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4.王子の葛藤
俺を昂らせるもの
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伽の儀式の初日は、俺の16歳の誕生日となった。
この日は、舞踏会が開かれ、諸外国から数多くのゲストが招待された。
その中に、かの国の王女もいた。
まだ、10歳の少女。
名前はビオラ。婚約のお披露目の場としても使われたこの催しで、俺は初めて顔を合わせ、名前を知った。
もうだいぶ記憶は薄れているが、ビオラは確かに俺の母親に似ている。
でも、ビオラはそのことを知らないらしい。
「未来の妻として、あなたを支えられるようにがんばります」
ガチガチに固まった顔で言われてしまい、俺は苦笑するしかできなかった。
王も王妃も、この舞踏会に参加していないのは、この無邪気な王女にとっては不幸中の幸いだったのかもしれないと、思った。それと同時に
(カシーが11歳の頃は……もっと美しかった)
などとつい、カシーと比較してしまっていた。
あと少しで、カシーとの伽の儀式が始まる。
俺は今、頭の中がそのことだけでいっぱいだった。
毎夜、日替わりでさまざまな女達から、伽の方法は一通り教わった。
女達の正体は知らないが、ゴードンが国中から集めてきた安全な女達、とのことだった。
どのように肌に触れればいいのか、乳房を揉めばいいのか……ヘソ周りから下をどのように舐めればいいのか………そういう女の体の悦ばし方を仕込まれていった。
ただ、この時は女の体に自分の肉棒を入れて、自分の精を注ぎ込む……ということはしなかった。
1度だけ、体の欲に負けそうになり、女の中にそれを突っ込みそうになったことがあった。
その時は、女もまた、俺の肉棒に手を伸ばし自らの中に入れようとした。
だが、それを止めたのがゴードンだった。
「王子。それをするのは、カサブランカ様にだけでお願いします」
ゴードンは、分かっていた。
カシーの名前を出せば、他の女への肉体的な欲が一瞬にして消えるということを。
そしてそれは効果がありすぎた。
その日以来、女の体を見ても、触れさせられても俺の肉棒が興奮することがなかった。
一方で、俺の脳内にちらつくのが、ノアと、カシーのことばかり。
俺と女達が毎晩しているように、ノアが、カシーの乳をもみ、体を触り、舐めまわしているのではないか……というイメージが脳内でどんどん作り上げられていく。
女達のあられもない姿を直視しても、結局もう肉棒が勢いづくことはなかったが、カシーのそんな様子を想像しただけで、はらわたが煮えるような思いと同時に、体が反応してしまう。
そんな自分が、ますます俺は嫌いになりそうだった。
カシーとの初めての伽は、待ち望みもしたし、むしろ永遠にこないで欲しいとも、思う。
このような、相反する気持ちを抱えていたので、舞踏会の最中は婚約者であり、妹でもあるビオラを目の前にしているにも関わらず、俺は気もそぞろになっていた。
どんどん時が経つに連れ、舞踏会の参加者は徐々に減らされていく。
城中が、そうするように仕向けているから。
そして夜が深くなり始めた頃、門番から知らせが来た。
「カサブランカ様が城に到着しました」
その言葉は俺の肉体をだんだんと目覚めさせ、昂らせた。
この日は、舞踏会が開かれ、諸外国から数多くのゲストが招待された。
その中に、かの国の王女もいた。
まだ、10歳の少女。
名前はビオラ。婚約のお披露目の場としても使われたこの催しで、俺は初めて顔を合わせ、名前を知った。
もうだいぶ記憶は薄れているが、ビオラは確かに俺の母親に似ている。
でも、ビオラはそのことを知らないらしい。
「未来の妻として、あなたを支えられるようにがんばります」
ガチガチに固まった顔で言われてしまい、俺は苦笑するしかできなかった。
王も王妃も、この舞踏会に参加していないのは、この無邪気な王女にとっては不幸中の幸いだったのかもしれないと、思った。それと同時に
(カシーが11歳の頃は……もっと美しかった)
などとつい、カシーと比較してしまっていた。
あと少しで、カシーとの伽の儀式が始まる。
俺は今、頭の中がそのことだけでいっぱいだった。
毎夜、日替わりでさまざまな女達から、伽の方法は一通り教わった。
女達の正体は知らないが、ゴードンが国中から集めてきた安全な女達、とのことだった。
どのように肌に触れればいいのか、乳房を揉めばいいのか……ヘソ周りから下をどのように舐めればいいのか………そういう女の体の悦ばし方を仕込まれていった。
ただ、この時は女の体に自分の肉棒を入れて、自分の精を注ぎ込む……ということはしなかった。
1度だけ、体の欲に負けそうになり、女の中にそれを突っ込みそうになったことがあった。
その時は、女もまた、俺の肉棒に手を伸ばし自らの中に入れようとした。
だが、それを止めたのがゴードンだった。
「王子。それをするのは、カサブランカ様にだけでお願いします」
ゴードンは、分かっていた。
カシーの名前を出せば、他の女への肉体的な欲が一瞬にして消えるということを。
そしてそれは効果がありすぎた。
その日以来、女の体を見ても、触れさせられても俺の肉棒が興奮することがなかった。
一方で、俺の脳内にちらつくのが、ノアと、カシーのことばかり。
俺と女達が毎晩しているように、ノアが、カシーの乳をもみ、体を触り、舐めまわしているのではないか……というイメージが脳内でどんどん作り上げられていく。
女達のあられもない姿を直視しても、結局もう肉棒が勢いづくことはなかったが、カシーのそんな様子を想像しただけで、はらわたが煮えるような思いと同時に、体が反応してしまう。
そんな自分が、ますます俺は嫌いになりそうだった。
カシーとの初めての伽は、待ち望みもしたし、むしろ永遠にこないで欲しいとも、思う。
このような、相反する気持ちを抱えていたので、舞踏会の最中は婚約者であり、妹でもあるビオラを目の前にしているにも関わらず、俺は気もそぞろになっていた。
どんどん時が経つに連れ、舞踏会の参加者は徐々に減らされていく。
城中が、そうするように仕向けているから。
そして夜が深くなり始めた頃、門番から知らせが来た。
「カサブランカ様が城に到着しました」
その言葉は俺の肉体をだんだんと目覚めさせ、昂らせた。
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