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3.聖女に会おう、まずはそれから
やはり……?
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(ふむ……)
エディ王子と、雰囲気はあまり似ていないようだ。
こちらはどちらかというと、中性的。
女装もちょっと似合いそう。
髪はエディ王子と同じ金髪。
癖っ毛を短く切り揃えた、爽やかな印象を与える髪型がとても良く似合っていた。
一方で……声は、低くて聴き心地が良い。
この声でシチュエーションCDを作ったら売れそうだ……とアホなことまで思いついてしまった。
「どうしました?私の顔に、何かついてますか?」
(やばっ、気づかれた……!)
「なっ、何でもないです……!!」
私は恥ずかしくなり、目を逸らしてしまう。
すると、目線の先がちょうど進行方向になったことで、あるものが目に入った。
それは、カサブランカにとっては、苦い思い出の場所。
エディ王子からのファーストキスを拒んだ場所だった。
ベンチとテーブルが置かれており、そこでかつてカサブランカはエディ王子とのランチタイムを楽しんでいた。
しかしあのファーストキスの後、カサブランカは1度も訪れていないようだった。
ノアは、そのベンチに近づくと私をソファに座らせた。
(あれ、部屋に戻るんじゃ……)
てっきり、私はノアによって、あのつまらない部屋に連れ戻されるのかと思っていた。
「あの……何でここに……?」
私が尋ねると、ノアはじっと立ったまま私を見ながら
「やはり……そうでしたか……」
とつぶやいた。
(やはり……?どう言う意味……?)
そのままノアは、ベンチに座る私に覆い被さり、耳元に口を寄せてきた。
そして……。
「さて……カシー様……。あなたは、どこのどなた様なのか、お聞きしても良いですか?」
エディ王子と、雰囲気はあまり似ていないようだ。
こちらはどちらかというと、中性的。
女装もちょっと似合いそう。
髪はエディ王子と同じ金髪。
癖っ毛を短く切り揃えた、爽やかな印象を与える髪型がとても良く似合っていた。
一方で……声は、低くて聴き心地が良い。
この声でシチュエーションCDを作ったら売れそうだ……とアホなことまで思いついてしまった。
「どうしました?私の顔に、何かついてますか?」
(やばっ、気づかれた……!)
「なっ、何でもないです……!!」
私は恥ずかしくなり、目を逸らしてしまう。
すると、目線の先がちょうど進行方向になったことで、あるものが目に入った。
それは、カサブランカにとっては、苦い思い出の場所。
エディ王子からのファーストキスを拒んだ場所だった。
ベンチとテーブルが置かれており、そこでかつてカサブランカはエディ王子とのランチタイムを楽しんでいた。
しかしあのファーストキスの後、カサブランカは1度も訪れていないようだった。
ノアは、そのベンチに近づくと私をソファに座らせた。
(あれ、部屋に戻るんじゃ……)
てっきり、私はノアによって、あのつまらない部屋に連れ戻されるのかと思っていた。
「あの……何でここに……?」
私が尋ねると、ノアはじっと立ったまま私を見ながら
「やはり……そうでしたか……」
とつぶやいた。
(やはり……?どう言う意味……?)
そのままノアは、ベンチに座る私に覆い被さり、耳元に口を寄せてきた。
そして……。
「さて……カシー様……。あなたは、どこのどなた様なのか、お聞きしても良いですか?」
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