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第二百九十話
しおりを挟む佐々木小春。十七歳、女子高生。整った顔立ちに長い髪が揺れ、その奥には逆角を隠した紫色の肌の魔王。
しかし、玉座に座る小春ちゃんは少し柔らかい顔立ちなのは幼いからか、それとも昔は太ってた系か? 何にせよ、顔立ちも違えば服装もブレザーからセーラーだ。どちらも似合っているからオーケーだ。
「こんなヤツと話してどうなる!」
心臓を押さえながらも発する言葉に力が籠ってる。放っておいても大丈夫だろう。今は真意を問いたい。
「君は佐々木小春ちゃん? 明鏡止水学園の?」
「は、はい。中等部ですけど」
幼く見えたのは歳が若返ったからか。ん? 若返る? 死んだら若返るのか? 魔王は死ぬと若返る? それとも神様に会って若返った? それとも若い時の佐々木小春を転生させた? 中学生に手を出すのは犯罪?
「み、皆さんは私の部下ですか? それとも家来?」
「てめぇの家来な訳がねぇ…… ぐふっ!」
本日三度目の死亡。クリスティンさんに心臓麻痺されたくなかったら黙っててね。でも、家来ってどういう事だ? プリシラさんの心臓の為にもここからは日本語で聞いてみよう。
「コハ~ルちゃんハ、カミ~様に…… 小春ちゃんは、神様に会ったりしたかな?」
「はい。会いました。私が交差点で信号を待っていた時に車が来て…… それで神様に生まれ変わりたいかって……」
そのドライバーは神じゃねえの。殺して連れて来てるとかは無しでお願いしたい。僕の死に方ってどんなのだったかな、覚えていない……
でも、どういう事だ? 前世で魔王と相討ちして、時は違えどお互い同じ世界に転生した。今度は魔王は死に僕は生き延びた。そうしたら中学生の佐々木小春を連れて来たって事か?
「その時の事をもう少し詳しく……」
「それより貴方は日本人なんですね。異世界に行くって聞かされた時は内心どうしようかと思ってたんです」
日本人で勇者。小春ちゃんは日本人で魔王。まるでロミオとジュリエット。武田信玄と上杉謙信。佐々木こ…… 佐々木小次郎と宮本武蔵!
舟の櫂で戦い、遅れて巌流島にくる宮本武蔵。もしかして、その繋がりだったのか!? 今頃になって気が付いたよ!
最後は武蔵が勝って小次郎が負ける。負けた小次郎は死ぬんだよな。ここでも同じ事を繰り返したのか?
小次郎が勝っていいじゃないか、明智光秀が天下を取ってもいいじゃないか、日本がアメリカに勝ってもいいじゃないか。この弱々しい中学生を見ていると、勝たせてやりたくもなる……
「神様は他には何て言ってました? 小春ちゃんがここに来た目的は?」
「えっと…… 神様は私が思うエンディングを目指せって、それとチートも貰いました。重力を操る見たいですけど」
「小春が思う事って?」
「人間と魔物の共存です。おかしいと思いませんか? ゴブリンくらいでも社会的コミュニティがあってそれを維持していく知性もあるのに、直ぐに人を襲うだけの存在として話の中にはあるんです。それって変ですよね。知性があれば無駄な戦いより、生きる方を選びませんか? それはつまり……」
さすが進学校の生徒だけあってファンタジーの矛盾を突いてくる。要はゴブリンでも知性があり、トラやライオンみたいにお腹が減るから食べるのとは違うと言う事だそうだ。
お腹が減る。人として生きる根元的な力は他人を殺して奪う野獣みたいな生活より、農耕や牧畜などで生活を安定させれば、人を襲う事も無く共存が出来ると、五分くらいの質疑応答で分かった事だ。
「なるほどね。それと神様から貰ったチート、重力を操るの。少し僕に使ってみて」
「はい。あまり分かりませんが使いますね」
小春ちゃんは両手を僕の方に伸ばし、何やら力を出しているようだが、これは僕にとっても賭けだ。女子高生の佐々木小春の記憶を持って転生したのなら、僕は一瞬のうちにぺしゃんこだ。
僕はモード・シックスの体勢で緊張しながら待った。待った。待った…… あれ? もう終わり?
「はぁ、はぁ、い、今、袖が動きましたね。引っ張りました。これが超能力なんですね」
確かに袖が揺れた。てっきり風か何かかと思ったくらい、ゆっくりと少しだけ。これではっきりした。この娘には女子高生、佐々木小春の力も記憶も無い。
新しい明鏡止水学園中等部の佐々木小春が転生して来たんだ。でも、中学生を転生させた理由は? 女子高生の佐々木小春が死んで終わったんじゃないのか?
嫌な考えが頭に浮かぶ。これが正しいのか神様にしか分からないし、質問は受け付けてもくれない。 ……もしかしたら、死んだら神の望むエンディングを迎えられなかった罰として力の無いまま転生させられるのでは?
女子高生の佐々木小春は死んで中学生の佐々木小春が転生した。もしここで切り殺したら、今度は小学生の佐々木小春が来るのでは? それをまた殺せば幼稚園、赤ん坊と続いて最後には「無」になる。
それは僕も同じ気がする。死んでいたら、神速はあっても使えるほどじゃなく、ただのサラリーマンから。それで負ければ大学の時、それが負ければ高校の時。
負ければ負けるほど弱くなるトランプゲームの「大富豪、大貧民 」みたいな…… 冗談じゃねえ! そこまで神に頼って生きたくなんか無い! そこまで神に自分の人生を遊ばれる謂れは無い!
冗談じゃねえ!
神の言葉だ。神の望むエンディングを白百合団と共に。達成すれば何か報われる様な気がしていた。達成する事が自分の生きる道だと思っていた。
それが負けたらゴミの様な扱いか!? 負けた佐々木小春の力では今の僕には勝てない。僕が負けたとしても同じだ。そんな風に生き返らせるなんて、冗談じゃねえ!
「おい、ミカエル。話は終わったか? 連合軍も魔王軍もラウエンシュタインに向かって来てるんだ。早く魔王の首を取って終わりにしようぜ」
本当に力を無くして転生するのが罰になるのか分からない。神が望むエンディングが何なのかも分からなくなって来たよ。
魔王を倒してのエンディングか、共存から絶滅に変わってしまったエンディングか、それとも何か違う事が待っているのか……
……
……
「おい! ミカエル!」
「あっ!? は、はい。」
「大丈夫か? さっさと終らせようぜ」
「そ、そうですね。終らせ…… いえ、始めましょう。プリシラさん、白百合団のみんな、僕は魔王につきます」
「はぁ? 何言ってんだ?」
「僕は魔王と共に人間と魔物の共存の世界を作ります!」
「何を言ってるんですか団長! 魔物との共存なんて出来る訳がない」
「そうッスよ。今までどれだけ戦っていた来たと思ってるッスか?」
「ナーガはドワーフを食べちゃいます~」
「アンデッドの国を作るのなら良いのである」
「……」
突拍子も無い事を言ってるのは分かってる。だけど、女子高生の佐々木小春だって最初は共存の道を考えていたんだ。それが狂ったのは育った環境。小春には耐え難い環境が考え方を曲げ、慈愛の心を無くした。
昔から異世界は中世ヨーロッパの世界観から始まっている。こちらに来て、魔法頼りの生活に「科学」と言うのは存在しないのか、一向に進歩があるように思えない。
小春の言う事には一理ある。食料の安定供給があれば無益な戦いは少しは無くなるだろう。貧富の差もそうだ。魔物も豊かになれば、わざわざ命を賭けて人から奪う必要も無くなる。
「みんな……」
「バカか! 魔王軍が迫って来てるんだ! 早く殺って逃げ出すぞ! 退け! てめぇが殺らないなら、あたいが殺る!」
僕は魔王小春を背にして木刀を構えた。切っ先はプリシラさんに向けて。
「てめぇ、本気か!?」
「いつになく真面目で本気です。共存って言ってたけど、人間からは無理だと思うんです。皆が言ってたでしょ、無理だって。だから魔物側からなら可能かと……」
「だ、団長、魔物側からだって無理だと思いますよ。だって…… 魔物はあまり……」
「知性が乏しい…… でも、そうも言えないと思います。魔王軍がその証拠です。彼らは陣を構え戦い統率が取れてます。それに剣を作る技術、テントや食料を用意する事も出来てます。バカにそんな事は出来ないでしょ」
「それなら何で戦なんてするッスか? バカなら戦ったりしないんじゃないッスか?」
「それについては魔王に責任があります。トップがバカなら組織もバカになってしまうんです」
「だから! だから、そいつを殺して終わりにしようって話だろ! そいつを殺れば戦は終わる!」
「終わります、この戦は…… でも第二の魔王が出てきたらどうします? 魔王軍は一枚岩では無いんですよ。魔王が死ねば混沌が生まれます。混沌から生まれた魔王は、やがて僕達人間と剣を交える事になります」
「そうなったら、また殺ればいいだけだろ!」
「繰り返すんですか? いつまで? 僕達、人間は七十年くらい生きられます。ライカンスロープは? 亜人は? 魔王はあの見た目で百四十年も生きて来てるんですよ。死ぬまで繰り返すには遠すぎる」
僕達、傭兵は戦いが無ければ生きられないからか、命の事を軽く考えている。それではダメなんだ。
「この戦が終わっても戦いが終わる訳ではありません。でも、終わりに向けて戦うより、命を繋ぐ戦いを僕はしたい」
「……」
沈黙が返答か。みんなが考え始めてしまった。でも、それでいい。とても大切な事だ。悩んでいる時間は短いが深く考えて欲しい。
「……それで…… ……ミカエルはこの後はどうしたいんですか? ……魔王を生かして魔王軍に返すんですか?」
クリスティンさん…… ちゃんと考えてくれましたか? 無表情だから分かり難いんですよ。「まばたき」してますか?
「魔王軍にはネーブル橋を渡ってノルトランドに帰ってもらいます。連合軍にも自分の国へ。魔王にはこのラウエンシュタインで、しばらく暮らしてもらおうと思ってます」
「……それは、貴女が魔王の側で暮らすと言う事ですね」
「えっ、あっ、はい。暮らすと言うより勉強ですかね。この世界の事、魔物の事、人間の事、人魔共存の事、いろいろです」
女子高生魔王の佐々木小春は生きてきた場所が悪かった。この中学生魔王、佐々木小春にはきちんとした生活の場を与えて、いずれは立派な魔王になって慈愛の心を持って共存の道を選んで欲しい。だから、夜の事は教えない。中学生にはまだ早い!
「……そうですか」
そう言うと玉座の間の扉に歩いて行くクリスティンさん。怒ってる感じはしないけど、どうしたのかな? トイレなら廊下を右に曲がって突き当たりを左だよ。
「クリスティンさん?」
「……ミカエルが居る所が私の居る所。 ……邪魔な魔物も人間も排除して来ます。 ……特にオスは……」
クリスティンさん。手伝ってくれるのか。こんな無謀とも言える事に。人間も魔物も敵に回す事になるんだよ。
「ふふふっ、夫の居る所は妻の居る所ですから。私も行ってきますね」
ソフィアさん。貴女の優しさと凶悪さにはいつも助けられ殺されかけられましたね。本当に構わないんですか?
「あっ…… 出来れば殺しは無しで。今は敵になっても、いつかは力を貸してくれる人達ですから」
「殺しちゃった方が楽なんです~。 化学兵器で一人も殺して無いのが残念です~」
オリエッタも続いた。貴女には白百合団の縁の下で本当に助けられた。新しい剣をまた作ってね。
「みんな行くなら僕も行くッス」
アラナ。始めて異世界に来た実感を与えてくれた猫の亜人。いつも綺麗な毛並みに僕は癒されたよ。
「ふむ。死者の国を作るのなら協力もするのである。行くぞ、ロッサ」
「イエス・マイロード」
天才ネクロマンサー、ルファナ。死ぬような味方は居ないが口癖だったね。今度は死人は無しでお願いしたい。それと死者の国なんて作らねぇよ。ロッサは良く見張っておいてね。
「やるだけやってみるさ。魔族の説得はしてみるさ」
僕の為に、僕の側に居たいが為に、魔族の命とも言える角を折って僕に付き従ってくれるアルマ。角の無い魔族の話を何処まで聞いてくれるか分からない。どうか、僕との秘密を打ち明ける前に戦死してくれ。
みんなが玉座の間を出ていき、残ったのは僕と魔王とプリシラさんだけ。こんな事にプリシラさんは手伝ってはくれないのか。それでも構わない。それでも側に……
「あ~ぁ、あいつら行きやがった。結局、腐れに付いて行くのかよ」
「プリシラさん。無理強いは出来ないのですが……」
「結局、あたいだけか…… 二つ名が付かなかったのは」
「えっ!? 気にしてたんですか?」
「当たり前だろ! 白百合団で二つ名が無いのは、あたいだけだ!」
翼賛の女神、プラチナ、騎兵殺し、ドラゴンスレイヤー、呪木王、白百合団で二つ名が付いていないのはプリシラさんだけ。
「僕も付いてませんよ」
「てめぇは勇者って付いてるだろ。何も無いのはあたいだけか……」
僕はポケットに忍ばせていた物をプリシラさんの手を取って付けた。本当はここに来る前、みんなに渡したプレゼントと一緒に渡す筈だった指輪。
「ミカエルの嫁って言う二つ名はどうですか?」
「て、てめぇ……」
日の光を当てる様に掲げる薬指に、輝く光は弱いけど僕の全財産を使って買った指輪。あの時、渡せれば良かったのだけど、ポケットに穴が空いていて服の裏地に挟まっていたのに気が付かなかった。
「いいのか……」
「ずっと…… 僕の側にいてください」
僕は指輪を付けた手を手繰り寄せ、プリシラさんにキスをした。少し背伸びをしないといけないのだけど、プリシラさんは僕に合わせて膝を曲げてくれた。
「痛っ! 何するんですかプリシラさん!」
「そういうのは式を挙げてからだ!」
嫁の乳を揉んで、つねられるなんて…… 魔王の力が強くなったら後少しだけバストを引っ張ってもらおう。
「先に行くぜ! 遅れるな腐れ!」
「すぐに行きます。マイ・ハニー」
照れた顔が少しだけ見れた。僕はとても満足だ。
「佐々木小春ちゃん…… いえ、魔王陛下。この世界は簡単に人が死に傷付きます。その世界で共存なんて事は戯言の様に人には写るでしょう。それでも貴女の目指すエンディングに慈愛の心を持って進んで欲しい」
「は、はい! 頑張ります!」
環境は人を変える。正しい環境を与えてあげれば、力を持った魔王は正しい選択をしてくれるだろう。僕はそう思いたい。
さて、嫁が待ってる。白百合団が待ってる戦場に行くか。僕は僕のエンディングに向かって進もう。これが正しいのかなんて分からない。だけど、後悔するのは死んでからでも遅くないよな。
精一杯、生きて、笑って死んでやる。我が人生に悔いは無しって、拳を天に向けてやろうじゃないか。
神速! 全開!
ミカエル・シンは異世界を神速で駆けて行く。
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