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第23話 正妻戦争
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「それじゃあ、何で勝負しましょうか?私は何でもいいわよ」と、ナーベが挑発する。
「...じゃあ...ラン様の...好きなところを言い合って...詰まった人が負けっていうのは...?」と、便乗する。
「なっ!?//本人の前でいうの!?//」
「おい、待て。それは俺のいないところでやってくれ。頼む」
「それじゃあ意味ないでしょう。本人を目の前に好きなところの一つも言えないようでは妃失格でしょう」
「...で、でも!それじゃあランの気持ちはどうなのよ!結局私たちの勝負になるじゃない!」
「確かに正論ね。それじゃあ、勝敗を決める方法は最終的にランが言われて一番うれしかったこと、もしくはドキッとしたことを言えた人が優勝ってどうかしら?」
「...はい。それでいいです...。別に無理に参加しなくてもいいですよ...?」
「っく!や、やるわよ!//」
「やめてくれよぉ...もうそれ羞恥の公開処刑じゃねーか...」
そうして、なぜか逃げられないように椅子に固定される俺...。
じゃんけん的な何かを行い順番が決定する。
「それじゃあ、私→リベル→アインってことで。じゃあ、さっそく始めましょうか」
ナーベに関しては絶対楽しんでるだけだろ...。
すると、俺の耳元で小さく「かっこいいところが好きよ」と言われる。
「!!//」
ふわっと香るナーベの匂いと、そのきれいな声に思わずドキドキしてしまう。
「あら、こんなので顔赤くしちゃって」と、相変わらず悪戯な笑みを浮かべる。
この子は一体、どこまで本気なんだか...。
そして、次にアインちゃんがやってきて「...だ、大好きです...//」と俺を見上げながらそんなことを言う。
「!!//」
こ、これは普通に...ドキドキする...。かわいい...。照れてるところとかかわいい。
次にリベルがやってくる。
すると、いきなり靴下を脱いで俺に生足を差し出してくる。
「...こ...」
「こ?」
「...この...豚が...舐めなさい...」と、顔を真っ赤にしながらそんなことをいう...。
「...リベル...俺のことをなんだと思ってるんだ?」
「なっ!?//だ、だって!セバスさんがこれがお気に入りでって!!//」
「...確かに俺はあの【ドM豚さんを調教したい】シリーズは好きだけどな。あくまであれはフィクションであり、創作物として好きなんだよ...」
「!!//」
「...けど、結構刺さったので良き。あと白パン見れたから良き」
「ば、バカ!!//」
そんな様子を少し楽しそうに眺めるナーベと、フォークを握りながら真っ黒になった瞳で見つめるアインちゃん...。
それからも謎のゲームは続き...10周はしたんじゃないかってところで俺が打ち切りを宣言した。
あー、恥ずかしい。あー恥ずかしい...。勘弁してくれよな...本当...。
「それで?答えは出たのかしら?」
...ったく...これは誰の名前を言えば丸く収まるんだ?
いや、普通に考えてアインちゃん...か?
まぁ、ナーベのやつは明らかに楽しんでいるだけだし、一応第一妃として選んでいるわけだから、ほかの二人を選ぶほうがいいだろう...。
しかし、あのツンデレのリベルが俺を好きだと言ってくれて、恥ずかしながらもアピールしてくれたことを評価しないのは...なんというか心が痛む。
いや、でもな...でもな...。
「あぁ、忘れていた。このゲームの勝者は今夜、二人きりで眠れる権利が与えられるということで。そうね。部屋の前にはセバスさんに居てもらって、一切の邪魔が入らない空間でね?」と、微笑む。
こ、こいつ...!この土壇場で飛んでもない条件を追加しやがった!!
こうなったらナーベも選択肢に入る...よな。
こいつとなら普通に寝れる気がするし...。しかし、ほかの二人は...。
「...」と、無言で見つめてくるアインちゃんとチラチラと俺を見ているリベル...。
まぁ...そうだな...。アインちゃんとはなんだかんだ今日一緒に寝たし...、よし今回は...あくまで暫定的な処置としてリベルを選ぼう...。
「...まぁ...総合的な判定なら...アインちゃんが一番良かった思う...。けど、アインちゃんとは一応今日すでに一緒に寝てたわけで...なので、2位だったリベルを選ぶ...かな」
「...そう...ですか」と、残念ながらも今日のこともあってか納得するアインちゃん。
「!!!///」と顔を真っ赤にするリベル。
そして、無言で頷くナーベ。
その後はシュカちゃんとリュカちゃんと遊んだり、庭の手入れを手伝ったり、ゴロゴロしたり...いつの間にか夜になっていたのであった。
「...じゃあ...ラン様の...好きなところを言い合って...詰まった人が負けっていうのは...?」と、便乗する。
「なっ!?//本人の前でいうの!?//」
「おい、待て。それは俺のいないところでやってくれ。頼む」
「それじゃあ意味ないでしょう。本人を目の前に好きなところの一つも言えないようでは妃失格でしょう」
「...で、でも!それじゃあランの気持ちはどうなのよ!結局私たちの勝負になるじゃない!」
「確かに正論ね。それじゃあ、勝敗を決める方法は最終的にランが言われて一番うれしかったこと、もしくはドキッとしたことを言えた人が優勝ってどうかしら?」
「...はい。それでいいです...。別に無理に参加しなくてもいいですよ...?」
「っく!や、やるわよ!//」
「やめてくれよぉ...もうそれ羞恥の公開処刑じゃねーか...」
そうして、なぜか逃げられないように椅子に固定される俺...。
じゃんけん的な何かを行い順番が決定する。
「それじゃあ、私→リベル→アインってことで。じゃあ、さっそく始めましょうか」
ナーベに関しては絶対楽しんでるだけだろ...。
すると、俺の耳元で小さく「かっこいいところが好きよ」と言われる。
「!!//」
ふわっと香るナーベの匂いと、そのきれいな声に思わずドキドキしてしまう。
「あら、こんなので顔赤くしちゃって」と、相変わらず悪戯な笑みを浮かべる。
この子は一体、どこまで本気なんだか...。
そして、次にアインちゃんがやってきて「...だ、大好きです...//」と俺を見上げながらそんなことを言う。
「!!//」
こ、これは普通に...ドキドキする...。かわいい...。照れてるところとかかわいい。
次にリベルがやってくる。
すると、いきなり靴下を脱いで俺に生足を差し出してくる。
「...こ...」
「こ?」
「...この...豚が...舐めなさい...」と、顔を真っ赤にしながらそんなことをいう...。
「...リベル...俺のことをなんだと思ってるんだ?」
「なっ!?//だ、だって!セバスさんがこれがお気に入りでって!!//」
「...確かに俺はあの【ドM豚さんを調教したい】シリーズは好きだけどな。あくまであれはフィクションであり、創作物として好きなんだよ...」
「!!//」
「...けど、結構刺さったので良き。あと白パン見れたから良き」
「ば、バカ!!//」
そんな様子を少し楽しそうに眺めるナーベと、フォークを握りながら真っ黒になった瞳で見つめるアインちゃん...。
それからも謎のゲームは続き...10周はしたんじゃないかってところで俺が打ち切りを宣言した。
あー、恥ずかしい。あー恥ずかしい...。勘弁してくれよな...本当...。
「それで?答えは出たのかしら?」
...ったく...これは誰の名前を言えば丸く収まるんだ?
いや、普通に考えてアインちゃん...か?
まぁ、ナーベのやつは明らかに楽しんでいるだけだし、一応第一妃として選んでいるわけだから、ほかの二人を選ぶほうがいいだろう...。
しかし、あのツンデレのリベルが俺を好きだと言ってくれて、恥ずかしながらもアピールしてくれたことを評価しないのは...なんというか心が痛む。
いや、でもな...でもな...。
「あぁ、忘れていた。このゲームの勝者は今夜、二人きりで眠れる権利が与えられるということで。そうね。部屋の前にはセバスさんに居てもらって、一切の邪魔が入らない空間でね?」と、微笑む。
こ、こいつ...!この土壇場で飛んでもない条件を追加しやがった!!
こうなったらナーベも選択肢に入る...よな。
こいつとなら普通に寝れる気がするし...。しかし、ほかの二人は...。
「...」と、無言で見つめてくるアインちゃんとチラチラと俺を見ているリベル...。
まぁ...そうだな...。アインちゃんとはなんだかんだ今日一緒に寝たし...、よし今回は...あくまで暫定的な処置としてリベルを選ぼう...。
「...まぁ...総合的な判定なら...アインちゃんが一番良かった思う...。けど、アインちゃんとは一応今日すでに一緒に寝てたわけで...なので、2位だったリベルを選ぶ...かな」
「...そう...ですか」と、残念ながらも今日のこともあってか納得するアインちゃん。
「!!!///」と顔を真っ赤にするリベル。
そして、無言で頷くナーベ。
その後はシュカちゃんとリュカちゃんと遊んだり、庭の手入れを手伝ったり、ゴロゴロしたり...いつの間にか夜になっていたのであった。
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