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Riona

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中高一貫

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大学受験は、私たちが初めて現実の厳しさを知る場面だ。
高校受験を乗り越えていない中高一貫に通う私たちにとって、大学受験は中学受験以来の大きな転機である。
中学受験とはちがい、自分の努力が本当の意味で重要となる。
親に助けられ、面倒を見てもらった中学受験とは全く別物だ。
公立中学に通っていた生徒は、いじめや理不尽な教師たちに振り回されて、世間の厳しさを荒波にもまれながら痛感することができた。
私たちはそれを知らない。
私たちが知っているいじめは、集合写真に落書きされることとか、影であの子苦手と可愛らしい悪口を言われるかといったものだ。
自分に危害を加えられるものはほとんどない。
どんなに嫌われていても、みんな表面上は仲良くやっていく。
部活もそこまできつくない。
勉強さえしていればなにも言われない。
温室だ。ぬくぬくぬくぬくと6年間もこんなところで育てば、人はダメになる。
世間の厳しさを知らずに社会に出る。
それがいかに怖いことか、いったいどれくらいの生徒がわかっているのだろう。

中高一貫に通わせてもらって、私たちの家庭は多かれ少なかれ裕福である。
それを、私たちは気づかずに、気づいてもそう気にも留めずに育ってきたようだ。
お金がないから国公立の大学にしてちょうだい。そう親から言われたから国公立しかいけない。私の高校ではよく聞くセリフだ。でもきっと、全力で頑張って届きそうになく、私立に行きたいとお願いすれば、親たちは私立の学費をなんとか用意してくれるのだろう。
私自身、私立大学への進学を許してもらえている。なんと、ありがたいことか。改めて実感した。

私たちは恵まれている。
生まれた時点で他人より少し優位な場所にいる。
見事に人生のスタートを成功したわけだ。
その幸せに気づけている人は、何人いる。
学校めんどくさい。ずっと夏休みならいいのに。
うちのかばん重くてきらい。もっとJKな制服がよかった。
公立の奴ら遊んでて羨ましい。
私たちはきっと、今自分たちがどれほど恵まれた環境にいるのかを気づいていない。
勉強する権利も、部活をする権利も、私立の学校に通う権利もある。
それが幸せなことだって気付かない。

勉強しろ。部活を真剣にやれ。
そんなことを言いたいわけじゃない。
権利は使わなくてもいい。
使いたくないなら使わなくていい。
でも、無駄な使い方をするのは、なんとも失礼だ。
勉強をしたくないなら、しなければいい。
じゃあ。あなたはなにをするのか。
あなたはどの権利を使うのか。
公立が羨ましいなら公立に行けばいい。
学食のメニューが気に入らないなら、別のものを買ってくればいい。
権利のありがたさに気づかずに、なんとなくで使うなら、使わないほうがマシだ。

権利を持って生まれてくることができた私たちには、義務もある。
権利をうまく使って、自分の人生を全うすることだ。
文句を言うことじゃない。
きっと、うまく権利を使えば、なんだってできる。
可能性は無限大なんてありえないよね。
人生をわかったふりしてそんなことを言ってる暇があるなら、権利を使って本当に無限大にしてみるほうがすばらしい。
そのありがたをに気づいて、感謝し、本気で自分のやりたいことを探して、本気で努力したものだけが、権利を使うのか資格を与えられる。

世間知らずの私たちは、恵まれているからこそ、その責任に気づかなくてはならない。
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