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7.呪われしアルストメリー
アザレアの力
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「ようやく、この時がきましたわね……」
プルメリアはそう言うと、まるで中世の騎士がするような礼を、そのイケメンにした。
イケメンは、何かを言おうと口をモゴモゴしているが、何も聞こえてこない。
他の黒い骸骨だったものは、おどろおどろしい単語を次から次へと発しているというのに。
「やはり、時間が経ちすぎているから、想念が足りないせいか……」
「ノアにしては……良い仮説ですわ」
想念。まただ。
私の理解に追いつかないことが次から次へと出てくる。
でも、今それを聞くことは躊躇われた。
この3人の雰囲気から、一分一秒とも待っていられない、というのが分かったから。
「アザレア、動けます?」
「え……?私……ですか?」
「あなたの力が、今必要ですわ」
アザレア。
ただの少女ではないのか。
一体彼女に、どんな力があると言うのか。
「プルメリア様……でも……私……」
アザレアの手足が震えているのは、私でも分かった。
そんなアザレアをプルメリアが優しく抱きしめながら
「あなたになら出来ますわ。前もできましたでしょ?」
プルメリアがそう言うと、一瞬アザレアは私を見た。
(え……?)
アザレアと一瞬目が合ったが、アザレアがぱっと私から顔をそらした。
それからアザレアはプルメリアの目をしっかり見て
「プルメリア様、分かりました。私、もう1度頑張ってみます」
と言った。
「さすがアザレアですわ」
プルメリアに褒められてご満悦なのか、ほっこりとした笑顔を浮かべてから、元黒い骸骨のイケオジの前に立った。
それから、アザレアはすうっと息を吸った。
すると、イケオジがするっとアザレアの体の中に入っていった。
そして、全部入り込んだかと思うと、アザレアの口から
「王を、滅ぼせ。国を、壊せ」
と、男性の声がした。
プルメリアはそう言うと、まるで中世の騎士がするような礼を、そのイケメンにした。
イケメンは、何かを言おうと口をモゴモゴしているが、何も聞こえてこない。
他の黒い骸骨だったものは、おどろおどろしい単語を次から次へと発しているというのに。
「やはり、時間が経ちすぎているから、想念が足りないせいか……」
「ノアにしては……良い仮説ですわ」
想念。まただ。
私の理解に追いつかないことが次から次へと出てくる。
でも、今それを聞くことは躊躇われた。
この3人の雰囲気から、一分一秒とも待っていられない、というのが分かったから。
「アザレア、動けます?」
「え……?私……ですか?」
「あなたの力が、今必要ですわ」
アザレア。
ただの少女ではないのか。
一体彼女に、どんな力があると言うのか。
「プルメリア様……でも……私……」
アザレアの手足が震えているのは、私でも分かった。
そんなアザレアをプルメリアが優しく抱きしめながら
「あなたになら出来ますわ。前もできましたでしょ?」
プルメリアがそう言うと、一瞬アザレアは私を見た。
(え……?)
アザレアと一瞬目が合ったが、アザレアがぱっと私から顔をそらした。
それからアザレアはプルメリアの目をしっかり見て
「プルメリア様、分かりました。私、もう1度頑張ってみます」
と言った。
「さすがアザレアですわ」
プルメリアに褒められてご満悦なのか、ほっこりとした笑顔を浮かべてから、元黒い骸骨のイケオジの前に立った。
それから、アザレアはすうっと息を吸った。
すると、イケオジがするっとアザレアの体の中に入っていった。
そして、全部入り込んだかと思うと、アザレアの口から
「王を、滅ぼせ。国を、壊せ」
と、男性の声がした。
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