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第7章 新国テンプルム
第353話 不穏な邂逅②
カイダ王都で出会ったエイミーさんと久々の再会をしているとき、なんとエーアストにてお世話になったパルレさんがこの場に現れたのだった。
なんという凄いタイミング……パルレさんと会うのはエーアストを逃亡して以来だ。
「ご無沙汰しておりました。ユーリさんにはたくさんお世話になったのに、ご挨拶が遅れてしまって申しわけありません」
「そんな、こちらこそ駆け出しの冒険者として、パルレさんには色々お世話になりましたよ」
「私は何もしてませんわ。それより、ユーリさんがエーアストにお帰りになってから、すっかり雲の上の存在になられてしまったので、お会いするのに勇気がいりました。王様にまでなっちゃいましたしね」
エーアストに帰還後、冒険者ギルドには行ってなかったから、パルレさんと会う機会は無かった。
顔を出すくらいはしておけば良かったな。申し訳ないコトしちゃった。
って、挨拶をするためだけに、パルレさんはわざわざこの国まで来たわけじゃないよね?
「テンプルムにはいついらっしゃったんですか?」
「実はたったいま着いたところなんです。今日は王城だけサッと見て帰ろうと思っていたんですが、まさかユーリさんとお会いすることができるなんて……」
「ということは、ご旅行で?」
「いいえ、ユーリさんの国に移住しようと思ってるんですよ。ユーリさんのおかげで父もすっかり良くなりましたし、父と一緒にこの国で新たなスタートをしようと思って来たんです」
パルレさんの父親は悪徳貴族の策略で病気にさせられ、それを僕が治してあげたのだった。
パルレさんも、エイミーさんと同じような理由で僕の国に来てくれたんだな。
パルレさんが受付嬢をしていたあの冒険者ギルドは、元々借金を返すために仕方なく働いていたところだったし、転職することにそれほど不都合はないだろう。
もちろん、移住に関して問題は一切無いから、速やかに許可してあげたいと思う。
「それにしても女性が多いですね……この方たちはユーリさんのお仲間ですか?」
「え? はいそうです。僕を支えてくれる仲間です」
そっか、メジェールたちとはパルレさんは初対面か。
フィーリアのことはもちろん王女だから知ってるだろうけど。
思えば、あの頃はリノしか仲間がいなかったっけなあ。
「そうなんですか……こんなにいらっしゃったなんて、ああごにょごにょ……」
ん? パルレさんがモゴモゴと喋ってるけどよく聞き取れないな。
ふとリノのほうを見てみると、苦笑いしながらパルレさんに手を振っている。これもさっきのエイミーさんのときと同じような雰囲気だ。
久々の再会だというのに、何か変な空気になってるのはなんで?
「あなたがパルレさんね? ユーリから話だけは聞いてたわ。言っておくけど、こんなもんじゃないわよ。ユーリ、魔導国イオにも信者が3人いるんだから」
「ほかにも3人……? ユーリさんて凄いんですねえ」
「でしょ、結構疲れるわよ。まあよろしくね」
よく分からないけど、上手くまとまったようだ。
「それじゃあみんなで……」
話も落ち着いたところで場所を変えようとしたその刹那、凍るような恐怖が背筋を走り抜けた。
ウソでしょ、この気配はまさか……
「おや坊や、久しぶりだねえ。また門前払いされるのを覚悟で来たけど、まさか坊やが城門前に居たなんて今日はツイてるね。……で、なんだいこの女の群れは?」
ぎょええええええええええええっっっ!?
超エロエロボディーのゾディーさんが来ちゃった!
たとえ王城までやってきても追い返してもらってたのに、こんな状況で鉢合わせしちゃうとは……!
「ヒ……ヒロさん、この方は誰なんでしょう?」
うおっ、何やらエイミーさんが殺気を放っているような……。
いや、気のせい、気のせいに違いない。
「あのですね、ゾディーさんは以前僕と合同任務をしたことがある冒険者です」
「こんな凄い格好で冒険者なんですか? まさか、ヒロさんはこういう姿の女性が好みとか?」
ああ、ゾディーさんは相変わらずおっぱいハミ出した服を着てるから……。
それを見たエイミーさんが、めっちゃ不機嫌になってる気がするんですが?
「あら……ユーリさんってば、ずいぶん刺激的な方とお付き合いされてるんですねえ……うふふふ」
なんかパルレさんも怖い……。
どういうことだ、ネーナと匹敵するほど穏やかなエイミーさんとパルレさんが、ピリピリと空気を凍らせるような殺気を放っている。
いやそれどころか、ネーナまでそこはかとなく怖いオーラ出してるぞ!?
「おやおや、まさか坊やはこんな田舎娘たちがタイプだったのかい? ほかにも大したことない女ばかりで坊やは趣味が悪すぎる。仕方ないねえ、坊やにはアタシが正しい女の魅力を教えてあげるさね」
「い、田舎娘!? それってあたしのこと? これでもカイダ王都出身よ!」
「私にも言っているようですね。こう見えても、結構都会育ちなんですけど?」
「わたしも入ってますね……一応わたし、元貴族の娘なんですが!」
うう、バチバチと目から火花を出してるのが見える。エイミーさん、パルレさん、ネーナがこんなに怖かったなんて……。
3人とも戦闘力は0に近いのに、凄まじい殺気だ。多分ヴァクラースくらいなら殺せる。
彼女たちのおしとやかな姿が遠い幻のように思えてきたよ……。
「ふん、相変わらずゾディーは人の神経を逆撫でる天才だな」
「殺しちゃってもいいかしら……?」
ネネとメジェールも負けじと殺気を出し始めた。ほかのみんなもだ。
こりゃ大変なことになってきたぞ! なんとか穏便におさめ……。
「ヒロ様が部屋にいらっしゃらないと思ったら、大勢集まってこんな所で何をしているのですか!?」
「あっ、貴様は石目のゾディー! おのれ、あれほど追い返してやったというのに、懲りずにまた現れるとは……!」
ぐわああああっ、アニスさんとディオーネさんまで来たあ。
なんだこれ、全員集まっちゃったぞ!?
メジェールたち5人にネネ、久魅那、ネーナにアニスさんにディオーネさん、そしてエイミーさんとパルレさんとゾディーさんの総勢13人の女性が一堂に会してしまった。
これは神様のイタズラなのか? いや、呪われてるとしか思えない。
いったいどうなっちゃうんだコレ!?
なんという凄いタイミング……パルレさんと会うのはエーアストを逃亡して以来だ。
「ご無沙汰しておりました。ユーリさんにはたくさんお世話になったのに、ご挨拶が遅れてしまって申しわけありません」
「そんな、こちらこそ駆け出しの冒険者として、パルレさんには色々お世話になりましたよ」
「私は何もしてませんわ。それより、ユーリさんがエーアストにお帰りになってから、すっかり雲の上の存在になられてしまったので、お会いするのに勇気がいりました。王様にまでなっちゃいましたしね」
エーアストに帰還後、冒険者ギルドには行ってなかったから、パルレさんと会う機会は無かった。
顔を出すくらいはしておけば良かったな。申し訳ないコトしちゃった。
って、挨拶をするためだけに、パルレさんはわざわざこの国まで来たわけじゃないよね?
「テンプルムにはいついらっしゃったんですか?」
「実はたったいま着いたところなんです。今日は王城だけサッと見て帰ろうと思っていたんですが、まさかユーリさんとお会いすることができるなんて……」
「ということは、ご旅行で?」
「いいえ、ユーリさんの国に移住しようと思ってるんですよ。ユーリさんのおかげで父もすっかり良くなりましたし、父と一緒にこの国で新たなスタートをしようと思って来たんです」
パルレさんの父親は悪徳貴族の策略で病気にさせられ、それを僕が治してあげたのだった。
パルレさんも、エイミーさんと同じような理由で僕の国に来てくれたんだな。
パルレさんが受付嬢をしていたあの冒険者ギルドは、元々借金を返すために仕方なく働いていたところだったし、転職することにそれほど不都合はないだろう。
もちろん、移住に関して問題は一切無いから、速やかに許可してあげたいと思う。
「それにしても女性が多いですね……この方たちはユーリさんのお仲間ですか?」
「え? はいそうです。僕を支えてくれる仲間です」
そっか、メジェールたちとはパルレさんは初対面か。
フィーリアのことはもちろん王女だから知ってるだろうけど。
思えば、あの頃はリノしか仲間がいなかったっけなあ。
「そうなんですか……こんなにいらっしゃったなんて、ああごにょごにょ……」
ん? パルレさんがモゴモゴと喋ってるけどよく聞き取れないな。
ふとリノのほうを見てみると、苦笑いしながらパルレさんに手を振っている。これもさっきのエイミーさんのときと同じような雰囲気だ。
久々の再会だというのに、何か変な空気になってるのはなんで?
「あなたがパルレさんね? ユーリから話だけは聞いてたわ。言っておくけど、こんなもんじゃないわよ。ユーリ、魔導国イオにも信者が3人いるんだから」
「ほかにも3人……? ユーリさんて凄いんですねえ」
「でしょ、結構疲れるわよ。まあよろしくね」
よく分からないけど、上手くまとまったようだ。
「それじゃあみんなで……」
話も落ち着いたところで場所を変えようとしたその刹那、凍るような恐怖が背筋を走り抜けた。
ウソでしょ、この気配はまさか……
「おや坊や、久しぶりだねえ。また門前払いされるのを覚悟で来たけど、まさか坊やが城門前に居たなんて今日はツイてるね。……で、なんだいこの女の群れは?」
ぎょええええええええええええっっっ!?
超エロエロボディーのゾディーさんが来ちゃった!
たとえ王城までやってきても追い返してもらってたのに、こんな状況で鉢合わせしちゃうとは……!
「ヒ……ヒロさん、この方は誰なんでしょう?」
うおっ、何やらエイミーさんが殺気を放っているような……。
いや、気のせい、気のせいに違いない。
「あのですね、ゾディーさんは以前僕と合同任務をしたことがある冒険者です」
「こんな凄い格好で冒険者なんですか? まさか、ヒロさんはこういう姿の女性が好みとか?」
ああ、ゾディーさんは相変わらずおっぱいハミ出した服を着てるから……。
それを見たエイミーさんが、めっちゃ不機嫌になってる気がするんですが?
「あら……ユーリさんってば、ずいぶん刺激的な方とお付き合いされてるんですねえ……うふふふ」
なんかパルレさんも怖い……。
どういうことだ、ネーナと匹敵するほど穏やかなエイミーさんとパルレさんが、ピリピリと空気を凍らせるような殺気を放っている。
いやそれどころか、ネーナまでそこはかとなく怖いオーラ出してるぞ!?
「おやおや、まさか坊やはこんな田舎娘たちがタイプだったのかい? ほかにも大したことない女ばかりで坊やは趣味が悪すぎる。仕方ないねえ、坊やにはアタシが正しい女の魅力を教えてあげるさね」
「い、田舎娘!? それってあたしのこと? これでもカイダ王都出身よ!」
「私にも言っているようですね。こう見えても、結構都会育ちなんですけど?」
「わたしも入ってますね……一応わたし、元貴族の娘なんですが!」
うう、バチバチと目から火花を出してるのが見える。エイミーさん、パルレさん、ネーナがこんなに怖かったなんて……。
3人とも戦闘力は0に近いのに、凄まじい殺気だ。多分ヴァクラースくらいなら殺せる。
彼女たちのおしとやかな姿が遠い幻のように思えてきたよ……。
「ふん、相変わらずゾディーは人の神経を逆撫でる天才だな」
「殺しちゃってもいいかしら……?」
ネネとメジェールも負けじと殺気を出し始めた。ほかのみんなもだ。
こりゃ大変なことになってきたぞ! なんとか穏便におさめ……。
「ヒロ様が部屋にいらっしゃらないと思ったら、大勢集まってこんな所で何をしているのですか!?」
「あっ、貴様は石目のゾディー! おのれ、あれほど追い返してやったというのに、懲りずにまた現れるとは……!」
ぐわああああっ、アニスさんとディオーネさんまで来たあ。
なんだこれ、全員集まっちゃったぞ!?
メジェールたち5人にネネ、久魅那、ネーナにアニスさんにディオーネさん、そしてエイミーさんとパルレさんとゾディーさんの総勢13人の女性が一堂に会してしまった。
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