老舗MMO(人生)が終わって俺の人生がはじまった件

穴の空いた靴下

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54話 一般スキル上げのついでに

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 朝からユキムラはず~ーーーっと料理をしている。

 しばらく中央食堂の料理は無料だ。

 ストックとしての料理も大量に作っているが、いくらアイテムボックス内が時間停止状態で保存できると言っても、材料なども一部使わせてもらっているので全部自分の物にするつもりはない。

 一度に作る個数を増やしたり料理の難度を増やすと取得経験値が上がる。

 だが、あまりに高難易度の料理は材料も高級になりすぎる。

 VOにはカレー回しという言葉がある。

 カレーは必要材料が多く難易度の割に経験値が高い、そして材料が安価で済む。なので各種様々なカレーをユキムラは作り続けている。

 もちろんそれ以外にも色々作るが、兎にも角にもカレーは最も大量に作られていく。

 もちろん、味は極上だ。



「う、うめぇ。なんだこの食べ物は! 

 凄まじいスパイスの波に飲み込まれてしまいそうになりながらも、素材の味一つ一つが際立っている。

 それらが全て仲良く手を取り合ってより旨味の高みに登っているようだ!」



 町の人からの評判も上々だ。

 話は変わるけどお米も手に入って量産に成功した。



「こっちは辛い! 辛いが……旨い!!

 魚介の旨味がガツンときいていて、その分辛味もバッチリ、ああ、止まらねぇ……」



 残念ながら海産物は輸入に頼るしかない。

 サナダ街は背後を大山脈に包まれるような地理条件で、その大山脈を超えると海岸線に近いのですが陸路だと一番近い海岸線まで馬で2週間くらいかかってしまう。

 当然ユキムラは大山脈を突破するトンネル構想も考えていて、それ用の魔道具も構築中でもうすぐ実用段階に入る。

 VOではもちろん地形を変形させて新たな道を作るなんて出来るはずはない。



 サナダ街は西側にダンジョンがあった大森林、その先に大山脈、北方向にセカ村があった大山脈の続きに囲まれていて、さらに険しい山脈地帯から寒冷地帯になっていく。

 平地は南東方向に広がっていく。

 ジュナーの街の先さらに1週間ほど進むと王都、さらに一週間進むと海岸線というまぁ陸の孤島と言っていい位置条件に存在する。

 西側の海岸線はほぼ未開拓ではっきり言ってしまえば、サナダ街から北西の広大な土地は切り取り自由と言っていい状態になっている。

 北はやや不毛と言っていい土地なのだが、北の果には氷の古龍であるエンシェントスノードラゴンがいるかなり上級ダンジョンがあったりする。

 ユキムラはVOの知識を元に周囲の地図は個人で作っているのだが、ゲームのVOとこの世界は幾つも差異があるためにそれを公表するのは避けている。



 しばらくすると食料貯蔵比率において魚介類が跳ね上がる。

 ユキムラの釣りスキル上げが始まった結果だ。

 何百匹と積み上げられる川の主に人々は驚くしか無い。

 川の主とはエンペラーサーモンと言う名の川魚で、

 まぁとにかく焼いてよし、煮てよし、濃厚な味わいと、溢れんばかりの脂で食べると3日食べなくてもいい、と言われる高級魚だ。

 もちろん激レア魚ですが、釣るスピードテクニックが段違いですからユキムラさんは。



 この食料貯蔵率はこの後狩猟、農業、畜産とユキムラが勤しむ間に、全体量を跳ね上げてバランスが取れていくことになる。

 街におしゃれで丈夫な衣服が溢れたり、ユキムラのスキル鍛錬は街全体の生産性さえも変化させながら続いてく。



「そういえば師匠錬金術はやられないんですか?」



「うーん、実は錬金術あんまり好きじゃないんだよね、あれ運要素が高いから」



 錬金術は前提職が必要なスキルなので指導しても教えられるものではないことが判明している。

 多分錬金術の基礎から学んで必要な知識技術を修めたものしか発現しないだろう。

 このユキムラの予想は後に証明される。



「一応全属性の魔染料は大量に作ったから製造部門に回してるんだけどね」



 魔染料とは各属性石などから作られ、それを用いて作られたものに属性を付与できるアイテム。



「魔導回路のお陰でマジック倉庫とかも作れるようになったし、もっと街の生活を便利にしていかないとね」



 マジック倉庫とはすべての倉庫が共有され、さらにマジックポシェットなどとは比較にならないほどの貯蔵量を持っており、街の各所に設置しておけば物流面でも貯蔵能力面でも飛躍的な向上が可能になった。

 ただ、きちんと回路を構築してそれぞれを繋がないといけないので、長距離共有は難しいのでサナダ街内だけのものになっている。それでもとんでもない能力を発揮していくことになる。



 このようにサナダ街は着実に魔改造を施されていっていくのであーる。



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 ユキムラ サナダ



 JOB:狩人

 BLv 93

 JLv 4



 HP:4482

 MP:691



 力   80

 素早さ 60

 体力  1

 知性  80

 器用さ 1

 幸運  1



 JOBスキル:足捌きLv10 片手剣Lv10 パリィLv10

     クリティカルLv10 カウンターLv10 収納上手Lv10 鑑定Lv10

     販売Lv10 買い取りLv10 店舗開設Lv10 魔道具知識Lv10 

     魔道具作成Lv10 魔石知識Lv10 魔石作成Lv10 魔道具鑑定Lv10 

     基本回復魔法Lv10 基本聖属性魔法Lv10

     魔力盾マジックシールドLv10 神聖道具知識Lv10 神聖道具制作Lv10 

     基礎四原素魔法Lv10 火属性魔法知識Lv10 水属性魔法知識Lv10 

     風属性魔法知識Lv10 土属性魔法知識Lv10

     錬金知識Lv10 錬金技術Lv10 魔石調合Lv10 

     魔術回路知識Lv10 魔術回路作成Lv10

     弓矢作成Lv6 罠Lv5 解体知識Lv4 解体技術Lv4 動物懐柔Lv5



 特性:秘められた才能《取得経験値全てにボーナスが付きます》

    狩猟・解体スキルにボーナス



 一般スキル:採取Lv61 調理Lv50 作成Lv70 調合Lv62 釣りLv50 

       解体Lv5 狩猟Lv52 採掘Lv68 魔道具作成Lv61 建築Lv47

       裁縫Lv51 改造Lv50 農業Lv46 畜産Lv48 錬金Lv24

 称号:ゴブリンスレイヤー 

    ミニゲームマスター:ミニゲームでPerfectを1000回行った証

    ミニゲームスペシャリスト:ミニゲームでPerfectを5000回行った証

    ミニゲーム探求者:ミニゲームでPerfectを10000回行った証

    ミニゲーム王:ミニゲームでPerfectを25000回行った証

    ミニゲーム皇帝:ミニゲームでPerfectを50000回行った証

    一般スキル初心者:一般スキルの合計が50に到達した証、スキル上限が20になる。

    一般スキル初級者:一般スキルの合計が100に到達した証、スキル上限が30になる。

    一般スキル中級者:一般スキルの合計が250に到達した証、スキル上限が50になる。

    一般スキル上級者:一般スキルの合計が600に到達した証、スキル上限が70になる。



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