」

義「ウゥッ…泣」

「ごめんごめん冗談だって。
ちゃんと父さんの分もあるから泣かないでよ」

義「こ…こなきぃ…!」

やれやれ、なんでこんなめんどくさいことに…
…あ、そうそう。

「利己太さん、柚亞さんの分、渡しておいてくれませんか?僕、さっき話してた通り、出かけなきゃいけないので…。新太くんには渡せると思うんですけど、柚亞さんは今日、夜に予定あるって言ってましたし…」

利己太「…あー……」

…どうしたんだろう。
利己太さんには珍しく、歯切れが悪い。
あんまり無理に頼んじゃ駄目だよな…。

「す、すいません!無理そうなら、僕が直接…」

利己太「んーや、大丈夫!僕があいつに渡しといてあげるよ!」

「あ、ありがとうございます…!じゃあ、そろそろ行ってきますね!」

利己太「おー、いってら!」

義「行ってらっしゃい☆」






本当に長い間おまたせしてすみませんでした!
これからは心をいれかえてどんどん更新していけたらいいなと思ってます!
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