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*あなたに、キスのその先を。〜第二夜〜

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 先程のような痛みはもうなくて、ホッとしていたら、しばらくして薬指が追加されました。……さすがに二本受け入れるのは少し怖くて、思わず喉の奥がヒュッと鳴りました。

 それに気がついた修太郎しゅうたろうさんが、呼吸をしやすいように唇を解放してくださって、代わりに固くしこった胸の頂を口に含んでいらっしゃいます。

「あ、……はぁっ、……んっ」

 下腹部の痛みを寸の間忘れさせる、胸からの突き抜けるような快感。

 私は思わず身体をのけぞらせました。

「しゅ、うたろうさんっ、――い、ぁ……んっ!」

 その瞬間を見逃さず、修太郎さんの指が先ほどより深いところに入り込んできました。
 根元のところまで飲み込まされた二本の指に、何とも言えない違和感を覚えて私は眉を潜めました。

「――ん……」
 その状態のまま、修太郎さんが敏感な外の突起を擦っていらして、私は秘部がキュ、っと収縮したのを感じました。

 修太郎さんが指をほんの少し抽送なさると、ちゅくっ、ちゅくっという水音が大きく響きます。

「しゅ、たろ、さ……っ」
 思わず下肢へ伸びる彼の手に触れようとしたとき、修太郎さんの中指と薬指の腹が、おへその内側を押し上げるように突いていらして――。

「ひゃっ、ん、んっ――!」
 修太郎さんの指先が、そこにある一点を押し上げたと同時に、私は中全体がギュッと締め付けるようにひくついたのを感じました。

 それに呼応するように今まで感じたことのない大きな波が押し寄せてくるようで、不安になります。

「あ、んっ、修……太、ろぉさん、そこっ、何か……変な感、じがして……怖、いですっ」
 ギュッと彼の手を握りしめてそう申し上げたら、修太郎さんが
「怖がらないで、日織ひおり
 そう言いながらさらにそこをトントン、とリズムをつけるように突いていらして。
「んっ、やあぁっ、――ん!」
 私は声を抑えることもできないぐらい、そこからの快感に翻弄されます。

 でも、もう私ばかり気持ち良いのはイヤなのですっ。

「待っ、ゆ、指……はイヤで、す……っ。お願っ――」

 私は、無意識に修太郎さんの手を離れると、彼の硬く張り詰めたものへ指先を伸ばしていました。

 愛しさを込めて、付け根から先端に向かって優しく撫であげると、修太郎さんが堪らないみたいに吐息を漏らされました。

 弾みで、ズルッと私の下肢から彼の指が抜けたのが分かりました。

 修太郎さんの指を追うように、入り口からトロリと熱い蜜が溢れ出てお尻へ流れ伝います。

 私は、呼吸を整えながら、修太郎さんに触れ続けました。

 身体にギュッと力を入れて快感を堪えていらっしゃる修太郎さん、すごく可愛いですっ。

 私は触れられているわけでもないのに、下腹部がキュンとなりました。

 先ほど修太郎さんに触れていただいた箇所が、感触を覚えているように、甘い痺れをお腹全体に伝えてきます。

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