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2.伽の習慣
キャンディーの魔法
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カサブランカは驚いた。
目の前にいる子供が、自分が大好きな絵本の王子様にそっくりだったから。
でも、まだカサブランカは、上手に言葉も話せなかった。
恥ずかしくなってしまい、その場にしゃがみこんでしまった。
重たいドレスは水を含み、さらに重くなっていた。
立ちあがろうとしても、うまく行かず、カサブランカはころんっと転んでしまった。
「うわーん!!!」
カサブランカは、恥ずかしさと転んだ時の痛みが重なり、泣き出してしまう。
すると……。
ばしゃーん!
少年が勢いよく噴水の中に飛び込んでくる。
その音は、カサブランカを驚かせただけでなく、涙も止めてしまった。
少年がぶるぶると頭を振って水飛沫を飛ばすと、太陽の光に反射した。
カサブランカはそれが、母親のネックレスより綺麗だと、見惚れた。
「気持ちいいね!」
少年はカサブランカに話しかけた。
カサブランカは、その笑顔があまりにも素敵だったので照れてしまい、こくりと小さく頷くのがやっとだった。
すると少年が、水をすくってぱあっと撒いた。
カサブランカがあっけに取られていると、その水があっという間に固まり、爪の大きさほどの粒となってカサブランカの手元に1つ、2つと落ちてきた。
少年の手元にも1個落ちたので、少年がそれを口に含んでみせた。
「おいしいよ」
少年は、カサブランカにも手のひらにある粒を食べるように促す。
カサブランカは、母親から言われた
「決して外で食べ物を食べてはいけません」
と言われた言葉を思い出して、どうしようどうしようと悩んだ。
でも、あまりにも少年がとろけるような笑みで自分を見てくるので、ついつい粒を口に運んだ。
すると……。
「おいしい!!」
今まで食べたことのないような、甘いキャンディーの味に、カサブランカは感動をした。
「これ、僕が今日覚えた魔法なんだよ」
少年が言うと、カサブランカは拍手した。
「すごい!魔法使えるのね」
「うん。先生に教えてもらったよ」
「いいなー。私も魔法、使いたい!」
カサブランカはこの時まで、魔法の練習はおろか、自分がとんでもない魔力を持つ人間だと言うことは一切知らなかったので、少年が魔法の練習をしていると聞いて、とても羨ましくなった。
「ねえねえ、どうやって魔法使うの?」
カサブランカが聞くと
「ぱっとやって、ぱぱぱっとする」
と、身振り手振りを交えながら少年は説明するが、カサブランカにはちんぷんかんぷんだった。
でも、そんな少年の一生懸命さに、カサブランカは
(仲良くなりたいな)
と思い始めていた。
その時だった。
「エディ王子!カサブランカ様!」
城のメイドの1人が、走ってかけつけてきた。
メイドは、汗はかいているが、血の気が引いたような顔色をしていた。
目の前にいる子供が、自分が大好きな絵本の王子様にそっくりだったから。
でも、まだカサブランカは、上手に言葉も話せなかった。
恥ずかしくなってしまい、その場にしゃがみこんでしまった。
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立ちあがろうとしても、うまく行かず、カサブランカはころんっと転んでしまった。
「うわーん!!!」
カサブランカは、恥ずかしさと転んだ時の痛みが重なり、泣き出してしまう。
すると……。
ばしゃーん!
少年が勢いよく噴水の中に飛び込んでくる。
その音は、カサブランカを驚かせただけでなく、涙も止めてしまった。
少年がぶるぶると頭を振って水飛沫を飛ばすと、太陽の光に反射した。
カサブランカはそれが、母親のネックレスより綺麗だと、見惚れた。
「気持ちいいね!」
少年はカサブランカに話しかけた。
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すると少年が、水をすくってぱあっと撒いた。
カサブランカがあっけに取られていると、その水があっという間に固まり、爪の大きさほどの粒となってカサブランカの手元に1つ、2つと落ちてきた。
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「おいしいよ」
少年は、カサブランカにも手のひらにある粒を食べるように促す。
カサブランカは、母親から言われた
「決して外で食べ物を食べてはいけません」
と言われた言葉を思い出して、どうしようどうしようと悩んだ。
でも、あまりにも少年がとろけるような笑みで自分を見てくるので、ついつい粒を口に運んだ。
すると……。
「おいしい!!」
今まで食べたことのないような、甘いキャンディーの味に、カサブランカは感動をした。
「これ、僕が今日覚えた魔法なんだよ」
少年が言うと、カサブランカは拍手した。
「すごい!魔法使えるのね」
「うん。先生に教えてもらったよ」
「いいなー。私も魔法、使いたい!」
カサブランカはこの時まで、魔法の練習はおろか、自分がとんでもない魔力を持つ人間だと言うことは一切知らなかったので、少年が魔法の練習をしていると聞いて、とても羨ましくなった。
「ねえねえ、どうやって魔法使うの?」
カサブランカが聞くと
「ぱっとやって、ぱぱぱっとする」
と、身振り手振りを交えながら少年は説明するが、カサブランカにはちんぷんかんぷんだった。
でも、そんな少年の一生懸命さに、カサブランカは
(仲良くなりたいな)
と思い始めていた。
その時だった。
「エディ王子!カサブランカ様!」
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