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『とり服』短編集
『何がどうしてこうなった?』
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✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
【作品紹介】
――ちょっと待て! 何でこんなことになった⁉︎
いきなり裸で対面してしまった羽理と大葉。
その時の、大葉視点のお話です。
※本編2章「突然の邂逅…しかも全裸で!」の辺りで書き下ろしました。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
「――‼︎」
風呂から出ようと何気なくドアを開けたら、目の前に可愛い女が素っ裸で立っていた。
しかも、全身をほんのりと薄桃色に上気させて、ポタポタと水を滴らせた状態で、だ!
いきなりのことに、色んな意味でノーガードだった俺は、盛大に勃ってしまった。
最近そういう艶めいたことと、とんとご縁がなかったのだから仕方がないだろう。
前に付き合っていた女性と別れてから二年余り。
その間、俺は女を抱いていない――。
まぁ、けど……もし昨日今日セックス出来ていたとしても、だ。
いきなり目の前に裸の女がいたら、正常な男なら普通にこうなるか。
(生理現象だ、恥じることはない)
――いや、むしろ……俺の息子、元気そうで結構なことじゃねぇか!と安心してもいいくらいだ。
そう思いはしたものの、(ちょっと待て。俺も素っ裸じゃないか! おっ勃ててたら普通にモロ見えでヤベェだろ!)と思い至って、にわかにぶわりと肝が冷える。
――俺が彼女の裸を見たということは、恐らく相手にも見られたということなんじゃないだろうか?
「ちっ、痴女!」
自分のことを盛大に棚上げして苦し紛れ。
そんな言葉を投げ捨てた俺は、慌てて扉を閉めて回れ右をした。
が、さっきまで自宅の風呂にいたはずなのに、どういうことだろう?
右も左も見慣れない空間に様変わりしているではないか。
「はぁ⁉︎ ちょっと待て。何だここはぁーっ!」
こ、これは……。どこぞの家の脱衣所か何か、だよな?
いやいやいや、ちょっと待て! どう考えてもおかしいだろ!
(何でこうなった!)
裸のまま仁王立ちで混乱する俺に、
「あ、あのぉ……」
すりガラスになった扉越し。
俺を勃たせた諸悪の根源が、躊躇いがちに声をかけてくる。
「とりあえずそこ、退いてもらっていいですか? タオルとか服とか取りたいんです。お願いします……」
「す、すまん!」
――まぁ確かに服は着てもらわないと困る!
あんな姿で彷徨かれたら、さすがに理性が崩壊しかねん。
思わず条件反射で謝ってしまってから、俺は即座に脱衣所と思しき空間を飛び出そうとして。
いや、待て。隠さねぇとマズいのは、俺も同じじゃねぇか!と思い至った。
何が何やら分からないまま、俺はとりあえずたまたま目についた三毛柄のタオルを拝借すると、完勃ちの股間を隠すように腰へ巻きつけた。
さて、これからどうしたものか――。
風呂の中でゴニゴニョ言っている女と対面せねばならないのだけは確実だろう。
そんなことを思いながら脱衣所を後にしつつ、俺は盛大な溜め息をついた。
――前途多難過ぎるだろ!
END?(2023/07/11~07/12)
【作品紹介】
――ちょっと待て! 何でこんなことになった⁉︎
いきなり裸で対面してしまった羽理と大葉。
その時の、大葉視点のお話です。
※本編2章「突然の邂逅…しかも全裸で!」の辺りで書き下ろしました。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
「――‼︎」
風呂から出ようと何気なくドアを開けたら、目の前に可愛い女が素っ裸で立っていた。
しかも、全身をほんのりと薄桃色に上気させて、ポタポタと水を滴らせた状態で、だ!
いきなりのことに、色んな意味でノーガードだった俺は、盛大に勃ってしまった。
最近そういう艶めいたことと、とんとご縁がなかったのだから仕方がないだろう。
前に付き合っていた女性と別れてから二年余り。
その間、俺は女を抱いていない――。
まぁ、けど……もし昨日今日セックス出来ていたとしても、だ。
いきなり目の前に裸の女がいたら、正常な男なら普通にこうなるか。
(生理現象だ、恥じることはない)
――いや、むしろ……俺の息子、元気そうで結構なことじゃねぇか!と安心してもいいくらいだ。
そう思いはしたものの、(ちょっと待て。俺も素っ裸じゃないか! おっ勃ててたら普通にモロ見えでヤベェだろ!)と思い至って、にわかにぶわりと肝が冷える。
――俺が彼女の裸を見たということは、恐らく相手にも見られたということなんじゃないだろうか?
「ちっ、痴女!」
自分のことを盛大に棚上げして苦し紛れ。
そんな言葉を投げ捨てた俺は、慌てて扉を閉めて回れ右をした。
が、さっきまで自宅の風呂にいたはずなのに、どういうことだろう?
右も左も見慣れない空間に様変わりしているではないか。
「はぁ⁉︎ ちょっと待て。何だここはぁーっ!」
こ、これは……。どこぞの家の脱衣所か何か、だよな?
いやいやいや、ちょっと待て! どう考えてもおかしいだろ!
(何でこうなった!)
裸のまま仁王立ちで混乱する俺に、
「あ、あのぉ……」
すりガラスになった扉越し。
俺を勃たせた諸悪の根源が、躊躇いがちに声をかけてくる。
「とりあえずそこ、退いてもらっていいですか? タオルとか服とか取りたいんです。お願いします……」
「す、すまん!」
――まぁ確かに服は着てもらわないと困る!
あんな姿で彷徨かれたら、さすがに理性が崩壊しかねん。
思わず条件反射で謝ってしまってから、俺は即座に脱衣所と思しき空間を飛び出そうとして。
いや、待て。隠さねぇとマズいのは、俺も同じじゃねぇか!と思い至った。
何が何やら分からないまま、俺はとりあえずたまたま目についた三毛柄のタオルを拝借すると、完勃ちの股間を隠すように腰へ巻きつけた。
さて、これからどうしたものか――。
風呂の中でゴニゴニョ言っている女と対面せねばならないのだけは確実だろう。
そんなことを思いながら脱衣所を後にしつつ、俺は盛大な溜め息をついた。
――前途多難過ぎるだろ!
END?(2023/07/11~07/12)
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