異世界に来たって楽じゃない

コウ

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第二百七十八話

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 生物学者に俺はなる!
 
 
 「団長、ご飯ッス。また食べさせるッスか?」
 
 「あぁ、大丈夫。そこに置いておいて」
 
 アラナに食べさせてもらえるのは嬉しい。何故なら口移しで食べさせてくれたから。
 
 アラナに食べさせてもらえるのは厳しい。何故なら僕に抱き付く為に爪が皮膚を貫くから。
 
 僕は僕の定位置にいる。海賊王を目指す男は船首に座るのが好きみたいだが、僕は船首に吊らされているのが定位置みたいだ。
 
 アラナはご飯を持って来てくれた時、吊るされてる僕を不憫に思ったのか、食事を口移しで食べさせてくれた。
 
 引っ張り上げて欲しいと頼んだら「ソフィア姉さんが怖いッス」と断られ、アラナがロープを伝い食事を口に咥えて降りてきた。
 
 もちろん僕はエネルギー補給の事を考えて頂いたが、アラナさんは海に落ちまいと僕に爪を立てて頑張ってくれやがった。
 
 お陰で血だらけの食事となり、滴った血が海面で泳いでいるピラニアイルカを興奮させて僕に何度もジャンプを見せて襲って来た。
 
 ヤツらは海面に飛び出す程のジャンプをする時、その前に必ず横を向いて泳ぐ。おそらく海面に何があるかの確認の為だろうが、それさえ分かれば避けるのは簡単だ。三回、噛みつかれて覚えた。
 
 机上の空論より、一つの実践。僕はピラニアイルカと戯れる事により、深く生態を知る事が出来た。いずれは世界を廻って論文でも書こう。
 
 別に僕はピラニアイルカの生態を知りたくてここにいる訳ではない。ただ僕は人魚さん達の生態を知ってしまったが故にここにいる。
 
 クラーケンを撃退した後、僕はもちろんソフィアさんの居る部屋へと向かった。白百合団はその怖さを知っているから邪魔などしない。邪魔をしてくれたのは助け筈の人魚御一行様だった。
 
 歓喜に沸く人魚達。今までの悲痛な想いが晴れたのだから喜びを身体中で表現した。僕はそんな事も気に止めず、船内に入るドアに手をかけるのと同じく魚人間が僕の手を掴んだ。
 
 「ぎょぎょ……」
 
 魚だけに鳴き方は「ぎょぎょ」  下らねぇんだよ!  手を離せ!  クラーケンより恐ろしい相手が船室で僕を待っているんだ!
 
 魚人間は僕の手を取り踊り出す。これは感謝と喜びの舞なのだろうが、魚に手足が生えている生き物を見ても感動すら起こらない。
 
 感動が起こったのはソニヤさんが人型として抱き締めてくれてからだった。それを見てやっと魚人間から人型に変わる人魚達。その光景は目に焼き付いて忘れられない。
 
 魚は服など着ない。人型になったからと言って服など着ない。フルヌードの女性達が甲板狭しと踊り出す姿は一種異様なものもあったが、目は幸せだ。
 
 僕は一緒に踊りたい抱きたい押し倒したい気持ちを押さえ、船長と壊れた船の事を話して気持ちを落ち着けようとした。
 
 船長は僕の話は聞いてくれたが、目線が一回も合う事が無く、船を岸の側に寄せて修復作業をしないといけないと……  こっち向けよ!
 
 船を岸に寄せ、修復作業は後回しで祝賀会が開かれた。本当なら産後の体力回復の為の食料だったらしいが、クラーケンが居なくなる事に勝る事も無いと、人魚のリーダー言われ祝賀会が始まった。
 
 ここでやっと生物学的調査が始まった。僕としては人魚の生態にとても興味があり、美しさを引き立たせる服を何故に着ないのとか色々と聞いてみた。
 
 それによると魚人間が本来の姿で人型の方が変身した姿だと言われた。とても残念だが、服を着る習慣は無く人型になるのは出産の時と陸に上がる時だそうだ。
 
 それと、ここがとても重要な生物学的な所だが、人魚にオスはいない。人魚は生まれ持って両性具有だった。
 
 裸の人魚が踊る中で観察すると、胸と下が付いている人魚と胸だけが付いている人魚の二通りに別れていた。両性具有として出会い、その時の話し合いとフィーリングで男女を決めるらしい。
 
 男性の立場になった人魚の身体はそのままで、女性を選ぶと下の物がお腹の成長に合わせて一ヶ月くらいで取れるそうだ。
 
 男の僕としては悪夢の様だが、人魚の性別としては当たり前の事で、むしろ何で取れないのかと聞かれたくらいだ。
 
 子供を出産すると、一年は下は取れたままで子育てをし、二年目から徐々に生え出し両性具有として生活を始める。
 
 出会った時に両方が女性を選ぶ事もあって、その時は二人の両性具有から二人の女性に性を変えるそうだ。
 
 変わった生態に僕は興味を示した。ソニヤさんは僕の知りたい事に進んで答えてくれて、僕の生物学者としての知識に大いに貢献してくれた。
 
 やっぱり学問と言えども生物学者にフィールドワークは必要だ。机の上では知り得ない情報を身を持って知る事が出来る。
 
 僕は良く聞き、良く見、良く触り、良く舐め、良く入れ、良く腰を動かし、良く出して、撃たれて吊るされた。  

 フィールドワークには危険が付き物だ。それは知識と言う武器が守ってくれると僕は信じる。ただしレーザーは別ね……
 
 僕の生物学としてのレポートは、これだけでは不足だろう。僕は現場の生きた声を届けたい。
 

  
 「ずいぶんと派手に騒いでますが、あの巨大なキャンプファイヤーは人魚さん達には熱すぎませんか?」
 
 「それなら大丈夫です。人型になっている時は熱にも強いんですよ。だから火を使った調理とかもしますも」
 
 新しい発見。人魚は火を使う。ソニヤさんの手料理なら食べてみたい。きっとシーフードがテーマに盛り沢山となるのだろう。
 
 大きな焚き火をぐるりと囲み、白百合団と船員達、人魚さん達が思い思いに座り踊り豪華な食事を楽しんだ。
 
 若い船員達は裸の人魚に目を奪われ、何人か居なくなった所を見れば、人魚の魅力に心を奪われたか、奪ったか……  合意の元による楽しいパーティーならオッケーさ。人妻と妊婦には手を出すなよ!
 
 「あの~。人魚さん達は服を着ないんですよね?  恥ずかしくはないですか?」
 
 「全然、むしろ何で服を着るんですか?」
 
 これは生物的価値観からの違いだろう。とは言え、人型で美しく素っ裸。目のやり場に困るのだが、そんな目で見てしまうのは間違いだ。だからこそ、僕は見たい所を見よう。それが生物学だ。
 
 「寒さとかはどうです?  人型の時には寒いとか?」
 
 「ここは暖かいから、気になりませんよ」
 
 ここは南国。薄着のパラダイス。寒さなんか無いよね。水の方が暖かいかもしれないよ。一緒に泳ぎたいな、裸で……  人型のままで……
 
 「触ってみて下さい」
 
 誘導された僕の右手がソニヤさんの左肩に乗る。なるほど、少し冷たい感じもするけれど、それは人魚だからか。それに少し濡れている感じもする。
 
 「大丈夫そうなんですね」
 
 僕は左肩に乗った手を右の肩まで回して、両肩の暖かさを確かめた。そして身体を寄せて全身の暖かさを調べてみた。
 
 体温は僕の方が暖かそうだ。しかし僕の服の上からだと良く分からない。体温計があれば計りたい所だが、それは無い。無いなら無いで他の手を考えなくては……  手を……
 
 僕は右肩に乗った手を下げ、脇の下からスルリと前方の穏やかな山に手を当てて温度を計った。
 
 「あっ……」
 
 山の頂きは柔らかく、軽く触っただけでも沈んでしまいそうだ。沈ませてしまったら勿体ない。だが、僕の指全体が沈み込みそうな柔らかい山は、ソニヤの身体を悶えさせながらも堂々とそびえ立っていた。
 
 「あっ……  あっちで……」
 
 僕はソニヤに手を引かれてキャンプファイヤーを抜け出した。皆が思い思いの場所で愛を語らう中、両性具有の男の性を選んだ人魚の美男子なこと。何処かの歌劇団の男役を見ている様だ。やっぱりその立場になると顔付きも変わるのだろうか?  新しい発見だ。
 
 ソニヤは周りから隠れる様な岩場を選んだが、隠れるもなにも先約が三組、愛を語らっていた。僕は邪魔をしてはいけないのと、下手に近いと怖いのとで神速を使って場所を変えた。
 
 「ここで……」
 
 少し走り過ぎたかな。恐怖が自然と神速のモードを上げた様だ。だけど、ここまで来れば見られる事も声が届く事も無いだろう。勿論、悲鳴も喘ぎ声もね。
 
 僕達はキスを交わし僕はお尻の調査を始めた。肌触りは良し!  やはり少し濡れている気がするのは人魚なのだからか。そして控え目なサイズは泳ぎを考慮してなのか。
 
 ソニヤは僕の首に手を廻して来たが、どうも首に廻されると絞められる気がして仕方がない。これも職業病なのかと左手の触手義手を伸ばして諦めた。
 
 キスをしながら右手は胸に、伸ばした左指は秘部に。右手は濡れるのは想定の範囲内だが、左指に絡まる愛液の量は驚くほどだった。
 
 出してくれと悲鳴を上げる相棒に気が付いたのか、ソニヤはそっと離れて僕の前にしゃがんだ。そしてベルトを外しパンツを降ろすと、弾けた相棒がソニヤの顔にヒットした。
 
 「ご、ごめん……」
 
 「いいんですよ。若いって凄いですね」
 
 若いた言われてもソニヤも僕より若く見えるが、女性の年齢は聞かないでおこう。日本でも女性の年齢を聞くのはタブーだが、異世界ではタブーを通り越して危険だ。
 
 エルフは長命だし、ドワーフも人間より長生きだ。人魚も長命だとしたら、年齢だけ聞いて相棒が萎えるかもしれない。
 
 僕は人を見た目で判断する男では無い。だが生物学的に聞いては聞いておかないといけない。ただ、その返答によって相棒を犠牲にしなくてはならなくなる。そんな危険を犯せと言うのか!?
 
 「ソ、ソニヤさんて、お幾つですか……」
 
 何故に聞く!?  生物学者としての本能か!?  その結果がもたらせる事を考えたのか!?  責任は取れるのか!?  そんな声が相棒から聞こえて来たが、僕は聞いてしまった。
 
 「こ、今年で六十八ですね……  あぁ、この素晴らしい肉棒……」
 
 耐えろ相棒!  気合いと根性、それとソニヤの見た目だ!  今のは聞き間違えに違いない。それか冗談で言ったかだ!  見た目は十八、六十八の訳が無い!  僕は萎える肉棒を少し無理に咥えさせ、気合いと根性に摩擦をプラスして耐えた。  
 
 耐えて果てた……  無理矢理は良くないと言いつつ、口の中いっぱいに放出した白濁液はソニヤを咳き込ませる程だった。
 
 「もう……  焦らなくてもいいのに……」
 
 焦った訳では無い。見た目とのギャップに驚いただけだ。魚と人型のギャップにも驚くが、見た目は十八、実年齢六十八は……
 
 ふと、思い出す。白百合団はどうだと!?  人間はクリスティンさんとソフィアさん、それと若返ったりするがルフィナだ。
 
 プリシラさんはライカンスロープ、アラナは猫の亜人、オリエッタはドワーフのクォーターだ。この三人の実年齢は幾つだ?
 
 もしかしたらプリシラさんは百を越える年齢だとか……  もしかしたらアラナは十歳より下とか……  オリエッタは見た目からも良く分からんが……
 
 「まだ若いんだから……」
 
 ソニヤは僕の方にお尻を向け、大きな石に手を着いた。見える秘窟は、早く来い早く入れろと戸惑う僕を誘っている。
 
 迷うな自分!  性義は我に有り!  萎えた相棒を一括し魔力を流す。悪魔の血は相棒を一筋のショートソードに変えた。
 
 若さ爆発、躊躇わす突き入れる。ソニヤの卑猥な声が波で消されるよりも大きく響き、僕の心を沸かせた。
 
 「あぁ……  いきなりなんて……」
 
 して欲しかったんだろ。摩擦抵抗を無くすかの如く流れ出す愛液が、僕の神速を更に速くする。
 
 「あぁ……  そんな……  奥まで当たるなんて……」
 
 ショートソードは人には充分以上な、長さと太さと固さを持っている。だが、奥に当てるだけじゃないんだぜ。
 
 「こ、擦れる……  こんなに長く擦れるなんて……」
 
 ストロークが長い分、擦れるのも長くなる。しかも神速。他では味わえないぜ。
 
 「あっ、んっ……あっ、ああっ……くっ、んっ……あ、あぁん……ひぁあっっ!」
 
 もう言葉にならないか。せめて最後まで味わってイきな。僕はラストスパートをモード・スリーで駆け抜ける。
 
 「んんんっ、ンッっ、んんーーーっ、ンゥウンンゥウンッ!」
 
 
 僕も果てソニヤも果てた。そして見えない所からレーザーが放たれた。
 
 
 
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