11 / 15
11
しおりを挟む
俺は放課後になっても探し続けていた。
けれどさすがの俺もジュリー・ローゼ探しに疲れベンチで休んでいると誰かが隣に座った。
「すまかい…1人になりたいんだ…が…」
隣の令嬢に声をかけようと顔を上げるとそこにはリリー・ブラッド嬢が座っていた。
「リリー・ブラッド嬢…」
「あらあら…。昔のようにリリーで良いのよ?それとベンチは貴方のためにあるわけじゃなくてよ」
ふふふとにこやかに笑う彼女は俺の幼馴染であり強敵だ。ジュリー・ローゼは俺がリリーにしか笑わない…などと言っていたが…。。あんなのは上辺だけだ。リリーは恐ろしい女性だ…
「そ、、、それはすまなかった……。その…な、何のようだ?」
「ふふ…貴方が探しているって言う御令嬢…たしか…ジュリー様でした?あの方見つけましたので教えてあげようかなって」
「何!?」
「何故か隠れているようだったから…」
俺が勢い良く立ち上がるとリリーが驚いた顔をした。
「あら…まだ追いかけるの?珍しいわね。貴方がそんなに必死になって追いかけるのって」
「そうか…?俺はただ…その…プレゼントを渡したいだけ…だ」
俺は適当に言い訳を作るとリリーに教えてもらった場所に向かおうとした。
「…あ、ランスには内緒だからな」
俺がそう言うとリリーは国一番と言われるその美貌で笑った。
「えぇ…2人だけの秘密ね」
その秘密が可愛らしく感じないのは俺だけだろうか
けれどさすがの俺もジュリー・ローゼ探しに疲れベンチで休んでいると誰かが隣に座った。
「すまかい…1人になりたいんだ…が…」
隣の令嬢に声をかけようと顔を上げるとそこにはリリー・ブラッド嬢が座っていた。
「リリー・ブラッド嬢…」
「あらあら…。昔のようにリリーで良いのよ?それとベンチは貴方のためにあるわけじゃなくてよ」
ふふふとにこやかに笑う彼女は俺の幼馴染であり強敵だ。ジュリー・ローゼは俺がリリーにしか笑わない…などと言っていたが…。。あんなのは上辺だけだ。リリーは恐ろしい女性だ…
「そ、、、それはすまなかった……。その…な、何のようだ?」
「ふふ…貴方が探しているって言う御令嬢…たしか…ジュリー様でした?あの方見つけましたので教えてあげようかなって」
「何!?」
「何故か隠れているようだったから…」
俺が勢い良く立ち上がるとリリーが驚いた顔をした。
「あら…まだ追いかけるの?珍しいわね。貴方がそんなに必死になって追いかけるのって」
「そうか…?俺はただ…その…プレゼントを渡したいだけ…だ」
俺は適当に言い訳を作るとリリーに教えてもらった場所に向かおうとした。
「…あ、ランスには内緒だからな」
俺がそう言うとリリーは国一番と言われるその美貌で笑った。
「えぇ…2人だけの秘密ね」
その秘密が可愛らしく感じないのは俺だけだろうか
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
20
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる