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第17話 不殺命令(Command not to kill.)

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第17話 不殺命令(Command not to kill)



『マスター。ゴブリンの伏兵がこの先にいます』

 ヘルが全体的に暗い灰色ダークグレーのマップイメージと共に告げる。
 コボルド達は二列縦隊で進んでいた。進行方向に向けた小さな三角形に大きな薄青い丸のマーカーが11個。二列に連なって進んでいた。その先には広間があり、大岩がゴロゴロとうずまっている。その様をマップイメージがその場にいる様な立体的な視点で巡る。その岩に隠れ潜む配置の薄赤い小さな三角と丸マーカーが6つ。

 "goblin"と小さく記され、丸マーカーに重なる様にシルエットが見えた。マーカーの下側にはMPと記された明るい緑ライトグリーンのバーがある。敵側の色は害意感情表示らしい。
 マーカーに注意してみた時に発せられるチュートリアルマジック付きとは、流石ヘル。700歳越えは伊達じゃない。

『ナイスレポート。ヘル』
『おう。コルベルト達にもコレ見せるぞ』
『頼む。さっき言ってた害意サーチで引っかかったものをイメージしてくれたんだ?』
『そうそう。マップもマテリアル・マナである程度判別できるから、ほぼオートだ』
『流石』

 ヘルのお腹と尻尾を撫でてやる。びくっとした後ニヘラ~とだらしない顔になる。
 これってヘルがいやだったら、セクハラとか言うヤツだな。

『ストップ、全員止まって』

 コボルド達が止まってこちらを見ながら手の武器を見せる。
「フシュルルッ」
『匂いで解ってるコボ』

 小さく息を吐きながら、意思を飛ばしてきた。
 その瞳は狩を目前に殺気立った狼の群れのようだった。見たことはないんだけれど。

たぎるな。お前達には、この邪なる女神がいるのだから』

 ヘルが頭の上でコボルドを制する。

『どこに乗ってる』

 ヘルを掴んで肩に下ろす。

『ヤン! アイルスのエッチー!』
『黙れ、頭ん中、常春悪魔。こほんっ』

 コボルド達を見回し取り繕ってから続きを言う。

『ちょっと先にこいつらの実験をさせてもらうよ。うまくいけば皆を怪我させずに終わらせられる』

 手の平にリルナッツ・サーヴァント[フェオ01]を乗せて見せる。

『なんだなんだ、そのちっこいのは』

 とコボルド達がヤジのように思念を飛ばしてくる。
 声も立てないとは、なかなか頭のいい連中で助かる。

『まぁ、見てて。ヘル、こっちは頼んだ』

 コルベルト戦と違い、途中でやめるわけにもいかない状況がスタートする。

 しまった。足元のヤツに行かせれば良かった。
 まぁ、見せて認識させてからじゃないと解りづらいよね。

 自分の身体への指令を切ることに意識する。同時にリルナッツ・サーヴァントの感覚共有を完全に自分のものと集中して手の平から飛び降りる。自分の体じゃないと解っていても高い崖から飛び降りるような恐怖がヘソのあたりからザワザワと這い上がる。

 それに耐えつつ、自分に言い聞かせる。絶対に痛みはない。耐えられるはずなんだ。

 ズシャッ

 すごい衝撃がかかる。
 だがホッとした。大丈夫だ痛くもない。そしてサーヴァントのみ動かすことにも成功した。
 その上、筋肉とは違い、動作負担が少なくて軽いのだから、出来て当たり前だと再確認して浮つく心を戒める。
 全力でコボルド達の足の間を駆け抜ける。生身より早く感じられた。

 そうだ。並列思考にもちょっと手伝ってもらおう。
『フェオ、ソーン、アンスール。ヘルとコルベルト用にサーヴァント・コントロールのインターフェイスを作って欲しい。クフィーリアにはその作業の進捗管理に移行して行って貰いたい』

 残りの4体に”ついてこい”と命じながら、並列思考の自分達に依頼を出す。後に続く4体は、忠実に移動開始したのを確認すると依頼内容の検討を思考した。

『何処まで操作を許す?』
『基本動作と協力事項は可能にしなきゃね』
『裏切り行為全般を禁止にすれば?』

 即座に至極当然の回答が三思考から返される。

『そこは、ヘルの言っていた害意検知を解析しよう。それと、記憶と状況で裏切りが確定したら権限を剥奪すれば良い』

 それぞれの意見を正解と思われる回答と対策にまとめた。

『私は作業量をまとめてみてそれぞれの進捗率を監視すればいいですか?』
『そうだね。クフィーリアは、それでお願い。並列思考増やしても良い?』
『ちょっと今は、これ以上増やさないで欲しいです』
『ふむ……まぁ、今増やしても処理が早くなるわけじゃないし、まぁいいか』
 いずれは4並列編成で別行動が可能かなと漠然と思いつつも増やすのは中止とした。

『操作認証はエーテルフィルムパターンで共有がいいか』
『それか本人の魂コピーでの操作のどちらかかな』
人格クッション魂コピー分命令実行が遅くなるから前者だなぁ』
『そうだね。いずれにしろ一回戦闘で使用するのを皆に見せる。簡易で良いから、データ収集インターフェイスの作成よろしく』

 簡潔な色気も味気もないリルナッツの操作用ミラージュ・コンソールの青写真イメージを見せながら指示を出す。

『何故、喋りながら全く違うことが出来るの?』

 クフィーリアが悲鳴をあげる。すでに作業を始めた並列思考達の作業が進んでいるのだろう。

『脳みそが無いから』
『内部並列させてるから』
『喋ってる方が下位コミュニケーション領域だから』
『あ、そんな事も出来るんだ?』

 驚きのロジックのみの処理ということか。脳みそがあるとどうしても生態本能の挙動が入る。その上、感情に囚われるとその分処理が遅くなる。なるほど。

『くうぅ』

 クフィーリアが呻きながら対応してる。
 頑張れクフィーリア。
 負けるなクフィーリア。
 でも僕だから分かる。手加減する気は全く無いぞ。
 脱線しすぎたから、戻ろう。

 リルナッツからの感覚共有による疾走の体感は早い。しかし、上から見下ろす本体の視界情報では、素早い蟻が大災害から逃れる為に三倍速で動いてるな。くらいの速さでしかない。移動速度向上か移動手段は本気で考えないとダメな遅さだ。

 そんな事を考えながらマーカーを確認する。最奥のゴブリンを支援ゴブAと呼称。マーカーの名前表示変更してみた。よし、変更可能だ。右奥に居るのは支援ゴブB。左奥のは支援ゴブCとし、A、Bに2対ずつ、Cには残りの1体を向かわせる。

『皆敵ゴブの仮呼称見えてるよね? ヘル、リルナッツのマーカー位置と視界映像を公開表示する』

 直ぐにマップにリルナッツ達の分のマーカーと邪魔にならない様に五体の視界映像がマップ隅にあらわれるた。
 支援ゴブ達は全て短弓装備でナイフを腰に持っているようだった。左奥の支援ゴブCは攻撃後に左手にナイフを持って、反撃してくるかもしれない。

『ホントに遅いな。今度から移動用魔法かけるか?』
『魔力感知にバレないならそれもありだけどね。魔力隠蔽はまだ開発中なんだよね。完成してからね』
『ゴブリン相手に俺様が遅れをとるとでも?』
『いや、待ち伏せする規模が小さい。念には念を、だ』

 ヘルに魔法を使わない理由と暗にゴブリンに指導者がいてその敵が未知数と匂わせる答え方をする。遺跡の書ルインズ・ブックの中にあった戦術書を参考にするなら慎重にならざるを得ない。

『対象は6。後方支援から目標の両手を潰す。それだけで有利になるのは解るよね?』
『何故、殺さないコボ!』

 血気盛んそうなコルベルトと同じ体格のたてがみのあるコボルドが鉱石ナイフを掲げ、鼻息も荒々しく、訊いて来る。

『殺したら君達の集落に報復を受ける可能性がある。もっとも、相手はゴブリン。集落を襲うために先に血気盛んな君たちを処分したくてここで待ち伏せをしてたのかも知れないけどね』
『それならコボ!』
『ゴブリンに遭遇するのは初めて?』
『遠い昔に虐げられてたコボ。ご先祖様の話を聞いて育ったコボ』
『こっちの方が数が多いコボ! 畳んじまえばいいコボ!』
『いやいや、悪魔族ってのは喧嘩っ早いんだね。僕はコルベルトを殺さなかった。殺してたら君たちは森蟹を手に入れることが出来ないばかりか、僕とヘル、それにリルナッツ達と殺り会うことになってた。僕はともかく、邪なる女神様と君たちは戦えたか?』

 黙り込むコボルド達を見回した。

『……。』
『命令だ。極力、殺すな。無力化が最善。何故なら、禍根……恨みは戦闘が終了しても、のちにその子供や孫が仇討ちしに来るから。いくら強者でもいつか衰える。衰えたところに新たな強者が現れる』

 人間と違って、酷い時は世代交代が1年で起こる種族達だ。世代交代が早すぎて記憶を受け継ぐ容量が余りにも少ないから知能があるのに文化が根付かない。目の前の問題を片付けるだけではダメだ。問題を起こされる前に防がなければ。

『見ろ、居たぞ』

 ようやく最奥の支援ゴブAにたどり着く。
 ゴブリンの腕の内側へ。そこでしばらく止まる。

『どうして止まるんだコボ?』
『それはまだ秘密』

 リルナッツ達が配置に着いた。イメージ開始。『思い切りジャンプ。アーマーナックルに瞬間エクストラ・ヒートをかけ、ゴブリンの親指と人差し指の腱を中心に突き抜ける』そのイメージコピーを他のリルナッツにする。そして一斉に実行した。

 5体のリルナッツのライブ映像で同時にゴブリンの巨大な腕が一瞬で近づき、接触。一瞬でゴブリンの腕の表面が一人でに膨らみ破裂する中を突き破り、すり抜けた。血液が沸騰し、肉が焼け、灰色の煙が視界を遮った。煙を抜ける。
 視界画面が後ろを向き両腕を抱きかかえながらうずくまり始めたゴブリンを捉えたのと、洞窟にゴブリン達の悲鳴がこだましたのが同時だった。

「「「「「「「「「ウォオオオーーー!!」」」」」」」」」
 コボルド達が一斉にそれを認知して鬨の声を挙げる。それでも、まだその場を動くことを制した。
 ゴブリンから攻撃能力を奪い、着地した4体のサーヴァントを一旦、待機させる。

 離れすぎた最後の1体は再度支援ゴブCへ向かわせ残りの左手を狙わせるよう半自動状態にする。

『ヘル! コルベルト! 1体ずつ任せる。好きに暴れさせて良い』
『お? 良いのか!?』

 とヘル。分かりやすく手を出したくてウズウズしていたらしい。

『!?』

 コルベルトからは、まさかとばかりに驚きの反応が返ってきた。

『殺さずに無力化させて。出来るよね?』
『手が滑って殺したらゴメン』

 喜ぶヘルと対照的にコルベルトは目を見開いたままだった。
 その表情は、実は認識出来てない。
 テレパスからの感情で何となくわかる程度だが、それに構っているほど今は暇ではない。

『まだ、魂膜紋認証エーテルフィルム・オースしか出来てない』
『ホントにワイヤーフレームウインドしかない』
『コマンドを作成中だ。走るラン殴るパンチ跳躍ジャンプだけでバージョン1とする』
『流石、僕、連携思考で伝えてある通り! 見稽古は仕込んだよね?』

 自画自賛だっけ? まぁいい。欲しいものは着々と作られてる。

『当然。このインターフェイスver1は簡易人格の最低限で組んだ』
『僕達のオミットバージョンさ。言わばデミ・アイルス。略してデミルスくんv1』
『かっこ悪い名前だよね。でも、僕らと同じアビリティを備えている』
『なるほどね。同期したら僕が使える魔法も使える様になるインターフェイスか』

 概要を把握し、リルナッツを移譲操作する作業に着手した。

『ヘル、ゴブリン達を殺すなよ』
『ゴブは多産多死の上、家族の情が薄いぞ。目の前で仲間が殺されれば怒るけど、人間みたいにいつまでもいちいち覚えてない。多分な』

 会話しながら魔法式の構築を行っていく。移譲操作の目的は、動作データ取りだ。
 テレパスラインで操作可能にする魂源エーテルアカウントを仮作成し、それを通してサーヴァントを操作出来る様に同期リンクする。

『それじゃ高位の悪魔族の身内を殺した場合とかは?』
『確かに覇権争いでもしてない限り怨みがましいヤツが多いか』
『その練習』
『あー、ハイハイ。確かにそいつは殺さず終わらせる他は、超・面倒臭そうだ』

 作業しながらだからちゃんとした言葉が上手く出ず、単語だけに近いもの言いになってることに、この時は気付いてなかった。
 並列思考にフォローしてもらいながら、仮エーテルアカウントが出来上がる。

『コルベルト、森蟹貰った以上、裏切り扱いされる。可能性大』
『うぐ……』

 簡易コントロールインターフェイスを起動させてみる。動作の仕方を並列思考がイメージで見せてきた。コマンドが書かれているだけあって複雑な動きは出来ないが、楽そうだ。まだ走るしかコマンドはない。

『さっき少し話を聞いていた。無事に家族のもと、帰りたい?』
『帰りたいコボ!』
『なら、やるしかない』
『ヘル、コルベルト。僕の作った力の一端を使う事を許可する』

 操作領域解放。
 ヘルにウル01、コルベルトにソーン01。それぞれのリルナッツをテレパスラインを通して、エーテル同期させ、登録する。感覚共有の操作領域への認証IDも渡す。

『マスター! こいつで魔法攻撃可能なのか?』

 簡易コマンド認証が追加される。"殴るパンチ"だ。後は跳躍のコマンド認証の出来上がり待ちかな。

『テレパス経由でヘルが魔法使える。発動点がリルナッツになったと思えば良い』
『それだけ出来れば充分!』
『インターフェイス開いて見て』

 =====
 簡易コントロールインターフェイス
 ・走るラン
 ・殴るパンチ

 =====

『これだけかよっ!?』
『今作ってる最中なんだ』
『これなら、オレがサーヴァント作った方が効率良いぜ』
『それでも構わないけど、こっちの方が楽出来るのは確実。だから待った方がいいと思うけど』

 ああ、いけない。命令停止を入れてない。一瞬ちゃんとした操作用コマンドにするか迷ったが操作用コマンドとして一度作る事にした。

『分かったよ。なるべく早くね』
『ああ』

 簡易コマンド"停止ストップ"。急遽認証込みで作成して追加した。
 それとほぼ同時に跳躍ジャンプのコマンド認証が追加された。

 =====
 簡易コントロールインターフェイス
 ・走るラン
 ・殴る殴る
 ・跳躍ジャンプ
 ・停止ストップ
 =====

『よし、後は任せろ!』
『他の機能も追加して……い、?』

 共有感覚からアラートが強制的に入る。支援ゴブCの木製ナイフがリルナッツの肩の隙間に滑り入っていく。僕の左の肩口から腕を切り取られた様に血が吹き出し、服を赤く染めた。

「ぐっ……!!!!」

 咄嗟に右手を口に当て、痛みに堪えた。履歴を読み取る。
 リルナッツは左肩にナイフを受け、地面に叩きつけられた時、球体関節が衝撃で外れかけた。
 左肩から伸びる糸状のエーテル体が球体関節と胴体をつないでいる。
 それがむき出しになり肩口に滑った木製ナイフで斬られたのだった。
 その受けたダメージが、エーテルを通じバックラッシュとして僕の体を傷つけた。思わぬ盲点と痛みに歯噛みする。

 支援ゴブCが木製ナイフを左手のみで逆手に持ち替え、振り上げた。
 ただのナイフじゃぁない! アーティファクトか! 木製の見た目に油断した!

『アイルス!』

 ヘルは足元から吹き出した血が服を押し上げ、赤く染めていくのを見て慌てて無詠唱で回復呪文を発動。傷を塞いでくれた。

 支援ゴブCが左腕を失ったリルナッツにナイフを振り下ろし、追撃をかけてくる。
 リルナッツ両脚を右腕を突き上げ、ナックルに再度エクストラ・ヒートと念動を発動。跳躍高速回転させながらナイフを持つ左手首の親指の腱を確実に傷つける位置を突き抜けた。

 悪魔族とは言え生物の体が高速回転しながら通過する石人形に耐えられる訳がない。攻撃者の常として、反撃され傷つく事を想定していなかった未熟さを噛み締めながら、確実に無力化する。気分が高揚し多少の視覚酔いなど無視できた。後は、前衛3体。

 異変を察知し物陰のゴブ前衛マーカーの小さな三角が支援陣に向かって動き出す。
『ヘル。コルベルト頼んだぞ。左アキレス腱、右手の順で

 部位をイメージで伝えて後を託す。

『任せろ』

 ヘルが即答し、コルベルトは少し躊躇した。



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 アイルス手記

 ◆パッケージ・マジック第三階梯まで習得。
 ※パッケージ・マジック詳細等は割愛します。

 ・ヘルの魔法メモ
  マジック・リバイバー
   所謂、魔法の繰り返し発動用魔法。こんな物使ったら
  大抵はオド枯渇で卒倒するので広く使われることはない
  と思われる。
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 【ステータス】
 アイルス・プリムヘッツ(7歳)
 弟子32日
 ◆才能:※並列思考には脳が無いので更新なし
 アカシック・リーディング(無自覚)
 最適設計演算
 魔力補助精密動作筋肉制御
 失敗検証
 検証データ予測演算

 ◆ユニークスキル/ユニーク複合スキル
 魔力最適制御マジカル・オプティマイザ
 マジカル・コンビネーション・オプティマイザ:Lv 3→4
 頭脳使用法:Lv 30(並列処理により上限解除)
  記憶向上+関連記憶→フラッシュ・デフラグ・フロー
  動的空間把握処理能力+予測演算+
  動体視力処理速度連動加速→フラッシュ・シミュレータ
  夢想実現化演算→ブレイク・ダウン・マイル・ストーン
  ※頭脳使用法で纏められているのでLv 表示なし
  ※並列思考に脳は無くともアイルス自身のリソースは使えるので
   パワーレベリングが出来る。

 ◆技能:
 見稽古(分析、考察)Lv 1→2
 標準語(会話、読み書き)
 遺跡語(読み書き)
 精霊語(読心会話)
 高速切替思考処理
 並列意識連携処理グリッド・シンク Lv 5
 魔力察知マナ・センシズ Lv 3
 魔法式改造マジック・カスタム Lv 6
 魔法上級改造マジック・ハイ・カスタム(並列連動式等)Lv 6
 混成魔法マジック・ミクスド Lv 6
 物理造形設計技術(木材、石材)Lv 3
 研磨整形技術Lv 5
 ※関節部分の精密さを追求した結果。
 スキルカスタム Lv 3→4

 ◆魔法複合技術
 短時間睡眠術メンテナンス・リブート
 記憶整理処理メモリー・デフラグ・フロー
 共有記憶同期メモリー・シンクロ
 並列複合魔技最適化 New

 ◆マジカライズ・ヒューマン・コントロール・プログラム
・デミルスくんv1 New
  自由意志をオミットしたアイルス自身の魂のコピーの
 コピー。偶にぎこちない動きをする。



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お読みいただき、ありがとうございました。
 気に入られましたら、お気に入り登録よろしくお願いします。また感想を頂けましたら、とても頑張れます。
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