334 / 342
334話 新世代
しおりを挟む
ユキムラは過去に例がないほど集中していた。
ユキムラの戦闘における強さは、あらゆる攻撃方法に対する知識。
敵の行動に対する反応の多彩さと早さ。
そして、長年培った超能力に近い反応によるものだ。
つまり、既存の型にはまった攻撃にはめっぽう強い。
しかし、目の前に立っている魔王エテルノは、既存の型にはまらない複合して強化しているなどとは別次元、全く新しい攻撃を繰り出してくる。
ユキムラは初めて見るそれらの攻撃に対する対処をその場で考えてなんとかしている。
その状況がずっと続いている。
未知の攻撃でも膨大な知識と経験で限りなく正解に近い答えとしての行動を起こしているが、いつもとことなり、完全な正解ではないために、相手を圧倒するに至れないのだ。
「あーもう! ユキムラにーちゃん避けないでよ!!」
子供である堪え性のなさによるムラがなければ、ユキムラは為す術なくやられていた可能性も高い。
それほどに魔王エテルノのポテンシャルは高い。
「避けなかったら、負けちゃうからね」
エテルノが放った魔法弾を避け、反撃に転じようとしたら背後で爆発四散し、その無数に飛び散った礫がランダムでさらに爆発する。
榴弾のような魔法攻撃、ユキムラは表情こそクールだが、心臓バクバクで間一髪防御する。
エテルノが怒りで雑な爆発魔法を放った瞬間に幻影魔法を展開して罠を仕掛ける。
「そこだー!!」
エテルノの個別ユニーク武器、想像イマジナリする銀シルバー。
エテルナの意思に従って様々な形態に変化する流動金属。
ユキムラが調子に乗っていろんな最上級鉱石を食べさせたせいで、今では神話級の能力を持つ武器に自由自在に変化するチート武器になっている。
鎧もこの金属が織りなしている。
変化させたサイズとしては大剣だが、エテルノが扱う際は重量は意味をなさない。
もちろん、この大剣の一撃を受け止めれば、並の武器なら一撃で粉砕される重さがある。
本当にチートです。
付与も、付与と言うか、何というか……
事象をエテルナの有利なように書き換える能力だそうだ。
どうしろというのだ。と言う能力になっている。
同じ格の武器による圧倒的なエネルギーによる損傷を繰り返し、操っているエテルノの気を済ますか、魔力切れを狙うしか無い。
大体は前者で決着がつき。
「もういい。止める!」
と、言わせれば勝利。という仕様になっている。
「そこだー!!」
大剣の一振りがユキムラの幻影を真っ二つにする。
幻影でなければ即死だ。何を考えているのだ。ユキムラの心の中を代弁してみた。
同時に地面から大量の光柱がエテルナを包み込む。
その光は肉体に届くことなく鎧から発せられるバリアで防がれてしまう。
しかし、その隙に必死になって構築していた周囲の魔法陣から一斉に極大魔法が放たれてそのクロスポイントの中央にまんまと引き込んでいた。
「効かないもんね!」
すぐに回避しようとするエテルナだが、すでに先程の光柱に潜ませていた拘束する鎖、捉える蔦などの魔法がバリアごと移動を阻止した。その一瞬で魔法が到達する。
もちろん、普通の敵にこんな恐ろしい魔法攻撃をしたら、塵も残さず消えてしまうので、少女に対してなんてことをユキムラはするんだと言う話になるが、このチート少女にとってこの攻撃でも毛傷ほど追わせられないことはユキムラもわかっての選択だ。
「もーーーー!!」
しかし、まだ子供のエテルナの興味とやる気を削ぐには効果的だ。
普段であれば「もーやだー!」と試合終了になる。
ユキムラが予想外だったのは、エテルナのダンジョンへの情熱が想像以上に高まっていたという点だ。
「怒ったんだから! ユキムラにーちゃん死んじゃうからやらなかったけど、ここまで邪魔するなら知らないんだから!」
流体金属の武器が全身を包み、拳闘士のようなスタイルになる。
少女がボクシングの真似事をするみたいで可愛い。妙に大きなグローブはポコポコと子供同士の戯れの準備のような姿に見える。
しかし、その実、その姿は悪魔のような戦闘の幕開けとなる。
エテルナは魔法攻撃を完全に捨てて、ユキムラに超高速で接近、攻撃。
ただ、それだけに攻撃の選択肢を絞ったのだ。
「ぬわ! なに、これ! ちょっと! 無理! やばっ!
えっ! これ、まずっ!」
嵐のような単純な攻撃、ユキムラは完全に防御形態で避けるか受けるかしか無い。
避けるにしても正確に急所を狙い続ける攻撃、無理に避ければ被弾する。
受ければ受けたでごそっと魔力と体力を削られる。
単純な力押し、本来ならカウンター一閃で終わる話だが、カウンターの初動よりも早く次の攻撃が飛んでくる。はっきり言ってゲームだったらクソゲーだ。
なんとか打開策を探るも、単純な勝負に地力で勝る敵に乗せられてしまった。
みるみる消費される武器防具の耐久値、このまま防具が機能不全になれば、間違いなくユキムラは死ぬ。
「まいった!!」
様々な手を模索したが、その全てを力でねじ伏せられた。
リトルタイフーン、巻き込まれたら為す術はない。
ユキムラ、完敗である。
「ちょ、ちょっとまいったって! 止めて! 負けた! 負けました! 壊れるから止めてー!」
ライオネルが飛び込んで来てくれなければユキムラの命は消えてしまったかもしれなかった。
「ごめんユキムラにーちゃん。ちょっと必死になってたからー」
【エテルナ様お気をつけください。もう少しでユキムラ殿がひき肉になっておりましたよ】
「し、し、死ぬかと思った……」
この世界に来て初めて『死』を目前に感じたのは、模擬戦で、身内との戦い中だった。
「制限無しで、負けるか……こりゃきついね。久しぶりだ……」
死の恐怖もさておき、敗戦のショックがゆっくりとユキムラを包み始める。
覚醒前のサナダ街での敗戦は、あまりにも突然で負けたことよりも皆が助かったことが嬉しかった。
今の敗戦は、対等な条件で準備もして、そして力押しで敗北。
悔しさがにじみ出てくる。
「大丈夫ユキムラにーちゃん」
「ああ、ちょっとだけ待ってね。レンが戻ったら連絡するから」
しかも相手は魔王とは言え、年場も行かない女の子だ……
「うん?」
ユキムラは違和感に気がついた。
「エテルナ……成長してない?」
「うん! ユキムラにーちゃんとの戦いはすごい経験になるみたいで戦いながら成長したんだよ!」
魔族とはでたらめな種族だった。
戦い始めは5・6歳児な魔王は、戦い終えて小学生高学年くらいまで成長していた。
燃えるような赤い瞳、黄金色に輝く髪、ダークエルフのような黒い肌は水をも弾くほどきめ細かい、スラリと長い手足、すでに将来を予想させるモデルのような体型だ。
規格外に完成された体型、これが新人類(魔族)と言うやつか……
【以前の魔王様の面影がはっきりと……】
「ライオネル、魔族ってレベルと年齢がリンクするの?」
【やはり過酷な環境に生きてきた名残ですかねぇ】
手のひらくるっくるなライオネルだ。
「おかげで俺は死にかけたけどね……」
「ごめんってユキムラにーちゃん。いやーあれで倒せなかったらどうしようかと思ったよー」
「あれは、反則だよ……システムに頼らない戦いも鍛えないとなぁ……
……エテルナ」
「は、はい!」
ユキムラはエテルナをじっと見つめて、そして頭を下げる。
「君の力が必要だ。今後の戦いのためにも君との訓練は絶対必要だと思う。
どうか力を貸して欲しい」
突然のマジモードのユキムラの嘆願にエテルナは虚を突かれてしまい戸惑う。
忘れてしまいがちだがユキムラは息を呑むほどの美男子なのだ。
「い、いやこっちこそユキムラにーちゃん達の訓練に参加させてもらえるなら嬉しいけど……
な、なんか、変な感じだな……えへへ……頼られるってのは……」
くねくねと身を捩らせながら髪の毛を指でいじっているエテルナ。
【……ん?】
ライオネルは野生の勘でフラグの気配を察知した。
しかし、そういうことに疎いせいでスルーした。
その後、レン達の帰還を待って合流する。
「あれ、師匠にエテルノちゃ……ん……?」
「気持ちはわかるよレン」
「レンおにーちゃん私も特訓に参加する!」
「えっと、師匠これはいったい……」
それからレンも含めて白狼隊全員を集めて事の顛末を説明した。
ユキムラを真正面から破ったことに何よりも全員驚いたが、その後、自身で戦うことでそれを理解する。タロでさえも、引き分けるのがギリギリだった。
そして、4戦を終える頃には高校生ぐらい、ユキムラ達と同じくらいの女性がそこに立っていた。
「あ~、タロちゃんには勝てないかー……」
(やばい、今やったら瞬殺レベルだ、強すぎだろ魔王様……)
タロとの戦いを見ていたユキムラは成長とともに加速度的に強くなるエテルノにビビっていた。
「と、言うわけで。エテルノは皆が使っているような特殊シスな能力テムに頼らない戦闘方法で俺たちを圧倒する。俺たちも、これから先の戦いに勝つためにはシステムを上回るエテルノのような力が必要になってくると思う。
これからはエテルナにビシバシ鍛えてもらおう。
そして、エテルナと互角以上に戦えるようになったら、異世界への門を開けてもらおう」
異論を出すものはいなかった。
ユキムラによって与えられた俯瞰視点などのVOのシステム補助。
気が付かない内にそれに頼り切って、それらを越すと言う可能性を見失っていた。
もちろん規格外な存在であるエテルノがいなければ、そんなものに気がつくこともなかったが、気がついてしまった以上、きちんと対策を講じないと進みたくない。
ユキムラのゲーマー魂だった。
こうして、女子高生エテルナちゃんにしばかれる特訓の日々が始まることになる。
ユキムラの戦闘における強さは、あらゆる攻撃方法に対する知識。
敵の行動に対する反応の多彩さと早さ。
そして、長年培った超能力に近い反応によるものだ。
つまり、既存の型にはまった攻撃にはめっぽう強い。
しかし、目の前に立っている魔王エテルノは、既存の型にはまらない複合して強化しているなどとは別次元、全く新しい攻撃を繰り出してくる。
ユキムラは初めて見るそれらの攻撃に対する対処をその場で考えてなんとかしている。
その状況がずっと続いている。
未知の攻撃でも膨大な知識と経験で限りなく正解に近い答えとしての行動を起こしているが、いつもとことなり、完全な正解ではないために、相手を圧倒するに至れないのだ。
「あーもう! ユキムラにーちゃん避けないでよ!!」
子供である堪え性のなさによるムラがなければ、ユキムラは為す術なくやられていた可能性も高い。
それほどに魔王エテルノのポテンシャルは高い。
「避けなかったら、負けちゃうからね」
エテルノが放った魔法弾を避け、反撃に転じようとしたら背後で爆発四散し、その無数に飛び散った礫がランダムでさらに爆発する。
榴弾のような魔法攻撃、ユキムラは表情こそクールだが、心臓バクバクで間一髪防御する。
エテルノが怒りで雑な爆発魔法を放った瞬間に幻影魔法を展開して罠を仕掛ける。
「そこだー!!」
エテルノの個別ユニーク武器、想像イマジナリする銀シルバー。
エテルナの意思に従って様々な形態に変化する流動金属。
ユキムラが調子に乗っていろんな最上級鉱石を食べさせたせいで、今では神話級の能力を持つ武器に自由自在に変化するチート武器になっている。
鎧もこの金属が織りなしている。
変化させたサイズとしては大剣だが、エテルノが扱う際は重量は意味をなさない。
もちろん、この大剣の一撃を受け止めれば、並の武器なら一撃で粉砕される重さがある。
本当にチートです。
付与も、付与と言うか、何というか……
事象をエテルナの有利なように書き換える能力だそうだ。
どうしろというのだ。と言う能力になっている。
同じ格の武器による圧倒的なエネルギーによる損傷を繰り返し、操っているエテルノの気を済ますか、魔力切れを狙うしか無い。
大体は前者で決着がつき。
「もういい。止める!」
と、言わせれば勝利。という仕様になっている。
「そこだー!!」
大剣の一振りがユキムラの幻影を真っ二つにする。
幻影でなければ即死だ。何を考えているのだ。ユキムラの心の中を代弁してみた。
同時に地面から大量の光柱がエテルナを包み込む。
その光は肉体に届くことなく鎧から発せられるバリアで防がれてしまう。
しかし、その隙に必死になって構築していた周囲の魔法陣から一斉に極大魔法が放たれてそのクロスポイントの中央にまんまと引き込んでいた。
「効かないもんね!」
すぐに回避しようとするエテルナだが、すでに先程の光柱に潜ませていた拘束する鎖、捉える蔦などの魔法がバリアごと移動を阻止した。その一瞬で魔法が到達する。
もちろん、普通の敵にこんな恐ろしい魔法攻撃をしたら、塵も残さず消えてしまうので、少女に対してなんてことをユキムラはするんだと言う話になるが、このチート少女にとってこの攻撃でも毛傷ほど追わせられないことはユキムラもわかっての選択だ。
「もーーーー!!」
しかし、まだ子供のエテルナの興味とやる気を削ぐには効果的だ。
普段であれば「もーやだー!」と試合終了になる。
ユキムラが予想外だったのは、エテルナのダンジョンへの情熱が想像以上に高まっていたという点だ。
「怒ったんだから! ユキムラにーちゃん死んじゃうからやらなかったけど、ここまで邪魔するなら知らないんだから!」
流体金属の武器が全身を包み、拳闘士のようなスタイルになる。
少女がボクシングの真似事をするみたいで可愛い。妙に大きなグローブはポコポコと子供同士の戯れの準備のような姿に見える。
しかし、その実、その姿は悪魔のような戦闘の幕開けとなる。
エテルナは魔法攻撃を完全に捨てて、ユキムラに超高速で接近、攻撃。
ただ、それだけに攻撃の選択肢を絞ったのだ。
「ぬわ! なに、これ! ちょっと! 無理! やばっ!
えっ! これ、まずっ!」
嵐のような単純な攻撃、ユキムラは完全に防御形態で避けるか受けるかしか無い。
避けるにしても正確に急所を狙い続ける攻撃、無理に避ければ被弾する。
受ければ受けたでごそっと魔力と体力を削られる。
単純な力押し、本来ならカウンター一閃で終わる話だが、カウンターの初動よりも早く次の攻撃が飛んでくる。はっきり言ってゲームだったらクソゲーだ。
なんとか打開策を探るも、単純な勝負に地力で勝る敵に乗せられてしまった。
みるみる消費される武器防具の耐久値、このまま防具が機能不全になれば、間違いなくユキムラは死ぬ。
「まいった!!」
様々な手を模索したが、その全てを力でねじ伏せられた。
リトルタイフーン、巻き込まれたら為す術はない。
ユキムラ、完敗である。
「ちょ、ちょっとまいったって! 止めて! 負けた! 負けました! 壊れるから止めてー!」
ライオネルが飛び込んで来てくれなければユキムラの命は消えてしまったかもしれなかった。
「ごめんユキムラにーちゃん。ちょっと必死になってたからー」
【エテルナ様お気をつけください。もう少しでユキムラ殿がひき肉になっておりましたよ】
「し、し、死ぬかと思った……」
この世界に来て初めて『死』を目前に感じたのは、模擬戦で、身内との戦い中だった。
「制限無しで、負けるか……こりゃきついね。久しぶりだ……」
死の恐怖もさておき、敗戦のショックがゆっくりとユキムラを包み始める。
覚醒前のサナダ街での敗戦は、あまりにも突然で負けたことよりも皆が助かったことが嬉しかった。
今の敗戦は、対等な条件で準備もして、そして力押しで敗北。
悔しさがにじみ出てくる。
「大丈夫ユキムラにーちゃん」
「ああ、ちょっとだけ待ってね。レンが戻ったら連絡するから」
しかも相手は魔王とは言え、年場も行かない女の子だ……
「うん?」
ユキムラは違和感に気がついた。
「エテルナ……成長してない?」
「うん! ユキムラにーちゃんとの戦いはすごい経験になるみたいで戦いながら成長したんだよ!」
魔族とはでたらめな種族だった。
戦い始めは5・6歳児な魔王は、戦い終えて小学生高学年くらいまで成長していた。
燃えるような赤い瞳、黄金色に輝く髪、ダークエルフのような黒い肌は水をも弾くほどきめ細かい、スラリと長い手足、すでに将来を予想させるモデルのような体型だ。
規格外に完成された体型、これが新人類(魔族)と言うやつか……
【以前の魔王様の面影がはっきりと……】
「ライオネル、魔族ってレベルと年齢がリンクするの?」
【やはり過酷な環境に生きてきた名残ですかねぇ】
手のひらくるっくるなライオネルだ。
「おかげで俺は死にかけたけどね……」
「ごめんってユキムラにーちゃん。いやーあれで倒せなかったらどうしようかと思ったよー」
「あれは、反則だよ……システムに頼らない戦いも鍛えないとなぁ……
……エテルナ」
「は、はい!」
ユキムラはエテルナをじっと見つめて、そして頭を下げる。
「君の力が必要だ。今後の戦いのためにも君との訓練は絶対必要だと思う。
どうか力を貸して欲しい」
突然のマジモードのユキムラの嘆願にエテルナは虚を突かれてしまい戸惑う。
忘れてしまいがちだがユキムラは息を呑むほどの美男子なのだ。
「い、いやこっちこそユキムラにーちゃん達の訓練に参加させてもらえるなら嬉しいけど……
な、なんか、変な感じだな……えへへ……頼られるってのは……」
くねくねと身を捩らせながら髪の毛を指でいじっているエテルナ。
【……ん?】
ライオネルは野生の勘でフラグの気配を察知した。
しかし、そういうことに疎いせいでスルーした。
その後、レン達の帰還を待って合流する。
「あれ、師匠にエテルノちゃ……ん……?」
「気持ちはわかるよレン」
「レンおにーちゃん私も特訓に参加する!」
「えっと、師匠これはいったい……」
それからレンも含めて白狼隊全員を集めて事の顛末を説明した。
ユキムラを真正面から破ったことに何よりも全員驚いたが、その後、自身で戦うことでそれを理解する。タロでさえも、引き分けるのがギリギリだった。
そして、4戦を終える頃には高校生ぐらい、ユキムラ達と同じくらいの女性がそこに立っていた。
「あ~、タロちゃんには勝てないかー……」
(やばい、今やったら瞬殺レベルだ、強すぎだろ魔王様……)
タロとの戦いを見ていたユキムラは成長とともに加速度的に強くなるエテルノにビビっていた。
「と、言うわけで。エテルノは皆が使っているような特殊シスな能力テムに頼らない戦闘方法で俺たちを圧倒する。俺たちも、これから先の戦いに勝つためにはシステムを上回るエテルノのような力が必要になってくると思う。
これからはエテルナにビシバシ鍛えてもらおう。
そして、エテルナと互角以上に戦えるようになったら、異世界への門を開けてもらおう」
異論を出すものはいなかった。
ユキムラによって与えられた俯瞰視点などのVOのシステム補助。
気が付かない内にそれに頼り切って、それらを越すと言う可能性を見失っていた。
もちろん規格外な存在であるエテルノがいなければ、そんなものに気がつくこともなかったが、気がついてしまった以上、きちんと対策を講じないと進みたくない。
ユキムラのゲーマー魂だった。
こうして、女子高生エテルナちゃんにしばかれる特訓の日々が始まることになる。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
yukataka
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる