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第39話 神殿騎士見習いの血縁者【ミュトス・ハイデン】
大きな月が小さな月を呑み込もうとする夜空。その月達に雲がかかる。星明かりの頼りない光が徐々に森の中を真の闇に閉ざして行く具合でそれが判る。峠近くの奴隷商達が居るはずのキャンプ目指して一行は進む。
その時、小規模の地震があり、遠くで何かの爆ぜる音がした。一行は、周辺警戒の為に足を止めたが特に危険はなかった様なので行軍を再開する。連れて来た四名の奴隷たちは逆らう事なく、死んだ目でついて来ている。
『"奴隷罪"か……そもそも、奴隷の刑であろうに、初代のこの制度を作った司祭はよっぽど教養が低かったと見える。そうしてこの言葉は訂正される事なく定着してしまった。更に、この言葉が使われる奴隷は悪魔族との間に出来た子供に対して使われる。揶揄の意味もあるのかも知れない』
一九度目の納品。あと一度で念願の神殿騎士の試験を受けることが出来る。ミュトス・ハイデンはそう思って冒険者の肩書を経てから野盗紛いのことをしている。悪魔族所縁の者を見つけ出して奴隷とする。逆らう者は教会の名の下に粛清して。
教会で預かられる獣人のハーフの道など奴隷への一方通行でしかない。遠い昔の戦争の置き土産である半獣人は、人里離れ、隠れ村などを作り、暮らすのが大体のセオリーだ。人が居れば物、または金が動く。そこに同情する者やこの事に目を瞑る商人によって隠れ里は存在する。
全てを罰してやりたいが、己の権利だけではなかなか通せない話もある。その為にも光の民を脅かす悪魔族も、いつ掌を返すか分からない半獣人も"罰する力"を彼女は欲した。
故に、聖別された鎧と棍。教会の意思を行使する事が許される免罪符の象徴を、それらを使い熟せる技量を切望していた。
◆
奴隷を集めては『納品』してくる集団。それらの仕組や運用を付け焼き刃でサブ治ことラキムゲル奴隷管理司祭長周りの状況と挙動を記憶から確認。
折角作ったマスクも、一旦外して迎え入れるしかないか。……しかしマッチョなのに言葉遣いがキモい事この上ない。僕の立ち位置はコイツの子飼いと言ったところが怪しまれずに済むかな。気持ちの悪い事この上ないが。
相手は女か。しかも半獣人を奴隷にして当然と思ってるって事は、盲信者だな。父さんの決断が一歩間違えてたらこうなってたかも知れないのか。今とどっちがマシだろう?
いや、そんな事よりコイツらに現状がバレるのは良くない気がする。勘だけど、なんか引っかかる。よし、方針はとにかくやり過ごそう。
◆
「ミュトス殿、よくぞ参られた」
「ラキムゲル司祭、五神の加護の導きと共に。連絡した奴隷たちを連れ、参じました」
「加護の導きが貴女の進む道に幸多きを。ご苦労様です。後は手筈通りにお任せください。食事などされて行きませんか?」
「ふむ……それは、願ってもない事です。御相伴あずかります」
「では、馬車前までおいで下さい。ダスティン、頼みましたよ」
熊の半獣人が会釈し先に駆け足で下がって行く。
「本題に入りましょう。今回はこの四人です。刻印は済ませてあります。徳の高い信者へお届け下さい」
「必ずや。……えぇ、きっと神の教えが導く事でしょうから」
「ところでラキムゲル司祭、何か心境の変化でも?」
モニターしていて、ドキリと心臓が跳ねる。ラキムゲルがサーヴァントで良かった。生体脳直結だったら絶対変に肩が動いてた。
「……判りますか?」
「以前の気持ちの悪い喋り方が大分改善されてますので……別人かと思いました」
ヤッベェ。忘れてた。
「そーなのよ! 聞いてくれない? っととと。気持ち悪いって言われちゃってね、ショックだったので直すことにしたんです」
「……何方にですか?」
「今から、会えます。驚かれると思いますが……」
突然のサブ治の物言いにすぐに抗議の念を飛ばす。
『やめろ。そんな指示は出してないぞ』
『しかし、ラキムゲルの言動を完全トレースする準備が出来てませんでしたから。それにカンテラの件もありますしオリジナルを見てもらって納得してもらいましょう』
『それ、こっちの負担デカく無い?』
『敵対する意志を表示しなきゃいいんです。多分』
『そう簡単に行けば良いけどな……』
◆
納品された奴隷を男馬車と女馬車へ送り出して、食事会の指示を出す。素晴らしきかな権力。取り押さえようとした御者達が意のままに動く。『王様になりたい』『お金が欲しい』の根源の一つがこれかな? 今となってはくだらないとしか感じないけど。そう思えたのは、手段が増えたからかな?
サブ治の馬車の脇に配置された卓につき、質素な食事会が開始された。アイルス本人はまだ同席しない。司祭の客人と奴隷が相席するのも不敬とか言われそうだなと思ったから顔を出さなかったし、サブ治にもそう指示した。
「如何でしょう。奴隷にも出しているパンとスープですが、"プリシェラ岩塩"と名付けられたミコラスタ産の岩塩は甘味が少しある岩塩でしてサラダにも肉料理にもよく合います」
「ふむ……普通の塩よりもよく馴染みますね」
「更にドライオニオールやガリックを加えれば味は飛躍的に良くなります。ドライハーブに限らずチーズを加えても良い。出来るだけ奴隷にも塩は提供しようと考えていますが、この岩塩やチーズはキャラバンでは贅沢品でして……」
「なるほど。何があなたをそこまで雄弁に語り、以前の様な見下す態度を改めたのかが気になります」
「おっと、そうでしたな。では、紹介いたしましょう。ここへ来なさい!」
手を叩き、馬車へ呼びかけるサブ治に応えて馬車の外へ出る為扉を開く。良く滑る舌だ。我が分身ながら感心する。
「私の新たなバディ、アイルス・プリムヘッツくんです」
「バディでは無い」
馬車の外へ出る。開口一番そんな事を言うサブ治に外見から嫌悪感を感じてそんな返しを思わずしてしまった。中身は分身なのに。
「プリムヘッツ?」
「ええ、その名前ご存知なのですか?」
「それに、首輪のフックリングの魔力が尋常では無いな」
サブ治の問いに答えず、ミュトスと言う野盗紛いの神殿騎士見習いはつぶやきを漏らした。
「魔力?」
思わず聞き返す。しかし、その呟きに答えず、ミュトスはサブ治に聞く。
「ラキムゲル司祭。カンテラはどうしました?」
「なぜ、今、そのことを?」
「あぁ、あなた方には見えていないのですね。そこ彼処に魔光虫の小さな存在が居ます。司教より賜りし聖別域を作り出すカンテラの効果は知っていますでしょう」
「た、確かにそれは存じてはいます」
「お客様は、魔力が見えていると仰られましたか?」
敢えて、僕はもう一度この少女に問いかけた。僕と同じ、"魔力を見る目"はどの程度見えてるのか……そう言えばホワイトタイガーの彼も見えてるみたいな事を言っていたか? 早急に隠蔽術を完成させる必要があるな。分身達に適当に指示を出すようにケンに丸投げする。手が足りないなら増やしても良い許可も出す。
「プリムヘッツ、……あぁ、思い出しました。西の小さな村でしたね。私の叔父が村長をしている小さな村です。何故あなたは奴隷にファミリーネームなど名乗らせているのですか。しかもプリムヘッツとは」
その台詞に穏便に済まそうとしていたこちら側が一斉に固まる。
「確認です。魔力が可視化出来て父ソフラトを叔父と貴方は言ったという事で宜しいですか?」
「ほう? ラキムゲル司祭、貴方は光の民の立場を奴隷罪にしたと言っていますか?」
彼女は、僕の問いを無視し、僕本人を見てサブ治に問う。がこんな従姉妹が居たなんて僕は知らない。もしかしたら赤ん坊の時に会っているかもしれないが。
「あ、それは、そのー」
「ひとつお伺いしても?」
少し語気を強めて簡潔に彼女に言う。
「何でしょうか」
「貴方は僕の言葉を信じますか」
「聞いてみなければ何とも言えませんね」
やっと反応したな。主導権を取らせない明け透けな言動だな。賭けに出てみる価値はあるか? できれば避けたいが、敵対して来たらサブ治と同じにすれば良い。
「では、僕の記憶を見せますので、抵抗せずに受け入れていただけたらと思います。洗脳される恐れがあると感じたら抵抗していただいて結構です」
「何を?」
「ミュトス様」
「お下がりください」
まるで気配を殺していたように控えていた、猫耳の双子の従者がクォータースタッフを前に突き出しながら、ミュトスの前に出てくる。巻き込んでも問題ないかなと思いそのまま術を行使させる指示をケンに出す為、言葉に敢えて出す。
「"思考加速"、"思念同調"」
『魔法!?』
『あの首輪が光った!?』
『奴隷の首輪型アーティファクトだと!?』
『まずは魔法の受け入れ、ありがとうございます』
首輪を光らせる演出はケンが勝手にやった。自己主張とは。少しずつ、個性を獲得しているのか? 今はそれよりも目の前の敵でも味方でもないミュトスとの交渉だ。
支援魔法の一種として発動した思考加速と思念同調を受け入れたミュトス達を見て謝辞を述べる。巻き込まれた二人を手で制するイメージを送ってくる。物理的に体がついて来れないのだ。微妙にゆっくりやろうとした動作を開始している。従者の双子はその指示に従う意思を飛ばしてきた。ゆっくりとした動きで下がって行く双子猫耳達。実際、酷くゆっくりとした動きで何処と無くコミカルだが。気にしない事にしよう。
『何故、魔法が使える?』
『私ではなく首輪のフックリングである"ケン"が行使しました。それも記憶を見ていただければ納得していただけるかと』
『分かった、先ずはその記憶とやらを見せてくれ』
よし、同意を得た。先ずは父さんとドル師匠へ弟子入りに行った所から一気に死ぬまでを流す。
『ぬっ……ぐあぁっ……!』
『再生速度落としましょうか?』
『い、いや、このままで良い』
『……それじゃ、更に思考加速させますね』
20倍程度の思考速度を問答無用で300倍まで跳ね上げて処理しやすくする。今度はちゃんと切り分けて、父と師匠の弟子入りに行った時から流し、師匠の力の使い方に対する姿勢として『人格者であれ』『見下しは動物でも出来る停滞、己を磨けるのは人のみ』『記憶の仕様』辺りまで再生した。
『其方は確かに叔父の子の様だな』
『では、ミュトスさんは従姉妹なのですね。初めまして。修行部分はあまり必要そうな情報ありませんね、少し飛ばします』
サーヴァントの作成に着手した頃からゴブリナクイーンとの初接触の所まで飛ばした。そして、補足説明を始める。
『師匠の修行を受け、修練洞窟で使い魔と共に遭遇したコボルドとゴブリンを殺す事なく懐柔……』
『懐柔!?』
『あ、いや、敵対した者は多少、痛い目みていただきましたが、ラスボスのゴブリナクイーン程、致命傷まで追い込んでません』
『ゴブリナクイーンがラスボス?』
空間を切り取り、鞭にしてくる敵や見えない敵を仕留める視覚映像に続き、結界圧縮の大技まで見せる。現段階で実証済みの切札だが、この際だ。交渉の手札として切っておくことにした。
『コレがゴブリンとの戦い?』
『何かおかしな点でも?』
『おかしなところだらけだ』
一度記憶を流すのを止めて意見を聞く。
『だいたい、コレは君の記憶だろう?』
『えぇ、僕の記憶です』
『視点が何故こんなに切り替わる? 切り替わった先では巨大なゴブリンと脅威ばかりではないか?』
『小さな、自律型サーヴァントとの視覚共有の映像ですが』
『なるほど……って、いやいやいや、君は何体同時にサーヴァントを操れるんだ!』
『実質、僕は操ってないので上限なんてないですね。それに今はこの首輪の所為で魔法は使えませんし』
『む、そうか。そのフックリングが魔法を行使してるんだったか?』
『ええ、急ごしらえのサーヴァントですけれど』
『は?』
『取り敢えず続きを見ていただければ納得されるかと』
『分かった。止めてしまってすまない』
それから、一気にヘスペリアーに拉致され、人間の汚い処を見て来いと言われ、ラキムゲルらに奴隷にされ、殺されたところまで流す。
『なんたる教会の面汚しか!』
意外にも彼女はこの記憶を見て激昂した。
『まぁ、彼は僕を悪魔族と信じて疑わなかったので』
『それで、ヘスペリアーという奴に悪魔族化させられたのか?』
『みたいですね。死ぬ事が条件みたいでした』
そして、続きを見せようとした。
『ラキムゲル司祭にその首輪を解除させなければいけませんね』
『そうしていただけると助かります』
『ところで、自律型と仰られてましたが、命令系統毎に動作を設定させてるのですか?』
『それでも良かったんですが、何しろゴブリンにコボルドの集落が占拠されて、人質ならぬコボルド質解放の為、時間が惜しく』
『こんな加速が出来るのに?』
『ええ、当時は思考加速もまだ拙い速度だったのもあり、自分の人格を複製して封入しました』
『は?』
『ゴーレムでは擬似の魂を入れるという話ですし、擬似の魂として自分の人格を植えつけたのを』
『神域を侵したと言う事ですか!?』
『しんいき?』
彼女の表情のイメージがみるみるあやしくなる。双子達も控えていた姿勢からゆっくりと顔を上げはじめ、怒りのイメージをぶつけてくる。これ、なんか地雷踏んだか?
『擬似とは言え"魂を扱う"ですって!?』
『えっと、神域を侵すとは?』
『生きとし生けるものを作ったのは天上に座す五柱の神なのよ! その生き物の魂を扱えるのも神の御業。貴方のサーヴァントは、その御業を穢しています!』
アウトだったか。戦闘準備にかからせるか。
『それで?』
『神罰を受けなければ、その罪は拭えません!』
『ラキムゲル達に磔刑の上に投石殺害されても?』
『え、あ、えっと』
『なんか、破綻してません?』
『ラキムゲル司祭の件は謝罪しますが、罪は別件です!』
『残念だな。分かってもらえると思ったのに』
公開するか悩んでやめていたある記憶を取り出す。ヘスペリアーが見せてくれた生物の成り立ちの記録だ。遺伝情報と言うものから悪魔族も光の民も生み出されたと言うアレを彼女に強制インストールした。
_____
いつも、お読みいただき、ありがとうございます。
なかなか、話が進行せず申し訳ありません。今回はインプットに時間がかりました。遅くて誠に申し訳ありません。
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