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6.想定外だった彼の想い
カサブランカが、好きだ……!
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私の問いかけを聞いたエディ王子は、ぱっと顔を上げて、私の顔を見た。
驚いた表情をしていた。
「カサブランカの事が……好き?」
ぼそりと、エディ王子が私が言ったことを、そのままオウム返しをしてくれたことで、私は致命的なミスに気づく。
(やば……!この場合、カサブランカが、じゃなくて……私が、と言わなきゃじゃん……!バレるかも、じゃなくて思いっきりバラしてるじゃん自分で!!バカか、おバカなのか私は!)
「…………カサブランカが……好き……好き……」
エディ王子は、私の顔を見て、また小さな声で呟く。
その声は、ほとんど息だった。
内心の焦りを悟らせまいと、私は精一杯微笑んでみた。
ピンチの時ほど笑えと、言うではないか。
そんな私の、必死の作り笑いを見たエディ王子は、猫のように目を丸くしていた。
(何これ、可愛い。スマホがあったら写真撮りたい。絶対売れる)
私は、ついエディ王子の頭を撫でたくて、手を伸ばそうとした。
すると、エディ王子は私が伸ばした手を掴んだ。
(えっ……!?)
エディ王子は、私の手をそのまま自分の口元に近づけさせ、ちゅっと私の手の甲に唇を落としてきた。
(えっ……?えっ……!?)
それからエディ王子は、私の手のひらにもキスを落とし、腕、二の腕にもキスを繰り返してくる。
(ちょっ……!?ど、どうした……!?)
そして、エディ王子は、鎖骨、首筋に触れるだけのキスをしたり、ぺろりと舐めてから、ちゅうっと首筋を軽く吸った。
「え……エディ王子……?」
私はそのくすぐったさに耐えられず、エディ王子に話しかける。
エディ王子は私の言葉には応えず、私の両頬を優しくエディ王子の手のひらで包む。
その時だった。
(……っ!?ま、眩しい……!?)
今まで私は、少し悪い笑みか、怒っている表情、苦しそうな表情など、エディ王子のネガティブな表情しか見た事がなかった。
だけど、今私が見せつけられているのは、心からの優しい微笑み。
(うわっ……!イケメンの本気の笑みの破壊力、やばすぎ……!!)
エディ王子は、彼の左手でさわさわと私の頬を撫でながら、彼の右親指で私の唇に触れている。
「好き……」
このエディ王子の声は、さっきまでのオウム返し状態から変わった。
色づいたというべきか、熱が込められた、というべきか。
「好き……カサブランカが、好き……だ……!」
驚いた表情をしていた。
「カサブランカの事が……好き?」
ぼそりと、エディ王子が私が言ったことを、そのままオウム返しをしてくれたことで、私は致命的なミスに気づく。
(やば……!この場合、カサブランカが、じゃなくて……私が、と言わなきゃじゃん……!バレるかも、じゃなくて思いっきりバラしてるじゃん自分で!!バカか、おバカなのか私は!)
「…………カサブランカが……好き……好き……」
エディ王子は、私の顔を見て、また小さな声で呟く。
その声は、ほとんど息だった。
内心の焦りを悟らせまいと、私は精一杯微笑んでみた。
ピンチの時ほど笑えと、言うではないか。
そんな私の、必死の作り笑いを見たエディ王子は、猫のように目を丸くしていた。
(何これ、可愛い。スマホがあったら写真撮りたい。絶対売れる)
私は、ついエディ王子の頭を撫でたくて、手を伸ばそうとした。
すると、エディ王子は私が伸ばした手を掴んだ。
(えっ……!?)
エディ王子は、私の手をそのまま自分の口元に近づけさせ、ちゅっと私の手の甲に唇を落としてきた。
(えっ……?えっ……!?)
それからエディ王子は、私の手のひらにもキスを落とし、腕、二の腕にもキスを繰り返してくる。
(ちょっ……!?ど、どうした……!?)
そして、エディ王子は、鎖骨、首筋に触れるだけのキスをしたり、ぺろりと舐めてから、ちゅうっと首筋を軽く吸った。
「え……エディ王子……?」
私はそのくすぐったさに耐えられず、エディ王子に話しかける。
エディ王子は私の言葉には応えず、私の両頬を優しくエディ王子の手のひらで包む。
その時だった。
(……っ!?ま、眩しい……!?)
今まで私は、少し悪い笑みか、怒っている表情、苦しそうな表情など、エディ王子のネガティブな表情しか見た事がなかった。
だけど、今私が見せつけられているのは、心からの優しい微笑み。
(うわっ……!イケメンの本気の笑みの破壊力、やばすぎ……!!)
エディ王子は、彼の左手でさわさわと私の頬を撫でながら、彼の右親指で私の唇に触れている。
「好き……」
このエディ王子の声は、さっきまでのオウム返し状態から変わった。
色づいたというべきか、熱が込められた、というべきか。
「好き……カサブランカが、好き……だ……!」
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