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■*欲しくてたまらない/完結のお祝いに
信武のひとり…
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もう何週間日和美を抱いてないだろう。
信武はキーボードを叩く手を止めて、ふと宙を仰いだ。
萌風もふとして執筆中の『あなたと二度目のフォーリンラブ~記憶喪失の彼と、恋のおさらい始めます!~』は、ヒロインの妃依が、ヒーローの伸剛に想いを伝えて……。
今まさに結ばれる!というところ。
本作は日和美と信武、二人の馴れ初めを元にした作品だ。
書くためにキャラクターたちの濡れ場を想像したら、どうあったって日和美とのことを思い出さずにはいられないではないか。
「あー、くそっ。日和美……っ!」
――抱きてぇ。
声にこそ出さなかったけれど、信武の頭の中は日和美を裸に引ん剝くことで一杯だ。
最初こそ手探りだったけれど、何度か組み敷いた今なら目を閉じていたって日和美のいいところが分かる。
日和美は上半身だと乳首同様、首筋――特に鎖骨のあたりが弱い。
ショートカットの日和美は、着衣の胸元をほんのちょっと寛げたら、髪の毛に邪魔されることなくデコルテ付近がむき出しになる。
えり元を無防備に開かせておいて、両手を戒めるみたいに手指を絡ませて鎖骨へ軽く吸い付けば、それだけでビクビクと身体を跳ねさせて全身をほんのり赤く染めるから。
信武はそこを責めまくって、日和美の柔肌をくまなく上気させたくてたまらない衝動に駆られるのだ。
わざと焦らすように鎖骨から首筋をたどって耳のすぐ下あたりまで、やんわり舌を這わせて何度も何度も刺激してやるだけで、触ってもいないのに胸の頂がツンと勃ち上がって容易に芯を持つ。
そんな素直な反応も、たまらなく可愛い。
自分では触れかたが分からないと言う日和美の秘所は、その言葉通り彼女自身の自慰が上半身のみに偏っているからだろう。
腰より上の刺激にとても弱い。
ちょっと胸を揉みしだいただけですぐさましっとりと膣口が潤って、信武を誘い込みたいみたいにヒクつくから。
溢れ出した愛液でクロッチ部がすぐにドロドロになる。
日和美はそれを「下着が冷たくなってイヤっ」と眉根を寄せるのだけれど、そんなことを言われたらもっともっと汚してやりたくなるのが男の性と言うものだ。
きっといま触れたなら、日和美の敏感な陰核が下着越しでも分かるだろう。
そこを押しつぶしながら隘路を探ると、中が信武に絡みつくように蠢くのだ。
「日和美ん中に俺の……ぶち込みてぇ」
仕事着にしている服はスウェット地で柔らかく、伸縮性に富んでいる。
それをもってしても、股間の辺りがギュッと布地に押さえつけられているようで、何とも苦しいから。
すりりっ……と布地越し、硬く熱を持った雄に触れたら、信武はもう止まることなんて出来なくなった。
荒い息を吐きながらズボンから男芯を取り出し解放してやると、両手でグッと握り込む。
そのままほんの少し擦ってやれば、クチュッと濡れた音がして、陰茎を伝った先走りが手指を濡らすのが分かった。
目を閉じれば、脳内に日和美の白い裸体がちらついて、トロットロに蕩けた日和美の蜜口が、信武を誘い込むみたいに淫猥に花開く。
日和美の局部の媚肉を左右に割り開くと、鮮やかな朱色なことを信武は知っている。
日和美の恥部は花弁が小さめで、下生えも薄いからだろうか。
どこか幼さを残して見えるのに、その奥の入り口をこじ開けて信武のモノを咥えさせてしまえば、懸命に信武の欲望を包み込んでくれる。
「日和美……っ!」
熱い吐息に呼応するように、手の動きが早くなって――。
「くっ……」
鈴口を覆った手のひらへ、勢いよく熱い飛沫が吐き出された。
男と言うのは因果なもので……。
一度吐精してしまえば、急速に脳が覚醒してしまう。
(やっちまった……)
手のひらに吐き出された青臭い精液を見て、これが日和美のなかへ注ぎ込まれたんだったらどんなにか良かったのに、なんてことを思ってしまった信武だ。
「日和美……」
吐息交じりに愛しい彼女の名を呼ぶと、信武は後処理のためにノロノロと立ち上がった。
いま想像したみたいに日和美を抱きたいなら、仕事を終わらせるしかない。
薄っすらと明るく見えるパソコンの画面にちらりと視線を投げかけると、信武は「はぁ……っ」と大きく溜め息を落とした。
END(2023/03/27)
信武はキーボードを叩く手を止めて、ふと宙を仰いだ。
萌風もふとして執筆中の『あなたと二度目のフォーリンラブ~記憶喪失の彼と、恋のおさらい始めます!~』は、ヒロインの妃依が、ヒーローの伸剛に想いを伝えて……。
今まさに結ばれる!というところ。
本作は日和美と信武、二人の馴れ初めを元にした作品だ。
書くためにキャラクターたちの濡れ場を想像したら、どうあったって日和美とのことを思い出さずにはいられないではないか。
「あー、くそっ。日和美……っ!」
――抱きてぇ。
声にこそ出さなかったけれど、信武の頭の中は日和美を裸に引ん剝くことで一杯だ。
最初こそ手探りだったけれど、何度か組み敷いた今なら目を閉じていたって日和美のいいところが分かる。
日和美は上半身だと乳首同様、首筋――特に鎖骨のあたりが弱い。
ショートカットの日和美は、着衣の胸元をほんのちょっと寛げたら、髪の毛に邪魔されることなくデコルテ付近がむき出しになる。
えり元を無防備に開かせておいて、両手を戒めるみたいに手指を絡ませて鎖骨へ軽く吸い付けば、それだけでビクビクと身体を跳ねさせて全身をほんのり赤く染めるから。
信武はそこを責めまくって、日和美の柔肌をくまなく上気させたくてたまらない衝動に駆られるのだ。
わざと焦らすように鎖骨から首筋をたどって耳のすぐ下あたりまで、やんわり舌を這わせて何度も何度も刺激してやるだけで、触ってもいないのに胸の頂がツンと勃ち上がって容易に芯を持つ。
そんな素直な反応も、たまらなく可愛い。
自分では触れかたが分からないと言う日和美の秘所は、その言葉通り彼女自身の自慰が上半身のみに偏っているからだろう。
腰より上の刺激にとても弱い。
ちょっと胸を揉みしだいただけですぐさましっとりと膣口が潤って、信武を誘い込みたいみたいにヒクつくから。
溢れ出した愛液でクロッチ部がすぐにドロドロになる。
日和美はそれを「下着が冷たくなってイヤっ」と眉根を寄せるのだけれど、そんなことを言われたらもっともっと汚してやりたくなるのが男の性と言うものだ。
きっといま触れたなら、日和美の敏感な陰核が下着越しでも分かるだろう。
そこを押しつぶしながら隘路を探ると、中が信武に絡みつくように蠢くのだ。
「日和美ん中に俺の……ぶち込みてぇ」
仕事着にしている服はスウェット地で柔らかく、伸縮性に富んでいる。
それをもってしても、股間の辺りがギュッと布地に押さえつけられているようで、何とも苦しいから。
すりりっ……と布地越し、硬く熱を持った雄に触れたら、信武はもう止まることなんて出来なくなった。
荒い息を吐きながらズボンから男芯を取り出し解放してやると、両手でグッと握り込む。
そのままほんの少し擦ってやれば、クチュッと濡れた音がして、陰茎を伝った先走りが手指を濡らすのが分かった。
目を閉じれば、脳内に日和美の白い裸体がちらついて、トロットロに蕩けた日和美の蜜口が、信武を誘い込むみたいに淫猥に花開く。
日和美の局部の媚肉を左右に割り開くと、鮮やかな朱色なことを信武は知っている。
日和美の恥部は花弁が小さめで、下生えも薄いからだろうか。
どこか幼さを残して見えるのに、その奥の入り口をこじ開けて信武のモノを咥えさせてしまえば、懸命に信武の欲望を包み込んでくれる。
「日和美……っ!」
熱い吐息に呼応するように、手の動きが早くなって――。
「くっ……」
鈴口を覆った手のひらへ、勢いよく熱い飛沫が吐き出された。
男と言うのは因果なもので……。
一度吐精してしまえば、急速に脳が覚醒してしまう。
(やっちまった……)
手のひらに吐き出された青臭い精液を見て、これが日和美のなかへ注ぎ込まれたんだったらどんなにか良かったのに、なんてことを思ってしまった信武だ。
「日和美……」
吐息交じりに愛しい彼女の名を呼ぶと、信武は後処理のためにノロノロと立ち上がった。
いま想像したみたいに日和美を抱きたいなら、仕事を終わらせるしかない。
薄っすらと明るく見えるパソコンの画面にちらりと視線を投げかけると、信武は「はぁ……っ」と大きく溜め息を落とした。
END(2023/03/27)
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