マジック サーヴァント マイスター

すあま

文字の大きさ
19 / 77

第19話 魔造召使開発(Development of Magic Servant)

しおりを挟む



 コルベルトが木製ナイフを持ったまま作業を仲間に指示していた。ふとナイフを見る。ナイフのなかを巡る粒子が輝いて見えた。不思議に思ったコルベルトはナイフをじっと見る。

『初めまして、私はタイプ・ヒューム:コピー・スピリット、デミ・アイルス & デミ・クフィーリア、戦闘時動作全般及び火力管制補助システムバージョン2.0です。愛称はデミルアです。ユーザー仮登録個体名:コルベルトさんでよろしいですか?』

 目から侵入した光がコルベルト脳内で聴覚処理に勝手に入り込み変換された。

『喋ったコボ!?』

 コルベルトの記憶にない単語は意味消失されながらも伝わる言葉。コルベルトの名前に反応した、脳内の処理を魔力感知で読取ったデミルアはコルベルトと判断した。最終承認を得る為に宣言する。

『上位者に確認します』
『え、え、ちょっとコボ! これなんですかコボ!?』

 コルベルトが驚きの目をアイルスに向けた。

『そんなに驚かなくても良い。敵の持ち物を改造しただけだ。僕が使ってる人形がナイフに形を変えただけだと思えば良い』
『認証取れました。魂の接続をしますか?』

 語りかけられ、ナイフに目を落とす。今度はテレパスリンクから語りかけて来たがコルベルトは理解していない。

『た、魂コボ?』

 ナイフとアイルスを交互に見る。

『好きにしたら良い。ただ、魂の接続は今までの自分を捨てる覚悟が必要だ。僕もやったことはないからな』
『な!? じゃぁ、しないコボ!』
『了解しました。魂接続は行わないので全能力の60%は使用不可能である事をご了承ください。テレパスラインでの使用登録を行います』

 何やら損をした様な気分にコルベルトはなったが、今までの自分を捨てる気になれないので訂正はしない。

『コボルド語を入手出来たのか。意外な性能を発揮するな記憶のコピーが可能か……おっと、交代の時間か』

 アイルスから普段は流れてこない様なテレパスでの独り言。少し違和感の口調の後、妙な沈黙。

『仮登録から、登録者と認めます。使用時には何なりとご命令を。ただし、原則、上位者、及び同胞への攻撃は特殊な許可のない限り行えませんのでご了承下さい』
『じょういしゃとは、なんだコボ?』
『予想外の事態と認識しました。上位者に通達。オリジナルの記憶のアクセスとコピー許可を申請』
『な、何を言ってるコボ?』
『許可受諾を確認。メモリーバンクへ教養関連のコピーを並列化ロジックを使用し強制記憶を開始します』
『え? え? 何コボ? あ、気持ち悪……』

 コルベルトの目がトロンとした途端、尻餅をペタンとつき、寝てしまう。その時、コボルドが近付いて来てコルベルトを不思議そうに見る。

『コルベルトは、今、強制睡眠学習中だ。お前達は作業に集中せよ。それから腕の立つ者二人と弓を扱える者三人居るか?』

 その指示に従う者と岩塩組を含めて、手を挙げる者が居た。弓使いは一人、後は四人がナイフを持ちたがる。

『コルベルトの様に暫く眠りに就くが、目覚めれば今よりも強くなる事を約束しよう。絶大な力とはまだまだ言い難いがゴブリン程度の群れなら追い払えるかもしれない。もっともコレを使うのは最終手段と考えて欲しい』

 コボルド達はキョトンとしている。

『まぁ、兎に角この中で腕前の良い者が手に取れば良い』

 二人あぶれた。残りの弓を持てた者は妥協した分不満がある様だった。

『持たなかったとしてもそれは最終手段と言った。普段から使用可能なものをこれから全員で作るよ。その為の協力を頼む』
『ダメダメ。アイルス一々言うことが硬い、もっとさっきみたいに……お前アイルスじゃないな?』
『流石、ヘル。僕は並列思考フェオ。今アイルスは記憶の並列化中で寝てるよ』
『記憶の並列化だぁ? そんな事より目の前の問題を片付けるのが先だろ! 叩き起こせ!』
『いや、それでは折角第三階梯までの記憶が定着出来ない。後16分程待って欲しい。それまでは並列思考が代行する』
『こいつホントに化け物か魔王になる気じゃないのか?』
『いや、それはないですねー。だいたい早くフライと物質変換を覚えたいが為の措置ですから』
『そんなもん俺が代行してやるのによー』
『ヘルには一旦コルベルトの代わりにコボルドの統率をお願いしたい』
『ちっ。マスターの並列思考じゃ仕方ないか。まぁ、言うこと聞いてやるよ』
『アイルスは、手厳しいがあなたをいたく気に入っている。多少のワガママも通るでしょう』
『なにぃ?』

 ヘルの尻尾がゆるやかに振られてから上に上がる。

『おっと、これは本人アイルスには内緒にしときましょうか』
『気に入ったぜ、フェオ』
『いえいえ』

 右目を閉じながら唇に立てた左人差し指をあてるアイルスを見て、ヘルはニヤリと笑った。

『よしお前達! ゴブリンの拘束は終わ……ってるな。次の指示を与えるマスターの言葉を聞け』
『ん。おぉ、それじゃまずスコップとハンマーと大ベラをコバルト鉱石で各自作ってくれないか? あぁ、岩塩採掘組は、一旦その場で停止。同じく粘土で道具を作ってくれ』

 言いながらスコップとハンマーと大ベラのイメージを送り、リルナッツ二体それぞれ弓を持たせて岩塩採掘組みへ送る。

『作ったら、掘れるとこの土をスコップで掘り起こし、足りなかったらそこらの岩をハンマーで壊して石を作れ。粘土に割った石を混ぜてカサ増しし、この様なパーツを作るぞ。最終的にはこんな人形をお前達に与える』

 簡単な設計図と作業工程と新たなサーヴァント、"ヴェアヴォルフ"のイメージを送る。短足のゴリラみたいな腕の太く長い人型。それを見たコボルド達は呆気にとられるのと、残念的な顔をするのと様々な表情だった。

『このサーヴァント、"ヴェアヴォルフ"は二段形態サーヴァントだ。コレは作業形態。そしてこれが戦闘形態だ』
 手を守る様に出っ張った籠手のナックル部から黄白色の三本の爪が生えた。足先にも黄白色の稼働する爪先が現れて背伸び立ちし、更にその先の爪先にも三本の爪がそれぞれ生えた。最後に尻尾も生えて来た。二本足で立つ狼男の人形になり、強そうに見える。

『『『『『『『『『『!!』』』』』』』』』』』

 コボルド達は、村がゴブリンに襲われたかも知れないことを理解してるのか驚いても声を立てなかった。脳内発声のレイヤーレベルは"伝えようとする意思"が付随してテレパスリンクに声が乗る。しかし、リンクした個体全員に届いてしまう事をここでフェオは理解した。全員へ通達する場合は"全員へ伝えようとしないといけない"と今まで思っていたからだ。

 __危ない、危ない。個人宛の内緒話が出来るかこの環境で実験するか、作るかしないといけませんね。ウッカリ内緒話も出来ませんね。並列化に上げておく必要がありますね。兎に角、みんな喜んでくれたので良かったです。戦闘形態を見せた後、一斉に質問の嵐ですから。__

『はいはい、もう一度説明するからちゃんと聞いててください。大丈夫、覚えられなくても皆の分を皆で作るからわからなくなったらコルベルトやデミルアくん持ちが教えてあげられるからね』

 言ってから同じイメージを流す。同じことを何度も教えて覚えるまで根気よく覚悟してたのに、よっぽど格好良くて欲しいと思ってくれたのだろう。ほとんど一発で覚えてくれて拍子抜けた。一連の作業工程もコルベルトの強制睡眠学習に入れておく。

『コルベルトが目覚めたらコボルドの統率を交代してゴブリンから情報を得てください。僕達は今しばらく使える魔法コマンドを作成しておきますので。あのゴブリンの群れも配下に出来たらベストですね』

 ヘルに向き直り、今後の指示を出す。

『欲張りだな。ま、統率と情報引き出しは任せろ。一撃必殺な強いコマンドを頼んだぜ』
『そう言うのは、ここぞと言う時にとっておきましょう。本人アイルスのピンチとかに』
『それは、名案だな』

 他の並列思考が外の様子に気付いた。
 __ヤバいぞ。本人同士で内緒の話とかヤバすぎる。アイルスが起きたらフェオからリセットの開始だ。__と判断されるが特にこの事に注意等はなかった。リセット後にテレパスリンクの情報統制管理問題として上がるがそれはまだ先の話。

 ◆

 アイルスが目覚めた後に、コルベルトもしばらくして目覚めた。この寝てる間の記憶も起きる直前に追加されて状況は把握している。
 ヘルがコルベルトが起きた事に気付き指示を出す。

『起きたか、コルベルト。寝るヤツが増えて手が足りなかったとこだ』
『あ、女神様。私はいったい……』
『お? すげぇな。本当に言葉を覚えたんだな』

 ヘルが、人の共通語を普通に使って伝えて来たコルベルトのテレパスの発言に気付く。

『ご苦労様。それじゃ、ヘル、さっき並列思考に次の行動聞いたと思うけど、ゴブリンから知っていることを全部聞き出せる?』
『聞き出せたら、ご褒美の上乗せ良い?』
『んー。考えとくよ』
『なるべく希望に添えてね♡ ま、俺に任せてろよ』
『頼もしい。よろしく』

 本当に危険な小悪魔だ。気を付けないとなぁ……。色々と機微を見切られてそうだけれど。

 作業を引き継いだコルベルトは、順番に強制睡眠学習に入る者を除いて常時4人で作業できる事を理解した。粘土確保、石確保組に最初は二人ずつ分ける。1m級の一体分パーツを作るのに充分な量が確保されたら、一人が制作に回る指示を出した。

 ヘルがゴブリン全員に夢操りを使った。断続的に続く痛みでだろう。眉間にしわを作り脂汗を浮かべた険しい顔が眠りについた。瞬きを数回、繰り返すうちに安らかな顔から幸せそうな顔になる。更に半覚醒状態に入る。そして、筆舌に尽くしがたい、だらしの無い痴態を披露し始めた。思わず呆気にとられ、コボルド達もその様子に手を止め、ドン引きしている。

『はいはい、手を止めてんな! お前達には、敵対しない限り使わぬ! 安心おし!』

 ヘルからコボルド達へ指示が飛んだ。コボルド達はハッと我に帰る。

 哀れなゴブリン達は拘束されているにも関わらずビックンビックンと腰が跳ね回り、見るに耐えない有様だ。見てしまったよ。トラウマだよ。分かっちゃったよ。そりゃ、ドル師匠も使いたがらないよ。何故押し付けたし……ちょっと複雑だ。

『さすが悪魔、やる事がえげつない』
『お安い御用。ほら、三べん回ってワンと言えば楽にしてやる』
「ヘッヘッヘッッ、ワン! アオオォォーーン……」

 ゴブリンがヘルの言われるままに従い、倒れた。
 幸せそうな顔をしている。
 コボルド達もこれには、更にドン引きだ。

『で?』

 ヘルが遊び始めてるので取り敢えず聞いてみる姿勢を見せる。

『ん?』
『いや、そいつ使い物になるの? サカった犬みたいなんだが』
『大丈夫。"テレパスリンク"。ほら、なんで襲ったの?』

 うん。テレパスリンクも気持ち的にしたくないんだけどな。

『コボルド達を配下にするゴブ。雌は孕み袋にするゴブ』

 息も絶え絶えに答えているが通訳の声は流暢だ。

『よし、始末するコボ』

 コルベルトがコボルド語で即決宣言する。

『待て待て待て! せめて切り落とすだけにしとけって!』
 我ながら恐ろしい事を口走るが、全てを台無しにされても困る。

『ボスは?』

 ヘルが聞いたが、その問いにゴブリンは口をパクパクさせる。

『ゴブ……ク……』

 テレパスリンクにも断片的にしか上がってこない。

『なんだこりゃ? 誓約ギアスか?』
『ギアス?』
『知らんのか? 心理魔法メンタル・マジックだ』

 ヘルが偉そうに説明し出す。

『マジックユーザーが下っ端にかける常套手段で使い魔とセットで必須……』

 ヘルがハッとして、ゴブリンのテレパスリンクを即座に切る。
 ヘルが冷汗をかいてるようだ。
 まさか、これは、相手にヘルと同等以上が居るんじゃないだろうな。

『……ヤバい?』
『恐らく、こちらの人数は向こうに知れ渡ったと思うべき。いやー迂闊だったわー。ごめーんしてね』

 ヘルが出来るだけ可愛くテヘペロウィンクにこつんと頭を軽くゲンコでたたく。

『……ヘル、ご褒美あげようと思ったけど御預けな』
『ご褒美! え? 何くれるつもりだったの!?』

 クフィーリア達にはギアスもまとめるよう、頼んでおこう。
 即、テレパスでデバイスの中のクフィーリアと並列思考達にメモ書きのように渡す。

『ヘル、ご褒美欲しけりゃマジで行こうか。ゴブリン達を眠らせられるか?』
『お安い御用!』

 その言葉とともにゴブリン達の額にピンクの光の魔法陣が展開されて眠っていく。

『そう言う分かり易い演出もこっから先、片が付くまで禁止な』
『えー? アイルス怒ってる? この方がカッコいいじゃん』
『隠蔽使える癖に実戦でワザと見せるとかアホっぽい』
『がーん!! サーヴァントの目が光るのだってアホっぽいじゃんさ!
『アレは起動時だけだし! 目立たないからいいんだっ!』
『格好良さなら、サークル見せた方がいいでしょっ!』
『見せる時と場合を考えて欲しいんだっ!』

 コルベルト達が呆れながらも作業を行っている。アイルスの言葉に被せて並列思考アンスールがアイルスだけに割り込んで来る。

『イチャついてるトコ悪いけど、新しいインターフェイスが出来たから確認よろしく』
『いちゃついてなんかない!』
『何だ? アイルス。脳内妄想の幼馴染にでもからかわれたか?』
『ちょっと、黙ってて。ヘルのだけ新コマンド追加なしね』
『おお、怖っ』

 ああ、いけない。感情的になってた。ヘルにからかわれるとどうしても余裕がなくなる。

『いいか? 映すぞ。ヘルにも見てもらえるようオープン・ミラージュにするからね』
『『『『分かった』』』』

 ヘルにも並列思考達にも宣言すると、灰色の球体で構成された半透明の人形が現れた。他にもメニューがいくつかシンボルマークアイコンで見える。

『お? なんだこりゃ。コマンドじゃなかったのか?』
『サーヴァントの運動制御頼みから、操縦者がダイレクトに動かしてる感覚にする為にするインターフェイスだ』
『いんたーふぇいす?』
『魂と直接繋げるのに例え仮初めでも本人許可なくいきなり使用時につなげに来る乱暴な造りはどうかと思うんだよね。だから繋げる心の準備みたいなもの』
『そんなもの必要なのか?』
『さっき、ダメージが来て、僕の肩口に傷が顕れたろ』
『うん』

 ヘルが相槌を入れ、コルベルト達もこちらを見ながら作業する。

『魂のコピーそのままだと各サーヴァントが傷を受けたら死んじゃうでしょ。だから魂の身代わりバック・ラッシュ・トラップを兼ねて、遠隔でも臨機応変に対応できる僕の魂の廉価複製を入れた。』
『もうほとんど、ゴーレムだな』
『それから得られる共有感覚を仮魂接続で、もっと繊細に思い通りに動かす為のインターフェイス』
『なるほど。でもそれって、魂繋げた奴にダメージいかねぇか?』
『多分行く』
『おい~っ!』

 全力のツッコミが左首に入った。手加減してくれ。左首をさすりながら続ける。

『でもその代わり、僕の覚えていく魔法が使えるようになる』
『なん……だとっ……!?』
『だから、魔法が使えるようになる』
『コルベルト達もか』
『御名答』

 そうなのだ。コボルト達を魔法戦士に引き上げられる代物なのだ。

『だから、傷を負いたくなければ盾も魔法で形成すれば良いし、自分の対応限界速度まで上がった速度で攻撃すれば良いと言うわけだ』
『矢みたいな速さで殴るのか』
『計算上ではそれ以上の攻撃も可能かな』
『並列思考使って何してるかと思えば……とんでもないもの作ってたんだな』
『コボルトの魔法戦士なんて聞いたことないだろ』



 ____________________
 アイルスがやらかしてる事、本筋には出にくい情報。

 ◆パッケージ・マジック第四階梯をアンスール一人
  だけ、学習再開。
 ※パッケージ・マジック詳細等は割愛します。

 ・悪魔族の魔法テレパスリンクの秘密保持性
   現在、"伝えたい"を着けたらテレパスリンク内
  ダダ漏れ状態。と言うのも、元々パーティ3~4人
  程の短時間接続が主流でアイルスの様に繋ぎっ放し
  の大所帯は作成当時、想定外である為。
____________________
 【ステータス】
 アイルス・プリムヘッツ(7歳)
 弟子32日
 ◆才能:※並列思考には脳が無いので更新なし
 アカシック・リーディング(無自覚)
 最適設計演算
 魔力補助精密動作筋肉制御
 失敗検証
 検証データ予測演算
 全体統制視野
 外部記憶媒体直接読取 New

 ◆ユニークスキル/ユニーク複合スキル
 魔力最適制御マジカル・オプティマイザ
 マジカル・コンビネーション・オプティマイザ:
  Lv 3→4
 頭脳使用法:Lv 30(並列処理により上限解除)
  記憶向上+関連記憶→
  フラッシュ・デフラグ・フロー
  動的空間把握処理能力+予測演算+
  動体視力処理速度連動加速→
  フラッシュ・シミュレータ
  夢想実現化演算→
  ブレイク・ダウン・マイル・ストーン
  並列思考限定パラブレイン・オンリー
   技能貸与
   才能貸与
  ※頭脳使用法で纏められているのでLv 表示なし
  ※並列思考に脳は無くともアイルス自身のリソース
   は使えるので
   パワーレベリング可能。

 ◆技能:
 見稽古(分析、考察)Lv 2
 標準語(会話、読み書き)
 遺跡語(読み書き)
 精霊語(読心会話)
 コボルド語(会話。物理的な発音は無理)New
 高速切替思考処理
 並列意識連携処理グリッド・シンク Lv 5
 魔力察知マナ・センシズ Lv 3
 魔法式改造マジック・カスタム Lv 6
 魔法上級改造マジック・ハイ・カスタム(並列連動等)Lv 6
 混成魔法ミクスド・マジック Lv 6
 物理造形設計技術(木材、石材)Lv 3
 研磨整形技術Lv 5
 ※関節部分の精密さを追求した結果。
 スキルカスタム Lv 4→5

 ◆魔法複合技能
 短時間睡眠術メンテナンス・リブート
 分散関連記憶回収整理処理メモリー・デフラグ・フロー
 共有記憶同期メモリー・シンクロ
 並列複合魔技最適化
 技能分析スキル・アナライズ
 技能複製スキル・コピー

 ◆マジカライズ・ヒューマン・コントロール・
  プログラム

・Type Hum Copy spirit:デミ・アイルス & デミ・
 クフィーリア、
  戦闘時動作全般及び、火力管制補助システム バー
 ジョン2.0 愛称コード:デミルア(元デミルスくんv2)
  デミルスにクフィーリアの魂紋を融合したコピー
 スピリット。違う視点から考え、状況判断が可能な
 サーヴァントのソフトウェアなポジション。操縦者
 の指示で魔法を飛ばす。当然ながら魔力には上限が
 あり、覚えてる魔法もアイルスと並列思考が習得し
 た、パッケージと開発した魔法しか使えない。

・コボルド用サーヴァント "ヴェアヴォルフ"
  作業用人型と戦闘用人狼の形態となる、二段形態
 サーヴァント。人狼に足りない部分を全てマジック
 オブジェクトで形成されるナンチャッテ変身。作業
 時の繊細な動作に移動は特に重視しない為、犬の後
 足の短さになった。
  デミルアのグリッド・コンピューティングの試験
 も兼ねている。

・アバター・クロース・インターフェイス
  仮魂接続用インターフェイス。これを通す事で
 サーヴァントが自分の四肢が如く操作出来る。幽体
 離脱と憑依が解釈的に近いと思われる。が、物理的
 に自分の身体からも情報入力が同時にされるので慣
 れるにはコツが要る。両目を開いた状態で片目のみ
 の情報を見たりする感覚に近い。



_____
お読みいただき、ありがとうございました。
 気に入られましたら、お気に入り登録よろしくお願いします。また感想を頂けましたら、とても頑張れます。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

魅了の対価

しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。 彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。 ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。 アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。 淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

神は激怒した

まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。 めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。 ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m 世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜

犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。 馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。 享年は25歳。 周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。 25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。 大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。 精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。 人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

1人生活なので自由な生き方を謳歌する

さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。 出来損ないと家族から追い出された。 唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。 これからはひとりで生きていかなくては。 そんな少女も実は、、、 1人の方が気楽に出来るしラッキー これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

処理中です...