ルグリと魔人

雨山木一

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第一章

三話

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 03
 地下から湧き出した水が集まって木の根のような小川を作り、やがて一本のまとまった流れとなる。
 森にとって川は人間に例えるならば血管で、流れる水は血液だ。森という身体を構成する血液は、静かに、しかし絶えることなく湧き流れ続け、生きるために重要な役割を果たしている。

 目指していた捜索場所はそういう小川がいくつか集まって一つの流れになっている場所だった。水深は足首程度だが川幅が広く、空を埋め尽くしていた木々の葉の雲が川に沿って開け、開いた空間から差し込む陽光が川底の小石や砂利を照らし水中を彩っている。

「うーん……綺麗なところですけど被疑者は一体ここでなにをしていたんでしょうか?」

「それを調べるのも今回の任務のうちだ」

 捜索に当てられる時間は多くない。日が暮れる前に荷馬車の待つ回収場所に戻らねばならないので、無駄話をしている暇はない。
 まずラウルとミーシャは手分けして周辺に被疑者が残した痕跡がないか探し始めた。靴跡や遺留品を見つければ捜索の手がかりになるかもしれないからだ。が、期待も空しくそれらを発見することはできなかった。それは環境保護という観点から見れば喜ばしいことなのだが、なにも情報を得られないというのはそれはそれで困る。

「全くなにも残さないとは徹底しているな」

「ですね。トーラスさんのものと思われる靴跡は見つけましたが、それ以外は一切ありませんでした。どうやっているんでしょう」

「さあな……。もう少し川を下ってみようか」

「わかりました」

 流れる川に沿って歩く。もちろんこのときも周囲に気を配りながら、なにか手がかりになるものがないかと目を皿のようにして探す。
 川沿いは動物が日常的に使っていると思われる獣道がいくつも通っており、歩きやすい。その分動物との接触に気を遣わなければならないが。

 川を下り始めてから二人の間に会話はほとんどなかった。時折、先頭を歩くラウルが出す手信号の合図が二人を繋ぐ会話だった。
 川の幅が上流よりわずかに狭まった場所にきたころ、ラウルが突然立ち止まった。

(止まれ)
 
 右手が音もなく素早くあがる。次いで屈むように合図が出される。ミーシャはできるだけ気配を殺しながらラウルのそばへ近寄る。

(見つけた)
 
 振り返ったラウルが口の動きだけで告げる。ミーシャが頷くと、屈んだまま足音を立てずに前進を始め、ラウルの腰辺りほどの背があるシダの前まで移動し草影に身を隠す。そして、前方のシダをライフルで掻き分け最小限の視界を確保した。ミーシャもその合間に顔を突っ込んで覗き込む。

 小川の一画に陽だまりができていた。砕いた宝石を散りばめているかのような煌めきを放つ陽光のなか、幹が折れて川に倒れ込んだ木のうえに、こちらに背を向けて佇む人影が。
 その後ろ姿は景色も相まって神秘的であった。
 息を呑む。まるで秘め事を覗いてしまったかのような、背徳感を覚える。それはラウルも同じようで、こめかみから一筋の汗を流しながら身じろぎ一つせずに釘づけになっていた。
 
「ラウルさん」

「っ……」

「ラウルさんってば」

「……ああ」

 二度揺すられてようやくラウルはミーシャの問いかけに反応した。

「あれ、アーリィ・リアトリスでしょうか」

「ちょっと待て」

 ラウルは慌てて自分のバックパックのサイドポーチから一枚の紙をとり出す。トーラスの目撃情報の内容を羅列した用紙だ。

「暗めの紺のフードのついた外套にグレーのズボンと黒のブーツにこげ茶の手袋。それにトランクだっけか」

「はい……背中しか見えませんが、服装は一致していますね。足元にトランクもあります」

「あとは顔と髪と目の色だが……ここからでは確認のしようがないな」

「はい」

「う、む……」

 ラウルは静かに唸りながら逡巡し、一つの案を提示した。

「情報にはないが他に奴の仲間がいる可能性もある……が、まずはやつが本当にアーリィ・リアトリスなのか確認をとろう。あの写真を覚えているか?」

 ミーシャは静かに頷く。

「よし。それじゃあお前は木を遮蔽にしながら正面にあるあの朽ち木に移動してくれ」

 ラウルが指を指したのは、被疑者が立っている倒木の直線状にある大きな朽ち木だった。
 確かにあの朽ち木まで行けば、被疑者の顔を正面から見ることは可能だ。それにラウルかミーシャのどちらかに気づかれたとしても、片方は必ず被疑者の背後をとる形になるので優位性がある。

「小柄なお前なら気づかれずに迂回できる。あそこなら奴の正面から人相を確かめられるだろう。対象がアーリィ・リアトリスだと確認がとれれば、俺がこのまま距離を詰めて声をかける。奴が抵抗の意思を示さなければ、そのまま拘束する。安全が確保されたら合図を送るから、それまで周囲の警戒を頼む」

「それだとラウルさんが危険じゃないですか? 一度逃走してるんですよ。大人しくこちらの言うことを聞くとは思えませんが……」 

「そのときは森林保護法に乗っとって対処する。いいか、お前の仕事は目標の確認だ。奴との接触は俺に任せて援護に集中してくれ」

「でも、それじゃあ……」

「なにかあればとにかく逃げろ。合流地点までわき目もふらずに走るんだ」

「……そのときはラウルさんも一緒ですよね」

「勿論だ。だが、抵抗された場合は俺が殿をやる。とにかくお前は余計なことは考えるな。それが俺たちの生存確率をあげることになる。わかったか?」

「……はい」

「よし、いけ」

 拭えない不安を飲み込んでミーシャは気配を殺しながら移動を開始した。
 被疑者を視界の端に捉えつつ、立ち並ぶ木々の根元に体を潜め、迅速に歩を進める。指定された朽ち木の根元に体を滑り込ませると、ライフルのスコープを覗いた。
 
(なにをやっているんだ……?)

 先ほどと位置は変わらないが、アーリィ・リアトリスとされる被疑者は屈んで川のなかに手を入れてなにか探している様子だった。フードを目深に被って俯いているので顔は見えないが、灰色の髪が肩口から垂れていてフードの口からわずかに見えている。
 服装に続き、髪の色も情報と一致する。顔は確認できていないが、限りなく特徴は一致していると言っていい。
 ライフルをわずかにずらす。スコープ越しにラウルが手信号を送っているのが見えた。

(どうだ?)

(確認)

(了解)

 ミーシャからの手信号の合図を受け、潜んでいた茂みからラウルが姿を現す。
 川岸は柔らかい砂なので足音は立てずに近寄れる。一応手にライフルを持ってはいるが構えてはおらず、銃口は下を向けたままだ。
 強張った表情。唾を飲み込むのがスコープ越しに見てとれた。

 あと、少し。
 依然被疑者は同じ体勢のままだ。
 固唾を呑んで見守るミーシャも喉の焼けるような緊張を感じていた。早くなる呼吸と、心臓の鼓動が内側から体を揺らす。
 距離四十……三十……二十。じりじりと近づいていたラウルが足を止めた。
 ミーシャのライフルのグリップを握る力が強くなる。ギギと軋む音がした。

 二呼吸ほどの間をおいて、意を決しラウルが口を開こうとした瞬間、突然被疑者がゆっくりと体を起こし始めた。
 ミーシャは喉元を流れる汗を拭うことすら躊躇ためらわれる極度の緊張感のなか監視を続ける。
 被疑者は空に向かってなにかを掲げているようで、差し込む陽に照らされて小さく金色の輝きがスコープ越しに見えた。

「……金貨?」

 それは雑味のない透明感のある輝きを放つ金貨だった。

「動くな! 私はモデール森林保護官ラウル・イルデル。森林保護法第十条違反により、貴方を拘束する。拒否権はない。抵抗せずに投降しろ」

 ラウルがライフルを構え声高に警告する。しかし、不意を突かれたはずの被疑者は特に慌てふためくわけでもなくあげていた手をおろすと、その場で器用に足一本だけでターンしてラウルの方へ振り向いた。

「……」

「もう一度繰り返す。抵抗はするな。手を頭の後ろに回してこちらにくるんだ」

 じりじりと焼けるような空気が肌を刺す。
 命令ではとり押さえるまでこの場で待機ということだが、焦燥感に駆られたミーシャは今にも飛び出してしまいそうだった。
 ラウルのことを信頼していないわけではないが、最悪の場合の光景が何度も再生される。

 ここで隠れているのではなく、あたしも——。
 そんな葛藤と戦っているミーシャをよそに、フードの人物は案外素直にラウルの指示に従った。両腕を頭の後ろで組み倒木のうえから飛び降りると、まラウルの元へ歩き出した。

「そこで止まれ。これから貴方を拘束する。移送後は森林監督署にて聴取を行うので、嫌疑に対して反論や、弁護を依頼するのであればそこで発言を」

 ラウルが距離を詰める。

「後ろを向いて跪け……よし、そうだ。大人しくしていれば危害は加えない。繰り返すが、抵抗はするな」

 被疑者はラウルの指示に従順だった。
 あっけない、とミーシャは思った。だが、それでいい。なにかがあるよりも、なにもない方がいいに決まっている。
 最悪の事態は回避した。ラウルもきっとそう思ったのだろう。強張っていた肩の力が抜け、その様子を見ていたミーシャも一息ついてしまった。
 それがいけなかった。
 フードの下からわずかに覗く唇が吊りあがるのを、ミーシャはスコープ越しにしっかりと見た。

「うぐっ」

 突然ラウルが顔を抑えて体をのけぞらせた。その一瞬の隙を逃さず、被疑者は狼の如き俊敏さでラウルの懐へ体を滑り込ませ、銃口を右手で掴むと手前に引き、ライフルのストックを左手で下から勢いよく持ち上げ、ラウルの顎へ打ちつけた。
 更に顎への衝撃でラウルの手から離れたライフルを素早く奪うと、その勢いのままみぞおちを狙って突いた。

「ぐおっ……」

 淀みのない動きに抵抗する暇もなかったラウルは、崩れるようにその場にうずくまってしまった。

「ラウルさん!」

 気がついたときには朽ち木の影から飛び出してラウルの元へ駆け出し始めていた。
 事前に受けていた命令のことなど頭にはなかった。ただ助けなければという思いに体が勝手に動き出してしまっていた。

「ラウルさんっ」

 滑るようにラウルの元へ駆け寄り背に手をあてて呼びかけるが返答はない。だが、苦しそうに漏れ聞こえてくる呼吸の音はあるので、気絶しているわけではなさそうだった。
 安堵した途端、少し離れたところに光るものが目に映った。
 
「あれさっきの金貨……?」

 そういうことか。ようやくラウルになにが起こったのか理解した。
 被疑者は手を頭の後ろに組んだときに、手のなかに隠し持っていた金貨を近づいてきたラウルの顔めがけて弾いたのだ。

 ラウルはいきなり顔に向かって飛んできた光るなにかに動揺してできた隙を突かれて制圧された。
 後ろを向いたまま正確に顔めがけて先制攻撃をし、怯んだ瞬間を逃さずに一気に畳みかける。
 ミーシャの目から見ても被疑者は明らかにいくつもの荒場を潜り抜けている玄人の動きをしていた。戦って勝てる相手ではない。

「て、抵抗するな! 動けば、撃つ」

 震える手でライフルを構え警告する。しかし、無意味な行動だということはミーシャが一番理解していた。
 ライフルには銃弾が装填されていないのだ。
 だが、それでもはったりくらいにはなるだろう。いや、なってほしい。
 希望というより願望だった。
 そんなことよりもここからなにをすればいい。どうすればこの状況から脱することができる。
 混乱する頭では、まともな案は出てこない。

「金貨……」

 ふいに擦れた声がした。

「は?」

「貴方の」

 被疑者はそう言うと一歩踏み出し、ラウルのそばに落ちている金貨を拾いあげた。

「お、おい! 動くな」

 ミーシャが怒声をあげるも、耳を貸すつもりは全くないようで、ゆっくりとした動きで金貨をミーシャに見せつけた。
 その瞬間、頭を鈍器で殴られるような衝撃があった。
 金貨の表面に掘られた模様に強烈な既視感があったからだ。

「……は、え?」

 幼いころの懐かしい記憶のなかにある
 イセアの花冠を被った少女が、天に祈りを捧げている様子を写したもの。
 間違いなくそれはミーシャの父がかつて所有していた金貨そのものだった。
 手が、震える。
 心拍が上昇する。口のなかが渇いて、ざらりとした悪寒が背をぬける。

「なんで、それが……」

 ミーシャの問いに、小さく乾いた声で問い返される。

「……覚えがあるの?」

「貴方、なにか父さんのこと知っているの!?」

「父親?」

「ど、どこ? どこにいるの?」

「なるほど。でも、これじゃあ難しいかもしれない」

「な、なにが?」

「君はまだ守られているから」

「ちょっと待って。どういう意味なの!?」

 筋のぼやけた話に理解が追いつかない。
 難しい? 守られている? 一体なんの話をしているんだ、こいつは。

「子離れも親離れもできてない」

「なんのこと。それよりちゃんと説明——」

「ミーシャ!」

 追いすがろうとしたとき、野太い雄叫びのような声と共に黒い影がミーシャの目の前に飛び込んできた。
 
「ラウルさんっ」

「さがってろ!」

 ミーシャを庇うように立ちはだかったラウルは、喘ぐように息をしながら眼前の敵を睨みつける。

「ラウルさん待ってください! この人──」

「いいがらさがっでろ!」

「ふん……。暴力は本意ではなかった。すまない」

「そう、思うなら、大人しく……俺たちと、きてもらおうか」

 みぞおちに受けた一撃がよほど効いているのだろう。ラウルは息も絶え絶えといった様子で喘ぎながら、それでもミーシャを守ろうと、職務を全うしようとしている。

「悪いがそれはできない。こちらも仕事だからね」

「天下の、大罪人アーリィ・リアトリスが、俺たちと同じように、仕事に追われているとはな」

「ふん。私だって食うために仕事はするさ」

 この返答は二つの意味で意外だった。一つは自分をアーリィ・リアトリスだと認めたこと。もう一つは仕事をする動機が、何の変哲もないことだったから。

「目的はなんだ」

「守秘義務」

「誰かから依頼されたのか?」

「守秘義務」

「だとしたら内容はなんだ」

「それも守秘義務」

「報酬はなんだ!?」

「それも守秘義務」

「……また壊すのか?」

「……それも守秘」

 アーリィはわずかに吊りあがった唇の前に人差し指を当てる。これ以上明かす気はないらしい。ラウルの歯ぎしりする音が聞こえる。
 今のやりとりを見てミーシャのなかに疑念が浮かんだ。

 目的? 依頼? 報酬? 壊しにきた? 
 二人の会話は明らかになにかを指した内容だった。理由はわからないがラウルは、そのなにかについて警戒心を持っている。
 この二人だけが知っていて、ミーシャだけがわからないことがある。
 それがミーシャの心に一抹の不安と、疑いを生んだ。
 
「さて、私は行かせてもらうよ。まだやることがあるのでね」

「やることだと? これ以上この森で騒ぎは起こすな。さっさと立ち去れ」

「そうしたいのは山々なんだがね。こっちにも事情があるんだ」

 そう言うと、アーリィは手にしていたラウルのライフルをこちらに投げてよこした。

「揃って不殺ころさずの精神は見上げたものだけど、威嚇するときは弾を込めてからにしないと意味はないよ」

 次からは気をつけなさい、と軽く鼻で笑う。
 アーリィはそのまま身を翻すと、倒木のうえに置きっぱなしになっていたトランクを回収し立ち去ってしまった。
 
「待て! 父さんのことも、金貨のこともまだなにも聞いてない! 教えて、父さんはどこにいるの!?」

「ミーシャ!」

 後を追おうとしたミーシャをラウルが制止する。丸太のように太くがっしりとした腕は、みぞおちへのダメージがあっても細身のミーシャの動きを抑え込むには十分だ。

「放してください!」 

「待つんだ! 奴は危険だ。関わろうとするなっ」

「どうして!? 彼女は父さんが生きているって言ってた。きっとなにか知っているんだ!」

「ダメだっ命令だ!」

 暴れるミーシャの動きを押さえようと、ラウルはミーシャを羽交い絞めにしようとする。
 すでにアーリィの姿は木々の合間に飲まれて見えなくなっていた。去って行った方を見つめながらミーシャは、強い焦りを感じていた。

 父を知る人物、アーリィ・リアトリス。ラウルの言う通り危険人物であることは十分理解している。しかし、このまま逃せばもうきっと父に関する手がかりは手に入らない気がした。そんなことは嫌だった。十年越しに目の前に転がってきたチャンスなのだ。このままみすみす逃がすことはありえない。

「ごめんなさいっ」

 決断は早かった。ミーシャは思い切り踵でラウルの右足脛を蹴りつけた。過酷な環境でも壊れぬよう頑丈に作られた森林保護官専用ブーツの一撃は、ラウルの動きを鈍らせるには十分な威力となる。
 一瞬抑える力が弱くなった隙に、ラウルの腕から抜け出し、向き合った状態で左手の親指と小指を掴み左回りに捻りあげた。

「うぐっ!」

 痛みで動きが止まった瞬間に、脇をすり抜ける。後ろでミーシャの名前を呼ぶ声が聞こえた。

「ごめんなさい、行かせてください。必ず戻りますから!」

 それだけ告げると、ミーシャはわき目もふらずに走り出した。
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