無限のスキルゲッター! 毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する

まるずし

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書籍未収録⑤ 異世界からの救世主編

5.黒騎士vs異世界人

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 巨大化した黒騎士の正体――それはザガンという名の黒い悪魔だった。

「おおっ! コレが『悪魔』か! オレたちが居た元の世界でも、こんな化け物の伝承ってあったよな!?」

「案外この世界の悪魔が、わたしたちの世界に喚ばれたりしたのかもよ?」

「むほほ、確かにそういう可能性もありますねえ」

「んじゃあ化け物退治といきますか。さっきはやることが無かったが、今回は俺っちも参加させてもらうぜ」

 黒騎士=黒悪魔ザガンに対して、牙無魔ガンマたちは恐れることなく戦闘態勢に入る。

牙無魔ガンマ、作戦通りわたしは魔力MP温存のためと、そしてできれば魔法を見せたくないんだけど、空間魔法なしでやれる?」

「任せとけって!」

「俺っちがサポートするが、俺っちの術の効果が出るまで少し時間が掛かるから、最初は苦労するぞ。牙無魔ガンマ1人で大丈夫か?」

「難しそうならボクちんもサポートに回りますぞ?」

「いや、オレ1人でも大丈夫だろ。礼威次レイジの術が効くまで時間稼ぎすればいいだけだし。だから、弐琉須ニルスは分析に集中してくれ」

「了解ですぞ」

 どうやら各自の分担は決まったようだ。
 戦闘開始とばかり牙無魔ガンマが前へと走り出し、残りの3人は距離を取るために後ろへ下がる。


「なんだ? お前1人でこの俺様の相手をするというのか? ククッ、これはナメられたものだな。魔炎召喚、灼き撃て『鬼火閃雷イグニス・ファトゥス』!」

 黒騎士=黒悪魔ザガンが何かの召喚をすると、その背に50?ほどの黒い3つの炎が現れた。
 そしてその3つそれぞれが、牙無魔ガンマ久魅那クミナたちに青白い光線を撃ち放つ。

「おっと、いい攻撃するじゃねーか」

「どわ~っ、こりゃまずいっ!」

「きゃあああっ!」

 牙無魔ガンマは楽々とそれを躱すが、後方の礼威次レイジたちは危機一髪といったところ。
 その鋭い光線をかろうじて避けると、地に着弾した場所から青い炎が激しく立ち昇った。
 その際に生じた爆風が、久魅那クミナたち後方3人に強烈に浴びせられる。

「むおおっ、なんていう凄まじい光線っ、これはちょっと問題ですぞ!?」

「どうしよう、空間曲げて防御する?」

「いや、ボクちんの『退魔術』『神聖魔法』『結界魔法』で『聖域』を作るとしましょう。久魅那クミナさんは魔力を温存し続けてください」

「分かった!」

「それでは……魔を断て『聖盾層防壁ホーリーバンカー』!」

 弐琉須ニルスが魔法を放つと、白く輝く霧が後方の3人を包み込んだ。
 これは対悪魔専用の『聖域』と呼ばれる小結界で、邪悪な力を大きく減衰させる効果がある。
 以前フィーリアが『破魔の聖法衣フォトン・ヴェストメント』という光魔法を使ったが、アレを強力にしたうえ、さらに個人ではなく数人まで保護できるというほどの強い結界だ。

 弐琉須ニルスは『神術』と『退魔術』が融合した上位スキル『神護主』を持っていた。
 さらに、『神聖魔法』と『結界魔法』を融合した上位魔法『神域魔法』まで習得している。
 この高い退魔力を持つ弐琉須ニルスの『聖盾層防壁ホーリーバンカー』は、『審判者ジャッジメント』の称号を持つ最強の退魔師――シェナ・ベルニカの『穢れなき聖域イノセントワールド』に匹敵するほどの『聖域』と言えよう。

 しかし、その超強力な『聖域』ですら、黒悪魔ザガンの放つ光線を完全に無力化するのは不可能だった。
 飛び交う光線を躱そうと、後方3人は狭い『聖域』の中を逃げ回るが、避け損ねた光線を身体の一部に受けて灼かれてしまう。

 本来なら一撃で消滅させられてしまうほどの威力だが、『聖域』で守られているため、重傷まで至らない程度の負傷で済んでいる。
 それを魔法やアイテムで回復しながら、なんとか3人は凌いでいく。


「おい悪魔! 後ろなんて狙ってる場合じゃねえだろ! せっかくオレがタイマン張ってるんだからこっちに集中しやがれっ!」

 牙無魔ガンマが黒悪魔ザガンを引き付けるように、絶妙な間合いで接近戦を仕掛ける。
 ザガンの作戦としては、耐久の低そうな後衛3人を先に焼き払って、牙無魔ガンマの支援を断っておくほうが、下手に粘られずに早く決着が付くと判断していた。

 しかし、あの『聖域』を焼き払うのは少し手こずりそうだし、この前衛が接近戦をしてくれるなら、うるさい剣士をまず始末しておくのが最良だろう。
 コイツさえ居なければ、後ろのヤツらは一気に蹴散らせるはずだ。

 黒悪魔ザガンは後方への攻撃をやめ、牙無魔ガンマの殺害に専念することにした。
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