【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

桜葉詩織

文字の大きさ
102 / 455
4.王子の葛藤

まだ足りません ※

しおりを挟む
俺は、自分の肉棒をカシーに擦り付けるように、腰を動かした。

俺が腰を動かす度に、俺の肉棒の付け根と、カシーの性器の入口がぶつかり、ぱんぱんとリズミカルな音を奏でる。
お互いの性器を覆う毛の部分が擦れ合う。
気を抜いてしまえば、すぐに射精してしまいそう。

(終わらせたくない。できれば、ずっとこのまま繋がっていたい……!でも……)

カシーの表情が、とても痛々しい。
苦しいことに耐えているということが、明らかに分かった。
そんな苦痛を与えているのが自分、というのが、耐えられそうになった。

俺は、本能のまま動く。

「あっ……ん…………痛……い……」

カシーの目からはどんどん涙が溢れている。
その涙を止めてあげたいのに、俺が泣かせている。
早く……終わってしまえ……。

ぱん、ぱん、ぱん。

体の中にどんどん快感が溜まって行く。
俺の理性は、どんどん失われて行く。
カシーに、俺の精子を注ぎ込みたい。
カシーを俺の色に染めたい。

そう思った一瞬のこと。

「うっ……」

俺の肉棒から、液体が勢いよくぴゅっと発射された。
脳が、その快感に侵食された。
その瞬間、とても癖になりそうだった。
満足感と背徳感。
相反する2つの気持ちが、ふっと湧き上がる。
その上で、俺の身体は幸福だと言わんばかりに、リラックスモードに突入している。

(カシーは……)

ふと無意識にカシーの表情を見たことを、俺は後悔した。
この目は、前に1度食事で出た、魚の姿煮の目玉のように、光が一切宿っていない。
カシーの入口からは、とろりと俺の精子がカシーの桃色に染め上げられ、ぽたりぽたりとシーツに染みを作った。
それはまるで、カシーが全力で俺を拒絶しているかのようだと、思ってしまった。

「王子」

メイドが側についていたことなど、すっかり忘れていたが、声をかけられたことで現実に引き戻される。

「まだ足りません。もう1度、お願いできますか?」
「……何?」
「これでは、精子の必要量が足りませんので」
「何だと……?」

俺の心は、とても肉棒が反り勃つ状態じゃない。

「……無理だ。伽は、中止にする」

俺はそのままベッドから降りて立ち去ろうすると、ゴードンが出口を塞いだ。

「なりません、王子」
「カシーはもう無理だ。俺も気分が萎えた。また後日改めて」

と言ったところで、急に背後から誰かに羽交い締めにされた。

「なっ……!?無礼な……!」
「王子、大変申し訳ございませんが、これも全て、この国のためですから」

ゴードンはそう言うと、俺のしぼんだ肉棒と毛に、光り輝く液体を塗った。
急に、体が熱くなる。

「やっ……やめ……ろ……」

意思に反して、肉棒はどんどん復活していく。
そして訴える。

穴に、入りたい。
肉をかき分けて、擦り付けたい、と。

「くっ……」

(体が熱い……どうにかなりそう……)

「王子」

ベッドの方から別のメイドが声をかけてきた。

「こちらの準備はできました。さあ、どうぞもう1度中にお入りください」

その準備というのは、ぐったり意識を無くしたカシーの体を、俺が入りやすい体制に整え、また彼女の中にも液体を入れるというもの。

「こんなことして……何の意味が……」
「王子、あなたはただ、義務をこなせば良いのです。何も考えなくて良いのです」

ゴードンがそう言った途端、俺は何かの力に引き寄せられ、カシーの足の間に入り、再びカシーと繋がった。
その瞬間、俺は人間としての理性を完全に失い、意識を失ったカシーを犯すだけの、人の形をした獣に成り下がった。

ぱん、ぱん、ぱん。

音が響けば響くほど、俺の体は興奮に酔いしれていた。
俺の心は、もう何も考えることができなかった。
それが4回ほど続けさせられ、ようやく解放された時、カシーの中には、俺の白色がみっちりと詰められていた。

「お勤め、大変ご苦労様でした。エディ様」

ゴードンが無機質な声で言い放つのを、朝日がだんだんと差し込む、明るさを取り戻す部屋の中で俺は聞いてから意識を失った。
しおりを挟む
感想 73

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――

金斬 児狐
ファンタジー
 ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。  しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。  しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。  ◆ ◆ ◆  今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。  あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。  不定期更新、更新遅進です。  話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。    ※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。

処理中です...