【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

桜葉詩織

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6.想定外だった彼の想い

仮説から見えてきた、王子の気持ち 

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(良かった……効果はあったみたい……?)

歯が当たったのは……仕方がない。
私の心は処女だ。
これもご愛嬌だ。と、言い訳させてもらう。

唇をそっと離した私はエディ王子の顔を……カサブランカの豊満な胸に埋めさせている。
柔らかいもふもふした触感は、触っているだけで心地よさを与えるから……きっとカサブランカの胸も、癒しの道具として使えるだろうと咄嗟に思いついた。

私の前世の胸では、残念ながらこんな技は出来ない。
できて……腹肉か?

って!そんなくだらないことを考えている場合では……ない。
さて……と。
この次……どうしようか?
まだこのタイミングで、伽は完遂できていない。
王子の精子をカサブランカの中に入れるために繋がる……という行為をしなければ、伽は終わらない。

気になるのは2つ。

まず1つ目。
「無駄だ。……今日は……無理なんだ……」

という王子のセリフ。
どうして、今日は……と限定した?

そしてもう1つ。
私が気を失う直前にエディ王子が執拗に言った人物の名前。

「……お前を外に出したのはノアか?」
「お前は、ノアに唆されて外に出たんだろう」
「ノアを庇うことは、もう許さない」

これら2つのことから、仮説を立ててみる。

今日……何かが王子に起きた。
だから伽がうまくいかない事象が起きた。
そしてその事象に、王子は心当たりがある。
私には、それは分からない。
カサブランカの記憶の中にも、ヒントは見つからない。

そしてもう1つ。
これは、噴水での出来事も合わせて考えれば、すぐに想像ができた。
エディ王子は、私……というより、カサブランカがノアと関わることを嫌悪している。

ノアは、カサブランカの性の指南役。
小説には存在していなかったので、私は知らなかった存在。
エディ王子の兄上であり、さらに……私の正体を見抜いた存在。

ここまで考えてからふと、ノアが私に言い残した言葉が脳内に蘇る。

「こちら側、に来ていただく覚悟がおありでしたら、明日伽が終わった後でまたお会いしましょう」

こちら側に来るの意味はわからないが、この伽の後にノアは私と、会おうとしているのは間違いないだろう。
からの……王子の先ほどのこの言葉だ。

「あいつの所になんか行くな、行かないでくれ」

これを、変換してみる。

「ノアのところになんか行くな」

これが、王子が言いたかった言葉だと解釈をすると、可能性の1つが浮かび上がった。

ノアは私……カサブランカをこちら側に連れて行こうとしている。
それを、エディ王子は知っていたとしたらどうだろう。
そして、それこそが、王子の不調の原因だったとしたら……?

(ま、まさか……)

細い糸を手繰るような仮説立て。
これが当たっているなんて保証、どこにもない。
むしろ恋愛は娯楽物からの耳年増レベルの私だから、外れてる可能性の方が高いかもしれない。
だけども。
今私が手に入るヒントを組み合わせると、どうしてもこの答えに辿り着く。

(エディ王子って……カサブランカのことが好きなんじゃないだろうか……?)
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