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4.王子の葛藤
悪い予感
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「魔力の暴走が起こる条件は色々あるが、赤子の暴走が起こる理由はただ1つ。持っている魔力が体に収まりきらない時だけだ」
「でも、俺はカシーが魔法を使ったところを見た事はないです!」
そう。
俺が魔法を見せた時、カシーはニコニコと褒めるだけ。
でもカシーは、ただの1度も魔法を使った事はない。
「簡単なことだ。生まれたばかりのカサブランカには、魔力が外に漏れないよう、体内に封じる術をかけたし、魔法の使い方も教えなかったのだから」
俺は驚いた。
この国に生まれた人間であれば、大なり小なり魔法を使えないと、生活ができない。
そういう社会に、王族の……俺の先祖が作ったから……。
だからこそ、魔法を使うということは、この国に生まれた人間であれば基礎教育で習うべきことなはずだ。
それなのに……。
「カサブランカは、まさに特別な娘。この国がこれからも存続し続けるために、あの一族が命懸けで王族に授けてくれた……この国の秘宝と言っても良いかもしれない」
「ならばこそ、俺の正妃として迎えるべきではないですか」
「ならぬ」
「どうして……!!」
「……正妃ともなれば、表に出ることは多い。外国へ行く必要も、出てくる」
「それの、何がいけないのですか……!?」
「あの娘の魔力のことは、あれの父親と一部の使用人、そして私と王妃だけしか知らない……いや、知られてはならなかった」
「だから、それが何だって言うんですか!!!」
俺が声を荒げると、父親もそれと同じか、それ以上に声を荒げてきた。
「先ほど話しただろう!?魔力増幅の秘術を」
俺は、この言葉によって、瞬時に背筋が凍るような想像が頭をよぎった。
そして、その想像は、王が言わんとしていたことと全く同じだった。
「でも、俺はカシーが魔法を使ったところを見た事はないです!」
そう。
俺が魔法を見せた時、カシーはニコニコと褒めるだけ。
でもカシーは、ただの1度も魔法を使った事はない。
「簡単なことだ。生まれたばかりのカサブランカには、魔力が外に漏れないよう、体内に封じる術をかけたし、魔法の使い方も教えなかったのだから」
俺は驚いた。
この国に生まれた人間であれば、大なり小なり魔法を使えないと、生活ができない。
そういう社会に、王族の……俺の先祖が作ったから……。
だからこそ、魔法を使うということは、この国に生まれた人間であれば基礎教育で習うべきことなはずだ。
それなのに……。
「カサブランカは、まさに特別な娘。この国がこれからも存続し続けるために、あの一族が命懸けで王族に授けてくれた……この国の秘宝と言っても良いかもしれない」
「ならばこそ、俺の正妃として迎えるべきではないですか」
「ならぬ」
「どうして……!!」
「……正妃ともなれば、表に出ることは多い。外国へ行く必要も、出てくる」
「それの、何がいけないのですか……!?」
「あの娘の魔力のことは、あれの父親と一部の使用人、そして私と王妃だけしか知らない……いや、知られてはならなかった」
「だから、それが何だって言うんですか!!!」
俺が声を荒げると、父親もそれと同じか、それ以上に声を荒げてきた。
「先ほど話しただろう!?魔力増幅の秘術を」
俺は、この言葉によって、瞬時に背筋が凍るような想像が頭をよぎった。
そして、その想像は、王が言わんとしていたことと全く同じだった。
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