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第2部
02 暇つぶし大作戦
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「にしても暇だ~」
義兄上はもちろん忙しいし、ギルも叙爵の為の手続きで離宮にいない事が多い。リリーは学園に通ってるから、この時間は授業中だ。
対して、俺は式典当日まで特にやることはない。王都での結婚式の準備も、ギルが完璧に済ませてくれた。
戴冠式を前に、王都には様々な人が集まっている。万が一何かあってはいけないと、一人で街に出ないことをギルと約束したから出かけるわけにもいかない。
部屋をうろつきながら何かないかとクローゼットを開けると、なつかしいあるものが目に入った。
「そうだ! これを着てリリーの様子を見に行ってみよう!」
それは王都の学園の制服だった。俺は辺境領の学校に通ったから、この制服は俺のではない。義兄上から貰ったものだ。
かつて俺は義兄上と同じように王都の学園に通うのが夢だった。しかし病弱だったゆえにそれは不可能だと、幼いながらも理解していた。
だからせめて気分だけでも味わいたいと、わがままを言って義兄上の使わなくなった制服を貰ってきてもらい、たまにそれを着て遊んでいたのだ。
でも辺境領へ行くことになり、そこでの療養が功を奏して健康体になった俺はそのまま辺境領の学校に通った。結論としてそれで正解だったんだけどね。ギルも一緒だし。
「あの時はぶかぶかだったけど、今なら普通に着れるんじゃない?」
しかし、背の高い義兄上の制服だ。今の俺にもちょっとサイズが大きかった。でもベルトでしっかりと止め、袖を折ったら何とか着られた。
「ロッド! 見て、ほら!」
昔もこの制服を羽織ってはロッドに見せていた。その時と同じようにくるりとターンする。それを覚えていたのだろう。ロッドも懐かしそうに目を細めた。
「良くお似合いですよ」
「へへ、そうかな?」
ロッドの言葉は社交辞令だって分かってるけど、俺は去年まで学生だったんだ。だからすごく変って訳ではないだろう。
「じゃあ行こっか」
「どちらへ!?」
「学園だよ。この格好なら生徒に紛れられるだろ?」
「危ないことはしないと約束されてたではありませんか」
「大丈夫だって。学園には守護の魔法がかかっているし、ロッドと一緒なら問題ないだろ?」
貴族の子息や王族の通う学園は、王都の魔術師たちの手によって厳重な守護の魔法がかけられている。指定された場所以外での魔法の行使は原則できないようになっているし、騎士たちも常駐しているから街中よりもよっぽど安全だ。
それにロッドは護衛としての腕も確かで、俺が出かけるときにはいつもついてきてくれていた。ギルにも、出かけるときは必ずロッドと一緒に居ること、と念押しされたのだ。
多少の押し問答はあったが、立場的にロッドが俺に逆らえるはずもなく、ロッドから離れないことを条件に連れて行ってもらえることになった。
お忍び用の馬車で学園の門の前まで送ってもらう。この先は魔法がかかっており、特殊な馬車以外入れない。ここからは歩いて校舎に向かう。
蔓薔薇の紋様が刻まれた白い門を潜り、綺麗に整えられた芝の敷かれた道を進む。手前にあるのは寮や研究施設で、校舎は広い庭園の先、一番奥にあるらしい。
「ふふ~、何だか学生に戻った気分だ」
「レイライト殿下、くれぐれも私のそばを離れませんよう」
「分かってるって」
辺境領の学校はそれほど大きくは無かったけど、広い庭園があったのは同じだ。よくギルと一緒にお昼を食べたり探検と称してデートしたりしてたっけ。
想い出に浸りながらロッドの後を付いて行くと、庭園の片隅に白いガゼボがあった。
「手続きをしてまいりますので少しこちらでお待ちください」
「分かった」
お忍びとはいえ、学園には話を通しておいたところ、到着の際に手続きをすれば学園内を自由に見回って良いという事だった。
すぐ先にある建物が事務棟らしく、ロッドは足早に建物へ向かっていった。
「それにしても凄い種類の植物だな~」
きょろきょろとあたりを見回す。薬師として、庭園の植物にはさっきから心惹かれていたのだ。
「ちょっとくらい、いいよね」
ロッドはまだ帰ってきそうにない。ちょっと見て戻ってくるくらいなら良いだろう。
俺は小走りで花壇へ近づいて行った。
「へえ、見事に手入れされているな。あ、あっちには別の色も咲いてる!」
流石は温暖な王都の庭園だ。辺境領では見ないような植物が沢山植えられている。
花壇は木々に囲まれた遊歩道の先へと続いていた。
花々に導かれるように奥へ奥へと進んでいく。
はっと気づいたときには、見覚えのない中庭のような場所にいた。
「……迷った?」
道を進んで、途中からは引き返したつもりだったんだけど。まさか迷路のようになっているなんて。
「うーん、どうしよう」
少し開けたこの庭の先には、3階建ての建物が見える。来た道を引き返すよりも、あの建物に入って人を探した方が良いだろう。
そう思って歩き出した、その時だった。
ガサガサ
突然、近くの茂みから音が聞こえて立ち止まる。
音のした方を振り返ると茂みが大きく揺れ、ピンク色の髪の女子生徒が飛び出してきた。
その子は俺を見るなり目を見開いて叫んだ。
「あ、あなたは……アークレイ様!?」
「? ……(アークレイって)誰?」
まじまじと女の子を見る。間違いなく初対面だ。今は制服を着ている訳だし、生徒の誰かと勘違いされたのだろう。
という事は、学生から見ても俺の制服姿に違和感は無いってことだ。その事実気付いて思わずにんまり笑ってしまった。
そうだ。この子に現在地を聞いたら良いじゃないか。さすがに現役の学生ならここがどこか知っているだろう。
「あのさ、」
聞くついでに頭に付いた葉を取ってあげようと手を伸ばすと、大袈裟にびくついて距離をとられた。
「いやぁーーーッ!!!」
「あっ、ちょっと――」
「いくら顔が良くても腹黒ヤンデレは論外だわっ!!」
何かを叫びながら青い顔をして走り去っていく姿を呆然と見送る。
「なんだったんだ? 今の子……」
むう、と唇を尖らせる。
急に大声出して走り出したからちょっとびっくりしたけど、何もやってないのに逃げられるなんて良い気はしない。
「そんな事より、ロッドを探さないと……」
あの子が走った先に校舎と思われる建物がある。やはりそっちに行くのが正解だろう。
気を取り直して、建物に向けて足を進めた。
見えていた建物はやっぱり校舎で、近くにいた教師に声をかけると話が通っていたのかロッドの所まで案内された。
そして無事に再会出来たのだ。
ロッドと離れていた時間は1時間も無い。それに俺は怪我一つしていない。
でも、この事はばっちりギルに伝わっていた。
「もう、勝手に離宮を出るなんて、危ないでしょ」
「ロッドについてきてもらったし、勝手じゃないよ」
「でもロッドの言いつけを守らず迷ったんでしょ?」
「うっ……それは、そうだけど……」
離宮に帰ると、玄関でギルが待ち受けていた。
柔らかい口調だけど目が笑ってない。やばい。怒ってる。こんなに怒ってるギルを見たのは久しぶりだ。
確かに、約束を守れなかったのは俺が悪かった。温厚なギルをこんなに怒らせてしまったのは心が痛い。
でも、結果だけ見れば何にも問題なかったんだから、そろそろ許して欲しい。
「で、でも、似合うでしょ? この格好」
腕を制服を見せてから、胸の前で手を組んでギルを見上げた。
「ごめんなさい、ギルバート先生♡」
経験上、ギルはこのお願いに弱い。今回も先程までの勢いを無くし、ギルはじっと俺を見ていた。
しばらくそのまま見つめ合っていると、ギルは深く息を吐くいて俺の手を取った。
「こっちへおいで」
「はーい♡」
手を引かれるままギルの隣に座ろうとした時、強く引き寄せられて俺はギルの膝に覆いかぶさるように倒れた。
「悪い生徒にはお仕置きが必要みたいだね」
耳元で囁かれた声に背筋が粟立つ。
あ、これ、やばいやつ。
逆光で見えないギルの顔を見上げながら、俺の胸には不安とちょっとの期待が渦巻いていた。
義兄上はもちろん忙しいし、ギルも叙爵の為の手続きで離宮にいない事が多い。リリーは学園に通ってるから、この時間は授業中だ。
対して、俺は式典当日まで特にやることはない。王都での結婚式の準備も、ギルが完璧に済ませてくれた。
戴冠式を前に、王都には様々な人が集まっている。万が一何かあってはいけないと、一人で街に出ないことをギルと約束したから出かけるわけにもいかない。
部屋をうろつきながら何かないかとクローゼットを開けると、なつかしいあるものが目に入った。
「そうだ! これを着てリリーの様子を見に行ってみよう!」
それは王都の学園の制服だった。俺は辺境領の学校に通ったから、この制服は俺のではない。義兄上から貰ったものだ。
かつて俺は義兄上と同じように王都の学園に通うのが夢だった。しかし病弱だったゆえにそれは不可能だと、幼いながらも理解していた。
だからせめて気分だけでも味わいたいと、わがままを言って義兄上の使わなくなった制服を貰ってきてもらい、たまにそれを着て遊んでいたのだ。
でも辺境領へ行くことになり、そこでの療養が功を奏して健康体になった俺はそのまま辺境領の学校に通った。結論としてそれで正解だったんだけどね。ギルも一緒だし。
「あの時はぶかぶかだったけど、今なら普通に着れるんじゃない?」
しかし、背の高い義兄上の制服だ。今の俺にもちょっとサイズが大きかった。でもベルトでしっかりと止め、袖を折ったら何とか着られた。
「ロッド! 見て、ほら!」
昔もこの制服を羽織ってはロッドに見せていた。その時と同じようにくるりとターンする。それを覚えていたのだろう。ロッドも懐かしそうに目を細めた。
「良くお似合いですよ」
「へへ、そうかな?」
ロッドの言葉は社交辞令だって分かってるけど、俺は去年まで学生だったんだ。だからすごく変って訳ではないだろう。
「じゃあ行こっか」
「どちらへ!?」
「学園だよ。この格好なら生徒に紛れられるだろ?」
「危ないことはしないと約束されてたではありませんか」
「大丈夫だって。学園には守護の魔法がかかっているし、ロッドと一緒なら問題ないだろ?」
貴族の子息や王族の通う学園は、王都の魔術師たちの手によって厳重な守護の魔法がかけられている。指定された場所以外での魔法の行使は原則できないようになっているし、騎士たちも常駐しているから街中よりもよっぽど安全だ。
それにロッドは護衛としての腕も確かで、俺が出かけるときにはいつもついてきてくれていた。ギルにも、出かけるときは必ずロッドと一緒に居ること、と念押しされたのだ。
多少の押し問答はあったが、立場的にロッドが俺に逆らえるはずもなく、ロッドから離れないことを条件に連れて行ってもらえることになった。
お忍び用の馬車で学園の門の前まで送ってもらう。この先は魔法がかかっており、特殊な馬車以外入れない。ここからは歩いて校舎に向かう。
蔓薔薇の紋様が刻まれた白い門を潜り、綺麗に整えられた芝の敷かれた道を進む。手前にあるのは寮や研究施設で、校舎は広い庭園の先、一番奥にあるらしい。
「ふふ~、何だか学生に戻った気分だ」
「レイライト殿下、くれぐれも私のそばを離れませんよう」
「分かってるって」
辺境領の学校はそれほど大きくは無かったけど、広い庭園があったのは同じだ。よくギルと一緒にお昼を食べたり探検と称してデートしたりしてたっけ。
想い出に浸りながらロッドの後を付いて行くと、庭園の片隅に白いガゼボがあった。
「手続きをしてまいりますので少しこちらでお待ちください」
「分かった」
お忍びとはいえ、学園には話を通しておいたところ、到着の際に手続きをすれば学園内を自由に見回って良いという事だった。
すぐ先にある建物が事務棟らしく、ロッドは足早に建物へ向かっていった。
「それにしても凄い種類の植物だな~」
きょろきょろとあたりを見回す。薬師として、庭園の植物にはさっきから心惹かれていたのだ。
「ちょっとくらい、いいよね」
ロッドはまだ帰ってきそうにない。ちょっと見て戻ってくるくらいなら良いだろう。
俺は小走りで花壇へ近づいて行った。
「へえ、見事に手入れされているな。あ、あっちには別の色も咲いてる!」
流石は温暖な王都の庭園だ。辺境領では見ないような植物が沢山植えられている。
花壇は木々に囲まれた遊歩道の先へと続いていた。
花々に導かれるように奥へ奥へと進んでいく。
はっと気づいたときには、見覚えのない中庭のような場所にいた。
「……迷った?」
道を進んで、途中からは引き返したつもりだったんだけど。まさか迷路のようになっているなんて。
「うーん、どうしよう」
少し開けたこの庭の先には、3階建ての建物が見える。来た道を引き返すよりも、あの建物に入って人を探した方が良いだろう。
そう思って歩き出した、その時だった。
ガサガサ
突然、近くの茂みから音が聞こえて立ち止まる。
音のした方を振り返ると茂みが大きく揺れ、ピンク色の髪の女子生徒が飛び出してきた。
その子は俺を見るなり目を見開いて叫んだ。
「あ、あなたは……アークレイ様!?」
「? ……(アークレイって)誰?」
まじまじと女の子を見る。間違いなく初対面だ。今は制服を着ている訳だし、生徒の誰かと勘違いされたのだろう。
という事は、学生から見ても俺の制服姿に違和感は無いってことだ。その事実気付いて思わずにんまり笑ってしまった。
そうだ。この子に現在地を聞いたら良いじゃないか。さすがに現役の学生ならここがどこか知っているだろう。
「あのさ、」
聞くついでに頭に付いた葉を取ってあげようと手を伸ばすと、大袈裟にびくついて距離をとられた。
「いやぁーーーッ!!!」
「あっ、ちょっと――」
「いくら顔が良くても腹黒ヤンデレは論外だわっ!!」
何かを叫びながら青い顔をして走り去っていく姿を呆然と見送る。
「なんだったんだ? 今の子……」
むう、と唇を尖らせる。
急に大声出して走り出したからちょっとびっくりしたけど、何もやってないのに逃げられるなんて良い気はしない。
「そんな事より、ロッドを探さないと……」
あの子が走った先に校舎と思われる建物がある。やはりそっちに行くのが正解だろう。
気を取り直して、建物に向けて足を進めた。
見えていた建物はやっぱり校舎で、近くにいた教師に声をかけると話が通っていたのかロッドの所まで案内された。
そして無事に再会出来たのだ。
ロッドと離れていた時間は1時間も無い。それに俺は怪我一つしていない。
でも、この事はばっちりギルに伝わっていた。
「もう、勝手に離宮を出るなんて、危ないでしょ」
「ロッドについてきてもらったし、勝手じゃないよ」
「でもロッドの言いつけを守らず迷ったんでしょ?」
「うっ……それは、そうだけど……」
離宮に帰ると、玄関でギルが待ち受けていた。
柔らかい口調だけど目が笑ってない。やばい。怒ってる。こんなに怒ってるギルを見たのは久しぶりだ。
確かに、約束を守れなかったのは俺が悪かった。温厚なギルをこんなに怒らせてしまったのは心が痛い。
でも、結果だけ見れば何にも問題なかったんだから、そろそろ許して欲しい。
「で、でも、似合うでしょ? この格好」
腕を制服を見せてから、胸の前で手を組んでギルを見上げた。
「ごめんなさい、ギルバート先生♡」
経験上、ギルはこのお願いに弱い。今回も先程までの勢いを無くし、ギルはじっと俺を見ていた。
しばらくそのまま見つめ合っていると、ギルは深く息を吐くいて俺の手を取った。
「こっちへおいで」
「はーい♡」
手を引かれるままギルの隣に座ろうとした時、強く引き寄せられて俺はギルの膝に覆いかぶさるように倒れた。
「悪い生徒にはお仕置きが必要みたいだね」
耳元で囁かれた声に背筋が粟立つ。
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