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道中
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道案内してくれた親切な乳袋……じゃなかった、友達の名前はアンリというらしい。寮へ行く道中で教えてもらった。
他にも、寮は四人部屋ということや所属クラスが成績順などというものではなくそれぞれの家格によって決まるということも教えてもらった。
とはいえ、クラスごとに教育の質に差があるのかと思えばそういうこともないらしく、身分差によるトラブルをできるだけ起こさないようにという平民への配慮によるものらしい。
それに、今現在の実力なんてあてにならないという学園長の考えもあってクラスは貴族とそれ以外に分けられるらしい。
と、ここで一つの疑問が出てくる。
「大商人の子供は? その子たちも平民クラスに入るの?」
ヒロインの一人は豪商の娘だ。もし彼女が私と同じクラスになって主人公が彼女とのイベントを起こしたらと思うと怖くて夜しか眠れない。
「ああ、お金を持っている商人は身分をお金で買っているから一応は貴族クラスになるよ。まぁ、貴族の中でも下級貴族のクラスになるんだけどね」
「ふーん。ていうかアンリ、結構詳しいね。やっぱり先輩じゃないの? それか年上」
「まぁ結構詳しいのは否定しないけど、私とユキは確実に同い年だよ」
「……そう? 確認のためにその乳揉んでも」
「それはダメ。大体、乙女が乳なんて言葉使うんじゃありません」
「じゃあ乳袋?」
「素直に胸でいいでしょうが……」
アンリって意外に初心なのかな? まぁ、15歳ってそんなもんか。
……あれ?
「……」
「……? ユキ?」
今気づいたけど、主人公って平民だよね。私も平民だよね。
……もしかして、同じクラスになる可能性がある……?
ヒロインより先に主人公に出会う?
「ねぇアンリ。今から貴族になる方法ないかな? 実は私貴族と妾の子っていう隠された秘密ないかな?」
「ないよ。それに、仮に妾の子だとしても貴族として認めてもらうには親と役所の認可が必要だから、何を考えているかまではわからないけど間に合わないよ」
「そっかぁ……」
まぁ、私の強運に任せるしかないか。それに、もし万が一同じクラスになってもしゃべらないことなんて割と日常だよね。……あれ、目から汗が出てくるなぁ……。
と、この時は軽く流したのだけれど。
アンリが否定したのは、私が貴族と妾の子だという可能性で、それはつまり事前に調べなければわからないことに他ならないことで。
私の意思など関係なく物語は進んでいるという証左でしかなかった。
他にも、寮は四人部屋ということや所属クラスが成績順などというものではなくそれぞれの家格によって決まるということも教えてもらった。
とはいえ、クラスごとに教育の質に差があるのかと思えばそういうこともないらしく、身分差によるトラブルをできるだけ起こさないようにという平民への配慮によるものらしい。
それに、今現在の実力なんてあてにならないという学園長の考えもあってクラスは貴族とそれ以外に分けられるらしい。
と、ここで一つの疑問が出てくる。
「大商人の子供は? その子たちも平民クラスに入るの?」
ヒロインの一人は豪商の娘だ。もし彼女が私と同じクラスになって主人公が彼女とのイベントを起こしたらと思うと怖くて夜しか眠れない。
「ああ、お金を持っている商人は身分をお金で買っているから一応は貴族クラスになるよ。まぁ、貴族の中でも下級貴族のクラスになるんだけどね」
「ふーん。ていうかアンリ、結構詳しいね。やっぱり先輩じゃないの? それか年上」
「まぁ結構詳しいのは否定しないけど、私とユキは確実に同い年だよ」
「……そう? 確認のためにその乳揉んでも」
「それはダメ。大体、乙女が乳なんて言葉使うんじゃありません」
「じゃあ乳袋?」
「素直に胸でいいでしょうが……」
アンリって意外に初心なのかな? まぁ、15歳ってそんなもんか。
……あれ?
「……」
「……? ユキ?」
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……もしかして、同じクラスになる可能性がある……?
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「ねぇアンリ。今から貴族になる方法ないかな? 実は私貴族と妾の子っていう隠された秘密ないかな?」
「ないよ。それに、仮に妾の子だとしても貴族として認めてもらうには親と役所の認可が必要だから、何を考えているかまではわからないけど間に合わないよ」
「そっかぁ……」
まぁ、私の強運に任せるしかないか。それに、もし万が一同じクラスになってもしゃべらないことなんて割と日常だよね。……あれ、目から汗が出てくるなぁ……。
と、この時は軽く流したのだけれど。
アンリが否定したのは、私が貴族と妾の子だという可能性で、それはつまり事前に調べなければわからないことに他ならないことで。
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