異世界に来たって楽じゃない

コウ

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エピローグ一

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 僕達は戦った。集まった魔王軍、連合軍を相手に。敵は何人いるか分からない。アルマは魔王軍へ説得しに行き、僕に会いに来たイリスも連合軍に向かって話をしに行ってくれたが、目の前にいるのは殺意を持った者だらけ。
 
 僕達は戦った。何時もなら僕の話は通らないのに、こんな時に限って僕の言うことを守ってくれる白百合団。「出きるだけ殺さずに」を守って戦った。
 
 守ってくれただけに大苦戦。日頃から殺さない戦いなんてした事が無いから勝手が分からない。僕もオーガに向かって木刀を振るえど、加減が弱かったりすると、「てめぇ、痛えじゃねぇか!」的に睨まれ、僕も心の中で何度も謝った事か……
 
 僕達はラウエンシュタインまで後退を余儀無く、さすがに戦う事よりも逃げ出して再起を図る方がいいかと思い始めた時、神の訓示とも言える一言が全てを変えた。
 
 「式を挙げるまで死ねるか!」
 
 指輪を付けた左手を握り締め、魔王軍にこれでもかと見せ付けるプリシラさん。始めに対応したのはクリスティンさんだ。
 
 僕はクリスティンさんの視界から外れようと、モード・シックスで魔王軍の囲みを抜けると、そこに残された魔物達は塵になって消えた。
 
 心臓麻痺でも爆破でも無く、僕が居た所を中心にクリスティンさんの視界に入っていた魔物は塵になってしまった。
 
 一つ訂正しよう。始めに対応したのは、おそらくソフィアさんなんだろう。距離があるから時間が掛かるんだね。宇宙から隕石を落とすんだから。
 
 何度もメテオストライクは受けているが、今回のは格別だ。今までは落ちてくる大岩に多くても三文字くらいしか彫られていない言葉が、哲学的な言葉から呪いの言葉、ポエムもあったけれど全部を読む暇は無かった。
 
 せっかく大岩に彫った心に残る言葉も、ルファナとロッサの「滅びの大風」の前に、メテオストライクを生き残った魔物と一緒に消えていった。
 
 モフモフって好きだ。柔らかい毛並みに囲まれて幸せを感じる一時は、斬馬刀の嵐が吹き荒れ分身が残像を生み出し、アラナが僕の回りを埋め尽くした。
 
 ゲームも好きだ。格ゲーは勝てばストレス発散になるからね。ただゲームで見るよう様な地面を抉るほどの攻撃はゲームの中だけにして欲しいよオリエッタ。後で誰がその穴を埋めるんだろう。桜の大木も移植が出来そうだよ。オリエッタなら持てるんだろうな。
 
 僕達は戦った。未来に向けた今日の戦いを。プリシラさんが式を挙げる事を宣言してから三十分くらいで魔王軍も連合軍も居なくなり、広大な戦場は僕とプリシラさんを除く白百合団で使わせてもらった。
 
 クリスティンさんから「……プリシラなら」との終息宣言が出るまでの充実した三日間は、とても刺激的な毎日だった。
 
 プリシラさんは、その間に魔王と酒を酌み交わすほど仲良くなり、僕は右目を失った。落ちていれば後で拾っておこう。
 
 戦闘終決後、プリシラさんは直ぐに結婚式をあげると息巻き、準備を始めた。ドレスや料理、列席者や席次表、牧師等、決める事は沢山あったが、僕は寝込んでいたので良く分からないや。
 
 挙式の準備にはアンネリーゼ女王の口入れもあり問題も速やかに片付いた。場所もラウエンシュタイン城で行う事を聞いたのは意識を取り戻してから二日後だった。
 
 僕の新しい道を進む事に賛同してくれたのは白百合団だけでは無かった。新白百合団や殲滅旅団も加わり結婚式の参列者に名を連ねた。
 
 特に殲滅旅団からは僕が結婚すると言う事で激烈な支持を受けた。拍手や歓声、中には拳を振り上げ中指を立て僕に祝福か呪いの言葉を浴びせて来た数名。お前らがクリスティンさんの横に立てると思うなよ。
 
 その他にも、アンネリーゼ女王も式には参列すると言う事で少数の護衛を連れてラウエンシュタインまで来てくれた。
 
 その他の国にも新しい魔王は人との共存の話はイリスを通して伝わってる筈だが出席者は無く、むしろ僕は「裏切りの勇者」と言われてると聞いて、少しだけハートにヒビが入った。
 
 結婚式の当日。僕は新郎控え室からプリシラさんの居る部屋に覗きに行ったのだが、そこで見たウェディングドレスのプリシラさんの姿を見て、本当に美しいと心から思った。
 
 「プリシラさん、綺麗ですよ」
 
 「ま、まぁな……  本当にそう思ってるか?」
 
 僕は玉座で待った。玉座には新魔王、佐々木小春中学生が座り、その前に牧師が立ってプリシラさんを待っていた。
 
 式は厳かに、参列者は静かに、僕達は牧師の言葉に耳を傾け、白百合団の祝福も有り、何事も無く進んだ。途中まで……
 
 牧師が言った「この結婚に異議無き者は沈黙を守れ」と。「異議有り!」と玉座の間に入って来たのはサキュバスのリア達だった。
 
 「我らの神を独り占めする気か!?」とリア達は沈黙を守らず。「妻が夫を独り占めして何が悪い!」と妻も沈黙を守らず、玉座の間でドでかい花火が上がった。
 
 ラウェディングドレスのライカンスロープ対サキュバス団。一対三十の壮絶な殴り愛は余興としては充分に盛り上がり、いつしか「リア達が正しい派」と「プリシラが正しい派」に新白百合団も参戦。結婚式は最高潮を迎えた。
 
 白百合団、アンネリーゼ女王達は早々に退席し用意しておいた食事を頂いたそうだ。僕としては花嫁を放っておくわけにもいかず、戦況をただジッと押さえ付けられて見ているだけだった。
 
 その内に押さえ付けている筈の新白百合団のリトラさんの息が荒くなって来て襲われた。一人が襲い始めると周りも止まらなくなる集団心理。
 
 僕は玉座の後ろでリトラさんとフランカさんに襲われ、一人が終わると休む暇も無く次の一人が加わり、常に二対一の余興に相棒と参戦していた。
 
 まる一日の余興は途中でサキュバスやプリシラさんも加わっていたが、全員が玉座の間で気を失うまで続き、僕は震える足に活を入れ、プリシラさんを抱えてネーブル橋を渡りノルトランドまで逃げ出した。
 
 ノルトランド側にも砦くらいはある。土魔法のリヒャルダちゃんに改修をお願いしている小さな砦だが、僕達の新婚旅行はささやかだけど、静かな場所を選んだ。
 
 僕はプリシラさんと愛し合った。この世界で始めて一人だけの女性を愛する喜びに、僕は満足だった。僕はただ、一人の女性だけを愛し小さな家と子供が二人くらいの普通の家庭を作りたかった。
 
 七日七晩愛し合った八日目、妻は机に「てめぇみたいな化け物を一人で相手が出来るか!」と置き手紙を置いてラウエンシュタインに帰って行った。
 
 僕は涙を堪えてネーブル橋をラウエンシュタインに向かって歩いた。追伸で「輪番続行」と書かれていたのを思い出した。
 
 僕も遊んでばかりはいられない。新しい魔王を盛り立てる役目、ノルトランド王国摂政としての仕事がラウエンシュタインで待っている。
 
 まず始めにしないといけない事は、各国との和平条約を結ぶ事だ。前の魔王がやった事とはいえ、知りませんは通用しない。僕は全権を受けてハルモニア王都、クリンシュベルバッハに向かった。
 
 最初は叩かれた。「裏切り者」と。勇者が魔王に付いたんだ。それは仕方がない事だが、新しい魔王は共存を選んでいる事をロビー活動で説得した。
 
 ロビーで活動したのは一回くらいか。その他は部屋に忍び込んだり、風呂場や無人の倉庫、ケイベックのメレディス嬢と玉座で活動した時はドキドキしたね。
 
 リア達、サキュバスの力もあって和平交渉は上手くいった。アシュタールはラウエンシュタインでの被害が大きかったのか、賠償金を払う事でアッサリと片付き、ケイベックもそれに並んだ。
 
 ロースファーは早く戦争を終らせてハルモニアの女王と結婚をしたかったのか、これも賠償金を払う事で片が付いた。
 
 問題はハルモニアだった。僕達としては賠償金を払う事で終わらせたかったが、ラウエンシュタインの明け渡しも要求してきた。
 
 僕達としてはそれは出来なかった。もしラウエンシュタインを失えば他に行く所が無い。ノルトランドの砦は小さいし、何も調べもせずに魔王の城に乗り込む訳にもいかず、交渉は難航した。
 
 と、言う建前。行く所が無い、これは本当だ。ラウエンシュタイン以外に白百合団、殲滅旅団を受け入れてくれる所がない。
 
 それに僕達には食料や武器等の物資が無いし、僕自身は摂政になっても国の舵取りが分からない。クリック一つで「内政」をやってくれるのと訳が違う。
 
 ハルモニアと和平が成ればアンネリーゼ女王陛下はロースファーから婿を取る。これはケイベックにもアシュタールにも僕個人にも良くない事で何かしらの対策が必要だった。
 
 僕達は時間を稼ぐ事にした。僕は摂政としての勉強の為、アンネリーゼ女王においてはロースファーとの対策を練る為、お互いの利害が一致し建前上ではノルトランドとハルモニアは戦争状態が続いた。
 
 僕はラウエンシュタインに戻ってから、何度もクリンシュベルバッハに行き、摂政としての勉強をさせてもらった。
 
 会える回数は少なかったが、とても身のある勉強をさせてもらった。夜も遅くまで、朝もモーニングコーヒーを飲みながら、ベッドで徹夜の勉強もした。
 
 しばらくして、アンネリーゼ女王はハルモニアの名前を使いアシュタール帝国、ケイベック王国、ロースファー王国に対して自身が懐妊した事を手紙で伝え程無くして男児を出産した。
 
 男児はすぐさま国王に任じられ、アンネリーゼ女王は王位を退位、貴族爵位も返上した。男児の父親は公表されず、後見人としてノルトランド王国摂政ミカエル・シンが選ばれた。男児の名はガブリエル・エス・フリューゲン。
 
 アンネリーゼは続けてロースファーに手紙を送った。「こんな私で良かったら何時でも嫁に行ってやる」と。
 
 僕としては、ガブリエルの後見人になる事で人質を得る事にも等しく、ハルモニアと和平条約を結ぶ事に問題は無かった。ちょうど、ノルトランドで砦として使っていた所もリヒャルダちゃんのお陰で城らしく巨大になったからね。僕達はラウエンシュタインを明け渡し、ノルトランドの砦、オーベルシュタイン城に入城した。
 
 これで各国とも和平が成り、後顧の憂いも無くノルトランドに専念出来るとの僕の予想は思い通り裏切られ、ロースファーがハルモニアに対して宣戦布告した。
 
 ロースファーは全兵力の騎士団や傭兵を繰り出し約一万五千をかき集め、その他にも魔物の軍団を用意してくれた。
 
 昔、西方の国で魔物を使役する技術を利用し、サンドリーヌ大森林で集めた混成部隊二万。トロールやオーガ、ゴブリンにサンドドラゴンも使役出来る戦力はアシュタールの全兵力を持ってしても打ち破れる事は無いだろう。
 
 実質上、大陸最大の戦力がハルモニアとの国境線に終決し、今や遅しとハルモニア軍三千を待ち構えた。
 
 その間に割って入る複数の影。その中の一人が前に出ると手を振り払い光が続いた。光はロースファーの人間の部隊を薙ぐ様に通り抜け、オリハルコンだろうと、ヒヒイロカネだろうと、国宝級の防御力だろうと関係無く、人間の「足の畑」を作った。
 
 風に乗って聞こえる「今度やったら、ぶち殺す」と。その声は涼やかな小鳥の様にも地獄の悪魔の様にも聞こえロースファーは恐怖した。
 
 「姉さん、行かなくてもいいッスか?」
 
 「魔法組が派手にやってるし、いいんじゃねぇか」
 
 「なんか余裕ッスね、姉さん。先を越されたッスよ」
 
 「生まれは仕方がねぇよ。人間は十ヶ月だが、ライカンスロープは十六ヶ月かかるんだよ」
 
 「それじゃあ……」
 
 「仕込みはあたいの方が早いんだぜ」
 
 「そうだったんスか。怒ってはないんッスね。猫の亜人は五ヶ月なんッス」
 
 「あっ、あの野郎……」
 
 「僕だけじゃ無いッスよ!  他にもいるッス……」
 
 「……あのアホが!  付いてこい!  夫婦の営みってのを見せてやるぜ!」
 
 「久しぶりッス!」
 
 ロースファーが使役している魔物にもレーザーが降り注ぎ、巨人ゴーレムが二体も襲い掛かり、ウネウネな呪木が十本も、ガンランチャーの速射砲も……
 
 これを機にロースファーは衰退していく。国境線で起きた戦いの嵐は何かを追う様にハルモニアを縦断し、一つの街と三つの村を壊滅させノルトランドに消えて行った。
 
 ロースファーは、やがて三か国の分割統治から各国に飲み込まれ地図からロースファーの名前が消え、ノルトランドに着いた時には僕の右足も消えていった。
 
 
 そして今、僕はオーベルシュタイン城の執務室で国の舵取りを任されている。食料等はハルモニアとハスハント商会を頼りにしている現状に終わりを告げる戦いを始めた。
 
 
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