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2章
精霊の湖・1
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スーリア学園への旅は、まずは中央州の王都へ向かって一路北上する。そこから東進して、東河州の州都スーリアを目指す。
中央州の真ん中に位置する王都と、南海州の州都マリーアを結ぶ街道は、ほぼ一直線で繋がっていて、いくつかの峠や渓谷を通り、順調に進めば6日の行程になる、とラドゥ様が教えくれた。
最初の宿駅を出立して以降は魔獣や、馬が動かなくなったという話もなく、順調に次の宿駅に到着した。
次の宿駅でも豪華な宿屋で恐縮だったけど、最上階貸し切りではなかったので、ほっとした。
王都とマリーアを結ぶ街道沿いは、この大陸の中でも屈指の名所名跡が点在し、道中の景色も楽しめるよ、とラドゥ様が言っていた通り、3日目の宿駅は、美しい湖のそばにあった。南海州と中央州の間に跨るこの湖は、精霊湖と呼ばれている。ここを旅の目的のひとつにする遊覧客も多く、大きな宿駅だ。
宿駅に入り、店や宿屋の並ぶ街道を進んでいると、中心地付近に豪華な外観の一際高い建物があって、いかにも貴族向けの高級宿屋です、という雰囲気だった。
あそこがきっと、この宿駅で一番の高級宿屋だと思って、まさかあんな高そうなところに泊まらないよね?とそっとラドゥ様を見ると、涼しい顔をしていたので、だいじょうぶそうと胸を撫でおろしたのは、早計だった。
馬車は、人や馬車が多く行き交う街道を逸れ、湖の方へ向かっていった。
この宿駅でラドゥ様の選んだ宿屋は、宿駅の中心からは離れた、湖の畔に佇む静かで古風な屋敷だった。
こじんまりしていて、落ち着いた雰囲気で、どこか懐かしささえ感じる素敵なお宿……。
「ここは昔、天人の屋敷だったと言われているそうだよ。いつもこの宿駅に来た時、泊まってみたいと思っていたんだ」
多分、きっと、勘だけど、こっちの宿屋の方が格式高いとこ……!! というか、天人の屋敷って伝説級の遺構では!?
「ははは。天人の屋敷だったと言われているだけで、実際はどこぞの貴族の別荘として使われていたようだよ」
確かに、宿屋というより、個人の屋敷のようで、大きさもちょうどマウリの家くらい。
宿の人に、こちらが皆さまがお集まり頂ける居間と、夕餉と朝餉を召し上がって頂く食堂になりますと、1階の部屋を案内された後、寝室は2階になります、先にお部屋でお寛ぎくださいと言って階段を上がった。
僕とレオリムの泊る部屋は、湖に面していた。部屋に入るとすぐ、窓の向こうに精霊湖が見えて、僕は思わず、歓声を上げた。
「レオ、見て! キレイ!!」
案内をしてくれた宿の人が、お荷物を解かれましたら、居間にお越しくださいと言って下がるとすぐ、露台に出た。大きな窓から出れば、湖を渡って清廉な風が吹いて頬を撫でた。
マウリを出立してから、心の隅っこで感じていた寂しさが、慰められる気がした。
まだ数日しか経っていないけど、マリーアを出立して北へ向かえば、当然のように、海から離れる。それにつれて、もう潮の香りがどこにもしなくて、それが少し寂しかった。
水の気配が身近にないのが、こんなに寂しいと思わなかった。
精霊湖は、大きな湖で、視界いっぱいに広がる湖面は、海のようで、それだけで嬉しかった。向こうの湖岸の奥は山に囲まれていて、小さな湾のマウリとどこか似ていた。南の丘に立てば、どこまでも広がる大きな海だったけれど、山と空に切り取られた海は、今目の前に広がる精霊湖の光景と重なった。
「マウリと似ているな」
レオもそう思った?
背後に立ったレオリムが、僕を後ろから抱き締めて、肩に顎を乗せた。
「うん。潮の香りがしないから、ちょっと変な感じだけど」
お腹に廻った手に、両手を重ねて、僕がそう言うと、そうだな、と頷いたレオリムの髪が、ほっぺたをくすぐった。くすぐったさに肩を竦めると、次はレオリムの唇が僕のほっぺたをくすぐった。
ちゅ、ちゅ、と小鳥が啄むみたいに。
首を回すと、唇に。
ふにふにと、唇とほっぺたを行き来していた小鳥が、唇に止まった。
あ、くる……?
ぺろりと、唇に湿った感触を感じて、思わずぶるりと震えると、ふふ、と吐息が掛った。
薄目を開けると、目の前に、蒼。
それが優しく瞬いた。
大人のキス、する?
「シーラ」
ドキドキしてまた目を瞑ると、名前を呼ばれて、肩を引かれて身体の向きを変えて、レオリムと正面から向き合う。
目を開ければ、湖水の色の瞳が、僕を見つめている。
「シーラはやっぱり、水のそばが落ち着くみたいだな」
うん。そうみたい。レオ、気づいてたんだ。ちょっとだけ、マウリの海が恋しくなってたこと。
「マウリと似ているからかな。ここ、なんだかすごく懐かしい感じがする」
「……あぁ。俺もそう思う」
レオリムの頭が、僕を伺うように揺れて、僕は、目を閉じた。
近付く気配。
ひんやりとした唇が、ゆっくり重なって、何度か角度を変えると、唇の先が熱くなった。
ちろちろと、それは、暖炉の炎が、くべられた薪の表面を嘗めるみたいに。
思わず、僕の身体に廻っていたレオリムの腕を握ると、その熱は去って行った。
あぁ、どうしよう……いってほしくないけど、でも……
もう一度、縋るように腕を握ると、かぷりと食べられるみたいに、唇が覆われて、僕は身体の力を抜いた。
レオリムの熱を感じながら、食べられるままにしていると、名残惜しそうに唐突にそれは離れた。
レオって、せっかちで強引だけど、ほんとはすごく優しくて辛抱強くて、僕の気持ちを、一番に考えてくれるんだ。
ちょっとでも怖い気持ちがあること、分かってくれる。
「レオ、大好き……」
僕は、レオリムの首に抱き着いた。
好き。
好き、大好きだよ。
ぐぅ、と変な音がレオリムの喉から聞こえて、腕の力を緩めた。
「シーラ、それ反則……」
背中と腰を強く抱かれて、レオリムは僕の肩に顔を埋めた。
微かな声で、好きだよって。
ほんとだ。
腰が砕けそうになる。
これ、反則だね……。
湖を渡って来た風が、僕たちの熱を冷ましてくれた。
中央州の真ん中に位置する王都と、南海州の州都マリーアを結ぶ街道は、ほぼ一直線で繋がっていて、いくつかの峠や渓谷を通り、順調に進めば6日の行程になる、とラドゥ様が教えくれた。
最初の宿駅を出立して以降は魔獣や、馬が動かなくなったという話もなく、順調に次の宿駅に到着した。
次の宿駅でも豪華な宿屋で恐縮だったけど、最上階貸し切りではなかったので、ほっとした。
王都とマリーアを結ぶ街道沿いは、この大陸の中でも屈指の名所名跡が点在し、道中の景色も楽しめるよ、とラドゥ様が言っていた通り、3日目の宿駅は、美しい湖のそばにあった。南海州と中央州の間に跨るこの湖は、精霊湖と呼ばれている。ここを旅の目的のひとつにする遊覧客も多く、大きな宿駅だ。
宿駅に入り、店や宿屋の並ぶ街道を進んでいると、中心地付近に豪華な外観の一際高い建物があって、いかにも貴族向けの高級宿屋です、という雰囲気だった。
あそこがきっと、この宿駅で一番の高級宿屋だと思って、まさかあんな高そうなところに泊まらないよね?とそっとラドゥ様を見ると、涼しい顔をしていたので、だいじょうぶそうと胸を撫でおろしたのは、早計だった。
馬車は、人や馬車が多く行き交う街道を逸れ、湖の方へ向かっていった。
この宿駅でラドゥ様の選んだ宿屋は、宿駅の中心からは離れた、湖の畔に佇む静かで古風な屋敷だった。
こじんまりしていて、落ち着いた雰囲気で、どこか懐かしささえ感じる素敵なお宿……。
「ここは昔、天人の屋敷だったと言われているそうだよ。いつもこの宿駅に来た時、泊まってみたいと思っていたんだ」
多分、きっと、勘だけど、こっちの宿屋の方が格式高いとこ……!! というか、天人の屋敷って伝説級の遺構では!?
「ははは。天人の屋敷だったと言われているだけで、実際はどこぞの貴族の別荘として使われていたようだよ」
確かに、宿屋というより、個人の屋敷のようで、大きさもちょうどマウリの家くらい。
宿の人に、こちらが皆さまがお集まり頂ける居間と、夕餉と朝餉を召し上がって頂く食堂になりますと、1階の部屋を案内された後、寝室は2階になります、先にお部屋でお寛ぎくださいと言って階段を上がった。
僕とレオリムの泊る部屋は、湖に面していた。部屋に入るとすぐ、窓の向こうに精霊湖が見えて、僕は思わず、歓声を上げた。
「レオ、見て! キレイ!!」
案内をしてくれた宿の人が、お荷物を解かれましたら、居間にお越しくださいと言って下がるとすぐ、露台に出た。大きな窓から出れば、湖を渡って清廉な風が吹いて頬を撫でた。
マウリを出立してから、心の隅っこで感じていた寂しさが、慰められる気がした。
まだ数日しか経っていないけど、マリーアを出立して北へ向かえば、当然のように、海から離れる。それにつれて、もう潮の香りがどこにもしなくて、それが少し寂しかった。
水の気配が身近にないのが、こんなに寂しいと思わなかった。
精霊湖は、大きな湖で、視界いっぱいに広がる湖面は、海のようで、それだけで嬉しかった。向こうの湖岸の奥は山に囲まれていて、小さな湾のマウリとどこか似ていた。南の丘に立てば、どこまでも広がる大きな海だったけれど、山と空に切り取られた海は、今目の前に広がる精霊湖の光景と重なった。
「マウリと似ているな」
レオもそう思った?
背後に立ったレオリムが、僕を後ろから抱き締めて、肩に顎を乗せた。
「うん。潮の香りがしないから、ちょっと変な感じだけど」
お腹に廻った手に、両手を重ねて、僕がそう言うと、そうだな、と頷いたレオリムの髪が、ほっぺたをくすぐった。くすぐったさに肩を竦めると、次はレオリムの唇が僕のほっぺたをくすぐった。
ちゅ、ちゅ、と小鳥が啄むみたいに。
首を回すと、唇に。
ふにふにと、唇とほっぺたを行き来していた小鳥が、唇に止まった。
あ、くる……?
ぺろりと、唇に湿った感触を感じて、思わずぶるりと震えると、ふふ、と吐息が掛った。
薄目を開けると、目の前に、蒼。
それが優しく瞬いた。
大人のキス、する?
「シーラ」
ドキドキしてまた目を瞑ると、名前を呼ばれて、肩を引かれて身体の向きを変えて、レオリムと正面から向き合う。
目を開ければ、湖水の色の瞳が、僕を見つめている。
「シーラはやっぱり、水のそばが落ち着くみたいだな」
うん。そうみたい。レオ、気づいてたんだ。ちょっとだけ、マウリの海が恋しくなってたこと。
「マウリと似ているからかな。ここ、なんだかすごく懐かしい感じがする」
「……あぁ。俺もそう思う」
レオリムの頭が、僕を伺うように揺れて、僕は、目を閉じた。
近付く気配。
ひんやりとした唇が、ゆっくり重なって、何度か角度を変えると、唇の先が熱くなった。
ちろちろと、それは、暖炉の炎が、くべられた薪の表面を嘗めるみたいに。
思わず、僕の身体に廻っていたレオリムの腕を握ると、その熱は去って行った。
あぁ、どうしよう……いってほしくないけど、でも……
もう一度、縋るように腕を握ると、かぷりと食べられるみたいに、唇が覆われて、僕は身体の力を抜いた。
レオリムの熱を感じながら、食べられるままにしていると、名残惜しそうに唐突にそれは離れた。
レオって、せっかちで強引だけど、ほんとはすごく優しくて辛抱強くて、僕の気持ちを、一番に考えてくれるんだ。
ちょっとでも怖い気持ちがあること、分かってくれる。
「レオ、大好き……」
僕は、レオリムの首に抱き着いた。
好き。
好き、大好きだよ。
ぐぅ、と変な音がレオリムの喉から聞こえて、腕の力を緩めた。
「シーラ、それ反則……」
背中と腰を強く抱かれて、レオリムは僕の肩に顔を埋めた。
微かな声で、好きだよって。
ほんとだ。
腰が砕けそうになる。
これ、反則だね……。
湖を渡って来た風が、僕たちの熱を冷ましてくれた。
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