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4.王子の葛藤
セックスと魔力の関係
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それから王は、セックスと魔力の関係性について、俺に細かく説明した。
かつて、王族……つまり俺の先祖である王と、カシーの先祖である王妃の時代だった頃に発見された、王の魔力を育てる方法というのが、魔力が高い一族同士でセックスをすることだった……らしい。
男の精液を女の腹の中に放出すると、男の魔力が精液に含まれている種に乗って女に魔力を与える。
女の子宮で、男の魔力と女の魔力が混ぜられた後で、再び男が性器を女の腹の中に入れると、女の体内で育った魔力が戻る。
そうすることで、男女共に魔力が増幅する。
これが、東の国の知識と、これまでのアルストメリー国の長い歴史で培った検証結果から導き出された、魔力増幅のためのメカニズム……ということらしい。
「かの国に、魔力はほぼ存在しないと聞く。もし、お前と王女がセックスをして、王女に魔力が宿ったとしたら……それをかの国に利用されないとも……限らない」
「それ程までに危険性を疑うなら……そもそも婚姻など結ばなければ良いではないですか!?」
「それは……出来ぬ」
「どうして……!」
「……王妃の顔に……泥を塗るわけにはいかない……」
目を伏せながら、父親はそう言った。
何故そこまであの王妃の肩を持つのか、理解に苦しむが、ふと考える。
(王妃が決めてきた縁談だと言うなら……)
「ノア……兄では、ダメなのですか」
王妃の息子のノアでも良いではないか。
むしろ、正妃もそちらの方がよっぽど喜ぶのではないか……。
「……ダメだ」
「何故です!?」
「ノアは白紙の子。王族として表に出す事はできない。かの国も、王位継承権を持つお前との婚姻だから受ける、と言ったのだ」
父親の説明は、いまいち俺を納得させるには弱すぎる。
俺は、さらに食い下がる。
「では仮に、俺と王女が、仕方がなく婚姻をしたとしましょう」
(本当はそんな事、仮でも考えたくないが……)
「この時点で2つ、引っ掛かることがあります。1つは王女との子供は体外受精で作らなくてはいけないという理由。もう1つは……カシーが何故、絶対に王妃になってはいけないのか」
父親は……しばらく黙った。
俺は、父親が口を開くのをじっと待った。
少しの、静寂な時が過ぎていった。
そして……出てきた言葉は……。
「……カサブランカの母親が死んだ、本当の理由を知っているか?」
かつて、王族……つまり俺の先祖である王と、カシーの先祖である王妃の時代だった頃に発見された、王の魔力を育てる方法というのが、魔力が高い一族同士でセックスをすることだった……らしい。
男の精液を女の腹の中に放出すると、男の魔力が精液に含まれている種に乗って女に魔力を与える。
女の子宮で、男の魔力と女の魔力が混ぜられた後で、再び男が性器を女の腹の中に入れると、女の体内で育った魔力が戻る。
そうすることで、男女共に魔力が増幅する。
これが、東の国の知識と、これまでのアルストメリー国の長い歴史で培った検証結果から導き出された、魔力増幅のためのメカニズム……ということらしい。
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「それは……出来ぬ」
「どうして……!」
「……王妃の顔に……泥を塗るわけにはいかない……」
目を伏せながら、父親はそう言った。
何故そこまであの王妃の肩を持つのか、理解に苦しむが、ふと考える。
(王妃が決めてきた縁談だと言うなら……)
「ノア……兄では、ダメなのですか」
王妃の息子のノアでも良いではないか。
むしろ、正妃もそちらの方がよっぽど喜ぶのではないか……。
「……ダメだ」
「何故です!?」
「ノアは白紙の子。王族として表に出す事はできない。かの国も、王位継承権を持つお前との婚姻だから受ける、と言ったのだ」
父親の説明は、いまいち俺を納得させるには弱すぎる。
俺は、さらに食い下がる。
「では仮に、俺と王女が、仕方がなく婚姻をしたとしましょう」
(本当はそんな事、仮でも考えたくないが……)
「この時点で2つ、引っ掛かることがあります。1つは王女との子供は体外受精で作らなくてはいけないという理由。もう1つは……カシーが何故、絶対に王妃になってはいけないのか」
父親は……しばらく黙った。
俺は、父親が口を開くのをじっと待った。
少しの、静寂な時が過ぎていった。
そして……出てきた言葉は……。
「……カサブランカの母親が死んだ、本当の理由を知っているか?」
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