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■特典①『羽の生えたうさぎ』
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たどり着いた先、なんだかよくわからないけれど書かれた文字によると店名は『Auberge Vie de lapin』と言うみたい。
はっきり言って何のこっちゃ?で……。
「……ヴィ・ドゥ・ラパン?」
ラパンはうさぎというのだけは、無知な私でも「うさぎエンブレム」のついた車の名前になっていたりしてるし、何となく知っています。えっへん!
そう言えば、うさぎとうなぎって字面が似てる!
けど、雰囲気からしてこのお店が大好きな鰻屋さんでないことだけは分かる。
私、羽の生えた鰻の方が嬉しかったかも!
まぁドレスコードのある鰻屋さんって、想像つかないし……さ、最初から鰻じゃないのは察してましたけどね!?
ちょっぴりガッカリしながらすぐ横に立つ頼綱を見上げて「何のお店?」って意味で店名をつぶやいて小首を傾げたら、「うさぎ生活という意味だよ」と、それ、額面通り受け取りましたね?という返答が。
いやそうじゃなくっ。
「――ねぇ、頼綱。鰻ってフランス語で何て言うの?」
私、頼綱は結構頭がいいんじゃないかと思ってて。
はるか昔?お医者様はドイツ語でカルテを書いていたという話を母からちらりと聞いたことがある。
だとしたら、お医者様である頼綱は、ドイツ語はもちろん、フランス語も出来るんじゃない!?とか勝手にハードルを上げちゃいました。
そもそも今はカルテ、日本語で書くのが主流だとは知っていても、何となく頼綱なら!みたいな思い込み。
だってほら、さっきこのお店の店名の和訳も、「らしいよ」と言う言い方じゃなくて「だよ」って言い切ってたし!
「――ん? 何でいきなり鰻?」
思いつくままに何の前置きもせず突然鰻の話を持ち出したら、疑問符満載の顔で問われてしまう。
でも私は構わず「うんうん、鰻」とうなずいた。
答えられなくてもバカだなぁとは思わないから安心してネ♥なんて若干上から目線で思いつつ。
けど、私の期待?を裏切って、頼綱ってばちゃんと答えるの。
「鰻はフランス語ではanguilleだよ。なに? 兎で鰻でも連想したのかい?」
しかもバレてるしっ!
「そ、そんなこと……なっ」
ない!と断言できなくてしどろもどろになる私を見て頼綱がにやりと微笑むの。
「もちろん櫃まぶしや肝吸いの約束も忘れていないから安心して?」
私は頼綱のその言葉に瞳を輝かせた。
「ヴィ・ドゥ・アンギーユ!」
勢いこんで店名を文字ってかっこよく言ってみたら、「なに? 花々里は鰻生活したいの? うーん。俺も鰻は嫌いじゃないけど……さすがに毎日は嫌なんだけどね?」と苦笑されてしまった。
通りでずいぶん前、2日連続で鰻食べたいって要求したら却下されたわけです。
代わりに食べさせてもらったものも美味しかったけど、頼綱の意地悪っ!って思ったのも事実。
その反応に、いっそお庭の池の錦鯉を鰻に入れ替えてみませんか?と言う提案は、何とか寸でのところで飲み込んだ。
たどり着いた先、なんだかよくわからないけれど書かれた文字によると店名は『Auberge Vie de lapin』と言うみたい。
はっきり言って何のこっちゃ?で……。
「……ヴィ・ドゥ・ラパン?」
ラパンはうさぎというのだけは、無知な私でも「うさぎエンブレム」のついた車の名前になっていたりしてるし、何となく知っています。えっへん!
そう言えば、うさぎとうなぎって字面が似てる!
けど、雰囲気からしてこのお店が大好きな鰻屋さんでないことだけは分かる。
私、羽の生えた鰻の方が嬉しかったかも!
まぁドレスコードのある鰻屋さんって、想像つかないし……さ、最初から鰻じゃないのは察してましたけどね!?
ちょっぴりガッカリしながらすぐ横に立つ頼綱を見上げて「何のお店?」って意味で店名をつぶやいて小首を傾げたら、「うさぎ生活という意味だよ」と、それ、額面通り受け取りましたね?という返答が。
いやそうじゃなくっ。
「――ねぇ、頼綱。鰻ってフランス語で何て言うの?」
私、頼綱は結構頭がいいんじゃないかと思ってて。
はるか昔?お医者様はドイツ語でカルテを書いていたという話を母からちらりと聞いたことがある。
だとしたら、お医者様である頼綱は、ドイツ語はもちろん、フランス語も出来るんじゃない!?とか勝手にハードルを上げちゃいました。
そもそも今はカルテ、日本語で書くのが主流だとは知っていても、何となく頼綱なら!みたいな思い込み。
だってほら、さっきこのお店の店名の和訳も、「らしいよ」と言う言い方じゃなくて「だよ」って言い切ってたし!
「――ん? 何でいきなり鰻?」
思いつくままに何の前置きもせず突然鰻の話を持ち出したら、疑問符満載の顔で問われてしまう。
でも私は構わず「うんうん、鰻」とうなずいた。
答えられなくてもバカだなぁとは思わないから安心してネ♥なんて若干上から目線で思いつつ。
けど、私の期待?を裏切って、頼綱ってばちゃんと答えるの。
「鰻はフランス語ではanguilleだよ。なに? 兎で鰻でも連想したのかい?」
しかもバレてるしっ!
「そ、そんなこと……なっ」
ない!と断言できなくてしどろもどろになる私を見て頼綱がにやりと微笑むの。
「もちろん櫃まぶしや肝吸いの約束も忘れていないから安心して?」
私は頼綱のその言葉に瞳を輝かせた。
「ヴィ・ドゥ・アンギーユ!」
勢いこんで店名を文字ってかっこよく言ってみたら、「なに? 花々里は鰻生活したいの? うーん。俺も鰻は嫌いじゃないけど……さすがに毎日は嫌なんだけどね?」と苦笑されてしまった。
通りでずいぶん前、2日連続で鰻食べたいって要求したら却下されたわけです。
代わりに食べさせてもらったものも美味しかったけど、頼綱の意地悪っ!って思ったのも事実。
その反応に、いっそお庭の池の錦鯉を鰻に入れ替えてみませんか?と言う提案は、何とか寸でのところで飲み込んだ。
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